鶴瓶の家族に乾杯 | 京都府京都市(佐藤健さん)
~就活生応援SP~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年10月17日放送 京都府京都市 ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の佐藤健(さとう たける)さん。現在27歳ですが、2010年には大河ドラマ「龍馬伝」で時代劇初出演も果たし、”人斬り以蔵”と呼ばれる岡田以蔵役を熱演されていました。

佐藤さんは、一昨年の9月に、鶴瓶さんと滋賀県大津市を旅しました。その時は、主演映画「るろうに剣心」のゆかりの地である日吉大社から旅をスタートさせ、『道を極めた人に会いたい』と、最後は比叡山で、千日回峰行を成し遂げた光永圓道(みつなが えんどう)阿闍梨(あじゃり)さんに出会うことが出来ました。最後にスタジオで、阿闍梨さんから佐藤さんに、『依心えしん(身)より依所えしょ』(最澄の教えで、拠り所となる場所の大切さを説いた言葉。人と人、心と心の繋がりばかりに目が向きがちな世の中ですが、今後さらに何か大きな事を成し遂げようと思った時、何かに集中できる場所、心落ち付く環境を探してください。)という、ありがたいお言葉が届けられ、それを聞いて私も大変感動したことを覚えています。
一昨年の詳しい放送内容は、ここをクリック鶴瓶の家族に乾杯 | 滋賀県大津市(佐藤健さん)」をご覧ください。

今回の旅の舞台は、京都府京都市。京都の観光客数は、なんと年間5,700万人。佐藤健さんがロケをして、観光客が大変なことにならないかと、小野アナウンサーも心配です。また、京都市には大学が38校もあり、学生の数は人口の約10分の1。就職活動をしたことのない佐藤さんは、「就職活動中の大学生の応援」をしたいと、京都市を訪ねることに。


ロケが行われたのは、7月23日(土)。京都府京都市の鴨川の河川敷で待ち合わせた、鶴瓶さんと佐藤さん。グラウンドで練習中のサッカー少年たちが、ロケ中のテレビ撮影クルーを見つけ集まってくると、『つるべゃ!』『るろうに剣心ゃ!』と大騒ぎになってしまいました(汗)。

就職活動中の大学生を応援したいという佐藤さんは、京都に数多ある大学の中から、鶴瓶さんの母校(中退だそうですが(^_^;))の「京都産業大学」に行きたいと訴えます。そこで鶴瓶さんは、大学に勤めている同級生の藤本さんに電話をして、テレビ撮影の許可と案内をお願いすることに。すると、そのロケバスの横を、自分の身体より大きな荷物を抱えた女の子が歩いて行きます。鶴瓶さんが気になって声を掛けると、今から大きなコントラバスを持ってバスに乗り、奈良の母校まで演奏をしに行くという、京産大の女子大生でした。

藤本さんの案内で、鶴瓶さんと佐藤さんは、京産大の就職課(進路就職支援センター)を訪問すると、面談に来ていた2人の女子大生と職員の方に、就職活動に向けたインターンシップ・プログラムなどについて話を聞きました。佐藤さんを見つめ、『まるで目がアーモンドの様』と顔を赤らめる女子大生に、鶴瓶さんが俺の目は?と尋ねると、『じゃこ』と(笑)。

ここでスタジオから、京都の町をビデオ紹介。テーマは、「就活生にお勧めのスポット」。案内してくれるのは、先の京産大の女子学生の二人です。
 まずは、京都市の南にある「荒木神社」。社の周りにズラリと飾られた狐の人形の置物は、「口入稲荷大神」と呼ばれ、人と人の縁を結んでくれる神様。提灯を持った狐が、縁を導いてくれるそうです。そのため、就職にもご利益があると、全国から多くの就活生が訪れる場所になっています。人形は、願いが叶った人が神社に返しに来たものだそうです。
 次は、就活に疲れたら食べてもらいたい、「みたらし団子」。下鴨神社の御手洗池(みたらしいけ)の前にある「加茂みたらし茶屋」は、”みたらし団子発祥の地”と言われています。池に流れ込む水の泡を模ったのが、みたらし団子なんだそうです。


一人旅になった佐藤さんは、就活中の学生に会いたいと相談すると、職員の方が、オープンキャンパスのツアースタッフをしている学生の控室に居た、就活中の4年生に引き合わせてくれました。一人の女子大生は、今までに50社にエントリーシートを出して、20社の面接を受けたそうですが、まだ内定は貰えていないそうです。その数字を聞いて、就活の大変さに驚かされた佐藤さんは、自分は『本当に俳優でよかったなって思う』と(汗)。
佐藤さんは、学生さんと二人で、集団面接の模擬面接を体験してみることに。すると、まず最初の挨拶で、『元気がないですね』とダメ出し(笑)。1分程度の自己紹介では、『これをやると決めたら、最後までやり抜くことが出来るところが自分の強みだと思っております』と話しました。その人格形成に役立ったのが「ゲーム」だそうで、得意なゲームを聞かれると、『ポケモンGOです!鴨川沿いがお勧めです』と(笑)。スタジオでは、佐藤さんの面接の採点が発表されました。就職課の鎌田さんの評価は、『ひとつひとつの話が長い傾向にあり、聞き手が飽きてしまいます』と、”63点”でした(笑)。
YouTubeその後、佐藤さんは、図書館やホールを巡りながら、学生との交流を重ねていきました。すると神山ホールでは、近くの京都府立北稜高校の吹奏楽部の生徒さん達が、大会に向けて実際のホールを借りて本番さながらの練習をしている最中でした。佐藤さんは、その演奏を聞かせてもらうことに。佐藤さんを見つけた女子高校生達は、『キャァー、キャァー』と、楽器より甲高い黄色い歓声を上げます。しかし演奏が終わり、佐藤さんが『素晴らし演奏に感動しました』と感想を話すと、大きな声でハキハキと、部活動をしている高校生らしく『ありがとうございました!』と、さっきの子らとはまるで別人の様。でも最後に、佐藤さんと集合写真を撮って握手してもらった生徒達は、『キャー!キャー!!』と、やはり素の女子高校生に戻っていました(笑)。

京都通 京都観光スポット案内一方、京都をよく知る鶴瓶さんは、古き良き町家の佇まいが残る上七軒を訪ねました。住民の方々に話を聞いて回ると、この界隈には、昔は45~6軒もの西陣織の機織り職人さんの家があったそうですが、今では3軒ほどになってしまったとのこと。その内の一軒、手機を織っているいるお宅を紹介してもらった鶴瓶さんは、家に上がらせてもらい、実際に手機織りの作業を観させてもらいました。
続いて、町家の家の中を見せてもらいに、亀田さんのお宅にお邪魔することに。案内してくれた奥さんは、家の前で待っていたご主人を鶴瓶さんに紹介するでもなく、素通りして家の中へ。ご主人曰く、『薄情なヤツや』と(笑)。昭和8年生まれのご主人はガンで余命半年と、笑いながら話すご夫婦に、鶴瓶さんもビックリ。実は、ご主人は鶴瓶さんの大ファンで、それを知っていた奥さんが、一生の記念にと、どうしても鶴瓶さんを我が家に連れて来たかったんだそうです。『この放送を見ないで死んだらあきませんで』と、長生きを願って二人と握手を交わす鶴瓶さんでした。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは「祗園」。江戸時代から続く、日本最大の花街です。この路地で、40年続くうどん屋さん「祇をん 萬屋」(よろずや)で頂く本日の一杯は、「ねぎうどん」。京野菜の九条ネギが、1杯に8本も使われていて、麺が見えないほどの量です。壁には、お店にお世話になった芸子さん達の団扇が飾られています。


さて、ここから後半。

鶴瓶さんが、次の出会いを求めて鴨川にやって来ると、旗を振りながら”よさこい”の練習をしているグループを見つけます。来月8月に、高知の「よさこい祭り」に併せて開催される「よさこい全国大会」に向けて、練習をしている最中だそうです。その隣でも、4つの大学の合同サークルという大勢の学生達が、来月の大会に向けて、よさこいの練習をしていました。鶴瓶さんがよさこい踊りを見せてくれと頼むと、まだ今日練習を始めたばかりで無理とのこと。そこで、2005年から京都の学生達に引き継がれてきた、よさこいに似た踊りジャンル「京炎そでふれ!」踊りのスペシャルバージョン・ダンス、略して「スペバ」を踊ってくれることに。数十人もの大学生が、土埃が濛々と巻くなか、元気で明るい笑顔でスペバを熱演してくれて、鶴瓶さんもたいへん感動しました。

大学を後にした佐藤さんは、京都らしいモノを見たいと、舞妓さんを探して花街のある「宮川町」へ向かいます。すると運よく、さっそく舞妓さんに出会うことができました。出会ったのは”千賀明”(ちかさや)さんで、なんと16歳。舞妓さんに憧れる女の子たちの多くが、中学を卒業すると京都に出てきて、歌舞練場で芸を学ぶんだそうです。彼女が住み込みで芸を学んでいるお茶屋さん、「駒屋」のカウンター・バーに上がらせてもらった佐藤さんは、若女将や、舞妓の先輩の”とし純”さんと、芸子の”とし夏菜”さんに、お茶屋のことや芸子になるまでの生活ぶりについて話を聞かせてもらいました。千賀明さんは、白塗りの額に大きな汗がこぼれますが、とし夏菜さんは、日本髪を結っておらず、着物も夏らしく涼しげな浴衣姿です。聞くと、「からあげ」と言って。お客さんと食事を一緒させてもらったり、お芝居を観に行ったりするときの支度なんだそうです。

鶴瓶さんは、昼の祗園を見てみたいと、街を散策します。たまたま見かけた犬を散歩中の女性に声を掛けると、お宅の隣が「能面教室」と聞き、鶴瓶さんは興味津々。しかしこの日は、生憎と休みで、教室の先生で能面師の中村光江さんも不在。そこで鶴瓶さんは、女性のお母さんに案内されて、向かいの「デゴイチ」を訪ねることに。店内に入ってみると、鶴瓶さんもビックリ。そこは日本最大級という鉄道ジオラマがウリの、レストランでした。デゴイチのテーブルに座った鶴瓶さんは、案内してくれたお母さんに、以前古美術商をしていた当時のお爺さんやお父さんの話を聞かせてもらったり、デゴイチのご主人には、お店の話やジオラマについての話を聞きました。

佐藤さんが、次の出会いを求めて花街・宮川町を歩いていると、かき氷の看板に誘われて、路地の奥にあった「氷処 よし栄」さんを訪れます。するとそこは、夜はスナックをしているというお店で、女将の濱野さんは元芸子さん。カラオケを置いていない代わりに、三味線を弾いたりしてお客さんを楽しませていると聞いた佐藤さんは、ぜひその三味線を聞かせて欲しいとお願いします。すると濱野さん、『かなわんなぁ~、ギャラもらわんと』(笑)と言いながらも、祇園小唄を披露してくれました。『月はおぼろに東山~』と、すばらし歌声です。芸子さん時代は、さぞかしおモテになったことでしょう!。当時の芸名は菊千代さんと言って、勝新太郎さんや市川雷蔵さんらの御座敷にも呼ばれて出ていたそうです。また、映画で所作指導もされていたことがあり、最近のハリウッド映画には一言あるようですが、そこは花柳界の人。テレビでは言葉を飲み、若い人たちにエールを送ってくれました。

 

再放送は、10月21日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 京都市の名物など

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