ルンバを比較、お勧めはどれ?

数あるルンバの中でもどの機種がお買い得か、機能や価格を比較してみました。

 1.「ルンバ」のラインナップとその違い

アイロボット(iRobot)社のルンバ(Roomba)には、結構多くのモデルがあって、さぁ”ルンバを買おう”と思っても、その違いがよく解りません。
そこで、各シリーズの違いと、それぞれのモデルの違いを整理してみました。

まず、ルンバには、従来からのメインストリームとして、900シリーズ、800シリーズ、600シリーズ と、3つのシリーズ・ラインがあります。そこに2018年10月、「ルンバ e5」が加わりました。e5は、ミドルレンジの800シリーズに代わる、新しいコンセプト・シリーズです。そして2019年2月には、「ルンバ i7/i7+」が新登場!。i7シリーズは、従来のハイエンドモデル900シリーズの更に上を行く、革新的な進化バージョンです。最新のモデルは、2020年2月に発売された、「ルンバ 671新製品。ルンバのエントリークラスである600シリーズに、最新機種として投入された「ルンバ 671」は、確かな清掃能力と利便性の高いオプション機能が搭載されながら、4万円前後で買うことができる、コスパが非常に高いモデルです。

i7シリーズ

i7シリーズ】は、2019年2月に登場した、ルンバ史上で最も賢い、ハイエンドモデルの900シリーズが革新的に進化した、トップ of ハイエンドモデルのシリーズです。基本モデルの「i7」と、自動ゴミ収集機・クリーンベースを備えた「i7+」の2つのモデルがラインナップ!

なお、i7シリーズの発売を受けて、980は生産を終了。在庫限りの値引きが期待されます。また960は、販価格が8万9880円から6万9880円(税別)へ2万円値下げされ、たいへんお買い得になりました!

i7シリーズ

ルンバi7

ルンバi7i7シリーズのベースモデルが、「i7」(2019年2月発売)。定価は 107,870円(税込)。ルンバ960の従来価格から1万円アップでの登場ですが、960は2万円値下げされたので、定価で3万円差となります。

ルンバi7の最大の進化は、家の地図を記録し学習するようになった点。従来は、家具の配置が変わると地図情報が新しく上書きされていましたが、i7ではセキュリティ対策を強化することで地図を記録学習し、より効率的なルート選択が可能になりました。また、ルンバの作成した地図をiRobot HOME アプリで見て、指定した部屋だけを掃除することも出来ます。クリーン機能では、ルンバi7に搭載された「AeroForce 三段階クリーニングシステム」は、吸引力がルンバ600シリーズに比べて約10倍にアップ!。ゴム製のデュアルアクションブラシとパワーリフト吸引で、微細なゴミやカーペットの毛まで逃さず取り除きます。

ルンバi7+

ルンバi7+i7シリーズの最高峰モデルが、「i7+」(2019年3月発売)。i7+には、i7の本体に加え、自動ゴミ収集機「クリーンベース」が付属します。クリーンベースは、充電台を兼ねたルンバのホームベースに、ゴミ収集のための機構を付加したもの。清掃作業を終了したルンバがホームに戻ると、クリーンベースは本体を充電しながら、ルンバが集めたゴミを吸引してくれます。クリーンベースの専用紙パック(3枚セットで1,980円+税)は、i7ダスト容器の約30杯分。つまり、ゴミ捨ての頻度が30分の1に軽減されます!。

900シリーズ

900シリーズ】は、i7シリーズが登場するまで、長きにわたってルンバ史上最高の清掃力を謳ってきた、ハイエンドモデルのシリーズです。上位モデルの「980」と、機能を省き価格を抑えた「960」、2つのモデルがラインナップ!

900シリーズ

ルンバ980

ルンバ980900シリーズのトップモデルが、「ルンバ980」(2015年10月発売)。定価は 125,000円(税別)。”ルンバ史上最高の清掃力”を備えたという980は、① 新しいナビゲーションシステム「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載し、カメラと優れた人口知能でフロア全体の間取りと自位置を正確に把握。複雑な形状や障害物の多い環境下でも、複数の部屋をすみずみまで、まんべんなく清掃できます。また、② 新たな清掃機構「AeroForce クリーニングシステム」と、最新の強力モーター「ハイパワーモーターユニットG3」を搭載し、吸引力は従来の700シリーズモデルの最大10倍に向上しました。さらに、③ 「iRobot HOME アプリ」をインストールしたスマートフォンやタブレットから、ルンバを遠隔操作できるようにもなりました。

ルンバ960

ルンバ960900シリーズの最新型「ルンバ960」(2016年8月発売)は、「980」の廉価版モデル。定価は 89,880円(税別)と、980より 35,000円も安くなっています。基本性能は980そのままに、稼働時間(最大)が120分から75分に短縮されていますが、それでも他社のロボット掃除機と比較すれば長い方です(ダイソン360Eyeは45分)。また、カーペットブースト機能が省かれ、デュアルバーチャルウォールが2台から1台に、交換用のダストカットフィルターやエッジクリーニングブラシといった付属品の点数を減らすことで、大変お買い得なプライスに!

800シリーズ

【800シリーズ】は 中間価格帯のミドルレンジのシリーズで、ルンバの主力商品です。

800シリーズ

ルンバ890

ルンバ890800シリーズの最新型は、「ルンバ890」(2016年8月発売)。定価は 69,880円(税別)。800シリーズにも、2016年5月発売の「876」から、それまで最上位900シリーズのみんい付属していた「デュアルバーチャルウォール」が付属するようになりました。新型の「890」は、付属するデュアルバーチャルウォールが1台に減りましたが、新機能としてスマートフォンのアプリ「iRobot HOME」に対応!

800シリーズに搭載された最新テクノロジーは、吸引力が700シリーズの5倍、清掃性能が最大50%アップを実現させた「エアロフォース・クリーニングシステム」。この他にも、従来の800シリーズや、下位モデルの700シリーズに比べると、バッテリー寿命(6年)が格段に延びています。

また市場には、2014年3月~6月に発売された旧800シリーズの、870・871・880も、値段も手ごろになって販売されています。

eシリーズ

2018年10月に発売された「Roomba e5」は、800シリーズの「ルンバ890」と入れ替わり市場に投入された商品で、今後【eシリーズ】としてラインナップが増えるのかは不明です(汗)。

e5

ルンバe5

ルンバe5800シリーズに代わって発売された「ルンバe5」(2018年10月発売)。定価は 49,880円(税別)と、800シリーズの「ルンバ890」より2万円も安い、従来の600シリーズ並みの価格設定です!。

800シリーズに搭載された最新テクノロジーである「エアロフォース・クリーニングシステム」や、スマホと連携する「iRobot HOME」、高速応答プロセス「iAdapt」搭載はそのままに、「ゴミフルサイン」機能などを省くことで、大幅なコストカットを実現しました。その代わり、稼働時間が従来の60分から最大90分となったうえ、ダストボックスの形状が変更され、900シリーズにも無い「洗えるダスト容器」が搭載されました!。この他、ゴム製のデュアルアクションブラシなども改善が図られています。

その他、過去のシリーズ

700シリーズ

【700シリーズ】(770・780)は、2011年11月に発売されたモデルです。600シリーズのシステムに、800シリーズの機能を搭載する中間ランクとして登場しましたが、現在はランナップから外されています。

600シリーズ

600シリーズ】は、ルンバのエントリークラスです。最新モデルは3機種あり、スマートフォンのアプリ「iRobot HOME」に対応した「ルンバ690」(2017年8月発売)と、その機能を省いた廉価版「ルンバ643」(2018年3月発売)。ただし、新機種の「ルンバ643」は、2017年11月発売の「ルンバ691」から外観(カラー)が変わっているだけで、機能や性能的に違いはありません。同じく、amazon限定発売の「ルンバ692」も、同一ラインの製品です。

600シリーズの、上位シリーズとの大きな違いは、従来モデルでは機能面で”スケジュール機能”が省かれていましたが、2015年モデルの「654」から搭載されるようになりました。また、性能面では、”AeroForceエクストラクター”や”ダストカットフィルター”等が搭載されていません。その他、ゴミセンサーが1系統だったり、ゴミ満タンランプ(ゴミフルサイン)が無かったりと、細々した違いがあります。

ルンバ690

ルンバ690600シリーズの主力機は、「ルンバ690」(2017年8月発売)。定価は 49,880円(税別)。旧型「680」(2016年9月発売)に対して、新たにスマートフォンアプリ「iRobot HOME」に対応しました。

ルンバ643(=642/641)

ルンバ643600シリーズの最新型「ルンバ643」(2018年3発売)は、「690」の廉価版モデル。定価は 39,880円(税別)。690から スマホアプリ「iRobot HOME」と「スケジュール機能」機能を省くことで、10,000円も安くなっています。2017年11発売の「ルンバ641」と機能や性能はそのままに、概観(色)が変更されています。同じく、アマゾンだけで限定発売されている「ルンバ642」も、同じモデルの派生商品です。

最近話題の注目新商品、拭き掃除ロボット

最近話題のロボット型掃除機と言えば、単なるゴミ取り掃除機に留まらず、拭き掃除をしてくれるロボットです!。

2014年7月に、アイロボット社から、フローリングの”水拭き”(ウェットモード)と”から拭き”(ドライモード)ができる、床拭きロボット「ブラーバ 380j」が発売されました。現在、お掃除ロボットの売上トップ10を独占する勢いのルンバですが、実はその売上数3番手は、「ブラーバ」なんだそうです!。

そして、2016年8月には、キッチンの床や、手の届きにくいところにこびりついた汚れやベタつきをきれいに拭き取ってくれる、「ブラーバ ジェット」が発売されました。ジェットスプレーで水を噴きつけて汚れを浮かせ、クリーニングヘッドで汚れをこすり落として、床をピカピカに拭き掃除してくれます。ネットショップでの価格は、29,000円前後から!。

 2.全部のルンバを比較

お掃除ロボット「ルンバ」を買うなら、どのルンバがおすすめか、現行モデルのルンバを比較する一覧表を作ってみました。

ルンバを現行モデルから選ぶなら、お勧めはこれ!
製品名 i7シリーズ 900シリーズ e5シリーズ 600シリーズ
ルンバi7+ ルンバi7 ルンバ960 ルンバe5 ルンバ643
発売日 2019年3月 2019年2月 2016年8月 2018年10月 2018年3月
公式直販サイト
定価(税込)
¥140,270 ¥107,870 ¥97,070
¥75,470
¥53,870 ¥43,070
¥32,270
ネット安値
(目安)
121,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
94,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
70,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
49,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
31,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
テクノロジー
ナビゲーション
テクノロジー
iAdapt 3.0
ビジュアルローカル
iAdapt 2.0
ビジュアルローカル
高速応答プロセス
iAdapt 2.0
クリーニング
システム
AeroForce
3段階クリーニング
AeroForce
クリーニング
3段階
クリーニング
ゴミ除去量 約10倍 約1.5倍 約1倍
稼働時間(最大) 75分 75分 90分 60分
クリーンベース
洗えるダスト容器
自動再開
スケジュール機能
ゴミフルサイン
ダストカットフィルター
清掃モード設定
iRobot アプリ
お買い得のルンバを比較して選ぶなら、お勧めはこれ!
製品名 900シリーズ 800シリーズ e5 600シリーズ
ルンバ980 ルンバ960 ルンバ890 ルンバe5 ルンバ690 ルンバ643
発売日 2015年10月 2016年8月 2016年8月 2018年10月 2017年8月 2018年3月
公式直販サイト
定価(税込)
¥135,000 ¥97,070
¥75,470
¥75,470 ¥53,870 ¥53,870 ¥43,070
¥32,270
ネット安値
(目安)
112,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
70,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
45,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
49,000円
楽天市場へ
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Yahoo!へ
41,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
31,000円
楽天市場へ
amazonへ
Yahoo!へ
テクノロジー
ナビゲーション
テクノロジー
iAdapt 2.0
ビジュアルローカル
高速応答プロセス
iAdapt 2.0
クリーニング
システム
AeroForce
クリーニング
+カーペットBoost
AeroForce
クリーニング
 
3段階
クリーニング
 
ゴミ除去量 約2倍 約1.5倍 約1倍
稼働時間(最大) 120分 75分 60分 90分 60分
自動再開
スケジュール機能
ゴミフルサイン
ダストカットフィルター
清掃モード設定
iRobot HOME
セット付属品 (本体、内臓バッテリー、ホームベース、電源コード、乾電池は共通)
デュアルバーチャルウォール ●×2 ●×1 ●×1 ●×1 ●×1 ●×1
交換用ダストカットフィルター ●×2 ●×1 ●×1 ●×1 (●) (●)
交換用エッジブラシ ●×2 ●×1
お手入れカッター
600シリーズ(690・641)の付属品は、「交換用ダストカットフィルター」ではなく「交換用フィルター」になります。

この他にも、一部の販売店では、在庫限りのモデルとして、【800シリーズ】の2015年モデルである「885」「875」や、2014年モデルである「870」「871」「880」、過去に発売された【700シリーズ】(ルンバ770・780)、【600シリーズ】(ルンバ654・630・622・621・620)、【500シリーズ】や、700シリーズの「視覚障がい者モデル」等が売られている場合があります。しかし、何れもだいぶ旧型になるので、たとえ破格値だったとしても、今から買うには少し勇気が必要です(汗)。

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