鶴瓶の家族に乾杯 | 岡山県岡山市(森山良子さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和5年2月6日(月)放送 森山良子が朝ドラ“カムカム”の舞台 ・岡山でぶっつけ本番旅!(前編)

旅のゲストは、歌手で女優の 森山良子(もりやま りょうこ)さん。東京都世田谷区出身の74歳(1月生まれなので放送時は75歳に)。ジャズ・トランペッターの父とジャズシンガーの母、かまやつひろし・かまやつ太郎さんをいとこに持つ音楽一家に生まれ、高校時代に先輩だった黒澤久雄さんに手渡されたジョーン・バエズのレコードに影響を受けて、友人らとフォークグループを結成します。1967年、19歳で黒澤プロダクションから『この広い野原いっぱい』でレコードデビュー。その後の活躍は言わずもがな、1969年に『禁じられた恋』で紅白初出場を果たし合計出場回数は10回。2002年の第44回日本レコード大賞では、『さとうきび畑』で最優秀歌唱賞を受賞、同時に自身が作詞した『涙そうそう』で作詩賞を受賞し、歌唱した夏川りみさんが金賞を受賞しました。また、映画や舞台、テレビやラジオでも活躍、2021年度後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』には、アニー・ヒラカワ(安子・ローズウッド)役で出演していました。ちなみに、前夫との娘でミュージシャン・森山奈歩さんの夫は“おぎやはぎ”の小木博明さん、後夫との息子が森山直太朗さんです。

森山さんが“家族に乾杯”にゲスト出演するのは今回が2回目。前回は10年前、2012年1月の放送で“陶器の里”として知られる岐阜県多治見市を旅しました。今回の旅の舞台は、岡山県 岡山市(おかやまし)。岡山県の南東部に位置し、県庁所在地で人口72万人を擁する東瀬戸圏最大の政令都市です。市の中心部には岡山城や日本三名園の一つである後楽園があり、桃太郎伝説の吉備団子が名物で、フルーツの産地としても知られています。母娘孫三代の悲喜劇を描いたNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の最初の舞台となったのが、上白石萌音さんと深津絵里さんが演じた雉真母娘の出身地である岡山。実際に、岡山市内でもドラマのロケが行われたそうなので、そんな思い出から岡山を訪れたであろう森山さん!。ご自身のインスタグラムで、今回の旅で訪れた場所での写真を何枚か紹介してくれています。地元の方なら、背景の映像から森山さんが訪ねた場所が分かるかも!?。


番組の概要(前編)

森山良子さんが朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のロケ地、岡山でぶっつけ本番旅へ。アニー・ヒラカワを演じた森山さんが撮影で訪れた洋館前で鶴瓶さんと待ち合わせ。鶴瓶さんを見るなり、走り出した森山さんは、カムカム撮影時の思い出を語ります。近くにいた女性に話しかけた二人、耳元のイヤホンが気になった鶴瓶さんが、何を聴いているのかたずねると、返ってきた答えはなんと…。さらに、近くを通りがかった女性に声をかけ、家を訪ねると、再び不思議な偶然が…。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2022年12月16日(金)。朝ドラのロケ地をゆっくり歩いてみたいと岡山市を旅先に選んだ森山良子さんが鶴瓶さんとの待ち合わせ場所に選んだのは、岡山市にある「総合グラウンドクラブ」(旧岡山偕行社)。岡山県総合グラウンドの場所はかつて旧日本陸軍の練兵場で、将校の社交等を担うために設立された団体である偕行社の活動拠点のひとつが岡山偕行社です。『カムカムエヴリバディ』の第110話、森山さん演じるアニー・ヒラカワ(安子)が出国したと意気消沈し母親のるい(深津絵里さん)が舞台に立つ会場(岡山偕行社)に戻ったひなた(川栄李奈さん)が、会場の入口に佇む安子(森山良子さん)を見つけ声を掛けると、安子は慌てて走って逃げ出します。そのまま岡山市内の商店街を駆け抜け、岡山城の西側にある神社に駆け込んだ安子。放送後、78歳のおばあちゃん(森山さんは当時74歳)が5キロもの距離を爆走したとSNSで話題になりました(笑)。今日も鶴瓶さんの前で走って逃げたら『鶴瓶さんはどれだけ走って追って来れるかしら』と笑いながら期待する森山さん、しかし当の鶴瓶さんは走るどころか、歩いていても地面に浮き出た木の根っこにつまづく始末です…(笑)。

【二人旅】 二人が出会ったのは!?

鶴瓶さんと森山さんが旧偕行社の前で話していると、年配の女性が建物の陰からこっちを見ているのに気が付き声を掛けます。日課の散歩中という武田さん、耳に付けたイヤホンで何を聞いているのか訊ねると、なんとNHKのラジオ英語講座を聴いているそうです!。『このタイミングでこんな人に会う?』とビックリする鶴瓶さん、息子さんがNHKの編成局にいると聞き、森山さんと二人で『ひとつよろしくお願いします』と頭を下げます(笑)。

商店街に向かって歩き出した鶴瓶さんと森山さん、ノートルダム清心女子大学の付属図書館と書かれた立派な建物の前で出会ったのは、二人の男の子。女子大に男の子がいると気になった鶴瓶さんが声を掛けると、付属小学校に通う6年生の間阪さんと赤田さんでした。

次に二人が道ですれ違ったのは、三輪車の後ろのカゴにグラウンドゴルフのクラブを積んだ石原さん。グラウンドゴルフ大会の帰りで賞を貰ったと、副賞が入った封筒を見せてくれました。近くで「石原印判店」を営み猫との独り暮らしと聞き、家を訪ねることにした鶴瓶さん。お店で石原さんにご家族のことを尋ねると、なんと長男は高校生だった時にコンピュータを学びたいと高校を中退、独学でNHKのラジオ英会話で英語を学び渡米、アメリカで学校に通い後に起業したんだそうです!。またしてもNHKラジオの英語講座の話題が飛び出し、『また やらせではないかと勘ぐらる』と焦る鶴瓶さんでした(笑)。真っ白な猫のゆめちゃんは、おとなしく石原さんの足下に座って鶴瓶さんと森山さんを見上げ、なんと可愛いことでしょう。

【世代を越えて受け継ぐ岡山県岡山市の名物】

ここでスタジオの小野アナウンサー、カムカムを彷彿とさせる人は岡山に他にもいると、三世代に渡る仲良し母娘が家族で守り続けている岡山の名物を紹介してくれるそうです。「世代を越えて受け継ぐ岡山県岡山市の名物」を紹介してくれるのは、林さんのお祖母ちゃんとお母さんの三世代。
 まずは、森山さんの生まれた昭和23年創業の洋食とラーメンのお店「食堂やまと」。この店でラーメンと共に人気なのが、“ドミソ―ス”と呼ばれるデミグラスソースのカツ丼(830円)。現在は2代目のご主人と3代目となる息子さんが創業当時の暖簾と味を守っています。
 続いては、創業明治42年、岡山の季節を和菓子で表現するお店「芭蕉庵」。創業者の曾孫で4代目店主の赤木さんは、広告会社のサラリーマンから転身、今はお母さんと一緒に店の伝統を受け継いでいます。
 最後は「木下大サーカス」。日本全国で公演するサーカスの老舗は明治35年に岡山で創業、今でも本拠地は岡山市にあります。現在現場の指揮を執るのは、創業者の孫で4代目社長の木下さん。昨年に創業120周年を迎え、さらに世代を越えて未来に向かって頑張っていくそうです!。

【二人旅】 古道具屋さんの店先で

鶴瓶さんと森山さんが「奉還町商店街」を目指して歩いていると、その手前にあった軒下に骨董品が所狭しと積み重ねられた古道具屋が目に留まります。入口には『川がにあります メン入荷』と手書きされた紙がガムテープで貼られ、地面に置かれた大きなポリ桶の中にはカニがぎっしり…。店頭にいた店主らしき女性が抱っこしていたのは、1か月前に生まれたばかりという赤ちゃん。難産だったため、生まれた時は息をしていなかったとか。それが今では3千グラムにまで成長したそうで、良かったと赤ちゃんに顔をこすりつけて喜ぶ鶴瓶さんでした(笑)。

【二人旅】 藍染店で見つけたステキなバック!

奄美織デニム藍染バッグ_中

次に二人が気になったのは、店先に藍染の商品がたくさん飾られた「Slow SunLife スローサンライフ」。店の奥では、藍染の作業が行われている様です。中に入ってスタッフの柳井さんに話を聞くと、ここで藍染した生地を向かいの店舗「夢心奉還町作業所」で製品に作って販売しているそうです。森山さんが見つけたのは、ハンガーにぶら下げられた沢山の紐状の端切れ生地。なんと、本来は捨てられてしまうデニムの耳だそうですが、これを染めて作ったというバッグを見せてもらうと、鶴瓶さんも大いに気に入るほどステキな商品に!。

ここで二人は別れ、ひとり旅に。

【鶴瓶さん】 拝め拝め?

奉還町商店街を目指す途中で鶴瓶さんが出会ったのは、清心女子大生という自転車に乗った大槻さんと北野さん。鶴瓶さんを目の当たりにしてキャッキャと大喜びする女子大生に気をよくした鶴瓶さんは、『もっと言ってくれ』と更に女子大生をキャッキャさせるために、これは北野さんが最近見たというニノが出演した“家族に乾杯”の撮影で、昨日は松潤だったと伝えると、女子大生二人は『ぃえええ!』と驚嘆します(笑)。さらに一緒に写真を撮る際には、『拝め拝め、御利益あるでぇ』と言うと、左右に膝まづいてお地蔵さんの様に立つ鶴瓶さんを拝み上げる女子大生二人でした(笑)。女子大生からキャーキャー言われ大喜びの鶴瓶さん、隣のビル内にあった最上稲荷奉還町道場を見つけると、拝んでおくことに!。

【森山さん】 カフェ「ONSAYA COFFEE 奉還町本店」を訪ねると

一方、岡山といえば“ジーンズの街”というイメージがあると語るデニム好きの森山さん、ジーパン屋さんを探すことに!。西奉還町商店街を歩いて探しますが、なかなか見つかりません。そこで、たまたま見つけたお洒落なカフェ「ONSAYA COFFEE 奉還町本店」を訪ね、東さんや八幡さんにこの辺りにジーパン屋はないかと尋ねますが、二人とも聞いたことが無いそうです。すると東さん、『MITCHさんがよくこの店でライブしてくれます』と教えてくれました。MITCHさんとは、カムカムに出演していた大阪在住のトランぺッターで、偶然の出会いにまたビックリ!。カフェの一角がライブコーナーになっていて、壁にはサッチマ(ルイ・アームストロング)やサラ・ボーンの写真が貼られています。この店がとても気に入った森山さん、店主の東さんに社名「音茶屋」の由来を尋ねると、リチャード・グルーヴ・ホルムズというジャズ・オルガニストの曲「オンサヤ ジョイ」から取ったそうで、漢字は当て字だそうです。元は洋装店だったという店内は、昭和の雰囲気があちこちに漂い、とてもステキな雰囲気です。

【鶴瓶さん】 どこでも人気者!

鶴瓶さんが奉還町商店街を歩いていると、あちこちから声が掛かります(笑)。郵便局の前では、女性から『写真撮らせて頂いていいですか?』と声を掛けられ、いいですよとマスクを外して一緒に並んで立った鶴瓶さん。すると突然、後ろから『ピー、ピー』と警報音が鳴り響きます。その音を聞いて慌てて郵便局に戻った渡辺さん、どうやら鶴瓶さんを見つけ慌てて表に飛び出し、キャッシュディスペンサーに入れた通帳を取り忘れてしまった様です(笑)。

【鶴瓶さん】 「とりいくぐる」とは?

とりいくぐる

ちょうど向かいにあった鳥居と一体になった建物が気になった鶴瓶さん、渡辺さんに尋ねると、「とりいくぐる」といって赤い鳥居が残された上に建物が建てられ、昔はお店が入っていたそうです。鶴瓶さんが3基の古い鳥居をくぐって建物の奥に入って行ってみると、庭に面した大きなガラス窓のすぐ横でカレーライスを食べていた女性と目が合いビックリ(笑)。ここはお店かと尋ねると、「とりいくぐる」という名前のゲストハウスで、私はお客さんだと教えてくれました。中に入って詳しく話を聞くと、語学研修のため倉敷から岡山に来てゲストハウスの一室を借りているという永田さん、カレーは自分で持ってきたレトルトカレーだとか。日本に留学や働きに来た外国人に日本語を教えているそうですが、コロナ禍で外国人が日本に来なくなってしまったため自分から外国に行こうと探したらモロッコで職が見つかり、現在フランス語を勉強中だそうです。すると鶴瓶さんにお茶を出してくれたのは、ゲストハウスのスタッフの志賀さん。千葉出身で埼玉の大学4年次を1年休学して、自分の知らない土地柄である岡山に来てみたとか。ちょうどそこに現れたのは、代表の石井さんと、ここに来る途中で鶴瓶さんに声を掛けてくれたおばちゃん達と一緒に店内にいたという成田さん。どういう関係かと尋ねると、成田さんが店長をしているラウンジ「カド」は、ゲストハウス「とりいくぐる」の姉妹店なんだそうです。すると鶴瓶さん、『上手いこと“とりいくぐる”って名前付けてるのに、なんで“カド”やねん。“ちょうどカド”とかにしてよ!』と。『おぉぉ~』『さすがだー』と拍手が巻き起こり、その声に『むかし大喜利 得意やったんや』と気を良くする鶴瓶さんでした(笑)。

ラウンジ「カド」

元々は不動産屋という石井さん(有限会社バルプラン 代表)、この鳥居と一体になった古い建物が気に入り、1軒だけ八百屋が残り後は全部空き家になっていたところを丸ごと借り受け、一部を壊して中庭を造るなどして10年前にゲストハウスを開いたそうです。そこに訪ねて来たのは、この施設を設計してくれたという片岡さん、カドの2階で設計事務所(株式会社ココロエ一級建築士事務所)を開いているそうです。全国各地のゲストハウスの設計を手掛けてきたという片岡さん、不動産屋と建築家、工務店と施工者さえ揃えば施設は作れるけど、それでは奉還町のディープな雰囲気を活かす様な面白いものは出来ないと、大学生やコミュニティに興味ある若者などにも参加してもらって「とりいくぐる」を設計したそうです。

【森山さん】 馬野さんとの偶然の出会い!

再び西奉還町商店街でジーパン屋探しを始めた森山さん、古着屋さんの多さや、商店街の通路の真ん中に軽トラの周りにテントを張った移動販売の喫茶店チムニーが出店していて驚かされます。すると、ちょうど横を通り掛かった男性から声を掛けられます。さっきの藍染のお店で紹介されたデニムの耳で作られたバックを肩にかけた馬野さん、その「Slow SunLife」や「夢心奉還町作業所」を営む「株式会社うまの」の社長さんでした!。27年前に出身の山口から岡山に流れ着いて縫製業を営み始めたという馬野さん。藍染したデニムの耳が欲しいという森山さんに、ジーンズ産地である岡山では耳はタダみたいなものだから差し上げると言ってくれた上に、『染めてみます?』と藍染体験させてくれることに!。

再び「Slow SunLife」に戻り、作業着に着替え長い手袋をはめて貰った森山さんが、ジーンズ生地の切れ端の紐を藍染液が入った樽の中に浸ける様子をスタジオで見ていたい鶴瓶さん、まるで『北海道の昆布屋で働いている人みたい』と(笑)。森山さんが生地を1分ほど藍染液に浸けてから出して水洗いすると、既にキレイな藍色に染まっていました。さらに時間を掛けて浸け直していくと、どんどんと藍色が濃くなっていく様子に喜ぶ森山さん。最後は、2槽式洗濯機の脱水機で絞って作業は終了。出来上がった藍染したジーンズの耳と、染める前の耳を沢山もらった森山さん、ビニール袋に入れて大事に抱えると、大喜びで店を後にしました(笑)。【後編へ つづく】

前編の再放送は、2月13日(月)午後2時05分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

世代を越えて受け継ぐ岡山県岡山市の名物

鶴瓶さん

森山良子さん

 

 令和5年2月13日(月)放送 森山良子がアニー・ヒラカワに変身!岡山市で奇跡の出会い!(後編)

番組の概要(後編)

森山良子さんが『カムカムエヴリバディ』の舞台・岡山市へ。地元のフルーツを味わいたいと、森山さんはとっておきの秘策を繰り出し、果樹園がありそうな地域を訪れます。車を降りてすぐ、見かけた女性に声をかけると、知り合いのブドウ農家を紹介してくれることに!。森山さんは、女性とふたり、夕方の道を歩き始めます。一方、鶴瓶さんは、岡山の街中をあてもなく歩いていると、気になる店を発見!。奥から出てきた女性に聞くと、売る物がない店だと言います…。


放送内容(後編)

岡山市北区富町の住宅街を歩いていた鶴瓶さん、出会ったのは祖母の平井さんと孫の上野さん。上野さんから、『お祖母ちゃんは85歳になるのに県外にドライブに行く』と聞き焦る鶴瓶さんですが、孫の運転でと聞き安堵します(笑)。

一方の森山さんは、果物屋で果物農家を教えて貰おうと考え、商店街でくだもの屋さんを探すことに!。北区表町で辿り着いたのは、文具店の「DESKSIDE SUNAMI」。店主の角南さんに果物屋が無いかと尋ねますが、この辺りには無いそうです…。戦後すぐ開業して70数年になるという三代目の魚南さん、文房具が大好きで、旅先でも文房具屋に入って新しい商品を見つけたら買ってしまうんだとか(笑)。

【鶴瓶さん】 「岡山市民会館」の思い出

鶴瓶さんは、自分の原点とも言えるテレビのレギュラー番組を一番最初にやったのが岡山で、山陽放送の近くの市民会館でコンサートをしたことがあると、その場所を訪ねることに。「RSK山陽放送」の建物を見つけると、向かい側には50年前と変わらない「岡山市民会館」が建っており、懐かしむ鶴瓶さん。スタッフに『駆け出しの頃ですね』と言われ、『(駆け出しとは)よぉ言ってくれたな、歌で満杯になったんやでぇ』と憤慨します(笑)。隣接する、昨年暮れに大改修を終えたばかりの「岡山城」の界隈を歩いていると、「三宅歯科」の駐車場で出会ったのは、患者で来たという池本さんご夫婦。83歳になるというご主人から、糖尿病で目がよく見えなくなってしまい趣味のゴルフにも行かなくなったと聞いた鶴瓶さん、見えない方がパターはよく入るんだからゴルフは続けて欲しいと激励します!(笑)。

【森山さん】 アニー・ヒラカワ(安子)に扮して!

なかなか果物農家を見つけられない森山さん、ここは必殺技を使うしかないと、スタッフの要望に従ってアニー・ヒラカワ(安子)の真っ赤なコートの衣装に着替え、白髪のウィッグと眼鏡を掛けると、果物農家がありそうな岡山市北区芳賀地区を訪れます。さっそく見つけた、ウォーキング中の藤田さんに声を掛けると、アニー・ヒラカワを演じた森山さんだと気づいてくれて大喜びする森山さん。すぐ隣の家から出てきた木村さんの奥さんにも、『森山さんですよね』と声を掛けられ、さすが舞台となった岡山でカムカムの朝ドラ効果は絶大です!(笑)。そこで、お二人に果物農家を探していると相談すると、藤田さんのお友達でコールマンという品種のぶどうを温室栽培している農家の方がいると、紹介してくれることに!。その温室に森山さんを案内するために二人並んで歩き出した藤田さん、カラオケの十八番の『思い出のグリーングラス』を一緒に歌いたいとリクエストすると、森山さんも気さくにアカペラでハモってくれて感激します。

【鶴瓶さん】 コーヒーショップ「JOE's COFFEE」にて

再び市民会館の辺りを歩き回る鶴瓶さんですが、なかなか人と出会えません。ようやくコーヒーショップ「JOE's COFFEE」の前のベンチに座ってスマホを見ていた男性と目が合い、話し掛けます。この店の店主という津阪さん、休憩中だとか。脱サラしてコーヒーショップに3年勤め、31歳で独立してこの店を開業し5年になるそうです。外は寒いので、店内に入ってコーヒーを頂くことにした鶴瓶さん。慣れた手付きで津阪さんが淹れてくれたのはホンジュラスコーヒーで、なみなみとカップに注がれたコーヒーを溢しながら口に運ぶ鶴瓶さんによると、とても美味しいそうです(笑)。

【森山さん】 同い年の藤田さんと歩きながら…

ぶどう栽培の温室を目指して、二人並んで歩きながら話が弾む森山さんと藤田さん(笑)。なんと二人は、昭和23年・子(ねずみ)年生まれの同い年と判明!。藤田さんは、昨年岡山で行われた森山さんのコンサートに近所に住む友達が40代の娘さんと一緒に行ったそうですが、後で彼女から娘は『さとうきび畑』が戦争の歌とは知らなかったと聞かされたそうです。私たちの青春時代といえば“反戦歌”の時代、だからPPM(ピーター,ポール&マリー)ジョーン・バエズキングストン・トリオに感化され、フォークバンドを組んでボーカルで歌っていたという藤田さんの話を聞いて、私もジャストの時代と懐かしがる森山さんでした。すると、2人が通り掛かった道の横で畑作業をしていた男性が、森山さんの格好を見て怪しげにこちらを見ています…(汗)。そこで藤田さんが、笑いながら“森山良子さんなんですよ”とタネ明かしすると、姿勢を正した仁木さんは、『(和製)ジョーン・バエズ!、ここで会えて光栄です』と一礼してくれて、感激する森山さんでした(笑)。下の名前が平仮名なので、今は戒名はどうなるのかが一番の心配と話す藤田さんと一緒に笑いながら、昔よく歌っていたという『Cruel War(悲惨な戦争)』をハモる森山さんでした。

目指す農園の近くまでやってきた藤田さん、この道を真っすぐ行けば農園の知り合いが道に出て待っているはずと森山さんに伝えると、2人は抱き合って別れを惜しみます…。スタジオの小野アナウンサーによると、若い頃にバンドをしていて歌がとってもお上手な藤田さんは、今でも合唱サークルに入っていると、後日スタッフが訪ねたそうです。森山さんの名曲『この広い野原いっぱい』を歌ってくれていたのは、藤田さんら70歳前後の女性を中心とした「昭和少女合唱団(SSG)」の皆さん(笑)。藤田さんは、ロケのあった当日を振り返りながら、女子高校生時代に戻った様な時を過ごした森山さんとの出会いの喜びを語ってくれました。

【鶴瓶さん】 偶然目にした「STADIUM」とは?

再び街を歩き出した鶴瓶さん、“STADIUM”と書かれた派手な看板が目に留まり、シャッターが半分降りた店内に入っていってみます。野球選手の写真や野球道具が所狭しと雑多に飾られてはいますが、営業している様子は感じられません…(汗)。店の奥に向かって声を掛けると、出て来てくれたのは店主の金田さんの奥さん。店内の壁にはタイガースやジャイアンツの選手が使用したバットやシューズ等が多数飾られていますが、ほとんどが非売品だとか…。では何を売っているのかと尋ねると、『(売れ残った)その辺の物を(客の言い値で)売っておけ』とご主人が言っていたそうです(笑)。そのご主人はもう直ぐ帰ってくると聞いた鶴瓶さん、帰りを待つことに!。

【森山さん】 ようやく辿り着いたぶどう農園で

藤田さんと別れた森山さん、教えて貰った道を真っすぐ歩いていると、ぶどう農園主の野上さんの奥さんが道まで出て待っていてくれました。森山さんが着ていたアニーの衣装を見た野上さん、昨年9月に岡山市民会館で開かれた森山さんのコンサートの時の衣装だと気が付いてくれて、コンサートに来てくれたのねと大喜びする森山さんでした。温室にいたのは、野上さんの友人で農園を手伝ってくれている山下さん、やはり野上さんと一緒にコンサートに来てくれたそうです(笑)。このロケの撮影が行われたのは、昨年暮れ12月16日のこと。それなのに、温室の中にはたわわに実ったコールマンという品種のぶどうが沢山実っています!。大きな一房を切り取ってもらい、ぶどうを口に運んだ森山さん、あっさりした味でとても美味しいそうです。『(隣の温室の)紫苑(しえん)も食べられます?』と聞かれ、遠慮なく頂くことにした森山さん(笑)。顔より大きなブドウの房を2つも手にぶら下げ、交互に頂く森山さん、今年は夏の暑さが厳しかったことから紫苑の色づきは薄いそうですが、甘みはとても強いそうです。

【鶴瓶さん】 「スポーツ岡山」の金田さんとの出会い

スポーツ用品店「スポーツ岡山」でご主人の帰りを待つ間、店の奥で奥さんに色々と話を聞く鶴瓶さん。子供がいないので前々から店をたたむことは考えていたそうですが、開業50周年まであと5年は頑張ろうと言っていた矢先、2か月ほど前から急にご主人がやる気を無くし、店はちらかり放題になってしまったんだとか…。ちょうどそこに帰って来たご主人に、鶴瓶さんが自分より2つも若いのにとハッパを掛けると、『体力は使うてないけど、なかなか厳しいでっせ』と笑いながら答える金田さん。24歳で店を開き、岡山で最初の少年野球チーム(岡山リトルシニア)を立ち上げて250人もの子供が集まったそうですが、4~5年前にその監督も引退。『仕事も野球チームと共に引退せなあかんかなぁ』って思いつつ、鶴瓶さんの番組を見ては元気を貰っていたところと(笑)。お二人に馴れ初めを尋ねると、スポーツ店を開業するに当たって店の留守番が必要と電気工事に来ていた人に相談したら陸上経験があった奥さんを紹介してもらったとご主人、奥さんはというと当時は保育士をしていたので腰掛けのつもりで店番を引き受けることにしたそうです。それを聞いて、『腰掛けv.s.留守番』と呆れる鶴瓶さんでした(笑)。

後日再び番組スタッフが店を訪ねると、店内はずいぶんと片付いています。鶴瓶さんが訪ねてくるまでの2か月ほどは夫婦の会話も笑うことも無くなり、悶々として店のソファーで寝ていたら鶴瓶さんが来て、始めて心から笑わせて貰ったと奥さん。一方ご主人も、年上の鶴瓶さんから叱咤激励され、奥さんと二人三脚で1年ずつ積み重ねていきたいと心を入れ替えたそうです。思いがけずご主人から感謝の言葉を貰った奥さんは、今までは自分の方が前に出て主人には私に付いておいでみたいな感じでしたが、これからは三歩下がって優しくしてあげたいそうです(笑)。お二人の話をスタジオで聞いていた鶴瓶さんと森山さん、思わず涙がこみ上げ言葉に詰まります…。

【森山さん】 野上さんのご家族と

野上さんが温室のぶどう棚の下にテーブルと椅子を置きお茶の準備をしてくれている所に、ご主人と娘の木阪さんが訪ねてきてくれました。偶然にも、ご主人は森山さんと同じ74歳、娘さんは森山さんの娘(小木奈歩さん)と同じ50歳。ご夫婦の馴れ初めを訊ねると、ご主人が22歳、奥さんが20歳での見合い結婚だそうです。山下さんのスマホに入っていた奥さんのウエディングドレス姿の写真を見せて貰うと、とてもスマートで可愛らしい新婦さんでした。当時洋裁をしていたという奥さん手づくりのウェディングドレスで、今でも毎晩プールに行っているので着られるそうです。当時から体形が変わっていないのはスゴイと褒める森山さんに、『それだけが自慢なんです、ちょっと垂れていますけど…』と野上さんが話すと、『それ、よ~く分かります』と応える森山さんでした(笑)。美味しいぶどうと笑顔を沢山もらった森山さん、お礼に歌をプレゼントすることに!。選んだ曲は、『涙そうそう』でした。

涙そうそう 歌詞

【エンディング】 “フルーツパフェの街おかやま”より

ここからは小野アナウンサーによる後日談。スタジオ収録があった1月18日は、森山さんの75回目の誕生日。そこで森山さんのために、お誕生日ケーキならぬ、巨大なお誕生日パフェをプレゼント~!(笑)。岡山市では、果物王国である岡山のフルーツを四季を通じて楽しんでもらおうと2009年から「フルーツパフェの街おかやま」プロジェクトをスタート。今では市内の30店以上が参加して、岡山のフルーツを使った季節ごとに楽しめるパフェを一年中提供してくれているそうです。その参加店のひとつ、「ミルク工房 ジェラテリアMISAO」の塩見さんが作ってくれたのは、岡山市産の白桃、いちご、キウイ、みかん、ザボン、レモン、バナナ、ぶどう、ジェラートを使用した、何層にも生クリームと重ねられた巨大なパフェ!。森山さんはもちろん、ご相伴に預かった鶴瓶さんも美味しいと大喜びです(笑)。

後編の再放送は、2月20日(月)午後2時05分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

森山良子さん


 

番組内で紹介された 岡山市の名物など


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