2021年プロ野球 各球団の注目選手

高額年俸に大型補強(外国人)助っ人、目玉ドラフト新人など。各球団の注目選手からチーム戦力分析。今シーズン、優勝に導いてくれるのは誰だ!?

※ このページは2018年シーズンのものです。最新の今シーズンはこちらへ。
※ 順位(並び)は、前年(2020年シーズン)の実績です。
※「2020年」「2019年」「2018年」「2017年」「2016年」のページはアーカイブ。

 1.昨シーズン個人タイトルホルダー

昨年(2020年)のプロ野球レギュラーシーズンで、主な個人タイトル(セ・パ)を獲得した選手は、以下のとおりです。

プロ野球2020年シーズン タイトルホルダー(結果)
打者タイトル セ・リーグ パ・リーグ
タイトルホルダー 成績 タイトルホルダー 成績
首位打者 佐野恵太(横) .328 吉田正尚(オ) .350
最多本塁打 岡本和真(巨) 31 浅村栄斗(楽) 32
最多打点 岡本和真(巨) 97 中田 翔(ハ) 108
最多安打 大島洋平(中) 146 柳田悠岐(ソ) 179
最多出塁率 村上宗隆(ヤ) .427 近藤健介(ハ) .465
最多盗塁 近本光司(神) 31 周東佑京(ソ) 50
投手タイトル セ・リーグ パ・リーグ
最優秀防御率 大野雄大(中) 1.82 千賀滉大(ソ) 2.16
最多勝利 菅野智之(巨) 14 千賀滉大(ソ)
石川柊太(ソ)
涌井秀章(楽)
11
勝率第1位 菅野智之(巨) .875 石川柊太(ソ) .786
最多奪三振 大野雄大(神) 148 千賀滉大(ソ)
山本由伸(オ)
149
最多セーブ スアレス(神) 25 増田達至(西) 33
最優秀中継ぎ 祖父江大輔(中)
福 敬登(中)
清水 昇(ヤ)
30 モイネロ(ソ) 40

 2.高額年俸選手一覧(日本人選手、1億円以上)

昨シーズンオフに契約あるいは契約更改した新年俸、もしくは複数年契約による出来高分を除いた基本額の年俸が1億円以上の高額年俸の日本人選手、1億円プレーヤーを、球団別のランキングで一覧表にまとめました(金額はすべて推定)。

今シーズンの年俸最高額は、昨年に続き巨人の菅野智之投手で、日本球界史上最高額の8億円(1億5千万円アップ)で1年契約をし、今シーズンは大リーグに移籍せず巨人に残留することが決まりました!とのニュースが報じられたのは、2021年1月14日のこと…。それから2週間ほど経った1月28日、ヤンキースからFAになっていた田中将大投手を楽天が獲得したことを発表。その年俸は、なんと菅野の8億円を更に1億円も上回る、球界最高 9億円!(驚)。ちなみに、これまでの過去最高額は、2003年~2004年に巨人と契約したぺタジーニ選手の、7億2,000万円でした。

プロ野球 年俸ランキング2021 TOP10

一方、最低年俸は、2年連続最下位に沈んだヤクルトの「つば九郎」。『ころなかで だうんはかくごしていた』とするも、12月24日の1回目の交渉で提示された昨年の3万円から2,896円ダウンに対しては、チームで唯一人の『ほりゅう』を選択。『きもちがほしかった』と査定に不満を漏らし、越年つばめとなり、年明けの1月19日の契約交渉で、2,000円減の年俸2万8,000円とヤクルト1000飲み放題で契約更改の同意に至ったことが、球団から発表がありました。つば九郎は、『やくると400を やくると1000にしていただき かんしゃしています』と交渉結果に満足感を示し、『きんがくと やくると1000にみあったかつやくをしなきゃいけない みがひきしまるおもいですが じっさいはみはしまっていません』と、ご機嫌な会見を開きました(笑)。

ちなみに、減額幅が大きかった選手は、以下の通りです。

  1. 阪神 糸井嘉男 外野手(2.15億円ダウン)
  2. 西武 中村剛也 内野手(1.3億円ダウン)
  3. 巨人 野上亮磨 投手 (1.2億円ダウン)
  4. オリ 増井浩俊 投手 (1億円ダウン)

巨人 巨人 (10人→10人)

選手名 2021年 年俸(増減)
菅野智之(31、投手) 8億円    (アップ15,000)
坂本勇人(31、内野) 5億円    (± 0)
丸 佳浩(31、外野) 4億5,000万円(± 0)
陽 岱鋼(34、外野) 3億円    (± 0)
岡本和真(24、内野) 2億1,000万円(アップ7,000)
梶谷隆幸(32、外野)*横 2億円(昨季 7,400万円)
炭谷銀仁朗(33、捕) 1億5,000万円(± 0)
小林誠司(31、捕手) 1億円    (± 0)
亀井善行(38、外野) 1億円    (ダウン1,000)
井納翔一(34、投手)*横 1億円(昨季 6,100万円)

阪神 阪神 (5人→4人)

選手名 2021年 年俸(増減)
西 勇輝(30、投手) 2億円    (± 0)
糸井嘉男(39、外野) 1億8,500万円(ダウン21,500)
梅野隆太郎(29、捕) 1億1,000万円(アップ1,000)
大山悠輔(26、外野) 1億円    (アップ5,300)

中日 中日 (4人→3人)

選手名 2021年 年俸(増減)
大野雄大(32、投手) 3億円    (アップ17,000)
大島洋平(35、外野) 2億5,000万円(± 0)
平田良介(32、外野) 1億8,000万円(± 0)

DeNA DeNA (5人→6人)

選手名 2021年 年俸(増減)
山崎康晃(28、投手) 2億8,000万円(ダウン7,000)
宮崎敏郎(32、内野) 1億7,000万円(アップ1,000)
伊藤 光(31、捕手) 1億1,000万円(± 0)
三嶋一輝(30、投手) 1億1,000万円(アップ2,900)
今永昇太(27、投手) 1億円    (ダウン3,600)
大 和 (33、内野) 1億円    (± 0)

広島 広島 (8人→7人)

選手名 2021年 年俸(増減)
鈴木誠也(26、外野) 3億1,000万円(アップ3,000)
菊池涼介(30、内野) 3億円    (± 0)
會澤 翼(32、捕手) 1億8,000万円(± 0)
長野久義(36、外野) 1億6,500万円(ダウン500)
大瀬良大地(29、投) 1億5,000万円(ダウン2,500)
田中広輔(31、内野) 1億5,000万円(± 0)
野村祐輔(31、投手) 1億2,000万円(± 0)

ヤクルト ヤクルト (5人→6人)

選手名 2021年 年俸(増減)
山田哲人(28、内野) 5億円    (± 0)
青木宣親(38、外野) 3億3,000万円(ダウン1,000)
小川泰弘(30、投手) 1億6,000万円(アップ7,000)
石山泰稚(32、投手) 1億5,000万円(アップ7,000)
坂口智隆(36、外野) 1億2,000万円(アップ500)
村上宗隆(21、内野) 1億円    (アップ5,500)
※ 外国人選手は除く。年俸は何れも推定額。年齢は本資料の作成時ウィキペディア調べによる。

ソフトバンク ソフトバンク (11人→9人)

選手名 2021年 年俸(増減)
柳田悠岐(32、外野) 6億1,000万円(アップ4,000)
森 唯斗(28、投手) 4億6,000万円(± 0)
松田宣浩(37、内野) 4億5,000万円(± 0)
千賀滉大(27、投手) 4億円    (アップ10,000)
今宮健太(29、内野) 2億9,000万円(± 0)
中村 晃(31、外野) 2億4,000万円(± 0)
甲斐拓也(28、捕手) 1億6,500万円(アップ5,500)
和田 毅(39、投手) 1億5,000万円(アップ5,000)
嘉弥真新也(31、投) 1億4,000万円(アップ3,000)

ロッテ ロッテ (5人→4人)

選手名 2021年 年俸(増減)
益田直也(31、投手) 2億円    (± 0)
美馬 学(34、投) 1億2,000万円(アップ5,500)
石川 歩(32、投手) 1億1,000万円(アップ500)
福田秀平(24、外) 1億2,000万円(± 0)

西武 西武 (8人→8人)

選手名 2021年 年俸(増減)
増田達至(32、投手) 3億円    (アップ11,000)
中村剛也(37、内野) 2億2,000万円(ダウン13,000)
山川穂高(29、内野) 1億7,000万円(ダウン4,000)
栗山 巧(37、外野) 1億7,000万円(アップ2,000)
森 友哉(25、捕手) 1億6,000万円(ダウン4,000)
源田壮亮(27、内野) 1億5,000万円(アップ1,000)
外崎修汰(28、内野) 1億3,000万円(ダウン1,000)
金子侑司(30、外野) 1億2,600万円(アップ600)

楽天 楽天 (9人→10人)

選手名 2021年 年俸(増減)
田中将大(32、投手)*米 9億円(昨季 2300万ドル×37%)
浅村栄斗(30、内野) 5億円    (± 0)
則本昂大(29、投手) 3億円    (± 0)
岸 孝之(36、投手) 2億5,000万円(ダウン5,000)
松井裕樹(25、投手) 2億5,000万円(± 0)
鈴木大地(31、内) 2億円    (アップ10,000)
涌井秀章(34、投手) 1億6,000万円(アップ2,500)
島内宏明(31、外野) 1億2,000万円(アップ2,000)
銀 次 (32、内野) 1億1,000万円(± 0)
牧田和久(36、投) 1億1,000万円(± 0)

日本ハム 日本ハム (9人→5人)

選手名 2021年 年俸(増減)
中田 翔(31、内野) 3億4,000万円(アップ5,000)
宮西尚生(35、投手) 2億5,000万円(アップ5,000)
西川遙輝(28、外野) 2億4,000万円(アップ4,000)
近藤健介(27、捕手) 1億9,500万円(アップ4,500)
大田泰示(30、外野) 1億3,000万円(アップ3,000)

オリックス オリックス (3人→4人)

選手名 2021年 年俸(増減)
吉田正尚(27、外野) 2億8,000万円(アップ8,000)
増井浩俊(36、投手) 2億円    (ダウン10,000)
山本由伸(22、投手) 1億5,000万円(アップ6,000)
平野佳寿(36、投手)*米 1億5,000万円(昨季 160万ドル×37%)
*米は新加入の選手(前年の所属球団、米はメジャー)。

 3.新加入、この選手に注目!

※ 年俸は何れも推定額です。新外国人(助っ人)とのドルベースでの契約金や年俸は、主に昨年暮れ頃の契約時点での為替レートを参考に日本円に換算(報道マター)。

巨人 | 阪神 | 中日 | DeNA | 広島 | ヤクルト

ソフトバンク | ロッテ | 西武 | 楽天 | 日本ハム | オリックス

セントラル・リーグ

巨人 巨人

ドラフト新人(1軍A班スタート:2人)

平内(へいない)龍太(22、投手・右投)
ドラフト1位(亜大)。先春に右肘のクリーニング手術を受け復活。恵まれた体格からのストレート勝負できる本格派。
伊藤優輔(24、投手・右投)
ドラフト4位(三菱パワー)。バランスの良い投球フォームから最速156キロの速球を武器に変化球も多彩。
秋広優人(18、内野手)
ドラフト5位(三二松学舎大付高)。2/16からの那覇二次キャンプで1軍に合流、巨人で高卒新人野手の1軍キャンプ抜てきは異例。公表身長はジャイアント馬場さん(馬場正平投手)と並ぶ2メートル(現在は202cmに伸びたとの報道)、日本人選手としては最長身。

移籍組

2020シーズン中
巨人は2020年のシーズン途中でも、積極的なトレードで補強を敢行。楽天との交換トレードでは、6/25にゼラス・ウィーラー投手(⇔池田駿投手)を、7/14には高梨雄平投手(⇔髙田萌生投手)を獲得。9/7にはロッテとの交換トレードで、香月一也内野手(⇔沢村拓一投手)を獲得。
梶谷隆幸(32、外野手)
DeNAからFA権を行使し、巨人が4年総額8億円の契約で獲得。2020年は109試合に出場し、打率.323、19本塁打。2014年には盗塁王にもなった俊足も持ち味。
井納翔一(34、投手・右投)
DeNAからFA権を行使し、巨人が2年総額2億円の契約で獲得。2020年は開幕から一軍の先発ローテーションに定着、17試合に登板し6勝7敗、防御率3.94。ニックネームは「ハマの宇宙人」。
広岡大志(23、内野手)
今年も異例となる開幕直前の3/1に、巨人・田口麗斗投手⇔ヤクルト・広岡大志内野手の交換トレードが成立。広岡選手は、右の長距離砲として期待される内野手で、今季年俸は1,600万円。
中田翔(32、内野手)
8/20、同僚に暴力をふるったとして出場停止処分を受けていた日本ハムの中田翔内野手(32)を、無償トレードで獲得。2007年の高校生ドラフト1位で日本ハムに指名され、2014年・2016年・2020年と3回のパ打点王に輝くなど、日本ハムの主砲として活躍。ただ今季はケガもあって不調に苦しむ中、8月4日の試合前に同僚選手1人に対して暴力を振るい、球団から全ての試合への出場停止処分を受けていた。

新外国人

エリク・テームズ(34、内外野手)
2008年のMLBドラフト7巡目でプロ入り。2014~2016年は韓国プロ野球(KBO)のNCダイノスでプレーし、40本塁打、40盗塁、打率.381、出塁率.497など、KBOの記録を数々塗り替える活躍。メジャー通算96本塁打、打率.241。単年契約で年俸は120万ドル(約1億2,500万円)。
ジャスティン・スモーク(34、内野手)
2008年にドラフト1巡目でレンジャーズに入団、10年にメジャーデビュー。2017年ブルージェイズでは38本塁打、90打点と活躍しオールスターにも選出。メジャー通算196本塁打。2年契約の総額6億円超(年俸300万ドル)プラス出来高。
なお、昨シーズンに1億6,000万円で入団したメジャー通算88本塁打のヘラルド・パーラ外野手は、巨人を自由契約となりナショナルズへの移籍が決まった。

阪神 阪神

ドラフト新人(1軍A班スタート:6人)

一昨年のドラフトで1位から5位まで甲子園で活躍した高校生スターばかりを獲得した阪神は、2020年春キャンプでは一人も1軍入りさせなかったのに、今季は支配下ルーキー8人中6人を1軍に帯同。さらに2年目の先ドラ1・2位コンビの西純矢投手と井上広大外野手も1軍キャンプスタート。
佐藤輝明(21、内野手)
ドラフト1位(近大)。恵まれた体格で広角に飛ばせる左の長距離砲。「糸井2世」とも称される。
伊藤将司(24、投手・左投)
ドラフト2位(JR東)。球の出どころが見えづらい投球フォームから低めに多彩な変化球をコントロール。
佐藤蓮(22、投手・右投)
ドラフト3位(上武大)。恵まれた体格で最速155km/hのストレートが持ち味の速球派右腕。
榮枝裕貴(22、捕手)
ドラフト4位(立命館大)。二塁送球1.8秒台の強肩捕手で、素早く正確なスローイングが持ち味。
中野拓夢(24、内野手)
ドラフト6位(三菱自)。広角に打ち分けるバットコントロールと広い守備範囲が持ち味の遊撃手。
石井大(23、投手・右投)
ドラフト8位(四国IL高知)。1.75mと上背はないが球威と変化球にキレがあり、得意球はシンカー。

移籍組

山本泰寛(26、内野手)
二遊間の守備力強化を計るため巨人から金銭トレードで移籍。2016-19の4年間で186試合に出場、打率.234。2020年は一軍出場なし。年俸1,800万円。
加治屋蓮(29、投手・右投)
ソフトバンクから戦力外となり阪神が獲得。年俸2,000万円。過去5年間で112試合に登板、7勝4敗37ホールド、防御率4.62。
鈴木翔太(25、投手・右投)
中日から戦力外となり阪神が育成で獲得。年俸500万円。2014-18の4年間で24試合に出場、5勝5敗、防御率4.41。ここ2年間は一軍登板なし。
なお、阪神から戦力構想外の自由契約となり現役続行を希望した能見篤史投手(41)はオリックスに選手兼任投手コーチとして移籍、福留孝介外野手(43)は古巣の中日に復帰。2014年から2017年まで選手会長を務めた上本博紀内野手(34)は現役を引退。藤川球児投手(40)は2020年シーズン途中で既に引退を発表。
二保旭(31、投手)
7/2に、阪神・中谷将大外野手⇔ソフトバンク・二保旭投手の交換トレードが成立。二保投手は、2008年の育成ドラフト2位でソフトバンクに入団、2012年から6年間で107試合に登板、12勝10敗1セーブ9ホールド、防御率4.29。年俸2,800万円。

新外国人

メル・ロハス(30、外野手)
2010年のMLBドラフト3巡目でプロ入り。2017年から昨年まで韓国KBOリーグのKTウィズで活躍、2020年は本塁打王と打点王の2冠、打率.349でシーズンMVP、ゴールデングラブ賞を受賞。年俸250万ドル(約2億6,250万円)の2年契約。
ラウル・アルカンタラ(28、投手・右投)
2009年に米プロ入りし、2016年メジャーデビュー。2019年は韓国KBOリーグのKT、2020年は斗山でプレーし、2年間で31勝17敗、防御率3.22。年俸200万ドル(約2億700万円)の2年契約。
チェン・ウェイン(35、投手・左投)
2005-11年の5年間は中日でプレー、昨季9年ぶりにロッテで日本復帰するも4登板0勝3敗に終わり自由契約となった。年俸200万ドル(約2億700万円)の2年契約。
なお、中日と阪神で通算3年間NPBでプレーしたガルシアは自由契約となり、台湾プロ野球の中信兄弟に入団。昨季年俸2億7,250万円で獲得したボーアも自由契約となり、韓国球界へ海を渡った。

中日 中日

ドラフト新人(1軍A班スタート:1人)

三好大倫(23、外野手)
ドラフト6位(JFE西)。高校時は二刀流で注目され、社会人3年目で投手から外野に転向。強肩を生かした守備と積極的な打撃が持ち味。

移籍組

福留孝介(43、外野手)
中日からMLBに渡り、2013年からは日本に復帰し阪神でプレーするも昨季は出場機会が激減、暮れに自由契約となり、古巣・中日が獲得。年俸は前年から1億円減の3,000万円。
山下斐紹(28、捕手)
2010年のドラフト1位指名でソフトバンクに入団。2017年オフに交換トレードで楽天に移籍するも昨オフに戦力外となり、中日が育成契約で獲得。
なお、2006年から15年間中日一筋でプレーし、2011年には最多勝と最優秀防御率で2冠となった吉見一起投手(38)が現役を引退。
加藤翔平(30、外野手)
6/15に、ロッテ・加藤翔平外野手⇔中日・加藤匠馬捕手の交換トレードが成立。加藤外野手は、2012年のドラフト4位でロッテに入団、8年間で471試合に出場、打率.247、13本塁打。年俸2,200万円。

新外国人

ランディ・ロサリオ(26、投手・左投)
2010年にアマチュアFAでプロ入りし、2017年メジャーデビュー。MLB4年間で69試合に登板、6勝1敗1セーブ8ホールド、防御率5.00。年俸は5,000万円。
マイク・ガーバー(28、外野手)
2014年にドラフト15巡目でプロ入り、2018年メジャーデビュー。MLB2年間で30試合に出場、本塁打なし、打率.076。年俸は5,000万円。
なお、昨シーズンで中日を自由契約となった、エニー・ロメロ投手はドジャースと、ルイス・ゴンサレス投手はSFジャイアンツとそれぞれマイナー契約、ソイロ・アルモンテ外野手は韓国KTと契約。

DeNA DeNA

ドラフト新人(1軍A班スタート:3人)

入江大生(22、投手・右投)
ドラフト1位(明大)。最速153キロのストレートに変化球を混ぜて打ち取る。特に縦に落ちるスライダーが武器。
牧秀悟(22、内野手)
ドラフト2位(中央大)。長野県中野市出身、松本第一高卒。バットコントロールに優れる長距離砲。
池谷蒼大(21、投手・左投)
ドラフト5位(ヤマハ)。出所の見にくいフォームからキレのあるストレートを投じる速球派左腕。

移籍組

田中俊太(27、内野手)
FAで巨人に移籍した梶谷隆幸の人的補償としてDeNAが獲得。3年間で209試合に出場、7本塁打、打率.239。年俸1,700万円。
風張(かざはり)蓮(27、投手・右投)
2014年のドラフト2位でヤクルトに入団。6年間で88試合に登板、2勝4敗5ホールド、防御率5.79。昨オフに自由契約となりDeNAが獲得。年俸1,200万円。
宮国椋丞(28、投手)
2010年のドラフト2位で巨人に入団、以降9年間で205登板、21勝21敗1セーブ19ホールド。2020年オフに戦力外となり、合同トライアウトに参加するもオファーは得られず、現役続行を目指して自主トレを継続。3/15にDeNAが獲得を発表、育成契約で年俸840万円。
なお、国内FA権を獲得した梶谷隆幸外野手(32)と、井納翔一投手(34)は、それぞれ行使し、何れも巨人に移籍。生え抜き16年目の石川雄洋内野手(34)、松井飛雄馬内野手(29)、藤岡好明投手(35)ら計7選手が戦力外通告を受けた。
有吉優樹(30、投手)
6/14に、ロッテ・有吉優樹投手⇔DeNA・国吉佑樹投手の交換トレードが成立。有吉投手は、2016年のドラフト5位でロッテに入団、4年間で87登板し9勝13敗1セーブ18ホールド、防御率3.95。年俸2,700万円。

新外国人

フェルナンド・ロメロ(26、投手・右投)
2011年にアマチュアFAでプロ入りし2018年にメジャーデビュー。2018-19年の2年間で、26登板、3勝4敗1ホールド、防御率5.17。年俸7,500万円。
他にDeNAは、2017年にレッズでメジャーデビューし26試合に登板、防御率4.70をマークしたが2018年にトミー・ジョン手術を受けここ2年間公式戦登板無しのケビン・シャッケルフォード投手と、パドレス傘下マイナーでプレーしていたスターリン・コルデロ投手(22)を、それぞれ育成契約で獲得。
なお、20117年から4年間在籍しセットアッパーとして働いたスペンサー・パットン投手(32)と、来日8年目・DeNAで6年目となり史上初の日米各1000安打を達成したホセ・ロペス内野手(36)が退団(何れも現役続行を希望)。

広島 広島

ドラフト新人(1軍A班スタート:4人)

栗林良吏(22、投手・右投)
ドラフト1位(トヨタ自)。本格派スリークオーターで変化球の制度も高い。社会人選抜のアジアリーグでは優勝に貢献。
森浦大輔(22、投手・左投)
ドラフト2位(天理大)。細身のスリークオーター左腕。制球力が高く、テンポよい投球で速球に混ぜるチェンジアップが武器。
大道温貴(22、投手・右投)
ドラフト3位(八戸学院大)。打者の手元で伸びるストレートとキレのあるスライダーで奪三振力が高い先発完投タイプの本格派。
矢野雅哉(22、内野手)
ドラフト6位(亜細亜大)。主将を務めた3年秋のリーグ戦では首位打者のタイトルを獲得。特に守備はプロ即戦力と高い評価。

移籍組

新加入なし
今ストーブリーグにカープが獲得した日本人選手はいない。
なお、広島一筋19年間プレーした石原慶幸捕手(41)は現役を引退、広島テレビ等の野球解説者および野球評論に就任。自由契約となった13年間在籍の小窪哲也内野手(35)は現役続行を希望。 他に3選手が戦力外となったが、戸田隆矢投手(27)は育成契約を締結。

新外国人

ケビン・クロン(27、内野手)
2014年プロ入り、2019年メジャーデビュー。2019-20年の2年間、ダイヤモンドバックスで47試合に出場、6本塁打、打率.170。契約金30万ドル、年俸80万ドル(約8,400万円)プラス出来高。
ドヴィダス・ネヴェラウスカス(28、投手・右投)
2009年プロ入り、2017年メジャーデビュー。パイレーツの4年間で76試合に登板、1勝4敗5ホールド、防御率6.81。契約金25万ドル、年俸62.5万ドル(約6,600万円)プラス出来高。
カイル・バード(27、投手・左投)
2014年プロ入り、2019年メジャーデビューし、レンジャーズで12試合に登板、1セーブ、防御率7.82。20年は傘下のAAAに配属、自由契約となる。契約金10万ドル、年俸40万ドル(約4,160万円)プラス出来高。
なお、D.J.ジョンソン投手(31)は、シーズン途中の9月21日に金銭トレードで楽天へ移籍。2015年から6年間カープでプレーしたクリス・ジョンソン投手(36)、2年間在籍のエマイリン・モンティージャ投手(25)、ホセ・ピレラ内外野手、育成契約のアルフレッド・メナ投手は退団。

ヤクルト ヤクルト

ドラフト新人(1軍A班スタート:4人)

木沢尚文(22、投手・右投)
ドラフト1位(慶大)。最速155キロのストレートに、カットボールとスプリットが武器。大学4年春時点では通算奪三振率13.09をマーク。
山野太一(21、投手・左投)
ドラフト2位(東北福祉大)。小柄ながら力感なく打者の手元で伸びる球を投げる好左腕。大学では公式戦70回連続無失点ほか、数々のタイトルを獲得。
元山飛優(23、内野手)
ドラフト4位(東北福祉大)。大学2年春には首位打者や打点王などを獲得、3年時には大学日本代表で日米大学選手権出場。守備に定評。
並木秀尊(21、外野手)
ドラフト5位(独協大)。典型的なリードオフマンで、小柄ながら打撃も広角に力強い打球を放つ。

移籍組

田口麗斗(25、投手・左投)
開幕直前の3/1に、巨人・田口麗斗投手⇔ヤクルト・広岡大志内野手の交換トレードが成立。田口投手は、高卒3年目の2016年に10勝、17年には13勝を挙げ先発左腕として頭角を現すも、18年は成績が伸びず、19-20年は中継ぎとして巨人のリーグ連覇に貢献。今季年俸は7,000万円。
内川聖一(38、内野手)
2000年のドラフト1位で横浜ベイスターズに入団、2010年オフにFAでソフトバンクに移籍。2019年までのNPB19年間で、196本塁打、2,171安打、打率.303。首位打者2回など受賞。2020年は1軍に昇格できず自ら退団を希望しヤクルトに移籍。年俸は2億円減の5,000万円。
他に、日本ハムから戦力外となり合同トライアウトに参加した宮台康平投手(25)とは支配下契約、楽天から戦力外となった近藤弘樹投手(25)と、ソフトバンクから戦力外となった小澤怜史投手(22)とは育成で契約。
なお、高津新監督の下でも再びダントツ最下位に沈んだヤクルトは、大規模な戦力整理を断行。20年の新助っ人全員が自由契約となり、昨年45試合に登板した五十嵐亮太投手(41)、2009年ドラフト1位の中澤雅人投手(35)、井野卓捕手(37)は現役を引退、10選手が戦力外通告を受ける。

新外国人

ドミンゴ・サンタナ(28、外野手)
2009年にアマチュアFAでプロ入り、2014年メジャーデビュー。MLB7年間で516試合に出場、428安打、77本塁打、打率.255。年俸100万ドル(約1億400万円)プラス出来高の1年契約。
サイ・スニード(28、投手・右投)
2014年にドラフト3巡目でプロ入り、2019年メジャーデビュー。アストロズの2年間で26試合に登板、0勝4敗3ホールド、防御率5.59。年俸は80万ドル(約8,320万円)プラス出来高。
ホセ・オスーナ(28、内外野手)
2009年にアマチュアFAでプロ入り、2017年メジャーデビュー。パイレーツの4年間で276試合に出場、24本塁打、打率.241。年俸は80万ドル(約8,320万円)プラス出来高。
リック・バンデンハーク(35、投手・右投)
2016年から6年間ソフトバンクに在籍、通算43勝19敗、防御率3.68。2020年は開幕ローテ入りも7月に登録抹消、シーズン終盤に復帰するも2勝2敗、防御率6.92の成績に終わり自由契約となっていた。年俸は前年の3億円から大幅減の75万ドル(約7,880万円)プラス出来高。
昨年新加入した助っ人外人、アルシデス・エスコバー内野手、ガブリエル・イノーア投手、マット・クック投手は、全員が自由契約となり1年で退団。

パシフィック・リーグ

ソフトバンク ソフトバンク

ドラフト新人(1軍A班-合流:2人)

1月28日に発表された春季メンバー表にルーキーからの一軍抜擢は一人も居なかったが、2月9日に工藤監督がB組シート打撃を視察、好印象を持った井上・牧原の二人を11日からA組に参加せることにした、異例の抜擢。
井上朋也(18、内野手)
ドラフト1位(花咲徳栄高)。走攻守に優れ、高校通算本塁打は50本。
牧原巧汰(18、捕手)
ドラフト3位(日大藤沢高)。バットコントロールが一番の魅力だが、二塁送球1.9秒を切る強肩で、攻撃型捕手として走攻守に優れる。

移籍組

新加入なし
例年同様、ソフトバンクが今ストーブリーグに新規獲得した日本人選手はいない。
なお、昨オフに自ら自由契約を申し出た内川聖一内野手(38)は、ヤクルトに移籍。他に13人の日本人選手が戦力外通告を受け、吉住晴斗投手(20)は育成契約で残留、加治屋蓮投手(29)は阪神が支配下で、田城飛翔外野手(21)はオリックスが、小澤怜史投手(22)はヤクルトが、それぞれ育成で契約を結ぶ。
中谷将大(28、外野手)
7/2に、阪神・中谷将大外野手⇔ソフトバンク・二保旭投手の交換トレードが成立。中谷外野手は、2013年のドラフト3位で阪神に入団、7年間で423試合に出場、打率.23、37本塁打。年俸2,500万円。

新外国人

ニック・マルティネス(30、投手・右投)
2011年プロ入り、2014年メジャーデビュー。2018年から日本ハムでプレーし、2020年は17試合に登板、2勝7敗1セーブ1ホールド、防御率4.62。昨オフに自由契約となり、年俸1億円の単年契約でソフトバンクが獲得。
コリン・レア(30、投手・右投)
2011年プロ入り、2015年メジャーデビュー。2020年はカブスで9試合に登板、1勝1敗1ホールド、防御率5.79。年俸1億円で1年契約。
他に、2019WBSCプレミア12のキューバ代表だったアンディ・ロドリゲス投手(22)と育成契約、年俸は1,000万円。
なお、ソフトバンクで6年プレーし43勝を挙げたリック・バンデンハーク投手(35)と、昨季6勝を挙げたマット・ムーア 投手(31)、オスカー・コラス投手兼外野手(22)は自由契約となり、バンデンハークはキャンプイン後の2月24日になってようやくヤクルトへの移籍が決まった。

ロッテ ロッテ

ドラフト新人(1軍A班スタート:3人)

鈴木昭汰(22、投手・左投)
ドラフト1位(法政大)。ストレートの最速は153キロ。大学4年春のリーグ戦では先発と中継ぎで4試合に登板、防御率1.54とリーグ優勝に貢献。
ちなみに、一昨年ドラフト1位の令和の怪物・佐々木朗希投手も一軍メンバー入り。
小川龍成(22、内野手)
ドラフト3位(國學院大)。俊足と広い守備範囲が持ち味の遊撃手。大学2年春にはベストナインを受賞し、3年時には日米大学野球の代表に選出。
河村説人(23、投手・右投)
ドラフト4位(星槎道都大)。最速150キロのストレートとフォークが武器。大学4年秋は3勝1敗、防御率0.62の活躍でリーグ優勝に貢献、最高殊勲選手賞を受賞。

移籍組

新加入なし
昨季、美馬学投手(楽天)や福田秀平外野手(ソフトバンク)、鳥谷敬内野手(阪神)など大物移籍を獲得するも、今季ストーブリーグは目立った動きなし。
なお、2020年シーズン途中で交換トレードにより巨人から移籍した沢村拓一投手(32)は、ロッテの4年10億円提示を断り、海外FA権を行使してレッドソックスへの入団が決まった。
また、10人の選手を戦力外通告し、原嵩投手(22)、森遼大朗投手(21)、高濱卓也内野手(31)の3人は育成契約を締結。
国吉佑樹(29、投手)
6/14に、ロッテ・有吉優樹投手⇔DeNA・国吉佑樹投手の交換トレードが成立。国吉投手は、2009年の育成ドラフト1位でDeNAに入団、10年間で220登板し20勝29敗3セーブ34ホールド、防御率3.78。年俸5,720万円。
加藤匠馬(29、捕手)
6/15に、ロッテ・加藤翔平外野手⇔中日・加藤匠馬捕手の交換トレードが成立。加藤捕手は、2014年のドラフト5位で中日に入団、5年間で126試合に出場、打率.213、0本塁打。年俸1,500万円。

新外国人

ステフェン・ロメロ(32、外野手)
2017-19年はオリックス、2020年は楽天でプレーし、NPB4年間で406試合に出場、399安打、93本塁打、打率.269。楽天から自由契約となり、オリックスに復帰。1年契約で年俸1億3千万円プラス出来高払い。
アデイニー・エチェバリアン(31、内野手)
2010年にアマチュアFAでプロ入り、2012年メジャーデビュー。MLB9年間で922試合に出場、37本塁打、打率.253。1年契約で年俸1億円。
他に、サンディ・サントス外野手(26)と、ホルヘ・ペラルタ内野手(19)が、育成契約で入団。
なお、ロッテを自由契約となったチェン・グァンユウ投手(30)は台湾社会人リーグへ、チェン・ウェイン投手(35)は阪神が獲得。

西武 西武

ドラフト新人(1軍A班スタート:2人)

若林楽人(22、外野手)
ドラフト4位(駒澤大学)。走攻守バランスのよい、強肩と俊足の持ち主。大学4年秋の東都リーグでは、打率.310、4本塁打でベストナインを獲得。
ブランドン大河(22、内野手)
ドラフト6位(東農大北海道オホーツク)。高校時代は二刀流も大学では野手に専念し、四番打者としてスピード&パワープレーに磨きをかける。

移籍組

吉川光夫(32、投手・左投)
2006年の高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。交換トレードで2017年から巨人でプレーするも、2019年6月に再び交換トレードで日ハムに復帰。NPB通算14年間で、214試合に登板、55勝70敗、防御率3.91。2020年オフに金銭トレードで西武に移籍。年俸3,000万円。
なお、西武は9人の選手を戦力外とし、多和田真三郎投手(27)とは育成契約を締結。
公文克彦(29、投手・左投)
平沼翔太(23、内野手)
五輪中断中の8/12、西武の木村文紀外野手・佐藤龍世内野手⇔日本ハムの公文克彦投手・平沼翔太内野手の2対2の交換トレードが成立。救援左腕が不足していた西武と、打力強化が課題の日本ハムの狙いが一致した模様。

新外国人

マット・ダーモディ(30、投手・左投)
2013年プロ入り、2016年メジャーデビュー。2020年はカブスで1登板、1ホールド、防御率5.13。単年契約で年俸6千万円。
なお、一昨年オフに年俸6千万円で契約したショーン・ノリン投手(30)は自由契約となり退団。

楽天 楽天

ドラフト新人(1軍A班スタート:4人)

早川隆久(22、投手・左投)
ドラフト1位(早大)。最速156キロのストレートと多彩な変化球を投げる。大学4年秋の東京六大学では46イニングを投げ74奪三振、6勝0敗、防御率0.39の成績でベストナインを獲得。
高田孝一(22、投手・右投)
ドラフト2位(法大)。大学での通算成績は登板31試合、7勝3敗、防御率3.22。最速156キロのストレートを中心に、カットボールやスプリットを交ぜる。
藤井聖(24、投手・左投)
ドラフト3位(ENEOS)。社会人代表にも選ばれ、最速150キロの直球と変化球で、先発と救援の何れの適正も併せ持つ。
内間拓馬(22、投手・右投)
ドラフト4位(亜大)。がっしりとした体格から、最速150キロの直球とスライダー、スローカーブなどを繰り出す本格派右腕。

移籍組

2020シーズン中
巨人と共に2020年のシーズン途中でも、積極的なトレードで補強を敢行。巨人との交換トレードでは、6/25に池田駿投手(⇔ゼラス・ウィーラー投手)を、7/14には高田萌生投手(⇔高梨雄平投手)を獲得。9/21には金銭トレードで広島のD.J.ジョンソン投手を、9/29には巨人の田中貴也捕手を獲得。
田中将大(32、投手・右投)
甲子園で活躍し2006年の高校生ドラフト1巡目で楽天に入団。ルーキーイヤーから先発ローテで活躍、2013年にはリーグ戦24連勝無敗で楽天を初優勝・初日本一に導く。2013年オフにポスティングシステムでメジャー挑戦、投手としてはMLB史上5位となる総額1億5,500万ドル(約161億円)の7年契約でヤンキースに入団。MLB7年間で174試合に登板、78勝46敗、防御率3.74。7年契約満了の2020年オフにFAとなり、8年ぶりに楽天に復帰。2年契約で、年俸は日本球界最高となる9億円。
横尾俊建(27、内野手)
2/27に、日本ハム・横尾俊建内野手⇔楽天・池田隆英投手の交換トレードが成立。横尾内野手は、2015年のドラフト6位で日本ハムに入団、5年間で256試合に出場、打率.21、21本塁打。
なお、巨人とDeNA、楽天でプレーしてきた久保裕也投手(40)と、青山浩二投手(37)、渡辺直人内野手(40)の3人は現役を引退。
また楽天は、10人の選手を戦力外とし、渡邊佑樹投手(24)とは育成契約、近藤弘樹投手(25)はヤクルトが、山下斐紹捕手(28)は中日が、それぞれ育成で契約。
炭谷銀仁朗(33、捕手)
7/4、巨人の2番手捕手として2021年シーズン当初より前日まで44試合に出場していたが、金銭トレードで楽天に移籍。2005年の高校生ドラフト1巡目で西武に入団、一時は正捕手も務めるが新天地を求め2018年オフにFA権を行使して巨人に移籍(代わって人的補償で内海哲也投手が西武に移籍)、3年契約で年俸は1億5千万。その3年目のシーズン中盤での電撃移籍に注目が集まる。

新外国人

ブランドン・ディクソン(28、内野手)
2013年MLBドラフト3巡目でプロ入り、2018年メジャーデビュー。MLB3年間で196試合に出場、20本塁打、打率.228。年俸100万ドル(約1億400万円)で1年契約。
アダム・コンリー(30、投手・左投)
2011年MLBドラフト2巡目でプロ入り、2015年メジャーデビュー。2015-19年のマリーンズ5年間で174試合に登板、25勝30敗5セーブ22ホールド、防御率4.82。年俸70万ドル(約7,300万円)で1年契約。
ルスネイ・カスティーヨ(33、外野手)
2014年にアマチュアFAでプロ入り、2014年メジャーデビュー。MLB3年間で99試合に出場、7本塁打、打率.262。年俸は65万ドル(約6,760万円)も、追加で100万ドル(約1億400万円)の出来高付き。

日本ハム 日本ハム

ドラフト新人(1軍A班スタート:4人)

伊藤大海(23、投手・右投)
ドラフト1位(苫小牧駒澤大)。最速156キロのストレートに加え、スライダーとカーブを含む10種類の多彩な変化球が武器。
五十幡亮汰(22、外野手)
ドラフト2位(中央大)。俊足の持ち主で、中学3年の全日本中学陸上競技選手権では100m走と200m走でサニブラウン選手を抑えて優勝。
古川裕大(22、捕手)
ドラフト3位(上武大)。二塁送球1.8秒台の強肩で、かつ大学リーグ通算12本塁打の左の強打者。
今川優馬(24、外野手)
ドラフト6位(JFE東)。大リーガーのミゲル・カブレラを参考にしたという、アッパースイングから広角に打てる長打力が武器。

移籍組

池田隆英(26、投手)
2/27に、日本ハム・横尾俊建内野手⇔楽天・池田隆英投手の交換トレードが成立。池田投手は、2016年のドラフト2位で楽天に入団、2018年に15登板し1勝5敗4ホールドを挙げるも、以降は一軍登板なし。年俸650万円。
谷川昌希(28、投手)
4/17に、金銭トレードで阪神から獲得。2017年のドラフト5位で阪神に入団、3年間で25登板し1勝1敗、防御率5.77。年俸950万円。
元阪神とメジャー、日本ハムで活躍し2006年に現役を引退した新庄剛志外野手(49)が現役復帰を目指し、日本ハムのユニフォームを着てトライアウトに参加するも復帰は断念。
なお、有原航平投手(28)がポスティングシステムでメジャー挑戦、レンジャーズと2年総額620万ドルで契約。同じくポスティング申請した西川遥輝内外野手(28)は、移籍交渉不成立で残留が濃厚。
また、吉川光夫投手(32)が、金銭トレードで西武に移籍。
ほか、6人の戦力外通告のうち、鈴木遼太郎投手(24)と姫野優也外野手(23)とは育成契約を締結。宮台康平投手(25)はトライアウトに参加、ヤクルトが獲得。
木村文紀(32、外野手)
佐藤龍世(24、内野手)
五輪中断中の8/12、西武の木村文紀外野手・佐藤龍世内野手⇔日本ハムの公文克彦投手・平沼翔太内野手の2対2の交換トレードが成立。救援左腕が不足していた西武と、打力強化が課題の日本ハムの狙いが一致した模様。

新外国人

ロビー・アーリン(30、投手・左投)
2009年MLBドラフト3巡目でプロ入り、2013年メジャーデビュー。MLB通算7年間で115試合に登板、13勝20敗6ホールド、防御率4.85。1年契約で年俸8千万円プラス出来高。
ロニー・ロドリゲス(28、内野手)
2010年にアマチュアFAでプロ入り、2018年メジャーデビュー。2018-19年にタイガースで146試合に出場、19本塁打、打率.221。1年契約で年俸4千万円。
なお、2020年に巨人から移籍したクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)は自由契約となり、LMPのチャロス・デ・ハリスコへ移籍。2018年から3年間在籍したニック・マルティネス投手(30)は、ソフトバンクに移籍。

オリックス オリックス

ドラフト新人(1軍A班スタート:0人)

ドラフト1位の山下舜平大投手(福岡大大濠高)ら新人6選手は、全員がB組スタートになった。

移籍組

平野佳寿(36、投手・右投)
2005年のドラフト希望枠でオリックスに入団、2017年オフに海外FA権でメジャー挑戦しダイヤモンドバックスに移籍。MLB通算3年間で150試合に登板、9勝9敗8セーブ48ホールド、防御率3.69。2020年オフにFAとなり、年俸1億5,000万円プラス出来高の1年契約でオリックスに復帰。
能見篤史(41、投手・左投)
2004年のドラフト自由枠で阪神に入団し16年間プレー、2012年には最多奪三振タイトルを獲得。2020年オフに戦力構想から外れるも現役続行を希望し、オリックスが選手兼任投手コーチとして獲得。1年契約で年俸は前年から6千万減の3,500万円。
また、ソフトバンクで戦力外となった田城飛翔外野手(21)を育成契約で獲得。
なお、ソフトバンクとオリックスで16年プレーした山崎勝己捕手(38)が現役を引退。戦力外となった10人のうち、 近藤大亮投手(29)と西浦颯大外野手(21)は、育成契約を締結。

新外国人

ステフェン・ロメロ(32、外野手)
2017年にマリナーズからオリックスに移籍。3年に渡ってオリックスの4番打者として活躍するも故障で2019年オフに自由契約となり、2020年に楽天に移籍。しかし1年で自由契約となり、再びオリックスが獲得。単年契約で年俸は1億3,000万円。
なお、アンドリュー・アルバース投手(35)とアデルリン・ロドリゲス内野手(29)の二人は、自由契約となり退団。
グレン・スパークマン(29、投手・右投)
6/23に獲得を発表。2017年メジャーデビュー、2019年にはロイヤルズで23試合に先発するなどで4勝(11敗)を挙げる。メジャー通算52試合で4勝14敗、防御率5・99。単年契約で年俸は3,500万円+出来高。

 4.東京オリンピック「侍JAPAN!」招集メンバーは?

侍ジャパン・ベンチ入りメンバーコロナ禍により1年延期された、今夏開催の2020年東京オリンピックでは、野球が追加競技として12年ぶり13年ぶりに復活します。過去のオリンピックの野球競技において、日本は公開競技として開催された1984年ロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲ったものの、正式種目となった1992年バルセロナオリンピックからの5大会では、銀メダル2回、銅メダル1回の成績に留まっています。現「侍ジャパン」は、2019年11月に2020オリンピックの前哨戦として開かれた国際大会「プレミア12」において、豊富な投手陣を強みに優勝しました。2020オリンピックでも、日本の金メダル獲得が大いに期待されていますが、当面気になるのは、侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督の選手選考!。ちなみに、2月7日に広島のキャンプを視察した稲葉監督は、鈴木誠也外野手に侍ジャパンの4番を任せる構想を伝えたそうです。



(出所)時事ドットコム

東京オリンピック2020の会期は、開会式が行われる2021年7月23日(金)から、閉会式が行われる8月8日(日)までの17日間ですが、ソフトボールとサッカーの試合は開会式の2日前、7月21日(水)からスタートします。野球の競技日程は、7月28日(水)の正午から、福島市の県営あづま球場で初戦となる予選第1試合を実施する予定で、野球・ソフトボールともに第1試合には、開催国・日本が出場します。侍ジャパンは、開幕戦の1週間前となる7月21日(水)から、仙台市にある楽天生命パーク宮城で直前合宿に入る予定で、日本代表の選考選手が一堂に会するのは、この時が初めて!。なお、合宿中には、楽天などプロ野球球団との練習試合が行われるものと思われます。日本野球機構(NPB)では、東京オリンピックの開催に合わせて、オールスター明けの7月19日~8月12日までの25日間、公式戦のスケジュールに中断期間が設けられました。ちなみに、野球競技の決勝戦は、8月7日(土)に横浜スタジアムで開催されます。

こうした中、注目されるのは、『オリンピックに出場する日本代表「侍ジャパン」選手の選考結果の発表が何時頃になるか?』ですが、オールスター前の公式戦の最終戦(スケジュール上)が行われる7月14日(水)の試合終了後でしょうか?(汗)。オリンピックに出場できる選手の登録人数は、1チーム24人。稲葉監督は、2月1日のキャンプインから、12球団すべてのキャンプを視察する予定だそうです。

侍ジャパン(日本代表)メンバー発表!

6月16日、侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は都内のホテルで、東京オリンピックに挑む野球日本代表の内定選手 24名を発表しました。

発表された代表メンバーの内訳は、投手 11名、野手 13名(捕手 2名、内野手 6名、外野手 5名)です。オリンピック経験者は、2008年の北京オリンピックに出場した田中将大投手のみです。

なお、この発表後に、広島の會澤翼捕手は左下腿腓腹筋挫傷、巨人の中川皓太投手は左肋骨骨折、同じく巨人の菅野智之投手はコンディション不良を理由に、代表内定を辞退。代わって、それぞれの同守備から、梅野隆太郎捕手(阪神)、千賀滉大投手(ソフトバンク)、伊藤大海投手(日本ハム)の3人が追加招集され、代表入りしました。


<監督>
稲葉篤紀
<コーチ>
金子 誠(ヘッド兼打撃)
建山義紀(投手)
村田善則(バッテリー)
井端弘和(内野守備・走塁)
清水雅治(外野守備・走塁)
<投手>
青柳晃洋(阪神)
岩崎 優(阪神)
森下暢仁(広島)
山本由伸(オリックス)
田中将大(楽天)
山﨑康晃(DeNA)
栗林良吏(広島)
大野雄大(中日)
平良海馬(西武)
中川皓太(巨人)
千賀滉大(ソフトバンク)
菅野智之(巨人)
伊藤大海(日本ハム)
<捕手>
甲斐拓也(ソフトバンク)
會澤 翼(広島)
梅野隆太郎(阪神)
<内野手>
山田哲人(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
浅村栄斗(楽天)
菊池涼介(広島)
坂本勇人(巨人)
村上宗隆(ヤクルト)
外野手
近藤健介(日本ハム)
柳田悠岐(ソフトバンク)
栗原陵矢(ソフトバンク)
吉田正尚(オリックス)
鈴木誠也(広島)

東京2020 野球決勝T結果
東京2020オリピック野球競技の決勝トーナメント対戦結果

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