鶴瓶の家族に乾杯 | 富山県射水市(江口洋介さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年11月30日放送 「富山県射水市(前編)」(ゲスト:江口洋介さん)

今回の旅のゲストは、俳優の江口洋介(えぐち ようすけ)さんです。江口洋介さんは、2016年1月公開予定の映画「人生の約束」で、主演の竹野内豊さんと一緒に、富山県新湊を舞台にした撮影で、射水市を訪れています。またNHKには、2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」で、織田信長を好演されていました。

そんな江口さんが、再び富山県射水市(いみずし)を、鶴瓶さんと一緒に旅します。

まずスタジオから、小野アナウンサーが射水市を紹介。旅のスタートとなったのが、富山湾に面した新湊地区。新湊の名物と言えば、”富山湾の宝石”とも呼ばれる「白えび」。上品でコクのある甘みと、とろけるような食感が特徴です。なんとこのシロエビ、一匹ずつ手で剥いているんです。さらに冬の味覚と言えば、「紅ズワイガニ」。獲れたて茹でたてのベニズワイガニは、みずみずしさの中に甘みがあって、繊細な味わい。一口食べれば、お口の中はカーニバル!。

射水市の新湊地区で旅を始めた鶴瓶さんと江口さんは(ロケは10月28日)、下条川の川沿いの風情に、心癒されます。二人は、映画の撮影場所にもなった天満宮にお参りをして、鳥居を出た所で、とても古くてレトロな”たばこの自動販売機”を見つけます。『エコーも売っているよ!』と喜んだ鶴瓶さんは、止せばいいのに、200円を投入します。しかし案の定、壊れた自販機はウンともスンとも。鶴瓶さんは、必死になって返却ボタンを押しますが、どうにもなりません(笑)。そんな二人の様子を見学していた町の人に、鶴瓶さんは『わかばを買おうと思って200円入れたんですけどね、これ、200円盗りよった!』と訴えますが、『無理、無理。つぶれてからもう10年以上経つから』と、笑われてしまいます。

このお二人、すぐ隣にある酒屋「松原酒店」と、魚屋「片口屋(かたぐちや)」のご主人でした。潰れたたばこ屋の自販機に200円を盗られた鶴瓶さんは、酒屋さんの店構えを見て、『ここもやってないですか?』と、失礼な(笑)。何れも七代目と四代目といい、新湊は老舗が建ち並ぶ、歴史ある港町です。松原酒店に立ち寄ると、店には100年前の酒屋の、手書きの見事な引札(ポスター)が飾ってありました。
続いて、祭りで曳く「東町の曳山」を見せてもらった鶴瓶さんと江口さん。新湊の曳山祭りで13基出る各町の曳山の中で、一番背が高い曳山だそうで、その壮大さに鶴瓶さんも感動しきり。曳山を倉庫から出すには、何十人もの手がかかり、その人達に飯を食わせて一杯飲ますのに、相当なお金がかかるので、普通は年に一回しか出さないそうですが、今年は映画の撮影で、8回も出したそうです。長い映画の撮影に付き合わされて、町民全員が風邪をひいたとか。『OKが出ずに、何回もやらされた』と話す地元の方に、江口さんは恐縮しきりです(笑)。一方、昨年までの東町曳山のチラシを見せてもらった鶴瓶さんは、『さっきの凝った(100年前の)チラシを見たら、このチラシはちょっとアレですわな・・・』と低評価。しかしそのチラシ、ご主人が10年前にパソコンで作ったチラシだと聞き、鶴瓶さんは江口さん共々頭が上がらず、『やってしもた(汗)』と(笑)。

ここで、スタジオで、曳山祭りの映像が紹介されました。 毎年10月1日に開催される「曳山まつり」は、約360年の歴史があります。各町自慢の13基もの曳山が町中を練り歩きます。独特の『ぁイヤサー、ぁイヤサー』という掛け声とともに狭い道を通って行く様は、迫力満点。昼は花山、夜は提灯山に。いつも静かな港町も、この日ばかりは一日中熱気にあふれます。『イヤサー』という掛け声は、”いや栄え”という繁栄を願う言葉が転じたものとか。

鶴瓶さんと江口さんは、映画の撮影をした漁師さんが集まる”番屋”に向かう途中で、「おらんだ焼き」と書かれた看板が気になります。店の表にまで広がる甘い香りにつられて、二人は「魚間菓子舗」の店内に入ってみますが、誰もいません。そこで二人は、勝手に上り込み、断りも無しにテーブルの上にあった試供品のおらんだ焼きをボリボリと食べながら、『うまい、うまい』と(笑)。ようやく奥から出てきた店の女性が、『あ~、撮影はいいです』と断るものの、鶴瓶さんだと知ると、『化粧してないから写さないで、でも鶴瓶さんには会いたい』と、笑いながら応対してくれました。そんな女性が、かる~く『(始めてから)105年ですね』と話す歴史に、びっくりです。

さらに、番屋に向かう途中、川向うの喫茶店の二階で、戸を全開にして、こちら向かって立ってアコーディオンを演奏する女性を見つけ、鶴瓶さんは、『まるで仕込んでいるようだ』と驚かされます。川向うから、『きて~』と手を振る女性に、鶴瓶さんは『そこへ行くから、弾いといて』と。喫茶店「我楽堂 内川店」の表に着いて、鶴瓶さんが二階を見上げると、その窓から女性と一緒に顔を出したのは、なんと偶然にも仕事で射水市を訪れていた、「3年目の浮気」を歌ったヒロシ&キーボーの黒沢博さんでした!(驚)。

ようやく辿り着いた「番屋」は、鍵がかかっていて人の気配がしません。そこで江口さんから、川向うにある餅屋「中川大福堂」が美味しいらしいと聞いた鶴瓶さんは、さっそくそっちに。しかしこの店でも、二人が大声で店の奥に声を掛けますが、誰も出てきません。近所の人も手伝ってくれて、店の人を一生懸命探すと、ようやくご主人が見つかりました。鶴瓶さんは、午前中で売り切れてしまうという”おはぎ”を、江口さんは”草もち”を頂きました。鶴瓶さんによると、とても美味しかったそうです(唾)

ここで鶴瓶さんと別れた江口さんは、町中を歩けども、なかなか人と出会えません。ようやく道で出会った女性から、『新湊は、お寿司よ』と、近くにある「浪花鮨」のランチ(1300円)を勧められて、その店を訪れることに。

一方、鶴瓶さんは、新湊漁港を訪れますが、誰にも出会えません。そこで見つけた気になる「女性部食堂」という店舗も、生憎の休みでした(家族に乾杯のロケは水曜日に行われることが多いのですが、巷では水曜が定休日の店がとても多いのです(^_^;)。)
そこに車で駆けつけてくれた女性が、たまたま近くに来たら鶴瓶さんを見かけたと、女性部食堂のことや、カニの漁や市場のセリ事などを、鶴瓶さんに詳しく説明してくれました。鶴瓶さんが何をしている人か聞くと、なんとこの女性、新湊漁協の組合長をしている尾山さんでした。どこから見ても、控え目ながら話し好きといった、普通の主婦の方に見えますが、嫁いできてから若くして先代とご主人とを続けて亡くし、それから従業員15名の定置網の船を切り盛りし、去年までは全国漁協女性部連絡協議会の会長を務め、今では新湊漁協の組合長さんをしておられる方でした(驚)。そんな尾山さん、鶴瓶さんの顔はわかっても、名前が出てきません。鶴瓶さんは、最初は『名前を覚えてもらうために、まだまだ頑張らなあかんと思うわ』と話していましたが、そんな立派な方だと知ると、『オレの名前なんか知らんでよろしい』と(笑)。
そこで鶴瓶さんは、集まってきた尾山さんの知人にも、『オレのこと誰も知らんとちゃうか?』と尋ねると、『ヤングおー!おー!に出ていた』という声に、『あれは文珍さんや!』と(笑)。

江口さんは、散々道に迷った挙句、ようやく「浪花鮨」に辿り着きますが、実はこの店、以前に訪れたことがあった店でした。江口さんは、「富山湾すし」の盛り合わせ(セット)を頂きましたが、その映像をスタジオで自分で振り返りながら、『これ、うまかった~』と(涎)。しかし江口さんは、隣にいた姉妹と、そのご主人に、映画の撮影時に西田敏行さんから聞いた『カレーが美味しい』という店の名前が「六角堂」だと教えてもらい、寿司屋に居ながら、もう次のカレーに気がとられる始末。

鶴瓶さんは、尾山さんに勧められて、「新湊きっときと市場」のレストランで、昼食を頂くことにします。市場に入ると、鶴瓶さんの周りには大勢の人だかりができて、ひっきりなしに握手をせがまれる鶴瓶さんですが、この時ばかりは、尾山さんに自分の人気ぶりを見せつけようと、とても上機嫌(笑)。鶴瓶さんは、ここの社長さんのおススメで、「白えび丼」と「紅ズワイガニ」を頂きました。尾山さんに、次々にカニの足を剥いてもらい口に運ぶ鶴瓶さんは、『こんなに自分ばかり食べていて、しまいに人に刺されるわ』と(涎)。

 平成27年12月7日放送 「富山県射水市(後編)」(ゲスト:江口洋介さん)

後編では、 鶴瓶さんは新湊を離れ、小杉地区に移動して、出会いを探します。さっそく、道端に小学6年の女の子を見つけ声を掛けます。これから友達と3人で、家で遊ぶというので、鶴瓶さんも付いて行って、一緒にお宅に勝手に上り込んでしまいます。突然の訪問客に、自宅にいたお母さんもビックリ(笑)。女の子たちの名前は、桃愛(もえ)ちゃん、茉侑(まゆ)ちゃん、海櫻音(みおん)ちゃんと、何れも鶴瓶さんが読めないキラキラネーム。お母さんは、踏絵?(笑)。お母さんから、宿題を教えてやって欲しいと頼まれた鶴瓶さん。『小学6年の算数は難しいですよ』と話すお母さんに、鶴瓶さんは、『アホなこと言いなや、オレは大概できるよ!』と、自信満々。ところが、問題を聞いているだけで、眠くなってしまいます。そこで鶴瓶さんが発した言葉は、『勉強なんかすんなもう。遊べ!』。その言葉に乗った子供たちは、駄菓子屋に行くことに。鶴瓶さんも、嬉々として、子供たちの後を追いかけます(笑)。鶴瓶さんは駄菓子屋で、小学生たちに、ひとり100円の駄菓子を奢ってあげました。

一方、江口さんは、カレーが美味しいと評判のカフェ「六角堂」を訪ねます。さっきお寿司を食べたばかりなのに、カレーとコーヒーを注文し、待つ間に地元の情報を得ようと、女性の親子のお客さんに相席して、昔話などを聞き出します。そこで、江口さんがカレーを完食する間に、実際に自分は見たことが無いけどテレビで見たと、近くのお寺にある大きな松を紹介してもらいました。

江口さんは、大きな”からかさ松”(傘松)があるという「専念寺」を探して歩き回りますが、なかなか見つかりません。ようやく案内看板を発見し、本殿に居た住職に声を掛けると、なんと先に訪れた寿司屋「浪花鮨」で出会った、姉妹のご主人でした(驚)。住職は、つい先日、代代わりの式を挙げたばかりだそうです。江口さんは、住職の居宅となっている庫裏を見せてもらうと、その広さと、歴史ある立派な造りに、たいそう驚かされます。住職に、お寺を継いだ経緯やご家族の話を聞いたのち、江口さんは、富山県内でも一番古いという寺の梵鐘を、一回だけ突かせてもらいました。

鶴瓶さんは、駄菓子屋に向かう途中で、体育館の窓から声を掛けてきた、小杉高校の柔道部を訪ねることに。高校の校門では、ハンドボール部の女子たちが『ギャァー』と悲鳴のような雄叫びを上げ、鶴瓶さんを大歓迎。すると、『後輩に、鶴瓶さんにそっくりの生徒がいる』と、すぐに呼んできてくれます。登場したのは、かわいらしい女子高校生ですが、鶴瓶さんの眼鏡をかけて物まねをすると、これがソックリ(笑)。続いて、鶴瓶さんは、体育館で柔道部の稽古を見学させてもらいました。小杉高校は、柔道の名門校だそうで、男子柔道部は、過去には全国大会で優勝したこともあるそうです。また、小杉高校の女子柔道部の卒業生には、射水市出身で、ロンドンオリンピックの女子柔道70kg級に出場した、田知本遥選手がいます。監督の息子さんという柔道部員に話を聞くと、『東京オリンピックに出場して、金メダルを取ります』と。鶴瓶さんが、その話を監督に伝えると、監督は『無理でしょう、役員でもやってくれれば・・・』と(笑)。

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江口さんは、さらに出会いを求めて、新湊大橋を渡った先にある、古い町並みが残る堀岡地区へ移動します。すっかり日が暮れ、辺りは真っ暗ですが、スタッフが『こんなに歩いたのは、番組史上の最長記録』と話すのもお構いなしに、歩くのが苦でないという江口さんは、まだ歩き回ります。すると、道で出会った女性から、近くに船着き場があると聞き、行ってみることに。それは、富山県が住民サービスとして無料で運行している、県営の「渡船(通称 越ノ潟フェリー)」でした。富山新港の東西岸間、約800メートルを、朝夕は15分おき、日中は30分おきに、約5分で結んでいます。江口さんは、たまたま船に乗りたいと子供にせがまれ訪れたという親子と一緒に、渡船に乗り込み、美しい新湊大橋の夜景を楽しみました。

後編の再放送は、12月14日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 射水市の名物など

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