ダイビング用に最適なデジカメを比較、おすすめはこれ!(2020年7月版)

画質にこだわるか、防水カメラを買うか、悩みどころ。さらに防水のアクションカメラも登場し、ダイビングの世界はますます広がります!

 

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 ダイビング用のデジタルカメラの選び方、ポイントは?

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 1.画質や機能にこだわるなら、お薦めはこれ!

①ソニー「Cyber-shot DSC-RX100シリーズ」

ソニー SONY コンパクトデジタルカメラ Cyber-shot(サイバーショット) DSC-RX100M5A

価格:96,204円
(2020/7/29 22:43時点)

高画質で高性能なコンパクトデジタルカメラで、ダイビングにも使いたい方におすすめのカメラは、ソニーの「Cyber-shot DSC-RX100」シリーズです!。

最初に、初代 DSC-RX100が発売されたのは、8年前の2012年6月のこと。それからほぼ毎年、マークII、マークIII、マークIV、・・・と、バージョンアップされた新機種が発売され続けていまが、なんと何れのモデルも、未だに大人気で、現役で販売され続いています!。価格.comの「デジタルカメラ 人気売れ筋ランキング」では、星の数ほど多くあるであろうデジカメの中で、何れの機種も2桁台以下の人気ぶりです。特に、2014年発売のM3は、最新のM7の4位の座をも脅かす、6位という人気!。もちろん、性能だけ望めば最新機種がベストモデルだと思うのですが、前モデルは価格が下がっているので、旧型ほどコスパが高くなります。最新モデルは、2019年8月に発売された「DSC-RX100M7/M7G」ですが、M6以降はソニーの純正ハウジング(MPK-URX100A)が適合しません。

機種発売日最安値人気
DSC-RX1002012年6月 4万円36位
DSC-RX100M22013年7月 5万円59位
DSC-RX100M32014年5月 6万円6位
DSC-RX100M42015年7月 8万円65位
DSC-RX100M52016年10月
DSC-RX100M5A2018年7月 10万円21位
DSC-RX100M62018年6月 12万円41位
DSC-RX100M72019年8月 13万円4位

※ 最安値(目安)と人気は価格.comを参考にしました(2020年7月29日調べ)。

M2では、初代からセンサーは変わりましたが、レンズや撮影性能に変化は無く、Wi-Fiなど便利機能が追加されました。M3からは、画像処理エンジンとレンズが変わり、M2のマイナーチェンジに比べたら、フルモデルチェンジくらいに変化しました。M4では、特に動画撮影が、従来のフルHDから「4K」へと進化したのが注目点です。そして M5では、AFの高速&高精度化が極められ、AFのスピードは世界最速の0.05秒を実現、コンパクトカメラが一眼レフカメラを超える時代の始まりです(笑)。

ちなみに水中ハウジングは、ソニーから「アンダーウォーターハウジング MPK-URX100A」(希望小売価格30,000円+税)が発売されていますが、対応機種はDSC-RX100からM5Aまでで、M6とM7には対応していません。

そこで個人的には、価格と性能のバランスを考慮すると、新型に拘らなければ、やはり「DSC-RX100M3」が価格もこなれてきて、性能的にもお薦めだと思います!。

なお、さすがに『世界のソニー』、人気のソニーのデジタルカメラには、国内の水中カメラ機材メーカーだけでなく海外メーカーからも、サードパーティの水中ハウジング(防水プロテクター)が何種類も発売されています。メーカー純正のハウジングと比べると価格は高いですが、その分、防水性能と操作性は優れています。余裕のある方は、最新機種を狙ってみては?。

ソニー Cyber-shot DSC-RX100M3

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感想(15件)

ソニー Cyber-Shot DSC-RX100M7

価格:133,619円
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 2.簡単・便利な防水カメラを選ぶなら、お薦めはこれ!

『ダイビングや旅行の思い出に、スナップショットは残したいけど、カメラを趣味にしようとは思わない』というダイバーには、手軽に使える、高い防水性能を備えたデジタルカメラ(防水カメラ)がおすすめです!。ダイビング旅行中に、船上やビーチで濡れた手で操作しても安心ですし、夏休みのプール等でも活躍しそうです(笑)。

体験ダイビングで潜れる最大水深は、12mまで。初級ダイバーのライセンスである「Cカード」を所有すると、水深 18mまで潜れ、さらにPADIのアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースなどを受講すると、水深 30mまで潜ることができます。各自のダイビング目的やスキルに応じて、それぞれの最大水深までの防水性能がある防水カメラを購入してください。

ただし、カメラの防水圧(耐水圧)は、基本的に、静水の中で計った静水圧。水中でカメラを急激に動かしたり、流れのある水の中に入れたり、水が勢いよく出ている蛇口の下では、結構大きな水圧が余計に掛かります。最大水深の値を信じて、水中でカメラを乱暴に扱うと、水没する恐れもありますので、ご注意ください!(汗)。安心してダイビングを楽しむためには、たとえ防水カメラでも、水中ハウジングや防水プロテクターに入れて使う方がベターです!。

防水カメラをダイビングで使う際の注意点!

  1. 使用前に各種カバー・パッキンを点検し、水没テストをすること。
  2. 最大水深と使用時間を守ること。
  3. 水中でカメラを乱暴に扱わない、カメラに強い衝撃を与えないこと。
  4. 使用後は、水道で強い水圧をかけたりエアプローで水滴を飛ばしたりしないこと。塩抜きで長時間水に浸けないこと。

②オリンパス「Tough TG-6」

防水カメラで最初におすすめしたいのは、オリンパスの「Tough TG-6」(発売日:2019年7月26日、レッドとブラックの2色、オープン価格)。防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露といったタフ性能を有し、ハードな環境でも安心して撮影を楽しめます。さらに、オリンパスからは、TG-6専用の「防水プロテクター PT-059」(耐圧水深45m、オープン価格)が販売されていて、安心してダイビング中の写真撮影を楽しむことが出来ます。

Tough TG-6は、そのタフさだけでなく、高画質カメラとしての性能も、相当なものです!。他の防水カメラは、たいてい小さな径のレンズを採用していますが、Tough TG-6のレンズ径は比較的大きく、F値もW2.0~T4.9と明るいレンズを搭載しています。防水カメラと侮るなかれ、画質的にもハイエンドのコンデジに迫る性能を有しています。カメラ以外の機能でも、動画撮影は4K(3840×2160)対応、GPSとWi-Fiを搭載するなど、贅沢すぎるほど(笑)。

特に、水中での高画質撮影を可能にする「水中モード」が、とても充実しています。水中撮影モードは、何と ①水中マクロ ②水中顕微鏡 ③水中ワイド ④水中スナップ ⑤水中HDR の5種類!。さらに、水深にあわせて最適な色再現が得られるように、水中ホワイトバランスで選択できる設定は3種類もあります。

またTG-6では、TG-5には無かった全周魚眼対応のフィッシュアイコンバーターレンズが追加され、水中撮影対応のアクセサリーがますます充実しました。


オリンパス OLYMPUS 防水プロテクター PT-059

価格:33,000円
(2020/7/29 22:21時点)

③リコー「WG-70」

もう少し予算を抑えたい方には、リコーの「WG-70」(発売日:2020年3月13日、ブラックとオレンジの2色、オープン価格)がおすすめです。防水14m、防塵、耐衝撃1.6m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露といったオリンパスToughにも劣らないタフ性能を有し、ハードな環境でも安心して撮影を楽しめます。さらに、水中撮影機材メーカーのSEA&SEA(シーアンドシー)からは、リーズナブルな「DX-6G ハウジング」(耐圧水深55m、¥30,000+税)が発売されています。カメラ(WG-70)とハウジング(DX-6G)の両方がセットになった「DX-6G カメラハウジングセット」も売られていて、併せて5万円台から買うことが出来ます!。

カメラの性能的には、オリンパスのTough TG-6ほどレンズは明るくなく、F値はW3.5~T5.5ですが、同じサイズの1/2.3型CMOSを搭載し、有効画素数はTG-6の1200万画素に対して1600万画素もあります。光学ズームはTG-6の4倍に対して5倍まであり、サイズ的にはほぼ同じですが、重さはWG-70の方が20%以上も軽いです。

水中撮影の機能としては、だいぶTG-6には見劣りしますが、水中撮影したデータを元に画像処理を行い、水中で失われがちな赤系の色やコントラストの補正を行う「マーメード」モードを搭載しています。また、レンズの周囲に配置した6灯のLEDが点灯してスーパーマクロ撮影ができる「デジタル顕微鏡モード」では、最大6.6倍までズームができ、まるで顕微鏡を覗いたような驚きの写真が撮れます。マクロ派のダイバーには、とても重宝しそうな機能です!(笑)。

ダイビング用に最適なカメラを比較、おすすめはこれ!
製品名
(製品HP)
ソニー
DSC-RX100M3
オリンパス
Tough TG-6
リコー
WG-70
カメラ
(発売日)
(予算目安)
サイバーショット RX100マーク3
(2014年5月30日)
6万円前後
オリンパス・タフ TG6
(2019年7月26日)
4万円台
RICHO WG-70
(2020年3月13日)
3万円位
防水性能     15m   14m
ハウジング
(予算目安)
アンダーウォーターハウジング MPK-URX100A
SONY MPK-URX100A
3万円前後
防水プロテクター PT-059
OLYMPUS PT-059
3万円前後
シー&シー DX-6Gハウジング
Sea&Sea DX-6G
3万円前後
撮像素子画素数
サイズ・タイプ
2,010万画素(有効)
1.0型 CMOS
1,2000万画素(有効)
1/2.3型 CMOS
1,600万画素(有効)
1/2.3型 CMOS
レンズ焦点距離
F値
24mm~70mm
F1.8(W)~F2.8(T)
25mm~100mm
F2.0(W)~F4.9(T)
28mm~140mm
F3.5(W)~F5.5(T)
光学ズーム
(Digital Zoom)
2.9倍
(最大x44倍)
4倍
(最大x2倍)
5倍
(x7.2倍)
最短撮影距離 5cm(標準)
5cm(マクロ)
10cm(標準)
1cm(マクロ)
50cm(標準)
1cm(1cmマクロ)
動画撮影サイズ
フレームレート
1920x1080(フルHD)
60p
3840x2160(4K)
30p
1920x1080(フルHD)
30fps
液晶モニター 3.0型 123万ドット 3.0型 104万ドット 2.7型 23万ドット
Wi-Fi / GPS Wi-Fi / - Wi-Fi / GPS - / -
水中撮影機能 水中撮影モード(5種類)
水中ホワイトバランス(3種類)
水中ピクチャーモード
マーメード撮影モード
マーメードムービー
本体サイズ
重量
幅102x高58x厚41 mm
290g
幅113x高66x厚32 mm
253g
幅123x高62x厚30 mm
193g
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 3.防水ビデオカメラ・アクションカメラなら、おすすめはこれ!

最近はデジカメだけでなく、「デジタルビデオカメラ」や「アクションカメラ」でも、水深20mとか30mもの防水性能を誇る製品が登場してきました。デジカメで水中写真だけでなく動画を撮影するのも楽しいのですが、普段からビデオを撮る機会が多い人は、一層のこと、ビデオカメラで水中写真&動画撮影を楽しむってのも、アリかもしれませんよ!

「アクションカメラ」とは、マウンテンバイクやスキーなど、アウトドア・スポーツを楽しむ際に、ヘルメット等に装着して、臨場感あふれる動画を撮影ることに特化した、小型のデジタルビデオカメラのこと。防水性能の高いアクションカメラも登場してきたので、いよいよダイビングでも、アクション動画を楽しむ人が増えてきそうです。ただし、手に持たずに、あまり上手くないダイバーが身体に着けて撮影した動画だと、見ているだけで「波酔い」してしまいそう・・・(汗)。

もちろん、デジカメでも動画は撮影できます。YouTubeで、2015年発売の「ニコン Coolpix AW130」(発売当初4.5万円~最安値3万円)で海中撮影したというビデオ映像を見つけました。これを見ると、『やっぱ道具じゃなくて、腕なんだなぁ~』って、感心します・・・(汗)。

④オリンパス「STYLUS TG-Tracker」

水深:30m】、2016年6月発売、メーカーHP

TGトラッカーは、オリンパスのデジタルカメラ「タフシリーズ」の系譜を受け継ぐ待望のフィールドログカメラとして、2016年に誕生しました。素晴らしい商品コンセプトだったと思うのですが、残念ながらあまり売れず、カメラ市場の縮小もあって、生産終了となってしまいました…(汗)。当時は3万円弱で買えた商品ですが、今では市場在庫も底をつき、希少品として新品は逆に高額となり、中古でもあまり値下がりしていません。状態の良いものが見つかれば、絶対欲しい逸品です!(笑)。

TGトラッカーには可動式ステディグリップが同梱されているので、泳ぎながら前方を撮影するのに、とても便利。また、ヘッドライトを搭載しているので、暗い水中でも被写体をキレイに写せます。また、カメラ機能的にも、対角204度の超広角レンズを搭載しており、撮影者の視角を超えた驚きの高品位映像を撮影可能。もちろん4K動画にも対応しています。さらに、水圧を感知して自動で水中モードに変更してくれるのも有難いですね。

⑤GoPro「HERO8 Black」

私は、ダイビング以外にも、スキーやバイクを楽しんでいますが、今どきのスキーヤーにもライダーにも大人気なのが、YouTubeに動画をアップするのに撮影するためのアクションカメラ!。中でも人気商品は、画質の良さや手ぶれ補正の優秀さといった性能面で、「GoPro」の独壇場と言っても過言ではありません。GoPro社は、2002年に設立された米国カリフォルニア州に本社を構える、ウェアラブルカメラ・カムコーダの世界的なトップメーカーです。

現在、主に流通しているGoProの機種は、HERO6シリーズ(2017年9月発売)、HERO7シリーズ(2018年9月発売)、そして最新のHERO8 Black(2019年10月発売)です。GoProはシリーズ毎に、フラッグシップモデルのBlack、ミドルレンジのSilver、エントリーモデルのWhiteなどがラインナップされていますが、HERO8は今のところBlackのみです。

HERO8 Black本体の防水性能は10mですが、GoProから純正のダイブハウジング(AJDIV-001)(¥6,500+税)が発売されており、最大水深 60mまで潜ることが可能です!(笑)。

アクションカメラを使ったダイビング中の動画撮影では、基本的にハウジングに入れたカメラをマウントキットを使って、頭や腕、スーツなどに固定して使うので、ダイビングの途中に静止画を撮影することは難しいのが実際です。どうしてもスナップショットが欲しい場合は、画質は落ちますが、後で動画から静止画を切り出した方が簡単でしょう。しかし、GoProの神髄は、超広角レンズで、広大な海の中の雰囲気を臨場感たっぷりに動画で撮影できる点にあり、水中カメラを使った写真とはまた、違った楽しみを教えてくれます(笑)。ちなみに、先のデジタルカメラの様な、水中モードや青かぶり補正の機能は付いていないので、ご注意ください。

GOPRO ダイブハウジング(HERO8 Black) AJDIV-001

価格:5,966円
(2020/7/30 11:35時点)
感想(1件)

GoProシリーズ製品比較 一覧表
機種動画画質発売日最安値目安
HERO8 Black4K 602019年10月4万5千円前後
HERO7 Black4K 602018年 9月4万円くらい
HERO7 Silver4K 30 〃 3万円くらい
HERO7 White1080p60 〃 2万5千円前後
HERO6 Black4K 602017年 9月3万5千円前後

 

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