鶴瓶の家族に乾杯 | 愛媛県宇和島市(上村愛子さん)
~アスリートスペシャル~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年8月29日放送 愛媛県宇和島市 ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、元女子モーグル日本代表の上村愛子さん。冬季オリンピックに5大会連続で出場し、日本のモーグル界を長年引っ張ってきた方です。

上村さんは、兵庫県出身ですが、2歳のときには長野県長和町に転居し、3歳でスキーを始めました。その後すぐ、白馬村に転居。小・中学、高校と、白馬でスキーの腕を磨き、1998年に開催された長野オリンピックでは、18歳で冬季オリンピックに初出場!。女子モーグルで、7位入賞の好成績を残しました。
長野オリンピックを終え高校を卒業すると、長野を代表する地元企業「北野建設」に入社。その後も長野県を地盤に、日本女子モーグル界で大活躍を続けます。オリンピックでは、5大会連続出場を果たし、かつ、いずれも7位入賞というレジェンド記録を達成。さらに、日本人初のワールドカップ年間総合優勝も達成しています!。

2009年に、アルペンスキー選手の皆川賢太郎選手と結婚。その後も現役を続けましたが、2014年4月に、惜しまれつつ現役を引退、所属先の北野建設も退社することとなりました。


上村さんは、これまでスキーばかりの人生だったため、雪のない南の方を旅行したことが殆どないそうです。ところが昨年、たまたま松山で仕事があった際に、愛媛県民の穏やかで優しい人柄に触れ、もっと愛媛ことを知りたいと、今回、行ったことがない愛媛県宇和島を、旅先に選んだそうです。

宇和島市は、愛媛県の南西部、宇和海を挟んで大分県と向かい合う場所にあります。山では、みかん等の柑橘類が採れ、海では鯛やハマチ等の漁が盛んです。海の幸は魚だけでなく、真珠の養殖も盛んで、真珠と言えば三重県が有名ですが、実は生産量・売上高ともに、宇和島が日本一なんだそうです!。

ロケが行われたのは、7月16日(土)。宇和島市内にある「和霊公園」で待ち合わせをした鶴瓶さんと上村さんですが、めずらしく、公園には鶴瓶さんが先に到着。すると鶴瓶さんは、アイスクリームを片手に集まっていた女の子達を見つけ、ダッシュで駆け寄ると、子供たちは「ギャハハハッー、ヤバい、ヤバい」と大騒ぎ。彼女たち、見るからにスタイルも立居姿もキレイなので、鶴瓶さんが『ダンスか何かやってるの?』と聞くと、来週の発表会に備えて午後からバレエのレッスンに行くところだそうです。鶴瓶さんが、後でその「内田くみこバレエスクール」を訪ねると約束しているところへ、上村さんが到着しました。

二人は公園を歩きながら、モーグル競技のことや宇和島名物「闘牛」について話をしていると、ふと鶴瓶さんは、『あの闘牛、後であれ食べんのかなぁ?』と疑問に。そこで、近くにいた女性に声を掛け聞いてみると、『食べないと思いますよ~』(笑)と。他に宇和島名物と言えば、食べ物では「じゃこ天」、揚げたてアツアツが美味しいそうです。実はこの女性、スキーをするそうで、四国・愛媛での旅のスタート早々、スキーをする人に偶然出会うとは、二人ともビックです。ご主人もスキー仲間と聞き、二人はご主人の経営する自動車工場を訪ねることに。

鶴瓶さんと上村さんは、日本一の大鳥居がある和霊神社をお参りしてから、「末広モータース」を訪ねると、ご主人と一緒に出迎えてくれたのは、高松の大学でピアノ教師をしている、スキー仲間の酒井先生でした。明日、地元でスキー仲間らとの音楽コンサートがあるそうで、たまたま帰郷して末広さんの所を立ち寄ったところ、上村さんが今から来ると聞き、リハーサルをそっちのけで二人を待っていたそうです。またご主人は、上村さんに憧れて、上村さんと同じ「ID one(アイディー ワン) 」のスキー板を使っているそうです。そこでせっかくだからと、倉庫から家族三人分のスキー板を出してきて、上村さんにサインをお願いすることに。『まさか愛媛県に来て、スキー板にサインをお願いされるとは!』と、ビックリの上村さんでした。鶴瓶さんもサインをお願いされますが、さすがに”すべる”ものにサインは出来ないと、断りました(笑)。

ここでスタジオから、宇和島市のビデオ紹介。紹介してくれるのは、宇和島水産高校の生徒さん達です。
 まず、宇和島のシンボル「宇和島城」。1615年に仙台の伊達政宗の長男・秀宗が主になってから、9代にわたって伊達藩の居城でした。江戸時代に作られた天守が残る、希少なお城です。
 そして、宇和島の夏と言えば、「滑床渓谷」。ここで人気なのが、渓谷を身ひとつで楽しむ「キャニオニング」。冷たい水が流れる渓谷を滑れば、気分爽快です。
 最後は、「養殖マグロ」。巨大なクロマグロを解体してくれるのは、「フィッシュガール」。宇和島水産高校の女生徒だけで設立された部活動で、全国はもとより海外まで行き、マグロの解体ショーを実施して、地元の味をアピールしています。

次に鶴瓶さんと上村さんは、酒井先生はじめスキー仲間の人達も参加する、コスモスホール三間で開催される「コスモス名曲コンサート2016」のリハーサル会場を訪れました。スタジオでは、コンサート当日の様子がビデオで紹介され、指揮者の宇神先生からは、合唱担当の赤松一座の皆さんも、鶴瓶さんらが見守り、NHKのカメラに撮影されながらリハーサルをしたことで、翌日の本番は、あがることなくリラックスして演奏することが出来たと、ビデオメッセージが届けられました。

その後、一人旅になった上村さんは、名物「じゃこ天」を探しに、海沿いの町へ。ちょうど船から上がってきた漁師さんに話を聞くと、同級生の家がじゃこ天の製造工場だということで電話をしてもらいますが、じゃこ天の製造は朝が早く、この時間は同級生はゴルフ中とのことで、生憎とじゃこ天にありつけませんでした。

一方の鶴瓶さんは、町のシンボル・宇和島城を目指しますが、その門前にあった料理店「一心」の看板が気になります。まず目に留まったのは「鯛カツカレー」ですが、その横には、さっき末広モータースで聞いた、「じゃこ天」「鯛めし」「フカの湯ざらし」といった、宇和島名物のメニューが数多く並んでいます。それを見た鶴瓶さん、お城見学は止めにして、その料亭に入って行ってしまいます(笑)。店内で迎えてくれたのは、粋な大将と、カウンターを任された息子さんに、給仕をしてくれた奥さん。鶴瓶さんは、素敵なカウンターに座って、じゃこ天と鯛めしを頂きました。宇和島の「鯛めし」は、一般的な鯛の炊き込みご飯とは違い、鯛の刺身を特製のタレにつけ込み、生卵・ゴマ・きざみネギなどの薬味といっしょに混ぜたものを、炊きたての御飯の上にかけて食べるもので、鶴瓶さん曰く、『メチャクチャ美味しい』そうです。また「じゃこ天」も、鶴瓶さんは普段食べるじゃこ天はあまり好きではないそうですが、宇和島のものは別格だそうです!。食事が終わると鶴瓶さんは座敷に移り、ご家族に生活ぶりなど話を聞きました。

さっさと店に入ってじゃこ天を食べてしまった鶴瓶さんとは対照的に、上村さんは、暑い夏の日差しの降り注ぐなか、じゃこ天を食べさせてくれる製造工場を探して、海辺の町を歩き回ります。なかなか人に出会えないでいると、港から桟橋のかかった作業小屋の中に人を見つけ、尋ねてみることに。
するとそこは、真珠養殖の作業小屋でした。この道50年以上というベテランのお婆さんや、まだ2か月というアルバイトの男性ら数人が、貝掃除をしています。真珠の核入れをした貝は、一か月ほど静かな海に沈め養生させてから、一旦引上げキレイに掃除をして、それをネットに詰め直してから、今度は沖の養魚場に持って行って、長い年月をかけて真珠を養殖するんだそうです。


じゃこ天うどん

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、まだ暗い午前5時の、宇和島商店街。この商店街の裏手に、朝5時から9時までしかやらない店、「やまこうどん」があります。看板も暖簾もない民家の裏手。メニューは、じゃこ天と地元産のエビのかき揚げが入ったうどんのみ!。これから畑に出る人や、サーフィンに行くという人達が、朝早くから大勢訪れます。セルフの店ではありませんが、常連のお客さん達は、みな自分でうどんを茹でて頂きます。

引き続き、揚げたてのじゃこ天を探して海辺の町を歩き回る上村さん。次に出会った人にじゃこ天を作っている店について話を聞くと、この海沿いの先には「中村かまぼこ」が、家族経営の工場だと、近くの山側に「田中鮮魚店」があると教えてくれました。中村かまぼこでは、朝の7時か8時ごろであれば揚げ立てが食べられるとのことですが、なぜそんなに詳しいのかと尋ねると、なんとこの方、中村かまぼこで働いているそうです(笑)。
上村さんは、家族でやっているという「田中鮮魚店」を訪ねますが、蒲鉾作りは朝のうちに終わってしまっていて、またもじゃこ天にはありつけません(汗)。

鶴瓶さんは、料亭「一心」で出しているじゃこ天を作っている職人、木原さんのお宅を訪ねることに。一心の大将の話では、難しくて頑固な先輩とのことでしたが、鶴瓶さんが会ってみると、とても気さくに、じゃこ天づくりの事や、たまたま遊びに来ていたお孫さんら、家族を紹介してくれました。木原さんの所のじゃこ天は、ホタルジャコとエソの2種類で作っているそうです。

じゃこ天にどうしても縁のない上村さんは、ついに方針転換。気分を変えて、この4月に橋でつながったばかりという、”宇和島の楽園”と呼ばれる「九島」を訪れることに。するとたまたま、長兄の3回忌の法事に大阪などから高齢の兄弟らが集まり、今から墓参りに行くところという一行と出会います。上村さんは、皆さんの実家に寄らせてもらい、8人兄弟という弟さんや妹さんから、小さい頃から父親代わりに面倒を見てくれた、亡くなられたお兄さんの思い出話を聞くことができました。

鶴瓶さんは、先の公園で出会った少女たちが通う、「内田くみこバレエスクール」を訪ねました。すると、ちょうど来週の発表会に向けたレッスンの真っ最中で、さっき私服でアイスクリームを食べていた女の子らが、レオタードに着替えて本格的なバレエを踊る姿は、まったく見違えるよう。鶴瓶さんは彼女らに、笑顔を絶対に絶やさないようにと言いながら、”CMがたくさん来る”笑顔の見本と、自分の笑顔を見せてあげました(笑)。

最後に上村さんは、じゃこ天が諦められず、絶対に食べられると道の駅「みなとオアシスうわじま きさいや広場」を訪れ、揚げたてのじゃこ天を頂くことができました(笑)。

再放送は、9月2日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 宇和島市の名物など

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