鶴瓶の家族に乾杯 | 北海道旭川市(小栗旬さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年12月14日放送 「北海道旭川市(前編)」(ゲスト:小栗旬さん)

今回の旅のゲストは、俳優の小栗旬(おぐり しゅん)さんです。小栗旬さんが今後NHKの番組に出演する予定は見当たりませんでしたが、先日はTBS金曜ドラマ「コウノドリ」にゲスト出演されていました。過去には。2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるかさん主演)で、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の主要人物となっている“吉田松陰”(寅次郎)役を演じていました。

また映画では、2016年1月公開予定の「信長協奏曲(コンツェルト)」で、主人公のサブローと明智光秀の一人二役を演じます。ただ、個人的には2011年に公開された映画、「」の印象がとても強く残っています。私は、岳を繰り返し5回くらいは見たかと(^_^;)。長澤まさみさんも可愛かったけど、小栗さんの山男が、とてもカッコよかった!。

そんな小栗さんが、『あまり訪れたことがない北海道に行ってみたい』、『なかでも旭川って北海道っぽぃ!』、という単純な理由から、北海道旭川市を、鶴瓶さんと一緒に旅します。実は、小栗さんと鶴瓶さんは長い付き合いだそうで、小栗さんが山田優さんとハワイで挙げた結婚式では、鶴瓶さんと木梨憲武さんが証人を務めたそうです。鶴瓶さんいわく、『こんなエェ加減な証人ってある?、ベニスの”しょうにん”みたいな・・・』(笑)。

2015年10月14日(水)午前10時30分、旭川市内の銀座商店街で待ち合わせた、小栗さんと鶴瓶さん。小栗さんは『いやー、寒さなめていたな~』と、大きなマフラーを巻き、ダッフルコートのポケットに手を入れて、とても寒そう。まだ10月半ばというのに、前日には初雪があったそうです(寒)。

鶴瓶さんと小栗さんが、銀座商店街にある商業ビルのひとつ「ニュー銀座ストア」に入ると、古い建物の狭い通路の左右に、数多くの八百屋や肉屋、総菜店が並んでいます。まず二人は、親子兄弟妹と3人の従業員で商売している魚屋さん「早坂商店」で、家族の方々と交流します。次に「菊大(きくひろ)惣菜店」では、ご主人手作りのナポリタン(160円/100g)をパックに盛ってもらい、店先で二人で分けあって食べていると、試食にと出されたしそ南蛮の辛さに、ご飯まで出して頂きました。

ここでスタジオでは、ロケの翌日にスタッフが市内でインタビュー取材した、『小栗さんにおススメの旭川名物』のビデオが放映されました。まず女子高校生は、”マジ旨い”と「旭川ラーメン」(旭川らぅめん青葉)を紹介。次に、銀座デパートの靴屋さんの店主は、自分が描いた「波止場」という題の絵を紹介。夜の飲食店街では、ほろ酔いのオジサンが、若鳥の手羽を含む半身を炭火で30分もじっくり焼いた「新子焼き」(焼鳥専門 ぎんねこ)を紹介。JR宗谷本線高架下にあるオール商店街では、常連のオジサン二人組が、喫茶さっとの「どさっとウィンナーコーヒー」(クリームのデカ盛りコーヒー)を紹介。最後に、てんさい畑では農家のおばさんが、畑から見える「夕日」を紹介してくれました。

【ご参考】 ページへ進む「全国”ご当地”ラーメン特集」 ~旭川ラーメン~


一人旅となった小栗さんは、旭川市内にある大人気の「旭山動物園」へ向かいます。スタジオの小野アナウンサーは、『アポなしで、かの有名な旭山動物園を訪ねるとは、チャレンジャーですね・・・』と(笑)。券売所で撮影許可をお願いすると、なんと映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」で西田敏行さんが演じた、坂東園長が直々に出迎えてくれ、園内を案内してくれることに。

一方、鶴瓶さんは家具職人に出会いたいと、家具工場が集まる地区に向かいます。たまたま、「北美工創株式会社」の工場を覗くと、店舗用の木製什器が専門という職人さんが、工場内を案内してくれました。

小栗さんは、坂東園長のおススメで、まず「かば館」へ。昼間のカバは”ボーっと寝ているだけ”かと思いきや、旭山動物園のカバは、水槽内で”とてもカバとは思えない泳ぎ”を見せてくれました。水槽の真下からも、泳ぐカバを見上げて観察することが出来ます。

かば館(2013年11月~)
世界初水深3メートルの専用プールで、イキイキと泳ぐカバが観察できる。

坂東園長に”一番のこだわり”を尋ねると、『動物園も、人のわがままで作った場所に動物を閉じ込めてるんですね。だから少しでも、その動物らしい感性だったり能力だったりが、狭い中でも発揮できるような空間作りに、こだわっています。だから、お客さんにどう見えるかは二の次で、まずは動物がイキイキとできる環境作りを大事にしている』 とのことでした。

続いて、「ぺんぎん館」へ。ペンギンといえば、ヨチヨチかわいらしいイメージですが、本当は”水中を自由に飛び回る鳥”なんだそうです!。そこで、水槽の中を通る透明なトンネルから、空をバックに水中のペンギンを見上げると、確かにまるで、ペンギンが空を飛びまわっているようです(感動)。

一方の鶴瓶さんは、シャケが上る石狩川を見ようと土手に上がってみますが、石狩川の河原は広大で、川面は土手から遥か遠くを流れ、とても近づけそうにありません(汗)。すると向こうから、高校生のカップルが二人で歩いてきます。これから二人で回転すしを食べに行くというので、鶴瓶さんも一緒に歩きながら話を聞くことに。明日から修学旅行で、夜の自由時間で大阪の街に一緒に出る予定という二人に、鶴瓶さんは、『手は握ったらアカンよ まだ、なが~いことかけてくれ、幸せになってくれよ』と言って、別れました。

小栗さんは次に、旭山動物園がメジャーになるきっかけとなった「あざらし館」へ。筒状の水路を上へ登ったり、下へ潜ったり、縦に泳ぐあざらしの姿が見応え満点です。

「あざらし館」(2004年6月~)
完成直後に入園者数が日本一に、目の前を上下に泳ぐ円柱水槽が人気。

その後、あざらしのバックヤードに連れて行ってもらうと、そこは円柱水槽の真上で、水面から顔を出すあざらしを間近に見ることができました。

坂東園長が旭山動物園に赴任した当時、動物園は廃園寸前で、あざらしなんか面白くないから無くしてしまえって言われている時に、でも『係っている自分たちは動物の素晴らしさを知っている、お金がなくても自分たちが喋って、”すごいよ”って伝えることはできるじゃないか』、という所から始めて、今に至ったそうです。素晴らしい工夫と努力に、小栗さんはたいへん関心しました。
小野アナウンサーによると、旭山動物園の”動物本来の行動を引き出す展示方法”は「行動展示」と呼ばれ、世界中の動物園が参考にしているそうです。”イキイキと動き回るカバ”、”空を飛ぶペンギン”、”トンネルを潜り抜けるアザラシ”たちの映像をスタジオで見た鶴瓶さんも、感嘆しきりでした!。

最後にスタジオでは、小栗さんが見たかったけど混雑していて入れなかった「ほっきょくぐま館」を、坂東園長がビデオで紹介してくれました。水中を泳ぐホッキョクグマは、迫力満点です。
とても親切に案内してくれた坂東園長ですが、今思えば後悔していることがあるそうです。それは、『猿とかオオカミとか、子育て中の動物を見てもらった方がよかったな~。ちょっとメジャー系の動物に行き過ぎたかな~』と。
また、スタッフの『子どもと動物園に行くときには?』という質問に対しては、『大人が思う価値観と、子供が見た時に感動するものは違うと思うので、子どもなりの感動を、ず~っと大切に育ててあげて欲しいな~と思います。それをフォローできるぐらいの、”父ちゃんすげぇ”みたいな知識があると、かっちょいいかもしれないですね』 とのことでした。

なお、坂東園長によると、旭山動物園は、冬には大きく様変わりするそうで、ぜひ冬にも訪れて欲しいとのことです。『雪あかりの動物園』(2016年2月6日~11日、夜8時半まで)ほか、見どころいっぱいです。

 平成27年12月21日放送 「北海道旭川市(後編)」(ゲスト:小栗旬さん)

後編では、 小栗さんは、大家族を求めて、郊外の田園地帯へ。そこで見つけた旭川第一小学校を訪ねると、授業を終えた全校生徒12人(この日は11人)が出迎えてくれ、学芸会に向けて練習中の「梅太鼓」の演技を体育館で披露してくれることに。小栗さんは、生徒とおそろいの校長先生の半被を着させてもらい、生徒たちの太鼓を見学した後、自分でも太鼓を敲かせてもらいますが、ぜんぜん生徒さんと同じような音が出ません(汗)。
「梅太鼓」は、学芸会のほか、梅まつりでも披露するそうです。学校の庭には、北限地帯で成育する梅として旭川市の指定文化財(天然記念物)に指定された「梅の木」があり、毎年、梅の花が満開の頃に「梅まつり」が開かれるそうです。

一方、鶴瓶さんは、サケを見ようと石狩川沿いを歩いていると、忠別川のツインハープ橋の所でよくシャケが上がるとの情報を得ます。また、子ども連れのお母さんを見つけ家の場所を尋ねると、すぐ近くというので、一緒にお宅に伺い話を聞くことに。すると鶴瓶さんが上り込んだ家は、実は彼女の家ではなく、以前に住んでいて、今は家族ぐるみで付き合いのある友達が住んでいる家という話を聞き、びっくりです。

石狩川を離れ、車で忠別川のツインハープ橋に向かう鶴瓶さんは、途中で一軒のラーメン店「京楽」を見つけます。旭川に来てからずっと旭川ラーメンを食べたいと思っていた鶴瓶さんは、昭和27年創業と書かれた暖簾を見つけ、自分が生まれた頃からやっている店なら不味いはずがないと、車を停めて暖簾をくぐることに。すると、親子で店を切り盛りしているご家族と出会い、その暮らしぶりなどの話を聞きながら、絶品の”しょうゆラーメン”を堪能することが出来ました。お父さんも息子さんもラーメンが大好きで、お昼は毎日、自分の店のラーメンを食べるそうですが、お母さんだけは”うどん”の方が好きと、ラーメンは月に1回ほどだそうです(笑)。

小栗さんは、教頭先生の計らいで、家族の多い生徒の代表として、かいと君のお宅にお邪魔できることに。ちょうど、かいと君を迎えに来ていたお婆ちゃんと一緒にお宅に伺うと、お爺さんと曾お婆ちゃんが出迎えてくれました。その後、お兄ちゃんとお母さんも帰宅して、小栗さんは家族四世代の暮らしぶりなどの話を聞くことができました。94歳という曾お婆ちゃんは手仕事が趣味と、指で編んだ編紐などのキーホルダーやストラップを大量に出してきてくれて、記念だからと小栗さんもスタッフも、好きなものをもらっていくことに。

鶴瓶さんは、再びツインハープ橋に向かっていると、またしても気になる家を発見。まるでゴミ屋敷かと思ったのは、骨董屋「のとや」でした。店を覗かせてもらっていると、毛皮のリュックを見つけ大そう気に入りますが、買うのかと思いきや、店主が『今日も昨日も一昨日も、ひとつも売れていない』と話すのに、何も買わずに店を後にする鶴瓶さんでした(笑)。
店を出たところで、鶴瓶さんは一人の女の子から、『お母さんが鶴瓶さんが大好きで、毎週月曜日のテレビを見ています』と、サインを頼まれました。そのお母さんは、いま家に居ると聞いた鶴瓶さんは、『シャケよりあんたとこや』と、女の子と一緒に家に行くことに。鶴瓶さんは、玄関先に隠れて、出てきたお母さんを驚かせます。あまりの偶然の出会いに、女の子もお母さんも、鶴瓶さんの傍で震えが止まらない様子でした。で結局、鶴瓶さんはシャケに出会えず仕舞い(笑)。

最後にスタジオでは、かいと君の家族全員が揃ったビデオレターを紹介。小栗さんが訪れた時には、ほとんど喋れなかったかいと君でしたが、ビデオでは、大家族について、『いいこともあれば、悪いこともある』と話してくれました。良いことは、”家に帰ったら誰かはいるから寂しくないこと”で、悪いことは、”食べ物の取り合いが激しいこと”だそうです(笑)。

後編の再放送は、12月28日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 旭川市の名物など

▲ページTOPへ