鶴瓶の家族に乾杯 | 栃木県佐野市(草刈正雄さん)
~真田丸スペシャル~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年5月16日放送 栃木県佐野市 ぶっつけ本番旅

今回の旅のゲストは、俳優の草刈正雄(くさかり まさお)さんです。草刈さんは、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」で、主人公の真田信繁(後の幸村)の父親、”真田昌幸”役を演じています。その知力ある戦略家の昌幸役を、みごとに演じている草刈さんの演技力に、私は毎週引き込まれてしまっています!。

草刈さんが訪れたのは、栃木県佐野市。ここには、大河ドラマ「真田丸」でも、たぶん佳境のロケ地となるであろう、「真田父子の犬伏の別れの地」となった、米山新町の「薬師堂」があります。
薬師堂「犬伏の別れ」とは、慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いを目前にして行なわれた、真田父子の ”決別の密会”のこと。徳川家康方に付いて、会津の上杉討伐に向かった、真田昌幸(草刈正雄さん)、長男の信幸(大泉洋さん)、次男の信繁(堺雅人さん)の三人は、下野国の犬伏(現在の佐野市)に到着し、陣を張りました。そこへ、豊臣方に味方するようにと書かれた密書が、石田三成から届きます。この書状を受けた真田の父子三人は、どちらが勝っても真田家が生き残れるようにと、長男・信幸(後の信之)が徳川方に、父・昌幸と次男・信繁(後の幸村)が豊臣方に別れて戦うことを決断したとされています。その話し合いの場が、この「新町薬師堂」と伝えられています。

ロケが行われたのは、3月18日(金)。鶴瓶さんと草刈さんは、「犬伏の別れ」の薬師堂で待ち合わせし、『旅先でお参りしたら素敵な出会いにご利益がある』と、一緒にお詣りしてから、二人の旅が始まりました。
ちなみに、鶴瓶さんは『いぬぶせ』と言っていましたが、確かに昔はそう呼ぶこともあったものの、現在は地名の読み方である佐野市犬伏(いぬぶし)から、『いぬぶし』と読むのが一般的なようです。

二人は、市街地から離れた畑の中に「オカヤスデンキ」(岡安電気商会)を見つけ、『なぜこんな場所に電気店が?』と気になり立ち寄ってみます。以前はここが家で、街中に店があったそうですが、お母さんが病気して通えなくなったため、家の一階を店舗に変えたそうです。鶴瓶さんは、その後すっかり元気になったお母さんに出会い、復帰を喜びました。お父さんは、アマチュア無線の趣味が高じて電気屋を開いたと、まだ家には立派な無線機が山の様に並んでいました(驚)。

ここでスタジオから、表と裏の顔を使い分ける「佐野の昌幸」たちを、ビデオで紹介。
まず、老舗ラーメン店「日光軒」の店長・五箇さんは、青竹で打つ佐野ラーメン職人という表の顔と、クリケットでボールを打つという裏の顔を持っています。佐野は、クリケットが日本一盛んな町なんだとか。
二人目は、イチゴ農家の伊巻さん。いちご栽培の達人で、”とちおとめ”と”スカイベリー”という表と裏、2種類の品種を生産し、どっちが売れてもお家は安泰と(笑)。


鶴瓶さんと草刈さんが道を歩いていると、地元のお爺さんから、『親子の別れの橋って見た?』と呼び止められました。その昔、薬師堂の前に川が流れていて、その川に架かっていた橋は、真田父子の「別れ橋」として、この地に語り継がれているそうです。家に古い地図があると言うので、二人は見せてもらうことに。自宅には、さっき薬師堂の前で、地元の人に佐野名物「いもフライ」の店の人と間違えられた奥さんが居て、鶴瓶さんはびっくり。ご夫婦から馴初めなど話を聞いていると、ご主人は『じゃあラーメンでも食べる?』と。鶴瓶さんが何処で食べるのかと聞くと、出前してもらうとのこと。そこで、佐野名物・佐野ラーメンを、近くの食堂「みすゞ庵」から出前してもらって、皆で食べることに。番組の中で出前を取って食べたのは、定時放送開始20年目突入にして、初のことだそうです(笑)。ラーメンを頂いた後、お爺さんから、『酒と女は2合(2号)まで』とか、『孫が、子供の頃にアフリカに住んでいてマサイ族の女の子とケンカになって・・・』といった、面白いエピソード話を聞くことができました。ちなみに、孫の高校時代のあだ名は”アフリカ”だったとか(笑)。

一人旅になった草刈さんは、初挑戦とは思えぬ行動力で、佐野市内で次から次にすてきな出会いを繰り広げていきます。佐野市街に行って、コーヒーでも飲もうと喫茶店を探していると、たまたま見つけた魚屋さん「魚栄 本店」が気になり、暖簾をくぐります。店のご主人から、真田さんは『太平記が大好きなんですよ』と歓迎を受けますが、草刈さんが真田幸村役を演じたNHKドラマ「真田太平記」は、もう30年前のこと・・・(笑)。草刈さんは佐野ラーメンを食べたばかりと断りますが、女性のお客さんからも『美味しいから食べていって、私がコンパニオンをするから』と強く薦められ、カレイの唐揚げを頂くことに。

鶴瓶さんは、3年前に唐沢寿明さんと佐野市を旅した際に、そこで出会ったお婆ちゃんに再び会いたいと、ラーメン屋「二代目 おやじの店 昌」を訪ね、3年ぶりに佐野市に住む94歳のお婆ちゃんと、感動の再会を果たすことができました。

次に草刈さんは、懐かしい赤丸ポストや、レトロなホーロー看板が多数飾られた店が気になり、雑貨等を扱う骨董店、アンティークショップレトロ和家(れとろなごみや)」を訪れます。まだ開業して5年ほどですが、ご主人が趣味で集めた大量の骨董品を無駄にしないようにと、息子さんもネット販売を手伝って、家族で営んでいるとのこと。ロケ先でこういう店に立ち寄るのが大好きと話す草刈さんは、奥さんから、『毎週、草刈さんの「美の壺」や「真田丸」を見ています』という話を聞いて、それ以上にもっと嬉しそうでした(笑)。


ここで、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯は、鮮やかな緑の麦畑の中にある「手打唐沢うどん そば かさはら」で頂く、佐野市名物の”大根そば”。この辺りでは、食べ物が手に入りずらかった時代に、細く切った大根を蕎麦に入れ、嵩増しして食べていたそうですが、それが今では、地元の蕎麦屋の人気メニューに。食感が良くて、さっぱりしていて、とてもヘルシー。特に女性に人気だそうです。

鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて住宅街を歩いていると、道端に植えられたはっさくの木が気になり、訪ねてみます。長女の婿さんがイチゴ「とちおとめ」を生産していて、庭に植えたはっさくやスイカは、孫たちの社会勉強のために作っているんだそうです。長女一家はすぐ裏に建てられた家に住み、その横には三女が新築中とのこと。鶴瓶さんは、また薬師堂の御利益か、長女の子供が男の子ばかり3人、三女の子供が女の子ばかり3人という、大家族に出会うことができました。

佐野市の喫茶店「点」”コーヒーに目が無い”と話す草刈さんは、魚栄さんで”古くてレトロな喫茶店”として教えてもらった駅近くにある喫茶店、「コーヒーハウス点」(大和町2580)を訪ね、コーヒーを頂きました。名前が覚え出せないというママさんに、草刈さんが『稲刈(いねかり)正雄です』と話すと、『そうですよね!』とママさん(笑)。

鶴瓶さんは、続いて住宅街を歩いていると、さっきの孫のひとりが追いかけてきます。理由を聞くと、母親に『鶴瓶さんが次どこに行くか見てこい』と言われたんだそうです。そこで、次にどこに行ったらいいかと尋ねると、家のイチゴハウスに案内してくれることに。
その途中、鶴瓶さんは素敵な家を見つけます。集まってきた人達に話を聞くと、向かい合って長女と次女の家があるんだそうです。夫が大工さんという姉の家に上がらせてもらい、中を見たいと話すと、お姉さんは『片付けないと』と嫌がります。そこで鶴瓶さんは、孫に先にイチゴハウスを見せてもらってから、お宅を訪ねることにしました。孫がハウスから採ってきてくれた”とちおとめ”は、鶴瓶さんも一口で食べられないほど大きくて、甘いイチゴでした。
ようやく、急いで片付けたという家に上がらせてもらった鶴瓶さんは、ステキな家を見せてもらい、ご家族の暮らしぶりについて話を聞くことができました。

盗まれた麗水観音像喫茶店を出た草刈さんは、”三大厄除け大師”として有名な、佐野厄除大師(惣宗寺)を訪れます。厄よけの御利益があるとされる慈恵大師をまつっていて、年間約200万人もの参拝者が訪れるという有名な寺でアポなし取材が可能か?と、小野アナウンサーは心配しますが、若い時には訪問販売のセールスマンもしていたという草刈さんは、見事交渉に成功!。ご住職に境内を案内してもらうことができました。
境内には、4年前に盗まれ、マスコミを通じて返して欲しいと訴えたところ、暫くして駐車場に返されていたという麗水観音像が飾られていました。盗まれた当時は、『仏様とられるんだから、ご利益ないよね』と言われ、大変だったとか(笑)。草刈さんが、ご住職に家族に会いたいとお願いすると、婚約したばかりという美人のお嫁さんを紹介してもらうことができました。

再放送は、5月20日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 栃木県佐野市の名物など

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