【野菜栽培カレンダー】 10月

種まきの時期を逸したりしない様に、家庭菜園で日々すべき必要な作業を記した野菜栽培カレンダー(日誌)を作ってみました。

旧暦で10月の和風月名は「神無月(かんなづき)」。この”無”は連体助詞である”の”を意味し、「神の月」を表しています。秋の収穫を祝って収穫物を神に捧げる収穫祭(秋祭り)が各地で執り行われることから、「神祭りの月」とされ、それが転じて「神の月」となりました。なお、全国の八百万(やおよろず)の神様が出雲の国(島根県)に集まって会議をするため諸国が「神無しになる月」とする説は、後に出雲大社から広まった語源俗解です。現在の季節感とは1~2ヶ月ほどズレますが、季節としては 晩秋(ばんしゅう)に当たります(寒露(10/8頃)から立冬(11/7頃)の前日まで)。

長野では、まだ体が慣れていないせいか、10月になると急に寒さを感じる様になります。つい先日までタオルケットだった掛け布団は羽毛布団に代わり、毛布も必要になります。年寄りのいる家では、10月半ばには炬燵を出し、若い人でも10月下旬には朝晩は暖房が欲しくなります。山からは初雪の便りが届き、10月末には早い年では初霜が降ります。そして畑では、来年の収穫に向けて、エンドウソラマメニンニクなどの種まき(植え付け)をします。

 10月に種をまく野菜・植える野菜

ニンニク

ニンニクの種球を植え付ける適期は、9月下旬から10月中旬。中間地では、嘉定種は早めに、ホワイト六片は遅めに植えます。小さい苗の状態で越冬させ、収穫出来るのは翌年の5月下旬から6月頃です。

イチゴ

イチゴの苗を定植する適期は、10月中旬から下旬にかけて。寒さに当ててから、翌春にマルチをし、美味しいイチゴが採れるのは、5月中旬から6月上旬頃です。

菜花(菜の花)

春の訪れとともに、食卓を彩ってくれる「菜の花」。おひたしが定番ですが、パスタなどにも合いますね。菜の花は、アブラナ科の植物が抽苔した花芽の総称で、この時期に種を蒔いて苗の状態で冬を越させると、どのアブラナ科の野菜でもトウが立ち、翌春には菜の花が咲きます。菜花専用に、な花(寒咲花菜)といった種も売られていますが、私は主にコマツナの種を蒔いています。茎が適当な太さで柔らかく、脇芽も多く出ます。野沢菜の花も、ボリュームがあって美味しいですよ!。小さかったり余ったりして、冬に収穫しなかった野沢菜の株は、そのまま春まで残しておきましょう。

エンドウ(絹さや・スナップ)

エンドウの種まきの適期は、10月中旬から11月にかけて、収穫時期は翌年の5月から6月にかけてです。エンドウは、早く種を蒔いて苗が大きく育ってしまうと、冬の寒さに耐えられずに枯れてしまいます。寒さに強い、本葉が数枚出た幼苗の状態で越冬させることで、根が丈夫に張り、翌年の収穫量が各段に増えます。

ソラマメ

ソラマメも、エンドウと同じく、10月中旬から11月にかけて豆を植え、幼苗の状態で冬を越します。収穫時期は、翌年の5月中旬から6月にかけてです。エンドウもソラマメも、圃場で越冬できない北海道などの寒冷地では、翌春に保温して育てた苗を植える必要があります。

その他

寒い長野ではムリですが、関東以南の暖地であれば、10月でもまだ、寒さに強い小松菜ほうれん草、春菊、水菜など、冬の鍋物に使える野菜の種まきが間に合います。その代わり、苗の状態で越冬させて翌春に菜花として収穫するためには、種まきの時期をもっと遅らせてください。

寒い時期に収穫する小松菜とほうれん草は、『寒締め』とか『縮み』と呼ばれる品種がおすすめです。葉が縮れ、厚みがあり、冬の寒さに当たると一層甘みが増して美味しくなります。寒さにも強く、冬でも生育がよくて作りやすいです。


 10月に収穫できる野菜・旬の野菜

旬の野菜・収穫最盛期の野菜

これから収穫が始まる野菜(早生種)

収穫が終盤の野菜(晩生種)

 10月の作業日誌

私が住んでいる長野県長野盆地辺りでの、気候や風土に沿った野菜栽培の作業日誌です。お住まいの地域の寒暖によって、前後させてください。ちなみに、長野の「桜の開花日」(平年)は4月13日です。全国の主要都市のさくらの開花日(気象庁)を参考に、ずらす日数をご判断ください。

年によって日が異なる暦(祝祭や行事、二十四節気など)は、最も一般的な平年日に合わせています。

10月の家庭菜園 作業日誌
主な作業
10


1日 衣替え
2日
3日
4日
5日 ラッカセイの試し掘り
6日 ニンニクの種球植え付け
7日 菜花(コマツナ等)の種まき
8日 寒露(かんろ)
9日
10日 イチゴ苗の定植
10


11日
12日
13日
14日
15日 エンドウ(絹さや・スナップ)の種まき
16日 ソラマメの種まき
17日 神嘗祭
18日
19日
20日
10


21日
22日
23日 霜降(そうこう)
24日
25日 ラッカセイの収穫
26日
27日
28日 霜初日(平年)
29日
30日
31日
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