鶴瓶の家族に乾杯 | 鹿児島県いちき串木野市(林家たい平さん)~落語家対決~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年2月20日放送 落語家対決 林家たい平と鹿児島県でぶっつけ本番旅

旅のゲストは、落語家の林家たい平(はやしや たいへい)さん。笑点の挨拶でお馴染み、埼玉県秩父市の出身で、昭和63年に林家こん平師匠に入門。平成12年に真打昇進、平成16年からは病気療養のために休演したこん平師匠の代役として、笑点の大喜利に出演、平成18年には正式なレギュラーメンバーとなりました。今年の8月には、「24時間テレビ」のマラソンランナーとして、100.5kmを完走。ちなみに、この100.5kmは、先に笑点を引退した歌丸師匠の本名・椎名巌にかけて、「いわおGO!」として設定されたとか(笑)。

旅の舞台は、鹿児島県いちき串木野市。酒飲みには知られた、「薩摩(芋)焼酎 」のメッカです。焼酎好きのたい平さんは、涎が出るほど、いの一番に訪れたかった場所に違いありません!。ところが、たい平さんが語った旅の目的は、海なし県の埼玉県出身なので、海や漁港に対する憧れが人一倍強く、『漁業に携わる方々と触れ合いたい』からだそうです。うーん、本当かな~。笑点流に解釈すると、奥さんが怖いからでは?(笑)。


ロケが行われたのは、平成28年12月19日(月)。たい平さんと鶴瓶さんは、海辺近くの「照島公園」で待ち合わせ、二人はいい人に出会えますようにと、まずは「照島神社」にお参りします。すると、そこで見つけたのが、道の駅ならぬ「海の駅」。地元で獲れた鮮魚や地元の特産品を販売しており、この時期の旬の魚といえば、「秋太郎」(バショウカジキマグロ)だそうです。試食を勧められた鶴瓶さん、さっそく神社をお参りしたご利益と、大トロ部分の刺身を頂きます(笑)。

海辺の町を歩き出した鶴瓶さんとたい平さん、次に見つけたのは、”手作りさつまあげ”と書かれた「三善商店」の看板。その店を覗いてみますが、さつまあげ(つきあげ)作りは朝の3時から始まり、注文商売のため朝のうちに店は終わり、既に誰も居ません。そこで鶴瓶さん、隣家が店主の家だろうとピンポンを押して訪ねると、年配の女性が出てきて、『いつも間違えられるんです』と言いながら、向かいに住む店主を呼んでくれました。そこで鶴瓶さん、『玄関に、うちは関係ありませんと貼っといて』と(笑)。ご主人が『うちのが世界一うまい』と言うので、二人は店に残っていたさつま揚げを頂くことに。本当に美味しいさつま揚げですが、ご主人の自慢話を聞いていると、実はそのさつま揚げを作っているのは奥さんで、ご主人はいわゆる”旦那”だということが判明(笑)。そこで鶴瓶さん、奥さんを呼んで、店先でご夫婦の馴初めや暮らしぶりについて話を聞きました。

ここでスタジオから、いちき串木野市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、いちき串木野PRレディーに選ばれた、若い3人の女性です。
 まずは、「マグロ」。串木野漁港は、昭和初期からマグロ漁の港として栄え、今でも海外での遠洋マグロ漁の重要な拠点となっています。そのため、町の自慢のグルメは、マグロを使った料理。中でもPRレディーの一番のお薦めは、「串木野マグロラーメン」。マグロの旨みの詰まったスープに、マグロの切り身がトッピング。15年前に市内のラーメン店が協力して作ったご当地ラーメンです。次にお薦めする自慢のグルメは、「いちきポンカレー」。市の特産「ポンカン」が入ったカレーは、スパイシーな味と爽やかな香りで、人気上昇中です!?。最後は、鶴瓶さんもたい平さんも興奮すること間違いなしのイベント、「串木野浜競馬大会」。毎年4月に照島海岸の浜辺で行われるダート?の競馬大会で、出場するのは競走馬からポニーまで。今年は4月23日に開催されます。

一人旅になったたい平さんは、近くの漁港を訪れます。たまたま出会った島平漁協の職員さんに案内され、今はイセエビ漁の最盛期と漁船を掃除に来ていた漁師のご夫婦と出会いますが、奥さんは気さくに話に応じてくれるのに、ご主人は寡黙で、漁船の掃除をする手を全く休めてくれません。たい平さんが、記念に三人で写真を撮りたいとお願いすると、たい平さんを間近に見たご主人、誰かに似ていると再度たい平さんに名前を聞くと、ようやく笑点メンバーのひとりだと気がつき、『じゃっどが!』(笑)。すると急に打ち解けて、ご夫婦の馴初めなど話を聞かせてくれました。

一方の鶴瓶さんは、町の商店街を訪れると、撮影風景を見守る、りりしい3人のスポーツ少女を見つけ、声をかけます。聞くと、全国大会にも出た「神村学園」のソフトボール部の選手で、今日はコーチの母親が営む居酒屋「酒膳げたや」の、大掃除の手伝いに来ているそうです。そこで木場コーチに会って話を聞くと、ピッチャーの坪野さんは、国体準優勝投手とのこと。それを聞いた鶴瓶さん、止めとけばいいのに、『バッターボックスに立ちたいなぁ』と(汗)。それを聞いたコーチ、大片づけの作業を中断し、神村学園のグランドに鶴瓶さんを案内してくれることに。まずは撮影の許可を取ろうと職員室に向かう途中、この大きな学園は学園長が一代で築いたという話を聞いた鶴瓶さん、その学園長に会って話した方が早いと、学園の敷地内に建つ自宅を訪ねることに。24歳でこの学園を立ち上げ、御年85歳になられた神村学園長に会った鶴瓶さん、『神村学園の銅像としゃべっているみたい』と話すと、なんと60周年記念で既に銅像が建っているとのこと。奥さんの力があってこそ夫婦二人三脚で今に至ったと話す学園長の銅像は、ご夫婦一緒に学園の入口に建てられていました。学生らが、国家試験を受験する前には、この銅像の前で手を合わせると聞いた鶴瓶さん、銅像の本人が横にいるのに、せっかくの機会なんで自分も拝んでおこうと、銅像に向かって手を合わせました(笑)。

そこに集まってきた生徒や先生らのうち、保育学科の生徒達が、クリスマス会で作ったと、折り紙のペンダントを鶴瓶さんの首にかけてくれました。そこで4日後に65歳の誕生日を控えた鶴瓶さん、『12月23日が僕の誕生日なんです。ちょっと歌ってくれ!』と、ハッピーバースデーソングを自ら要望(汗)。大勢の女子生徒さんらに囲まれ、大合唱で『ハッピーバースデー つるべ~♪』と歌ってもらった鶴瓶さん、満面の笑みで『幸せやな~』と(笑)。ここまでのロケで、だいぶ時間を費やした鶴瓶さん、これからソフトボール部の練習にお邪魔するのは迷惑になると、ここで退散することに。後日撮影したソフトボール部の練習風景が、スタジオで放映されると、ピッチャーの投げる球の速いこと!小野アナウンサーが鶴瓶さんに向かって曰く、『打席に立たなくてよかったですね』と(笑)。

サンドレッドたい平さんは、続いて隣の漁港へ向かう途中、錨(イカリ)を売っているお店「幸萬船具店」を見つけ、興味津々で訪ねてみます。ご主人に話を聞くと、船から落としてしまったとか、根掛かりして引き上げられなくなった時に、新しいイカリが売れるんだそうです。その値段を尋ねると、5~6トンから7~8トンの船用で、『3~4万円くらいじゃないですかねぇ?』と、あまりにアバウト(笑)。次にたい平さんが気になったのが、天井からぶら下げられた、マイクの形をした白いロープを束ねたような商品。船が岸に付いた時に、陸に向かってロープを投げるための錘(オモリ)で、中に砂が入っていることから「サンドレッド」と言うそうです。ならば、”レッド”とは何?(汗)。肩叩きにちょうどいいから、この旅の『オモイで』(砂が入って重い×思い出をかけて)にと、サンドレッドを購入したたい平さんでした(笑)。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、串木野漁港にある、「味公房 みその」(本店)。この店で頂く本日の一杯は、”鹿児島とんこつラーメン”。そのあっさりとしたスープの味の秘密は、とんこつと一緒に煮込むたっぷりの香味野菜。ほとんどのお客さんが、そのスープを飲み干すそうです。
ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、ウォーターボーイズの「Fisherman's Blues」でした。


新たな出会いを求めて、山手の地区へ移動した鶴瓶さん。みかん畑を見つけ、畑の隣の家の人に話を聞くと、みかん作りで有名な西中間さんの畑だそうです。また、近くには焼酎の酒蔵「濱田酒造」があると教えられ、それらを探しに歩を進めることに。探し当てた西中間さんのお宅は生憎と留守で会えず、さらに歩いていると、同じくみかん農家の上原さんが通りがかり、軽トラの助手席から降りてきて話しかけてくれました。ところが、運転席にいた奥さんは、そのまま車でどこかに行ってしまい、鶴瓶さんはご主人と一緒に、骨折した足を引きずり、数キロも歩いてご自宅に向かうことに・・・(汗)。ようやく上原さんの自宅に着いた鶴瓶さんですが、まだ奥さんは戻っていません。そこで責任を感じたご主人は、近所の農芸高校の校長先生を紹介しようと気を利かせてくれますが、生憎とこちらも留守。すると、近所に酒蔵もあると言うので、鶴瓶さんが名前を聞くと、『ハマダ焼酎』と。鶴瓶さんは『そこを探しとったんや!』と、さっそく訪ねることに。

一方のたい平さんは、今度は干物工場で作業中のご主人を見つけ、「松川商店」を訪ねることに。ご主人に話を聞くと、60年使い続けている塩水に浸けた、天然の浜風で天日干しするこの店の干物は最高だと。そこでアジとふぐの干物を買ったたい平さん、ここで焼いてもらっていいですかとお願いすると、『やっかいなのが来たわ!』と(笑)。焼き立てのアジを、箸も出してもらえず、たい平さんが手づかみでアチッチと頂くと、『うま~い!』。

鶴瓶さんが「濱田酒造」を訪ねると、従業員さんが『本物け!』と抱きついて歓待してくれました。社長と意気投合した鶴瓶さん、さっそく奥に向かって『おいっ』と、社長より先に焼酎を催促(笑)。出して頂いたのは、濱田酒造の代表銘柄「伝(でん) 」のお湯割り。社長にご家族の話を聞いていると、再び奥に向かって『お~い!』と、空いたグラスをかざして、お代わりを催促(笑)。家族に乾杯なのか、焼酎に乾杯なのか、番組の趣旨をすっかり忘れて焼酎を楽しむ鶴瓶さんでした!。

ニコン・レンズ一体型一眼レフ

最後にたい平さんは、東シナ海に沈む、きれいな夕日を写真に撮りたいと、再び旅のスタート地点に近い、「照島海岸」に戻ってきました。するとそこで、キレイで可愛らしい女子高校生と出会い、『誰か分かりますか?』と声をかけます。残念ながら名前は出てきませんでしたが、たい平さんが『日曜に手を挙げる人』と話すと、『あの、オレンジの?』と(笑)。美術部の彼女も、たい平さんと同じくカメラが趣味で、ここに写真を撮りに来たんだそうです。武蔵野美術大学のデザイン学科卒業のたい平さんは、同じ美術を愛する彼女と一緒に、みごとな夕日が海に沈む景色を写真に収めることができました。旅の最後に、せっかく美少女と二人並んで、美しい夕日を見つめることが出来たのに、モノマネ好きの性かな、ついBGMにと桑田佳祐のマネで「いとしのエリー」を歌ってしまい、すてきな番組のエンディング・ロールの雰囲気を台無しにしてしまった、たい平さんでした(笑)。

二人旅

町の紹介ビデオ

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鶴瓶さん

たい平さん

家族に一杯

 

再放送は、3月31日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。2月24日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)には、2月6日に放送された「鶴瓶大ピンチ! 坂口健太郎と大分県中津市ぶっつけ本番旅」が再放送されます。

 


番組内で紹介された いちき串木野市の名物など

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