水槽のことについて

アクアリウムを始めようかと考えている人には役立つかも

2003年9月13日撮影の海水魚水槽の全景

水槽や濾過装置の基礎知識について紹介しましょう。あくまで初心者向けということで、簡単に(信憑性も怪しいことご承知置きください)(^_^;

 1.水槽

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水槽は、その素材から大きく分けて、ガラス水槽とアクリル水槽があります。

ガラス水槽は、一般的で品数も多く、サイズや価格も選択肢は広がります。アクリル製に比べてキズが付きにくいですが、重量はかさみます。

アクリル水槽は、軽量ですがキズが付きやすいのが欠点のようです(使ったことがないので・・・)。夏休みの自由研究用的なものを見かけますが、軽量性を生かして超大型の特注品でアクリルが採用されるようです。しかし、やっぱガラス製が一般的でしょう。

素材とは別に、濾過装置や蛍光灯、保温器具などが一体化され、デザイン的にコンパクトにまとめられた水槽がインテリア水槽と呼ばれています。アリーナ・ミニがこれに当たりますね。ミニというからには、当然のこと兄貴分があって、アリーナという一回り大きなサイズのものもありますよ。

水槽のサイズはいろいろありますが、よく45cm水槽とか、60cm、90cmという単位を耳にします。これらは規格水槽として代表的なサイズの水槽の幅を指していて、濾過能力や飼育可能な個体数を相談する際に、この単位が目安に使われます。3種類だけ紹介しますが、当然これ以上のサイズもあるわけで(一部これらの間のサイズ)詳しくははショップの人に聞いてね。特に重量に注目!。床が抜けないか、テーブルが潰れないか、よ?く考えてみよう。

一般的な水槽のサイズ(規格水槽)
名称 幅×奥行き×高さ(mm) 水容量 水槽セット重量
45cm水槽 450×300×320 37L 約70kg
60cm水槽 600×300×360 56L 約90kg
90cm水槽 900×450×450 155L 約200kg

 2.濾過装置(フィルター)

濾過装置は、魚を飼育するうえで最も重要な器材です。

狭い水槽の中で魚が生息すると、その排泄物や餌の食べ残しで水質は悪化します。特に排泄物に含まれるアンモニアは魚にとって有害で、水中のアンモニア量が一定量を超えると魚は生きていけません。

濾過装置は、ゴミなど目に見える汚れを取り除いてくれるのと一緒に、濾過装置に生息する濾過バクテリアと呼ばれる硝化細菌がアンモニアをほとんど無害な硝酸塩に変えてくれます。

ほとんど無害な硝酸塩は、定期的な水換え(一部の水を汲み出して新しい水を加えること)で排除します。これぞ水槽内の環境サスティナブル!。

濾過装置にはいくつかのタイプがあるので、簡単に紹介しておきますね。

底面式フィルター

水槽内の砂利の下に薄い空洞を作る板を置いて、底で集めた水を水中ポンプあるいはエアーの浮力で立ち上げパイプを通して循環させるタイプの濾過装置です。分かります?分からなかったらNISSOさんの商品写真を参考にしてください。一般的にバクテリアが住み着いた底砂が濾過材の役割を果たしますが、フィルターを敷く場合もあるようです。

アリーナ・ミニも底面式フィルターを採用していますが、実はパイプで上に立ち上げた水を更に小型密閉式の上部フィルターを通す仕組みになっていて、小さいぶん二段構えの構造になっています。水中ポンプの場合は静かで良いのですが、熱を持つため夏場は水温が上がりやすいのが欠点です。

上部フィルター

一般的によく見かける濾過装置ですね。水槽の上部に設置するタイプのフィルターで、一般的にはポンプで吸い上げた水を広げた濾過材マットの上に流し込み、濾過材を通った水を水槽に戻す仕組みです。

パワーフィルター(外部式フィルター)

これは結構高額な装置なので、私のテリトリーから外れます。ショップに行くと大型水槽の脇や下に設置されているのを見かけますね(もちろん、商品も置いてあるでしょうが・・・)。密閉式の機械って感じがしますが、きっと濾過能力がすごいんでしょう。

スポンジフィルター

小型水槽とセットでよく売られていますよね。小型のスポンジのような素材を水中にセットして、エアーを送ってスポンジに水を通す仕組みです。安くて手軽ですが、濾過能力は非常に限られることをお忘れなく。

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