鶴瓶の家族に乾杯 | 山口県山口市(井上真央さん)~新春スペシャル~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

 

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年1月1日放送 「山口県山口市(前編)」(ゲスト:井上真央さん)

今回の旅のゲストは、女優の井上真央さんです。井上真央さんは、1月4日から放送されるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で主演を務めます。井上真央さんが演じる物語の主人公は、吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(後の楫取美和子)。舞台は山口県萩市です。

その井上真央さんが、ドラマの撮影で訪れた萩市と防府市以外の杉文ゆかりの地にも行ってみたいと、山口県山口市を、鶴瓶さんと二人で旅をします。今回の山口市への旅には、アシスタントの小野文恵アナウンサーも、同行しました。小野アナウンサーの初任地はNHK山口放送局で、その縁から小野さんは、山口県の「山口ふるさと大使」にも任命されています。

まず前編。 井上真央さんは、真っ白なドレスで登場。花燃ゆで文の母”滝”役を演じる檀ふみさんから、ビデオメッセージが届けられ、小野アナウンサーが山口市の地勢や歴史を紹介。山口市の名所としては、高杉晋作や木戸孝允、坂本龍馬までが入浴したとされる浴槽が今も現役で使われている「湯田温泉」や、吉田松陰や幕末の志士たちが往来した萩へと繋がる街道「萩往還」が紹介されました。

井上さんは、幕末の志士ゆかりの「十朋亭」で、鶴瓶さんと待ち合わせします。NPO法人「大路小路まち・ひとづくりネットワーク」のボランティアでガイドをしている桃さんに、十朋亭の由来や地元の話などを聞いていると、近所の人たちが次々と覗きに集まってきました。鶴瓶さんと井上さんは、それぞれのお宅を訪ねてみることにします。

まず十朋亭の向かいの「葛原硝子店」を訪ね、様々なガラス素材について話を聞いていると、鶴瓶さんが細く切った商品のガラス棒を折ってしまい、大慌てで謝ります。硝子店の向かいには、アクセサリーショップ「ナナイロネイロ」と、着物のリメイクをしているブティック「アトリエa.p.r」が並んであります。二人は、アトリエa.p.rに上がらせてもらい、着物をリメイクした洋服を見て、そのデザインに感心します。鶴瓶さんは、普段着姿の店主と店員の若い女性二人に、ぜひ商品の洋服を着て店番をするべきだと、急きょ二人を着替えさせ、店先でファッションショーを開くことに。お弟子さんの店員さんが、元々身に着けていた小物で洋服をアレンジして登場すると、それに気づいた鶴瓶さんは、『師匠の作品を勝手にアレンジして!』と叱ります(笑)。

ここでスタジオから、料理上手な文役を演じる井上さんに、山口の美味しいものを紹介しようと、『山口のことだったら私に任せろ!』と小野アナウンサーが登場して、「文恵の山口に乾杯」と題したビデオが紹介されました。冒頭、小野さんの山口放送局入社当時の映像が流れましたが、まるで別人のように”初々しい”こと!オープニングタイトルの小野さんのイラスト(右)も、当時のイメージでは?(笑)。
まず第一は、何と言っても「ういろう」。小野さんは、山口外郎の老舗「御堀堂 本店」を訪ね、蒸し立ての”生ういろう”を、井上さんの分まで全部食べてしまいました(笑)。次に、山口市と宇部市でしか栽培されていない貴重なかぼちゃで、栗に勝るとも劣らない甘さから名付けられた「くりまさる」と、真央ちゃんが大好きなお酒にぴったりと秋穂の「車エビ」が紹介されました。世界で初めて車エビの養殖を本格的に事業化したと言われる秋穂地区では、毎年夏に「えび狩り世界選手権大会」が開かれます。

次に鶴瓶さんと井上さんは、元気な奥さんに呼ばれて岡田さん宅を訪ねると、まず先に、隣に建つ観音堂に祀ってある「千体地蔵」を拝ませてもらいました。普段は非公開ですが、このお堂は近くの常栄寺で管理しており、奥さんに呼び出された住職が、わざわざお堂を開けてくれました。
二人は、「茶房おかだ」に上がり、奥さんに、無口なご主人との馴れ初めの話などを聞きながら、自慢のシフォンケーキを頂きました。井上さんが『今まで食べたシフォンケーキの中で一番おいしかった』と話すと、奥さんは『そうでしょ、みんなそう言ってくれるんです』と・・・。鶴瓶さんが、『そこは、”そうですか~”でしょ!』と奥さんを制しますが、自分から前に出ないと気が済まないという奥さんは、『そうでしょ!』が口について離れません(笑)。
ご主人は、「大殿ホタルを守る会」の事務局長としてボタルの保護飼育に取り組み、今では「一の坂川」は”山口ゲンジボタル発生地”として、国の天然記念物にも指定されています。

いよいよ鶴瓶さんと別れて一人旅となった井上さんは、のどかな場所を探して農村の仁保下郷地区に行きますが、なかなか人と出会えません。ようやく、おとなしいワンちゃんが居る商店「池田愛生堂」を見つけて中を覗きますが、気難しそうな奥さんに煙たがられ、なかなか溶け込むことができません。そこで、店先の飼い犬に助けを求め、犬の名前や齢を聞いているうちに、ようやくご主人が近くの神社に居ると聞き、舟山八幡宮を訪ねてみることにします。神社では、三人の村人が、メジャーで境内の測量をしていますが、「花燃ゆ」の話題になっても、なかなか井上真央さん本人に気づいてくれず、井上さんはやきもきします。後々になって、ようやく文を演じる井上さん本人であると気付いてくれたお父さん達は、井上さんに一抱えもある大きな袋に入った”ポン菓子”をくれました。最後には、あの気難しかった奥さんも気さくに話しかけてくれて、その変わりようにビックリした井上さんでした。。。

鶴瓶さんは、別の場所に移動しようとバスを待っていると、一の坂川沿いに佇むお洒落な一軒家を見つけて、訪ねてみることに。この家は、自宅の居間を開放してドイツワインを直輸入販売しているお宅で、「ドイツワインとギャラリーのあるお家 オーバーヴィーゼ」でした。たまたま、広告会社「地域新聞ほっぷ」の方も居て、ご主人が自慢のワインを鶴瓶さんに勧めます。鶴瓶さんは、『前回、日本酒を”3合”も飲んでしまいまして・・・』と断りますが、前回の放送では”十四代”を『”2合”も飲んだ』と話していたのに、実は”3合”だったことが発覚!。鶴瓶さんは、結局ご主人が『軽めので・・・』と勧める、「シュペートブルグンダー」(ピノ・ノワール)のワインを頂きます。鶴瓶さんは、視聴者と、たまたま帰ってきた奥さんに向かって、『私は断ったんですが、どうしてもご主人が・・・、もう飲まないですよ・・・』と言いながらも、さらにグラスを傾けます。

 平成27年1月5日放送 「山口県山口市(後編)」(ゲスト:井上真央さん)

後編では、 まず4日から始まった大河ドラマ「花燃ゆ」の共演者で”久坂玄瑞”役の東出昌大さんから、ビデオメッセージが届けられました。

井上さんは、池田商店がポン菓子を卸しているという、道の駅「仁保の郷」を訪ねてみます。餅工房「仁保」では、作りたての”あん餅”(140円)を頂きました。次に、パン工房「ブーランジェリーまろん」では、店主のご夫婦と、高校1年の時にアルバイトに入ってそのまま店員に転じて14年勤めているというパン職員の方と交流しました。井上さんは、出会った皆さんに”好きな幕末藩士”を尋ねますが、皆が「高杉晋作」と答えるので、強引に「吉田松陰」と言わせる手段に(笑)。

鶴瓶さんは、海沿いの地区を訪ね歩いていると、鶴瓶さんに気付いた漁師さんが家にいた娘を呼び、お二人にご家族の暮らしぶりなどの話を聞きました。
次に、道端に建つ「高潮襲来記念碑」を見つけ、そこに通りかかった別の漁師さんに、昭和17年の死者・行方不明者が約800名にものぼった「周防灘台風」の高潮災害について話を聞くことができました。鶴瓶さんは漁師さんに連れられて、今日獲ってきたという生簀のヒラメやカワハギ、港の籠に入れてあるオコゼやサザエを見せてもらいました。

一の坂川井上さんは、桃ちゃんが”京都の鴨川を小さくした感じ”と教えてくれた「一の坂川」の土手に戻り、出会ったウォーキング中の人や、帰宅途中の女子高校生と会話しながら、夕暮れ時の川原の散歩を楽しみます。途中、ペット用品の雑貨店「サンポヤ」を見つけて、立ち寄ってみます。お店では、地元の食材を使って自家製で作っているというペットフードを試食させてもらいました。続いて、ご主人の奥さんが経営している美容院「willowy」を訪ね、ご夫婦に馴れ初めや家族の話などを聞きました。息子さんが音楽をやっていると聞いた井上さんは、看板犬の”ティーくん”と息子さんに会いたいと、お宅を訪ねて、息子さんに学校生活やギターの話を聞かせてもらいました。井上さんは帰りがけに、ついに持て余した一抱えもあるポンポン菓子を、息子さんに上げたとのことです(笑)。

鶴瓶さんは、港で出会った娘さんの車に乗り込み、ご自宅の「秋穂石材」を訪ねてみると、一面に広がる枯山水のような石積みの庭を見つけて、そのスケールに驚きます。また、表の道路からは周防灘に面した秋穂(あいお)の夕日がとてもきれいに見えて、その景色にも感動します。

 


番組内で紹介された 山口市の名物など

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