ワケギの育て方

都会からリタイアして地元の田舎に戻り始めた家庭菜園、少しずつ学んだ野菜の育て方のコツをまとめてみました。

 1.ワケギ栽培のキモとコツ

ワケギとは

ワケギ(分葱)は、ネギとタマネギ(エシャロットという説も)の混雑種で、球根性の多年草です。名前からワケネギ(分けつネギ)や、姿形からラッキョウやエシャロット(エシャレット)と混同されがちですが、別物です。とは言え、似たようなものです(笑)。主に葉の部分を収穫しますが、球根も美味しく頂けます。

ワケギの球根を最初に買ったのは、ホームセンターで時期遅れになって、値引き販売されているのを見つけたから。それでも『高いなぁ』と思いつつ、買って植えてみた所、翌年には1球が20倍に増え、翌々年には、それがまた20倍に増え・・・(汗)。とても食べきれないので、掘り起こして、その辺に積み上げておくのですが、それでもなお、どんどんと芽が出て・・・。そのうえ、葉の部分は年内に1回以上、年明けには2回以上収穫し、最後に球根まで食べられます。これほど生産性の高い野菜が、他にあるでしょうか?。ニンニクやジャガイモと掛け合わせて、何か新品種が出来ないかと、よからぬ算段がちらつきます(笑)。

味噌汁や麺類に添えたら便利と、乾燥ワケギが結構な値段で売られていますが、ワケギはベランダとかのプランター栽培でも、簡単に育てられますので、ぜひ作ってみて欲しい野菜のひとつです。

【品種】
単に「ワケギ」としか書かれていない球根しか見たことが無いので、たぶん新しい品種は無いのでは?と・・・(汗)。そもそも、ただでさえ爆発的な増殖力を誇る生産性の高い野菜ですから、これを更に高めようとは、誰も思わないでしょう(笑)。
ところが調べてみたら、早生種と晩生種があるようです。日本人はえらいですねぇ。きっと昔から、この株は早い、この株は遅いと、ちゃんと分けて育ててきたのでしょう!。
【連作障害】
いずれも連作の影響を受けにくい、ネギとタマネギの雑種ですから、連作にも強そうです。とは言え、翌年くらいは別な所に植えてあげましょう。
【病害虫】
十数株に一株くらいは、生育が良くないことはありますが、他に病害虫で問題になったことは、過去に一度もありません。

 2.植え付け

肥料好きの野菜です。翌年の春まで何回も収穫させてもらうので、基肥はたっぷり与えてあげてください。

【気象環境】
発芽・生育適温は、15~20度。冷涼で乾燥、日照を好みます。耐寒性は強く、宿根で越冬し、夏期は休眠します。
【植付の適期】
猛暑が終わる8月下旬から9月末まで。早めに植えて、年内の1~2回採りを目指す畝と、遅く植えて、年内は肥やし、翌年の数回採りを目指す畝を分けて栽培すると、長く収穫を楽しめます。
種まきと収穫時期
 
【土壌・施肥】
比較的土壌は選びませんが、長い期間収穫できる野菜なので、肥料は多めに施します。基肥のほか、収穫ごとにお礼肥をあげてください。
【植え付け】
ひと塊の球根状になっている場合は、1~2球ずつ分けます。外側の枯れた皮は剥いでも構いませんが、球の薄皮を剥がしてはいけません。
ワケギの球根大きい球は1つずつ、小さい球は2~3個ずつ、天地が逆にならないようにして(尖っている方が上で、根が付いている方が下)、15cm~20cm間隔で、先端が地面から出るか出ないかぐらいに浅植えします。
植え付け後、早ければ1週間くらいで芽が出て、1月後には収穫できます。

 3.収穫と掘り起し

収穫

ワケギの葉植え付けから1ヶ月も過ぎると、葉が20cm程までに成長します。そうしたら、ニラのように、地上から数センチ上、葉が分岐しているあたりで刈り取り、味噌汁の具やあえ物として、美味しく頂きましょう!。

1回刈り取っても、すぐにまた、芽が伸び始めます。暖かい地方であれば、年内にもう一度収穫可能かもしれません。

冬になると、葉は枯れますが、翌春になって暖かくなってくると、また葉が成長を始めます。早い地域では3月になると、また収穫することが出来ます。

ワケギはとても生産性が高く、1株(1球)が、翌年には20球以上に分球します。次回、50球を植え付けるとすると、3株も残せば、種球が収穫できる計算です。

ワケギの球根を生食でそこで、種球を取るための株だけは、4月に入ったら収穫を止めて肥やし、他の株は、成長が止まる4月いっぱい、ギリギリまで収穫し続けるか、球根ごと掘り起こして、球根も頂いてしまいましょう!。

ただし、ご注意を!。ワケギの球根は、生でもエシャロットの様に美味しく食べられるのですが、沢山食べ過ぎると、胸やけを起こします(実体験済み・・・)。火を通しても、1回にせいぜい数個までにしておいた方が無難です(汗)。

掘り起し

ワケギの種球の保存タマネギの収穫と同時期に、ワケギの球根も掘り起こします。特に、根や葉の処理をする必要はありません。そのまま必要な数だけ、枯れた葉の部分を縛るか、ネットに入れて、風通しの良い日陰に吊るしておいてください。

8月下旬になったら、その種球を植え付けます。

 


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