鶴瓶の家族に乾杯 | 東京都日の出町(木村佳乃さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年5月22日放送 笑って泣いて 木村佳乃と東京都日の出町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の木村佳乃(きむら よしの)さん。東京都出身ですが、英国ロンドン生まれの41歳。ご主人は少年隊の東山紀之さん。私的には、TVドラマ「相棒」で演じていた、美人でプライドが高くやり手ながら、したたかな裏の顔を持つ若手女性衆議院議員、”片山雛子”のイメージが強いのですが、最近では、大河ドラマ「真田丸」で演じたお茶目な”松”や、現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」で演じているカワイイ母親の”谷田部美代子”といった感じに、だいぶイメージが変わってきました。

旅の舞台は、東京都西多摩郡日の出町。東京の都心から、西に車で1時間ほどの場所にあります。木村さんは、前回は平成28年1月18日・25日の放送で、当時出演していたNHK大河ドラマ”真田丸”の縁の地である、和歌山県伊都郡九度山町を旅しました。今回、木村さんは、出身地が東京なのに、まだ都内でも行ったことのない場所がいっぱいあることから、都内ののどかな町を旅しながら、子供たちと触れ合いたいと、日の出町を旅先に選びました。木村さん自身、幼稚園の年長と年中の2人の子を持つ母親でもあります。


ロケが行われたのは、平成29年3月15日(水)。木村さんと鶴瓶さんが待ち合わせしたのは、平井川に架かる中里橋。対岸に鶴瓶さんを見つけた木村さんは、車は通れない狭いその橋を、『師匠!おはようございます!お元気ですか!』と大声で叫びながら、走って鶴瓶さんの所に駆け寄りました。自然豊かで閑静な住宅街なのに、周囲を憚らない元気な大声に、鶴瓶さんもタジタジ(汗)。

ただ、木村さんの元気さに負けず、声が枯れるほど吠え続けている犬もいます。通りがかったヤクルトおばさんに訊ねると、ご近所さんだそうで、犬の名前はモモちゃん。何処に行っても、犬に吠えられる鶴瓶さんでした(笑)。すると、モモちゃんの前に停めてあった自動車のエンジンが、誰もいないのに勝手に始動!。不思議がる鶴瓶さんは、わざわざピンポンを押して家の人を呼び出し、リモコンでエンジンがかけられることを教えてもらうと、今度は試しに停めてみてとお願いします(汗)。
斜め向かいのお宅の庭では、ご主人が鳥小屋を作成中。庭木に巣箱を掛けておくと鳥が巣を作ると教えられ、都会暮らしの鶴瓶さんも木村さんも興味深々。話を聞くと、ご主人は別府の出身だそうで、『温泉に入り過ぎて、人間がボーっとしている』と自虐ネタ(笑)。上京して警視庁の警察官になり、11回の転勤を重ねるうちに、足立区から都内を縦断して、最後、日の出町に落ち着いたとか。鶴瓶さんの話の聞き方の上手さに感心し、ぜひ『職務質問やってほしい』と(笑)。

ここでスタジオから、日の出町の紹介ビデオ。地元の人たちが、日の出町にある「赤い名物」を紹介してくれました。まず最初は、トマト。真っ赤に完熟させてから収穫することで、濃厚な味わいが特徴の日の出町のトマトは、「完熟日の出トマト」として人気を集めています。続いてやって来たのは、保泉院。ここにある赤い名物が、「閻摩王坐像」。室町時代の作と言われ、日の出町では”平井の閻魔様”と呼ばれ親しまれています。閻魔様の赤い色は、室町時代に塗られた漆の色がそのまま残っているそうです。最後は、「日の出山」の山頂から望む朝陽。日の出山の山頂は、その名の通り、都内屈指の”日の出スポット”なんだそうです。

続いて二人が出会ったのは、これから仕事に出掛けるというペンキ屋の親子。話を聞くと、20歳の息子さんには、今年子供が生まれるそうです。すると、47歳のお父さんはお爺ちゃんに。お宅に居た73歳のお婆ちゃんには曾孫が生まれることになると悟った木村さんは、『私も早くお婆ちゃんになりたい!』と(笑)。

3月の都内だというのに、この日はとても寒く、木村さんは着替えのため一旦ロケ車に戻ることに。その間に、鶴瓶さんが住宅街で出会ったのは、庭で立派な盆栽をキレイに育てている下田さん。早くに奥さんを亡くされて、男手一つで二人の子を育てたと聞いた鶴瓶さん、『大変だったでしょ~』と訊ねると、『がむしゃらに日々のことをしてきただけで、大変だとか思うことは一度も無かった』と。着替えから戻った木村さんと鶴瓶さんは、居間のコタツに潜りこむと、下田さんにこれまでの暮らしぶりについて話を聞きました。『自分が会社で倒れてしまった時には、高校一年の娘が、毎朝登校前に病院に寄って着替えを届けてくれ、帰りには洗濯物を持って帰って洗濯をしてくれた』といった話を聞いていた二人は、スタジオで小野アナウンサーから、二人の子供から父親へのメッセージを聞かされると、思わず目から大粒の涙が・・・。鶴瓶さんは、『この番組、ちょいちょ こんなんして泣かしよんねん』と(笑)。

ここで二人は別れ、一人旅に。お腹が減ってきたと木村さんは、食事が出来る場所を探して、三好野宿通り(都道184号線、永田橋通り)に出ました。すると、民家の前にある小屋の軒下で地元野菜を売っている無人販売所を見つけ、立ち寄ってみます。たまたま買物に来ていた牧野さんに話を聞こうとすると、何やら訝し気の様子・・・(汗)。こちらの田中さんのお宅は、以前は登り窯を使って陶芸をやられていたそうですが、高齢になってしまい、今では作品展を年に一回する程度。普段は主に野菜を作り、こうして販売されているそうです。田中さんの奥さんも出てきてくれ、今は”のらぼう菜”が旬だそうで、木村さんも一束買うことに。茎の部分は湯がいてマヨネーズで食べたり、オリーブオイルで炒めても美味しいそうです。次に、刺身こんにゃくを薦められた木村さん、『いま朝ドラに出ていて、舞台が茨城なので沢山いただいています』と話すと、『アナウンサーですよね?』と更に訝しがられ・・・。『私、木村佳乃です。東山の奥さんです』と名乗ると、『あらぁ、やだ!』と、ようやく朝ドラ女優と気が付いてもらえた木村さんでした。それを見ていたスタジオの鶴瓶さん、椅子から仰け反り、『最高や、アハァハァ!』と大笑い(笑)。

一方の鶴瓶さんは、観光案内所に貼ってあった「幸神神社例大祭」(3月25日・26日)のポスターを見つけ、幸神神社(さちかみじんじゃ)を訪ねることに。すると、鶴瓶さんはだいぶ立派な神社を想像していたようで、その静かな佇まいに少し拍子抜け。お賽銭をあげお参りを済ますと、ひとりの高齢の女性が声を掛けてきました。近くの「大久野老人福祉センター」に来ている高齢者が、鶴瓶さんを見かけ声をかけたけど気が付いてもらえず、代表して呼びに来たと。鶴瓶さんが老人福祉センターを訪ねると、黄色い歓声に包まれます。広間では、カラオケの真っ最中。とても高齢者の集まりとは思えないほどの賑やかさ。そのうえ、自分の歌を録音したいとテープの準備が間に合わず予約した”とんぼ”を飛ばされてしまい愚痴をこぼすお爺さんが居たりして、とても楽しい時間を過ごした鶴瓶さんでした。

木村さんは、田中さんの所で出会った牧野さんから、『うちは近くの寿司屋ですから、食べに来てください』と誘われ、その「幹寿司」を訪ねますが、なぜか店には『本日は定休日』との看板が掛かり、鍵が締っていて戸も開きません。奥さんは、確かに『今日 やっています』と言っていたはずなのに・・・。裏に回ってみると奥さんが居て、今日は貸切の予約が入っていて休みにしていたと、表の戸を開けてくれました(汗)。木村さんは、店を継いでくれる甥っ子さんに握ってもらったお鮨を頂きながら、女将さんに話を聞いていると、鎌倉の大仏より大きな大仏を建造予定という「宝光寺」を訪ねるよう勧められました。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 訪ねたのは、なんだかお婆ちゃん家に帰ってきたみたいな佇まいの、うどんの「母屋」。古民家造りの畳の広間で頂く本日の一杯は、「ずり出しうどん」(700円)。昔からこの辺りでは、うどんを茹でた大きな鍋を皆で囲み、各々が鍋からうどんを器に引きずり出して、醤油を掛け、うどんの茹で汁や薬味で味を調整して食べていたそうで、この食べ方から”ずり出し”という名が付いたそうです。

木村さんは、お寿司屋さんで教えられた「宝光寺」へ。早合点して、大きな大仏が見れそうと意気揚々と訪ねた木村さんですが、まだ大仏の台座しか出来ていないそうです(汗)。完成は来年の3月の予定で、鎌倉の大仏より70センチほど大きいとのこと。せっかくなので、工場で製作中という仏頭の写真を見せてもらうと、その立派さに驚かされた木村さん。『ここのお墓 いいですねぇ~。東京からも近いし』と言うと、住職から、『ここは東京です』と突っ込まれてしまいました(笑)。

鶴瓶さんは、老人福祉センターで、戦国時代と江戸時代の境に建てられた築400年の家に住んでいるという小澤さんと知り合いに。表からでも是非その家を見たいと、家の場所を教えてもらい探してみますが、それらしい古い家は見当たりません。すると、表札に小澤と書かれたお宅を発見。家の中から鶴瓶さんに気が付き出てきてくれたお嫁さんに話を聞くと、家は改築され窓も縁側もサッシになっていますが、土台は当時のままのものだそうです。後日、スタッフが家の中を撮影させてもらうと、400年前の立派な大黒柱や梁が、今でもそのまま使われていました。

木村さんは、お寺の前にあった「宝光保育園」へ。すると、お昼寝から起きた子供たちが、ヤンやヤンやと木村さんを出迎えてくれました。子供たちと一緒におやつを頂いたあと、保育園の先生方に話を聞くことに。保育園の先生も、子育てには慣れているはずなのに、自分の子供のことになると何処の親とも同じという話を聞き、尾木ママの本には言ってはいけないと書いてあったのに、どうしても子供に『早くしなさい!』と言ってしまうという木村さんは、少しホッとした様子。今は毎日バタバタの子育てですが、夜寝る前に子供の眠っている顔を見た時に、『本当に幸せだなぁ~』と感じるそうです。

再放送は、5月26日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


日の出町の名物「赤いもの」

鶴瓶さん

木村さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 日の出町の名物など

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