鶴瓶の家族に乾杯 | 愛媛県上島町(観月ありささん)~瀬戸内の島SP~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年4月10日放送 瀬戸内の島SP 観月ありさと愛媛県上島町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の観月ありさ(みづき ありさ)さん。この26年間、連続もののテレビドラマで主役を務めなかった年は無いという、スゴイ記録の持ち主です。歌手でもありモデルとしても活躍していますが、私的には1996年7月からフジテレビで放送されたドラマ『ナースのお仕事』の印象が、今でも強く残っています。あれからもう20年も経つとは・・・(汗)。

上島町

そんな観月さんの旅の舞台は、愛媛県越智郡上島町。東京生まれで東京育ちの観月さんは、小さな島の海の近くで暮らす人たちの生活に触れてみたいと思ったそうです。上島町(かみじまちょう)は、四国・愛媛県の北部、瀬戸内海に浮かぶ18の島から構成されており、人口は7千人ほど。瀬戸内海でも、愛媛県より広島県側に近く、尾道の沖合に位置します。生活圏としても、隣接する広島県尾道市因島(いんのしま)に属していて、因島までは、尾道と愛媛県今治市とを10本の橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)が通っていますが、上島町に渡るには、まだ船やフェリーが唯一の交通手段となっています。ただし、上島町を構成する有人の島は7島ありますが、そのうち生名島(いきなじま)は、因島から海を隔ててたった300メートルしか離れていません。町役場は弓削島(ゆげしま)にあり、生名島から隣の佐島(さしま)と、さらにその隣の弓削島とは、橋で繋がっています。


ロケが行われたのは、平成29年2月24日(火)。鶴瓶さんと観月さんは、広島県尾道市の因島にある小さな港、土生港(はぶこう)で待ち合わせ。二人とも、これから何処に連れていかれるかも分からず、不安なままフェリーに乗り込みます。すると、本当に『あっ』という間、フェリーが港を離れて3分もすると、二人は愛媛県上島町となる「生名島」(いきなじま)の立石港に到着しました。

しかし、いったい自分が何処に居るのかすら分からない二人は、港にあった案内看板を頼りに、上島町を構成する島々の位置関係を調べることに。すると、一人の男性が通りかかり、鶴瓶さんが上島町のことを尋ねようと声を掛けると、なんとこの方、弓削島生まれの弓削島育ちですが、大学は京都産業大学で鶴瓶さんの後輩とのこと。そのうえ、町役場に勤めているので、島のことについてとっても詳しい!なんと運がいい、鶴瓶さんでしょう。次に会った女性は、岩城島(いわぎじま)から佐島(さしま)にお嫁に来て、豊島(とよしま)のホテルで働いているそうです。豊島は無人島ですが、広島県神石高原町にふるさと納税してくれた人を招くためのゲストハウス、NPO法人瀬戸内アートプラットフォームが運営するプライベート・ヴィラがあるそうです。

ここでスタジオから、島の自慢のグルメを、観月さんの名曲にのせて紹介!

まずは、観月さんのデビュー曲、♪伝説の少女にのせて紹介するのは、生名島の特産、「車エビ」。生名島では車エビの養殖が盛んで、その活きがいいことから、『いきな車エビ』と呼ばれています。地元で一番のお薦めの食べ方は、生で食べる踊り食い。プリップリの食感と、甘くとろけるような味が絶品です。
次は、♪TOO SHY SHY BOY!にのせて紹介する、岩城島のおいしい「レモン」。紹介してくれた岩城島の中学生たちが、レモンの様に爽やかでした(笑)。一年を通じて温暖な岩城島ではレモン栽培が盛んで、『レモンの島』とも呼ばれています。地元では、味噌汁にレモンのスライスを載せたり、すし飯にレモンを絞ったりもして、食べられています。
最後は、♪happy wake up!にのせて紹介する、弓削島の「のり」。弓削島は県内一の生産量をほこる、のりの生産地。潮の流れの早いこの辺りで獲れるのりは、磯の香り高く、厚みがあって、食べ応えも十分。のり尽くしの弓削島自慢の朝ご飯でご賞味ください。

西方寺の眉毛くっきり仁王像鶴瓶さんと観月さんは、生名島から弓削島に車で向かう途中、その間にある「佐島」(さしま)で、いったん車を降りてみることに。誰とも出会いそうにない小さな島ですが、すると既に島中に『立石港に鶴瓶さんが来た』という噂が伝わっていて、二人の女性が会いに出てきてくれました。その一人が、400年続くお寺のご住職の奥さんと聞き、二人はその「西方寺」を訪ねることに。すると、その門前に立つ仁王像を見て、二人はビックリ!石像なのに、眉毛だけがくっきり黒く塗られています(笑)。奥さんの話だと、『総代さんが、今の住職の晋山式のときに、知らぬ間に書いてしまって・・・』と。鶴瓶さんは、勝手に総代さんが書いたと聞いて、さらに驚きますが、後日調べた所、ちゃんと前の住職の許可を得て書いたものだと、小野アナウンサーがスタジオでフォロー(汗)。

鶴瓶さんが、二人の女性に『佐島の有名なものって何?』と尋ねると、『小学校は弓削と一緒になってしまい、今では保育所が賑やかなくらいで・・・』と(笑)。すると、思い出したように『富田さんという方が、古民家ハウスをしているから』と、案内してくれることに。「古民家ゲストハウス 汐見の家」は、開業して1年の素泊まりの宿だそうです。しかし、素泊まりと言われても佐島に食事ができるような場所は無く、管理人さん達と一緒にご飯を食べるのが常だとか。鶴瓶さんが、『普段は何を食べてるの?』と聞くと、『島の周りで獲れたお魚、ハゲとか、タコとか』。隣で話を聞いていた観月さん、彼女が鶴瓶さんに向かって『ハゲ』と言うのを聞いて、超ビックリ!(笑)。ハゲ(カワハギ)この辺りでは、”(カワ)ハギ”のことを”ハゲ”と言うそうです。ゲストハウスは、北海道からやってきて、ここに根付いた40歳の独身女性・ミエさんも手伝ってくれていて、料理は上手だし、今日は竹林伐採に行っていると聞き、二人はどんな女性かと興味津々。そこでスタジオで、後日スタッフが撮影したビデオで自己紹介してくれました。

ここから一人旅になった観月さんは、「弓削島」(ゆげしま)に渡ります。下弓削地区で最初に出会った女性に、島の見どころを尋ねると、いま買ってきたという弁当屋さんを紹介されました(笑)。観月さんが、その「手づくり弁当 心」(こころ)を訪ね、店の人に話を聞いていると、何処から湧いて出たのかと思うほど、何時の間にか若い人たちが周りに沢山!。子供を抱いた若いお母さんらに話を聞くと、なぜかどの家も子供は3人?。島に病院は1軒あるそうですが、産婦人科は尾道まで行かなければ無く、子供が夜中に生まれた時は、救急艇で40分かかって病院に連れて行ってもらったそうです。

一方の鶴瓶さんは、岩城島に渡るため船をチャーターし、弓削島の上弓削港を訪れます。すると、港にポツンと建つお好み焼き屋「西野」を見つけ、入ってみることに。そこで、おでんとお好み焼きを頂きながら、女将さんと旦那さんに、店のことや島での生活について話を聞きました。この辺りのお好み焼きは、広島県に近いので、そば入りの広島風なんですね!とても美味しかったそうです。

観月さんは、漁師さんに会いたいと下弓削の住宅地を歩いてみますが、誰にも出会えません。すると、さっき弁当屋の前で出会った、ベビーカーを押した原田さんと再会し、漁師さんについて尋ねると、漁師さんがやっている近所の魚屋「さかなの店 魚六」を教えてくれました。でも彼女、その魚屋には行ったことが無いそうです。理由を聞くと、なんと魚はいつも頂くので、買ったことは無いとのこと(驚)。観月さんが魚六さんを訪ねてみると、まだご主人が網上げから帰って来ておらず、ショーケースに魚は一匹もありません。そこで、ご主人が帰るという3時ごろに、また訪れてみることに。

鶴瓶さんは、「岩城島」(いわぎじま)に渡ると、何時ものごとく、路地を歩いてみます。すると突然、一軒のお宅の玄関からご夫婦が出てきて、鶴瓶さんと鉢合わせ。そりゃビックリしますって(笑)。さらに歩いていると、キンカン畑で農作業中のお爺さんと出会います。1粒食べたら1年長生きすると言われ、キンカンを一粒頂いた鶴瓶さん、次に横に成っていた「ユゲポン」(弓削瓢柑(ゆげひょうかん)、デコポン)を食べさせてもらうことに。厚い皮を口で剥こうと、ユゲポンに噛りついた鶴瓶さん、急に唾を吐きだしたかと思うと、顔を歪め、身体をくねらせ、『めっちゃめちゃ すっぱい!』と(笑)。

観月さんが店を出ると、表に2人の高校生が撮影を見学しに来ていました。話を聞くと、「国立弓削商船高等専門学校」の生徒で、春休みですが『頭が悪いので・・・』と、再試験があるため、実家に帰れずに島に残っているそうです。観月さんは、彼らに商船学校に案内してもらい、初めての取材交渉に挑戦!。すると、対応に出てくれた益崎先生、『うゎ、いま入試の会議中なんですけど・・・、まぁええか!』と(笑)。観月さんは、先生に案内してもらい、商船高校の練習船「弓削丸」(全長40m、定員56名)を見学させてもらうことに。弓削丸まずは先生おススメの、暗い道から先に(笑)。船底の方に降りていくと、食堂兼教室があり、さらにその下には、学生らの寝る部屋がありました。先生いわく、『せっまいですよ~。タイタニック号の下の方で、人が苦しむような部屋やね』と(笑)。2段ベットだけ並んだ狭い8人部屋が、計5室あるそうです。明るいデッキに出ると、一緒に付いてきた生徒に向かって先生、『お前ら飛び込め!』と。この高さから下手に海に落ちるとケガをするらしく、飛び込む練習をするんだそうです(汗)。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、岩城島。今日は、この春に島を出て行く人の送別会。東京へ旅立つ音楽サークルの後輩二人のために、先輩たちが作ってくれたのは、島一番のご馳走、「鯛めし」です。送別会の主役の女性が頂くと、それは鯛の身がホクホクで、とても美味しいそうですが、それ以上に島で育ったことと、先輩たちの暖かい気持ちが、忘れられない思い出になりそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、浜田真理子さんの「あなたへ」でした。

鶴瓶さんが、あまりの酸っぱさに呻き散らしている所に、『えらい賑やかで、何事ですか?』と登場したのが、自称『ガソリンスタンドの親分』、倉本さん。鶴瓶さんがユゲポンを食べさせようとしますが、見事逃げられ、もっと美味いものがあるからと、岩城島の名物「芋菓子」を食べに行こうと誘われます。連れていかれたのは、倉本さんのガソリンスタンドの隣にある、「タムラ食品」さん。そこで頂いた芋菓子は、普通の”芋けんぴ”とはちょっと違っていて、とても美味しかったそうです。社長の桑原さんに話を聞くと、『1年を通して同じ味じゃなく、1年を通して”美味しい”と言ってもらえるような味』に拘っていて、今は冬なので少し甘めにしているそうです。ただ、口中が酸っぱくなっていた鶴瓶さんは、甘い芋菓子が、よりいっそう美味しく感じたようです(笑)。最後に、倉本さんのガソリンスタンドを訪ねると、ご主人とは打って変って、静かでドライそうな奥さんが居て、お二人に家族のことや暮らしぶりについて話を聞きました。

観月さんは、島に来たからには新鮮な魚を食べたいと、再び原田さんを訪ね相談することに。すると原田さん、自分はこれから下の子を保育園に迎えに行かないとならないので、友達の料理上手なマキさんに、電話で相談してくれました。するとマキさん、今から鯛のアラを持ってきて、原田さんの所で調理してくれるそうです。観月さんは、再び「さかなの店 魚六」を訪ね、カワハギの刺身を作っていただきました。宮崎の霧島出身の奥さんが魚を捌いてくれている間、弓削島出身のご主人に奥さんとの馴初め話を尋ねると、『全国放送やろ、そんなことまで話すの・・・』と言いながらも、旅先の御嶽山で出会ったことを教えてくれました(笑)。

魚六さんで、お刺身だけでなく、アラなど両手で持ちきれないほど沢山の魚を頂いた観月さん、それを持って原田さんのお宅へ。観月さんと同じ40歳のマキさんが、手際よく次々と魚料理を作ってくれる横で、まったく料理をしない観月さんは、ゴシゴシと大根を擦り下ろす係です(笑)。帰ってきたご主人が、大きなテーブルを家に運び入れてくれ、その上には数々の魚料理が並び、小さな子供3人と一緒に、楽しい夕ご飯になりました。子供に、『私は違うけど、一緒に来たオジちゃんは少し怪しい』と、観月さんが”ハゲ”のお刺身を肝に付けて頂くと、『これは、おいしい~!』と感嘆。タイの刺身に、イカの刺身。どれも、とっても新鮮で美味しそうでした!(笑)。

二人旅

上島町の島ごとの特産・名産

観月さん

鶴瓶さん

家族に一杯

 

再放送は、4月14日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 上島町の名物など

岩城島のレモン 3kg

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感想(7件)

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