【野菜栽培カレンダー】 6月

種まきの時期を逸したりしない様に、家庭菜園で日々すべき必要な作業を記した野菜栽培カレンダー(日誌)を作ってみました。

旧暦で6月の和風月名は「水無月(みなづき、みなつき)」。この”無”は連体助詞である”の”を意味し、「水の月」、つまり田に水を引く(水を張る)時期であることを表しています。現在の季節感とは1~2ヶ月ほどズレますが、季節としては 仲夏(ちゅうか)に当たります(芒種(6/6頃)から小暑(7/7頃)の前日まで)。

そろそろ梅雨の時期です。長野(関東甲信)の梅雨入りは、平年だと6月7日ごろ。ちょうど、昨年の秋に植えた、タマネギニンニクの収穫時期と重なります。早い場所では、早生品種のジャガイモも、収穫適期を迎えます。畑が雨で湿っている状態で、こうした貯蔵する野菜を収穫すると、乾きが遅く傷みやすいので、出来るだけ晴れの日が続くタイミングを見計らって収穫を済ませなければなりません!。

 6月の作業日誌

私が住んでいる長野県長野盆地辺りでの、気候や風土に沿った野菜栽培の作業日誌です。お住まいの地域の寒暖によって、前後させてください。ちなみに、長野の「桜の開花日」(平年)は4月13日です。全国の主要都市のさくらの開花日(気象庁)を参考に、ずらす日数をご判断ください。

年によって日が異なる暦(祝祭や行事、二十四節気など)は、最も一般的な平年日に合わせています。

6月の家庭菜園 作業日誌
主な作業



1日 衣替え
2日 長ネギ(葱坊主)の自家採種
3日
4日
5日 竜峡小梅(青梅)の収穫
6日 芒種(ぼうしゅ)
7日 関東甲信で梅雨入り(平年)
8日 タマネギの収穫
9日 イチゴのマルチ撤去・苗取りの準備
10日 菜花の種取り



11日
12日
13日
14日
15日 ニンニクの収穫
16日
17日
18日 ラッキョウの収穫
19日
20日 南高梅(青梅)の収穫



21日 夏至(げし)
22日 ゴーヤの棚紐張り
23日
24日
25日
26日
27日 セロリ苗の定植
28日 ソラマメの自家採種
29日
30日
※ 気象庁では2021年5月19日から、1991~2020年の30年間の平均値を使った新平年値の使用を開始しました。先の1981~2010年の30年間の平均値での梅雨入り(関東甲信)は6月8日でしたので、1日早まりました。

 6月に種をまく野菜・植える野菜

種まき

6月に播種の適期を迎える野菜はほとんどありませんが、キャベツなど年中収穫したい野菜の定期的な種まきのほか、ようやく収穫期を迎えたインゲンキュウリの、二度目の種まきをします。インゲンは、春から夏にかけて3回に分けて種まきすると、晩秋まで長く収穫できることから”三度豆”とも呼ばれています。同様に遅取りキュウリも、当地では『お盆までにツルが伸びれば、霜が降りる頃まで収穫可能』と言い伝えられており、7月上旬まで種まきが出来ます。種が余っているなら、遅取りのトウモロコシや、エダマメトマトの種まきをしてもいいですね!。

苗の植付

種まき同様に、6月が定植の適期という野菜は少ないです。ただし、我が家では、切り取った脇芽から育てたミニトマトの苗や、種から育てた育苗期間の長いセロリピーマンが、ようやく定植できるまでに成長します。購入苗なら、もう収穫が始まってもおかしくない時期ですが、長野では加温せずに種から苗を育てると、こんなに遅くなってしまいます…(汗)。

 6月に収穫できる野菜・旬の野菜

旬の野菜・収穫最盛期の野菜

これから収穫が始まる野菜

購入苗のキュウリナスピーマンの初収穫は6月中旬頃。6月20日以降には、最初に種まきしたインゲンマメも併せて、頻繁に収穫が出来始めます!(笑)。

収穫が終盤の野菜

イチゴの収穫は6月初旬まで、以後は来年に備えた苗取りの準備がスタートします。ソラマメの収穫は6月中旬まで、1週間後には残した実から自家採種をします。エンドウの収穫も6月中旬まで、遅くなるとハダニやアブラムシが付くので早めに撤去し、枯れたツル枝はサツマイモやカボチャなどのマルチに代用しましょう!(笑)。

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