鶴瓶の家族に乾杯 | 山形県大石田町(高橋克実さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成26年12月1日放送 「山形県大石田町(前編)」(ゲスト:高橋克実さん)

今回の旅のゲストは、俳優の高橋克実さんです。 とても”ひょうきん”な方なので、放送がとても楽しみです。

まず前編。 高橋さんは、最上川の土手で、「五月雨をあつめて早し最上川」と松尾芭蕉の句を詠みながら、鶴瓶さんを待ちます。鶴瓶さんは道で、車で通りがかった団子屋の奥さんに呼び止められます。「もともと豆腐屋だが、団子の方が人気がでて元気になってしまった」という話しを聞き、すぐ傍にある店「最上川千本だんご・横丁とうふ店」を紹介されたので、後で寄ると約束して分かれます。鶴瓶さんは土手に上がり、自分と似た頭の高橋さんを見つけると、「つるべー!」と叫びます。高橋さんは、「違います、”ぎんなん俳優”の高橋克美です!」と自己紹介。

高橋さんは最近、12月からNHKみんなの歌でも流れる「ぎんなん楽団カルテット」を歌う「高橋克実とチャラン・ポ・ランタン」として、歌手デビューしました。どうやら銀杏に似た頭をしているという理由で自分にオファーが来たらしいと、自虐ギャグでスタジオを笑わします。その高橋さんは、一日三食とも蕎麦でいいという”そば好き”で、ちょうど時期の”新そば”を食べたいと、山形県内でも有数のソバ処として知られる大石田町を、鶴瓶さんと二人で旅します。大石田町にはソバ畑が広がり、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。

たまたま土手の下から呼び掛けられたきれいな奥さんに、鶴瓶さんは千本だんご店に案内してもらうことにします。工場では、”ずんだ”を作るために枝豆を茹でていて、鶴瓶さんはそれをつまみ食い。さらに次は、店に寄って試食の豆腐を何種類も食べさせてもらいます。「おぼろ豆腐が旨いわ~、離れられんわ~」と、旅番組がグルメ番組に脱線。さらに大きな団子も頬張り、「めっちゃ旨いわ~」と顔を綻ばせます。団子を食べながら、奥さんに店の話などを聞いていると、ご主人は工場の次は駐車場に出て、幼稚園の園児たちが来たからと交通整理をしています。商売繁盛なのに、大忙しで動き回っているご主人を見て、鶴瓶さんは、儲けてもゴルフもせんとまじめで働き者だと感心します。

ここでスタジオから、地元の人達による町紹介のビデオ。 大石田町には、人口は7千人でありながら14店もの蕎麦屋が軒を連ね、大石田そば街道として知られています。大石田には、ここでしか手に入らない「来迎寺在来」といいう品種が栽培されいます。来迎寺(らいこうじ)在来種は、来迎寺地区で大切に受け継がれてきたソバで、実の色は茶褐色、香りが強く風味が長持ちするのが特徴です。そして大石田でそばを打つ名人は、家庭の奥さん方。大石田町では、そばを打つのは昔から女性の仕事で、美味しいそばが打てなければ一人前と認められなかったとか。

鶴瓶さんと高橋さんは、豆腐屋(団子屋)を50年前に開いたお婆ちゃんに会うために「サチ美容室」を訪ねますが、道に迷ってしまいます。道を尋ねた女性が、親切に車で案内してくれながら、”役場に高橋さんにそっくりな人が居る”と教えてくれました。団子屋のお婆ちゃんは、パーマ屋に行くときは団子を持参して、代わりにお昼御飯をご馳走になって帰るのが慣例だそうですが、この日は鶴瓶さんが団子屋に来ているという話を聞いて、急いで帰ったところで、パーマ屋に来た鶴瓶さんと、入れ違いになってしまいました。そこへ、団子屋のご主人(息子さん)が、甲斐甲斐しくお婆ちゃんの手を引いて、戻ってきてくれました。今夜は同窓会とのことで、お婆ちゃんの頭は、きれいにパーマが当たっています。「同窓会には、初恋の人もいてるんじゃないですか?」と尋ねる鶴瓶さんに、高橋さんは「80歳じゃ初恋の人は亡くなっているんじゃ?」と突っ込みます(笑)。

パーマ屋で鶴瓶さんと別れて、一人になった高橋さん。美味しい蕎麦が食べたいけれど、地元の人に”おすすめのそば屋”を聞いても、皆が「どこも美味しい」と言うだけで、特定の店の名前を教えてくれません。そこで、役場なら聞けるのではないかと、自分とそっくりの職員がいるという村の「大石田町 福祉会館」を訪ねてみることにします。しかし生憎、高橋さんにそっくりという小林さんは、スイカ畑の農作業で休暇を取っていて、居ませんでした。高橋さんは、愛妻弁当を食べていた職員の方から、地元の名物「べそら漬け」を頂いていると、お昼の農作業の合間に小林さんが来てくれました。小林さんと対面した高橋さんは、「鏡を見ているみたい!」と、そのそっくりさに高橋さんも会場も大爆笑。小林さんのお子さんがまだ幼稚園生だった時に、テレビで梅ちゃん先生に出演していた高橋さんを見て、「父ちゃんだ!」と言った話や、農作業の話しを聞きました。肝心の蕎麦屋の情報はというと、結局役場でも「何処の店に行っても間違いないです」としか、教えてもらえませんでした…。

一方の鶴瓶さんは、ソバ畑を見学しに道を歩いていると、隣の村山市に入ってしまいました。そこで、農作業をしている89歳にもなるお爺さんに出会い、当地のソバ作りの歴史や、床の間細工に使われるエンジュの木のことなどを教えてもらい、感心します。

 平成26年12月8日放送 「山形県大石田町(後編)」(ゲスト:高橋克実さん)

後編では、 隣の村山市に入ってしまった鶴瓶さんは、ソバ畑で出会ったご老人を手伝い、脚立を一輪車に載せ作業場まで片づけに行くと、そこは農産物直売「どんぐり」で、お爺さんの息子さん(お父さん)とお孫さんが働いていました。色紙を持ってきて鶴瓶さんにサインを頼むと、お父さんが「そこに”十四代”と書いてくれ」と。理由を訪ねると、すぐ隣が十四代の蔵元だそうで、鶴瓶さんは「あの幻の酒の?」とビックリ。若かった頃に冬は酒蔵で働いていたというお爺さんが、「取材お断りだから、門払いくう」と言っても、お父さんは「その色紙を持って行くべ」と、言う事を聞きません。

一方、高橋さんは、自分そっくりの小林さんに連れられて、名物「べそら漬」(ぺちょら漬とも)のコンテストで最優秀賞に選ばれた西村さんの家を訪ね、ぺそら漬けをご馳走になりました。青シソの実を入れたものと2種類のぺそら漬を出してもらいましたが、家々によって漬け方が違うそうで、先ほど頂いたぺそら漬ほど辛くはありません。「美味しいです」と話す高橋さんに、お母さんが「持って行きますか?」と尋ねると、待ってましたとばかりに高橋さんは満面の笑みで「いいっすか!」と(笑)。小野アナウンサーの解説によると、”ぺそら”とは地元の方言で”味も素っ気も無い”という意味で、茄子の色を抜いてから漬けるので”ぺそら漬”と呼ばれるようになったらしいとのことですが、謂れは諸説あるとのことです。

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感想(1件)

鶴瓶さんは、お父さんに強引に連れられて、隣の十四代の酒蔵(高木酒造)に向かいます。お爺さんが「外観だけでも」と言い、鶴瓶さんが「表から映すだけだから、行かんでもいい!」と制止するのも聞かず、お父さんは鶴瓶さんの色紙を手に持って事務所の中に入って行ってしまいます。すると、たまたま酒蔵に来ていた社長(高木辰五郎さん)が出てきて、鶴瓶さんを事務所に迎えてくれました。社長が事務員さんに、「七垂二十貫を1本作って大至急持ってきて」と伝えると、グラスと「別撰吟醸 十四代」が、お盆に載って用意されました。社長が開栓に手間取っていると、鶴瓶さんは四合瓶を受け取り、自ら栓を開けると、400年続く酒蔵の十四代目に当たる社長本人から、酒を注いでもらいます。2合も飲ませてもらったという鶴瓶さんは、だいぶ”ほろ酔い”加減に。社長から、”羽州誉、酒未来、龍の落とし子”という米は高木酒造で開発した酒米であるという話や、「インターネットなど当社と関係ない所で特別高く販売されているのが非常に悲しい、手作りのため量は作れないが、出来るだけ手頃な値段で皆さんに楽しんで貰いたいと頑張っている」という話を聞き、鶴瓶さんは感動します。

高橋さんは、蕎麦を探し求めて村内を歩いていると、魚屋さんの表ガラス戸に貼ってあった「いか塩辛」という張り紙が気になり、その「ふじや鮮魚店」を訪ねます。イカの塩辛1パック500円を頂きながら、ご主人に「お父さんはどこの蕎麦屋が好きですか?」と聞くと、やはり答えは「私はみんな~好きだ!」と(笑)、結局誰もお店を紹介してくれません。
次に高橋さんは、向いの「カクイチ商店 のぼるくん」の店先に貼られた「開幕!大石田ソバシリーズ」というポスターが目に留まり、八百屋のご主人”のぼるくん”に話を聞くと、ソバの種まきから収穫まで一年を通して子供たちに体験してもらおうという企画とのこと。また、店の玄関に貼ってあったのは、のぼるくんもメンバーとして参加している「大石田元気プロジェクト」が、町おこしのために復活に取り組んでいる郷土料理「にぎりばっと」のポスターでした。のぼるくんは、「マニアックですが小野文恵さんの大ファンで、”鶴瓶の家族に乾杯”に出ることが夢だった」と、高橋さんの来店に大喜びします。スタジオの小野アナウンサーは、「マニアックは余計ですけどね!」と(笑)。

鶴瓶さんは、東京で行きつけのそば屋の店主から”憧れ”と聞いていた、村山市のさらに隣の寒河江市にある「そば処 吉亭」を訪ねます。そこで、店主のお母さんが”でたらめ”に漬けたという漬物と、長女がお母さんから習って作ったタレ、三女が父親から習って打った蕎麦で、名物の「肉そば」を頂戴しました。

高橋さんは小林さんのお宅を訪ねますが、小林さんは既に畑に戻っていて留守でした。ちょうど小林さんのお宅の柿をもぎに来ていた近所の奥さんに、畑まで案内してもらいます。畑では、小林さん親子が、来年のスイカ栽培の準備で、マルチを張る作業をしていました。そこでお父さんから、「大石田の蕎麦屋はどこもお昼だけの営業で、もうすぐ3時だから食べられないかも」という話を聞き、焦ります。
もう、大石田駅の1階にある「そば処 ふうりゅう」しか開いていないと知らされ、「しかたない、駅で蕎麦を食べて帰ろう」と、お土産の”ぺそら漬”の入った紙袋を抱えて駅に向かいますが、なんと既にここも閉店!。さらに、そこに出てきたお店の人に、「鶴瓶さんは何年か前に来たことがあるよね。ところで、今日はゲスト誰だったの?」と尋ねられ、蕎麦を食べに来たのに蕎麦も食べられず、最後はスタッフに間違えられて、踏んだり蹴ったりの態で帰路に就いた高橋さんでした・・・(笑)。

 


番組内で紹介された 大石田町の名物など

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