鶴瓶の家族に乾杯 | 愛知県豊橋市(加藤茶さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年2月1日放送 「愛知県豊橋市(前編)」(ゲスト:加藤茶さん)

今回の旅のゲストは、タレントの加藤茶(かとう ちゃ)さんです。加藤さんは、一昨年前の6月に、鶴瓶さんと「鹿児島県南九州市」を旅しましたが、その時の様子は、足元は覚束ず、目は淀み、口数も少なく、見ていてとても体調がすぐれない様子でした。しかし自分では、普通にしていると思っていたそうです。ところが後日、オンエアで自分の姿を見て、『この人ヤバイよ!』と思ったそうで、その後すぐに入院したそうです。手遅れにならず、良かったですね。今回はそのリベンジで、こんなに元気になったという所を見せていきたいそうです!

旅の舞台は、愛知県の豊橋市です。豊橋には、昔から各地で妖怪伝説が数多く語り継がれていて、「豊橋妖怪百物語」という書籍も刊行されています。先日亡くなられた水木しげる氏の「妖怪道五十三次」にも、藤枝市にまつわる妖怪浮世絵があります。そんな関係から、旅の舞台に豊橋が選ばれたのではないか?と、勝手に私は想像していたのですが、ぜんぜん違っていました(汗)。

今回の加藤さんの旅の目的は、『”書道”の世界にふれること』だそうです。加藤さんは、麻雀やゴルフなど今までの趣味を辞めてしまい、次に静かにできる趣味はないかと探していて、習字に辿り着いたそうです。特に好きな言葉が、「一笑一若」。”1回笑うと、1つ年が若くなる”、つまり笑っていれば一生生き続けられるということで、入院中は一生懸命笑って過ごしたそうです(笑)。豊橋には、いい筆がいっぱい売られていると聞き、旅先に選んだとのこと。
スタジオの小野アナウンサーによると、豊橋市は自動車産業が盛んで、「三河港」は外国からの輸入車を取り扱う港としては日本一だそうです。お祭りも盛んで、男の心意気を賭ける勇壮な「手筒花火」は、400年以上もの歴史があります。

前編では、市内の松葉公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと加藤さん(ロケは2015年12月4日)。さっそく二人は、近くで「モンタニア」という登山用品店と、「カクタス」というクライミングパーク(ジム)を開いている、キレイな女性の親子と女性従業員の三人に出会い、お店を訪ねます。お父さんが40年前に開いたお店だそうですが、10年前に奥さんと立山へ登山に出掛けた際に心筋梗塞で亡くなられてしまい、その後は奥さんと長女・長男で店を営み、店を新しく建て替えてちょうど1年になるそうです。ご家族の素敵な話を聞けた鶴瓶さんは、加藤さんに店に一筆残してもらおうと、筆を買いに行くことに。

ここでスタジオから、地元をビデオ紹介。紹介してくれるのは、豊橋市のいいところを全国に紹介するグループ、「ええじゃないか豊橋伝播隊 DOEE」です。豊橋市は、江戸時代末期に流行した民衆運動、「ええじゃないか」の発祥の地とされています。
まず、朝から元気になれる”ええじゃないかグルメ”、「モーニング」。愛知県名物の、コーヒー1杯と色々なメニューが楽しめるモーニングサービスは、豊橋が発祥と言われています。
次は、市内を走る路面電車、「おでんしゃ」。車窓から冬の夜の景色を眺めながら、おでんとお酒、カラオケで盛り上がります。
寒い季節に、短パン姿で紹介してくれた若い女の子たちのビデオを見て加藤さん、『カゼひくなよ』と(笑)。

鶴瓶さんと加藤さんは、モンタニアの娘さんに案内してもらい、書道用品・文房具の「村井文魁堂」へ、筆を買いに出かけます。豊橋は、「豊橋筆」と呼ばれる、筆の一大生産地です。筆の生産量では、広島県の熊野町の「熊野筆」についで全国第2位ですが、書道家向けの高級筆としての生産量は、全国の約80%を占めていて、年間180万本が全国で販売されているそうです。豊橋筆は、墨の含みがよく、使いやすいとされます。二人は、「水書き用紙」に試し書きしながら筆を選び、鶴瓶さんが加藤さんに復帰祝いとしてプレゼントしました。

二人は筆を買ってモンタニアに戻ると、筆はあっても墨がありません(汗)。そこで筆ペンで色紙を書こうとしますが、加藤さんはどうもしっくりきません。そこで、再び娘さんが走って墨を買ってきて、二人は色紙に一筆残して、店に飾っていただくことができました。

次に二人は、モンタニアで紹介された豊橋名物の「カレーうどん」を食べに、近所の有名店「勢川」を訪ねます。”豊橋カレーうどん”の特徴は、カレーうどんの下に、ごはんととろろが重ねて盛られ、さらに地元名産のウズラの卵が必ず入っているそうで、とてもボリューミーです(涎)。

その後、一人旅になった加藤さんは、ブラジル人が多く住む地域を探すことにします。人に話を聞こうと商店街を歩きますが、なかなか人に出会えません。そこへ、学生服を扱う国盛商業の社員さん達が、加藤さんに会いに集まってきてくれたので、加藤さんはお店を訪ねることに。後程、二代目の娘さんが、孫と幼稚園の友達を連れてきてくれましたが、子供たちが着ているお揃いの幼稚園のユニフォーム(体操着)は、この商店の扱い品とのことです。

一方、鶴瓶さんは、東海道の宿場町の「二川宿」へと向かうことに。旧東海道を歩いていると、車で通りがかった女性の親子に声を掛けれます。お母さんは、二川宿の遺構である「商家 駒屋」でボランティアをしているそうで、鶴瓶さんは後で訪ねると約束します。その後、「二川宿 本陣資料館」を訪ねると、ちょうど結構式の前撮りの最中で、一緒に写真に納まることに。さすが鶴瓶さん、CMで鍛えられ形状記憶と化しているという、満面の笑みを見せてくれました。併せて、結婚式で放送されるビデオ用にと、両家への祝辞の挨拶までしてくれました。

 平成28年2月8日放送 「愛知県豊橋市(後編)」(ゲスト:加藤茶さん)

後編では、鶴瓶さんは館長さんに案内してもらい、「二川宿 本陣資料館」内で大名に成りきり、殿様気分を満喫させてもらいます。二川宿は、昨年の夏に、東海道53次の宿場に京都から大阪までの4つの宿場を加えた、東海道57の宿場で実施された「TKD57 総選挙」で、『訪れてよかった』『行ってみたい』宿場の第一位に選ばれたそうです(祝)。また二川宿では、年間を通じて一番来場者数が多いのが、ひな祭りが行われる3月だそうです。「二川宿本陣ひなまつり」では、旧家伝来のひな飾りや、地域の方が手作りした”つるし飾り”が数多く飾られるそうです。今年の会期は、平成28年1月23日(土)から、3月13日(日)まで。

次に鶴瓶さんは、先に道で出会ったお母さんに紹介された、「商家 駒屋」を訪ねます。一商家だというのに、なんと表の旧道から奥まで108メートルもある、めちゃめちゃ広い旧家です。鶴瓶さんは、土蔵を改修した喫茶店「蔵カフェ こまや」で、コーヒーを頂きながら、「つるし飾り」について話を聞きました。

一方、ブラジルの人に会いたい加藤さんは、ブラジルの方達がよく買い物に来るという、「スーパー・プラス」を訪ねます。加藤さんは40年前にブラジルに行って、とても楽しい国だと感じ、それでブラジルの人達に会いたかったようです。お店では、加藤さんは日本にはないブラジルの食材である「パステル」(Pastel)を紹介されました。春巻きの皮のように、中にチーズやハム、肉、野菜などを入れ、揚げて食べるんだそうです。店員さんに調理してもらい、加藤さんは食堂でパステルを食べさせてもらいますが、あまりの大きさに、中の具まで辿り着けません。半分に切ってもらって、ようやく具を頂くことが出来ました。加藤さんいわく、『カレー味で、意外と美味しい』とのこと。

店員さんに、ブラジルの人達が多く住む団地を教えてもらっている所に、ブラジル人の主婦という若い女性が来店し、加藤さんを見つけ、『加トちゃん、ペッ!』と、声を掛けてくれました(笑)。心臓の病気で手術を繰り返す幼い娘さんを育てながら、とても元気で明るい女性に関心した加藤さんは、食事が済んだ頃にお宅にお邪魔したいと相談します。

鶴瓶さんは、豊橋駅前に移動すると、何やらビルの方から、『2メートルくらいのクリスマスツリーがシンプルに飾られています・・・』と、街頭のスピーカーから大きな声が聞こえてきます。鶴瓶さんが、何事かとビルの中を覗くと、その声は、『あっ!鶴瓶さんだ~、すご~い!』という、黄色い歓声に変わります。その音声は、「エフエム豊橋」の”ココラスタジオ”からの生放送中のラジオ番組でした。そのラジオ番組に飛び入り参加した鶴瓶さんは、マイクに向かって、『45年前に高校生だった頃、三重県に海水浴に行って、豊橋の寿司屋の息子に出会った。そいつは絶対、商店街で寿司屋を継いでいるはず』と、思い出を語ります。
その後鶴瓶さんは、スタジオで、見学に集まった人たちと交流しました。もうすぐパートナーと一緒にスウェーデンに行ってしまうという娘さんには、たとえ結婚式は挙げなくても、せめて育ててもらった両親に感謝のパーティーを開いてから旅立つようにと伝えます。

加藤さんは、ブラジル人が多く住んでいるという、岩田町の団地に向かいます。たまたま団地内の公園で、歩いてきたブラジル人の男性を見つけ、加藤さんが『仕事帰りですか?』と声を掛けると、なんとビックリ、中学校帰りの15歳とのこと。加藤さんは、彼にお願いして、お母さんが家にいるというお宅を訪ねることに。家では、きれいなお母さんが、夕食の準備をしている最中でした。加藤さんは、中学生から色恋話を聞きだしますが、その話を横で聞いていたお母さんは、『付き合うのはちょっと早すぎ、勉強の点数が良ければ付き合ってもいい』と。彼は学校の成績がイマイチの様子で、どこの国の母親も、息子の恋愛話しへの反応は同じようです(笑)。

ここでスタジオの小野アナウンサーから、鶴瓶さんがFMラジオで呼びかけた、『たぶん豊橋でおすし屋さんを継いだであろう』という人を、FM豊橋の方が探し出してくれたとの報告が(驚)。ビデオに登場した「江戸銀寿司新本町店」の大橋さんが、髪がふさふさでサングラスをかけた高校生の鶴瓶さんも一緒に写っている、懐かしいセピア色の写真を見せてくれました(笑)。

鶴瓶さんは、本陣で前撮りをしていたカメラマンの美女が忘れられず、ストーカーまがいに勤め先の店「SPACE' PHOTO SESSION」を探して押しかけます(笑)。目指す彼女は、豊橋駅前にある系列店のヘアサロン「セレブレイトスタジオ」に居ました。ちょうどそこでセットしてもらっていたのは、近くでダンススタジオ「Studio Alegreco」を経営する古瀬さんでした。彼女自身もサンバのダンサーで、これからショーがあるそうです。鶴瓶さんは彼女に誘われて、スタジオ・アレグレコに移動します。スタジオでは、鶴瓶さんは若い女性に囲まれながら、これから開催されるダンスイベントなどの話を聞きました。

加藤さんは、先にスーパーで出会った、可愛い女の子と元気で明るいお母さんが待つアパートを訪ねます。日本での生活も、心臓の病気を抱える娘さんの面倒も大変そうですが、『子供が前向きに生きてくれているので、それがパワーになるからと』と、とても前向きで明るいお母さんの話に、スタジオの鶴瓶さんも小野アナウンサーも、とても関心させられました。

最後にスタジオでは、鶴瓶さんと加藤さんが出会った人達から、ビデオメッセージが届けられました。鶴瓶さんがお気に入りの美人カメラマンは、華やかな振袖姿で登場。彼女の周りをスタジオ・アレグレコのワールドダンスの面々が取り囲み、世界のダンスのコラボレーションを披露してくれました。

後編の再放送は、2月15日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 豊橋市の名物など

▲ページTOPへ