その他の器具など

水槽と濾過装置以外に必要な道具

水槽と濾過装置以外で、海水魚を飼うのに必要な道具を紹介しましょう。

 1.水槽に入れるもの

底砂

アリーナ・ミニは底面濾過フィルターを使っているので、底砂が必要です。他の濾過装置を使っている場合は特に無くても構いませんが、水中の再現という面ではあった方が自然ですよね。ただし、ちょっと掃除が面倒になります。

私は完全な砂のタイプではなく、ちょっとだけ粗めのものを使っています。底床クリーナーを使う際に、細かすぎると吸い上げてしまうためです。サンゴ砂は、水質が酸性になると少しずつ溶け出して弱アルカリ性の水質を確保してくれる優れもので、かつ多孔質でバクテリアも育ちやすいので底面濾過には向いていて淡水水槽でも使う場合があります。

ライブロック

ライブ・ロックは、ロックのライブのことではなく(^_^;)、生きている岩という意味です。自然界で採取された多孔質の石で、その無数の孔にいろんな微生物が生きたまま供給されているので、このように呼ばれています。

実際に我が家のライブロックをよ?く観察してみると、すっごく細い糸が揺れている。何かの菌糸のようでもあるけど、実はにょろにょろと這い回っている。もっとよく見ると、それはまるでイカのような、とっても小さな生き物の足(?)だと分かりましたが、想像を絶する世界の生き物のようです。ほかにもいろんな生き物が住み着いていそうで、実はちょっと怖い。。。

ショップでは、どのライブロックにしようか、さんざん水槽の中に手を突っ込んで選んでいたのですが、今思い返すと少し控えておけば良かったと・・・。

水温計

詳しい説明は不用ですよね。キスゴムで水槽のガラス面に止めておきますが、水流ではげ落ち安いので、なるたけ小さいものを使っています。そんなに正確さは必要ないので、これで十分です。

海水魚や熱帯魚は、一般的に28度前後の水温をキープする必要があって、低くても高くてもダメです。冷めてしまう場合は、サーモスタット付きのヒーターが自動的に暖めてくれるので、何ら問題ありません。問題は夏場、暑くなりすぎるのをどう冷ますかです。水槽に取り付けるファンが安く売られていますが、海水の場合は漏電の虞ありと使用禁止になっています。試しに扇風機を回しっぱなしにしてみましたが、水面に風が当たらないと効果はほとんど期待できません。実は水槽専用のクーラーというものが売られているのですが、これは本物のクーラー並みの値段がする代物で、だったら部屋のクーラーを点けっぱなしにしておいた方が安いような・・・。今年(2003年)の夏は涼しくて助かりました。

 2.水槽には入れないもの

比重計

海水の塩分濃度を測る器具です。ひょっとしてすごい仕組みが隠されているのかどうかは分かりませんが、外観的には単純なプラスチックケースのような感じ。

とは言え、海水魚を飼うのには何をさておいても必要な道具なので、皆さんも買いましょう(これが2千円くらいするんだけどね!)。

底床クリーナー

底砂を敷いていると汚れが溜まってきますので、砂の中まで掃除するのに必要な道具です。

ホースは水槽より下に垂らしておき、筒の方を水中で素早く上下に振ると、サイフォンの原理で水槽内の水を汲み出すことができます。その際に砂底を一緒に吸い上げて、ゴミなどは水と一緒に外に排出され、砂は筒の途中で浮力を失い落下する仕組み。

バケツとポンプ

水を扱いますので、もちろんバケツも必要になりますね。当たり前?確かに。

でも、バケツの中に入っているものは気づかなかったでしょう。灯油を入れる際に使っていた手動ポンプですが、電動のヤツを買ったので、きれいに洗って水換えの際に使っています。便利ですよ。

タイマー

毎日、決まった時間にライト等の電源を入り切りしてくれます。このタイマーは、24時間に入り切りを2サイクル設定できます。

生活サイクルが一定の家庭ならよいのですが、飼い主が帰宅が遅かったり朝寝坊したりしても、タイマーがあることで魚くんの生活リズムを守ってあげられます。また、ライトの点灯時間が長いとコケが生えやすくなりますので、その防止にも役立ちますよ。

エアーポンプ

エアーをおくってあげる機械。海水は淡水に比べると酸素が溶けにくいそうです。淡水だと水草で溶存酸素を増やすこともできるけど海水はそうもいかないしね。

海水が飛んで潮がこびり付くの嫌い最初は廻さないでいましたが、それでも別段問題は無かったようなので、無くてもいいかも。特に上部フィルターを使っていれば。

餌、コンディショナーなど

餌もやっぱ絶対に必要ですよね。一般的にはドライフードを使いますが、たまには天然もののごちそうをあげたら喜ばれるかな。

イソギンチャクには1週間に1度だけ、生アサリの身を切ってあげています。そうすると、飼い主も1週間に1度はアサリの味噌汁か酒蒸しを食べることになるわけですね。先日、試しにアサリを水槽内に1日入れておいたら生きていましたので、これからは同じ水槽内で飼ってみようかと思案中。

バクテリアを足したりする類のものは、海水魚にしてからはまだ使ったことがありません。水質を検査する試薬や病気治療薬も使っていません(もとい、持っていません)。

魚をすくったり、ゴミをすくったりと、魚を飼育していると絶対に必要ですね。釣りをしていると、キャッチ&リリースする場合にはなるべく魚を手で掴まないようにします。人の体温で魚の皮膚をやけどさせてしまったり、保護に必要な粘膜を取ってしまうためです。

 3.その他

ここから先は、今後のお楽しみってことで。。。。

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