鶴瓶の家族に乾杯 | 新潟県南魚沼市(古舘伊知郎さん)
~古舘伊知郎とトークバトル~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年10月24日放送 新潟県南魚沼市 ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、元テレビ朝日アナウンサーの古舘伊知郎さん。当時は、プロレスやF1レースの実況を担当し、類まれな語彙センスと独特のボルテージの高さは『古舘節』と呼ばれ、ファンから絶大な支持を受けました。1984年にテレ朝を退社し、フリーアナウンサーの道に。フリーになってからは、NHKにも度々出演しており、1991年度のNHK連続テレビ小説「君の名は」には、俳優として出演。1994年から1996年までは、NHK『紅白歌合戦』の白組司会を担当、民放出身のアナウンサーとして初めて紅白の司会を務めました。2004年度からテレ朝で、久米宏さんのニュースステーションの後継番組、「報道ステーション」の初代メインキャスターを務めましたが、今年3月末で降板。

古舘さんは、報道ステーションを降板してから新番組の構想を温めていて、スポニチのインタビューに、『“鶴瓶の家族に乾杯”みたいな番組を民放でできないだろうか。あれはNHKが全国に張り巡らした情報網と、言葉を必要としない鶴瓶さんの笑顔があって初めてできるんです。僕は鶴瓶さんを“顔面国連軍”と呼んでます。でも、民放があえて弱点を抱えながらパロディーとしてやってみると面白いんじゃないですか。今のバラエティーはローリスク・ローリターン。ハイリスク・ハイリターンは無理だけれど、ミドルリスク・ミドルリターンは狙いたい。例えば“古舘の離婚に乾杯”とかね』(笑)と、語っています。

そんな古舘さんと、彼がインスパイアーする鶴瓶さんとの、「古舘伊知郎とトークバトル」の”ぶっつけ本番旅”。旅の舞台は、新潟県南魚沼市。南魚沼市と言えば、テーマは「お米」でしょう!。ロケは8月に行われましたが、放送は、まさに美味しい新米のコシヒカリが食べられる頃です。


ロケが行われたのは、8月26日(金)。

田んぼの中にある「木六神社」で待ち合わせた、鶴瓶さんと古舘さん。先に到着した古舘さんが、車から稲田の広がる景色の中に降り立つと、『まさに、稲穂の大海原。いいなと思うのは、緑の濃淡ですね。山あいの濃い深い緑と、人間が手入れをして作ってる、この水田の、緑の淡いグラデーションですか』と、さっそく古舘節がさく裂。それを聞いた鶴瓶さんは、『なにを言うてんねん、ようしゃべるな~』と呆れ顔(笑)。
旅の舞台は、新潟県の南部に位置する、日本有数の米どころ、南魚沼市。「南魚沼産コシヒカリ」といえば、絶大な人気を誇るブランド米。その美味しさの秘密は、冬に2メートルも積もる雪。その雪解け水が、ミネラルをたっぷり含んで流れてくるので、美味しいお米になるんだそうです。古舘さんは、『米どころで日本の原風景を見たい』と、南魚沼市を旅することに。

鶴瓶さんと古舘さんが、木六神社の境内で、『祭りの後に、こんな神社の裏にパンツやエロ本が落ちていて、子供の頃はよう探しに来た』と、猥談に熱中している所に、自転車に乗った2人の小学生の兄弟が近づいてきました。鶴瓶さんが、『家に連れてってくれよ』と話すと、『お婆ちゃんに怒られてばかりで、家はつまらない』と、逃げられてしまいます。子供を追いかけて、一軒のお宅を訪ねると、偶然にも子供の名前と同じ”関”さんの家でしたが、この辺りにはとても多い苗字だとか。勝手口から台所に居た奥さんを見つけた鶴瓶さんは、コシヒカリを炊いて欲しいと強引にお願いします。川遊び
そして二人は、ご飯が炊けるまでの間、孫たちが遊んでいるという、近くの「登川」(のぼりかわ)へ。清流の中で、子供たちが大勢、魚とりや水遊びを楽しんでいました。しかし、炎天下で川遊びを楽しむ子供らを見ている、スーツ姿で登場の古舘さんは、必死にハンカチで汗を拭いますが、額から次々に吹き出す汗が止まりません(汗)。

ここでスタジオから、その南魚沼市をビデオ紹介。紹介してくれのは、南魚沼市コミュニティFM「エフエム雪国」の、飯田アナウンサー。豪雪地帯ならではの、雪にまつわるリポートをしてもらいました。
まず、日本酒を作っている酒蔵の倉庫を訪ねると、雪を使って日本酒を冷やし熟成させていました。雪国では、こうした”雪室”(ゆきむろ)が活用されています。
続いて訪れたのは、市内のスキー場。夏には、山を一気に駆け降りる”マウンテンバイク”のコース、「八海山麓MTB PARK」となっています。そこで、地元のライダーによるレースを、小野アナウンサーが”古舘節”を真似して実況中継。『対決するのは、南魚沼の爆走王と、音速のコシヒカリ! 早い、早い、ここは奈落か坂道か~!』。アイルトン・セナを”音速の貴公子”と呼んだ古舘節のパクリですね(笑)。
最後は、雪をも解かす熱いお祭り、「浦佐裸押合祭り」。浦佐地区にある毘沙門堂では、毎年3月3日に、2メートルもの雪が積もる中で、裸になった地元の男たちが、五穀豊穣と家内安全を願い、『サンヨー、サンヨー!』と叫びながら押合います。

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感想(18件)

そろそろご飯が炊けた頃と、鶴瓶さんと古舘さんが関さんのお宅に戻ってみると、まだ食卓には何も乗っていません。きっと奥さんは、お米を水に浸してから炊いてくれたんでしょう。まだ、ご飯が炊けるには時間がかかるそうです・・・(汗)。そこで、遠慮のない鶴瓶さんは、スイカを切ってもらったり、ご飯のおかずにと、茄子の味噌炒めや、かぼちゃの煮っ転がしなどを作って出してもらい、大満足。すると鶴瓶さん、『この辺りは、お酒もおいしんでしょ?越乃寒梅とか?』。するとご主人、『この辺は、鶴齢か、高千代か。カクレイ、飲みますか?』と。そこで鶴瓶さん、『来週、再検査を受けないとならないからダメです』と一旦は断りますが、一升瓶を出されると、ラベルに”鶴”の字が入っているのを見て、『これは飲まなあかんな!すんません』と(笑)。その、遠慮と強引が入り混じった鶴瓶さんの態度を見て、古舘さんが付けた呼び名は、”心の公然わいせつ”(笑)。

ようやく炊きたてのコシヒカリを、おにぎりにしてもらって頂いた鶴瓶さんと古舘さん、本当に美味しそうでした。なかなか炊き上がらなかったご飯でしたが、三菱のIHジャー炊飯器「本炭釜」で”芳醇炊き”コースで炊いてくれたそうで、思った以上に時間は掛かりましたが、研ぎたてでも美味しくご飯が炊けたようです。その間、ご夫婦の馴初め話にも花が咲きました。そして、鶴瓶さんのおにぎりを掴んでいた手は、『一杯だけ』と言いながら、いつの間にかまた、日本酒の入ったグラスに代わっていました(笑)。


一人旅になった古舘さんは、田んぼの中に建つ、農協の巨大なサイロを訪ねてみることに。そこで、トイレ掃除をしていた農協の職員さんに出会った古舘さんは、強引にトイレ掃除を手伝う代わりに、お宅にお邪魔させて欲しいとお願いをします。子供が生まれたばかりで、奥さんの実家に間借りしているそうですが、奥さんに電話を掛けて相談すると、片付けるので30分ほど時間が欲しいと言われますが、それでも訪問の許可を頂きました。暫くして、古舘さんとご主人が実家を訪ねると、生後1ヶ月の赤ちゃんを抱いた奥さんと、お母さんが出迎えてくれ、夫婦の馴初めや、暮らしぶりについて話を聞くことが出来ました。すると、お母さんのご主人は、娘の結婚式の一週間後に亡くなられたそうです。それまで10年間も寝込んでいたらしいですが、娘の結婚式まで頑張れ頑張れと励まし、挙式が終わると今度は新婚旅行から戻るまで頑張れと励まし、新婚旅行から戻った娘の顔を見て、息を引き取ったとのこと。スタジオでは、挙式の当日、式に出席できなかったお父さんのためにと、式場の計らいで花嫁姿でお父さんの病室を訪ね写真を撮ってもらった、二人のツーショット写真が披露されました。あまりのドラマチックな出会いに、古舘さんは『トイレの神様のおかげ』と。

田んぼの中のお菓子屋さん一方の鶴瓶さんは、まさに名前の通り、田んぼの中の畦道に立てられた「田んぼのなかのお菓子屋さん」という幟を見つけ、訪ねてみることに。すると、一軒の民家の玄関わきが、古舘さん曰く『日本昔し話みたい』に、お菓子屋さんの店構えに改築されていました。鶴瓶さんが、玄関を開けて中を覗くと、お菓子を作っているお嫁さんと、お母さんが出てきてくれました。店はオープンして1年程経つそうですが、まだ誰も知らないと・・・(汗)。お母さんの話では、親には相談も無く、息子と嫁が勝手に台所を狭くして店を作ってしまい、『私はたまげました』と。そこで鶴瓶さん、『景気づけに買うやんか、どんどん』と、スタッフの分までアイスコーヒーを注文して大盤振る舞い!(笑)。


山菜だらけ蕎麦ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、清水地区という山あいの集落。今日のお店は、登山客に人気の「上田屋食堂」。このお店のメニューは、「山菜だらけそば」(900円)の一種類のみ。山盛りに盛られた蕎麦と山菜は、山に登る人の活力としておなか一杯になって欲しいというご主人の願い。山菜は、すべてご主人自らが採ってきたもので、季節によって種類が変わるそうです。

塩沢地区に移動した古舘さんは、道すがら、「鶴齢」と書かれた工場らしき建物を見つけ、訪ねてみることに。そこは、鶴齢の酒造元、「青木酒造」の酒蔵でした。出会う人によって、「鶴齢」は”辛口”という人に、”甘口”という人が居て、本当はどんな酒なのかと気になっていた古舘さんは、杜氏の今井さんに案内してもらい、酒蔵を見学させてもらいました。杜氏さんの話によると、人間の味覚は人によって違っていて、お酒の味は、甘み、酸味、苦み、渋み、辛みといった”五味の調和”と言われており、その他にもコクとか醍醐味といった多様な味が全部調和されてひとつの味になっているので、そのどれを一番感じるかは、人それぞれなんだそうです。

古舘さんが、酒蔵の裏手に建つ社長のご自宅を訪ねると、美しい和風庭園が広がります。御年90歳の曾お婆さんの話によると、今の季節は見て美しいと思うかもしれないが、雪国なので雪囲いが大変で、冬になったら逃げだしたくなるとのこと。
古舘さんが続いて訪ねたのは、青木酒造の向かいにある、創業300余年の青木酒造の蔵を移築して作った喫茶店で、次男が営む「OHGIYA Cafe」(オーギヤカフェ)。

南魚沼市の卵屋鶴瓶さんも、古舘さんを真似してか、たまたま見つけたお宅で、洗濯物を取り入れる女性の手伝いをすることで、ご家族との交流機会をゲット!。4人姉妹なんだとか。「田んぼのなかのお菓子屋さん」でも、歳の離れたお姉さんが親代わりという話を聞いていた鶴瓶さん、自分の姉も湯沢に嫁いでいることを思い出し、懐かしくなって電話をしてみることに。すると、鶴瓶さんは湯沢だとばかり思い込んでいましたが、実は南魚沼市に住んでいると分かり、会いに行くことに。

鶴瓶さんが、お姉さんがたまたま訪れていたタマゴ屋さん「我家の卵」を訪ねると、姉の旦那さんと、店を営む友達夫婦が出迎えてくれました。”たまご屋さん”とは、自家養鶏卵と自家栽培のお米を使った、卵料理を出す食事処でした。家族に乾杯も20周年、自分の家族も出していいかと、鶴瓶さんの親兄弟「駿河家」(鶴瓶さんの本名)の家族談義で盛り上ります。泊っていけという話に、鶴瓶さんは、明日の朝、映画「後妻業の女」の公開舞台挨拶があるからと断ります。ニヤケながら『ベッドシーンね』と話す鶴瓶さんに、昨日ちらっと見たというお姉さんは、『すごいイヤらしい顔してた』と(笑)。お姉さん、鶴瓶さんに本当にソックリでした!。

 

再放送は、10月28日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 南魚沼市の名物など

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