鶴瓶の家族に乾杯 | 鳥取県日南町(羽田美智子さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年7月10日放送 日本の原風景SP 羽田美智子と鳥取県日南町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の羽田美智子(はだ みちこ)さん。茨城県常総市出身の48歳。1988年に、日本旅行のキャンペーンガールに選ばれ、芸能界デビュー。現在、NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』で、ヒロイン・有村架純さんが演じる主人公”谷田部みね子”の幼馴染で同級生、助川時子(佐久間由衣さん)の母親、”助川君子”役を演じています。テレビ朝日で2003年から続いている2時間ドラマ『おかしな刑事』では、伊東四朗さんと共演する主人公のひとり、警察庁の警視・”岡崎真実”役を演じていますが、彼女の恋人で警視庁捜査一課の刑事・”五十嵐進”役を演じているのが、鶴瓶さんの御子息、駿河太郎さん(38)です。つまり、鶴瓶さんと羽田さんは、息子の嫁と舅の関係ですね(笑)。

今回の旅の舞台は、鳥取県日野郡日南町(にちなんちょう)。中国山地の真ん中に位置する鳥取県日南町は、島根・岡山・広島の3県に接し、東西25km・南北23kmという広大な面積が広がりますが、その9割は森林で、林業の盛んな町です。夏には、海より山に行きたいと語る羽田さんは、木がとても好きだそうで、”森林が豊かな町で自然と共にくらしている方と出会いたい”と、日南町を旅先に選びました。羽田さん自身も、そんな自然と共に暮らす生活に、憧れを抱いているようです(汗)。そういえば羽田さん、昨年放送のNHKドキュメンタリー『発見!体感!にっぽん水紀行』では、2回もゲストとして登場し、岩手県遠野市と、静岡県の富士山の源流へと旅をしていましたね。日南町も”源流の郷”とも呼ばれるように、面積の90%を占める豊かな森からいずる名水が、町のあちこちに湧いています。


ロケが行われたのは、平成29年6月2日(金)。日南町(にちなんちょう)の生山駅(伯備線)近くの日野川に架かる「日南橋」の上で待ち合わせた、鶴瓶さんと羽田さん。町内をブラブラ歩き出すと、日南町商工会館の2階の窓から、大勢の人たちが二人を見つけ手を振ってくれます。話を聞くと、日南町の特産は、野菜ではトマトが有名ですが、まだ時期ではないそうです。そこに、向かいの家から出てきた女性とバッタリ。先に鶴瓶さんから、『最初に会った人が 一番大事ですからね』と聞かされていた羽田さん、『お宅にあがらせてもらってもいいですか?、なんか喉が渇いちゃった』と。それを横で聞いた鶴瓶さん、『あんた大胆やな!それはないやろ~』と呆れ顔(笑)。出会った女性もいきなりの出来事に恥ずかしがり、断られてしまいました(汗)。

日野川沿いから生山駅前を通る県道223号線に出ると、山間の景色が一変、幾つもの商店が並んでいます。そのうちの一軒、「長谷部モータース」を訪ねると、店番をしていたお婆ちゃんが出迎えてくれました。店内には、孫が川で獲ってきた魚を飼っている水槽が幾つも置かれています。裏の自宅では、孫が川で獲ってきたウナギも飼っているそうで、鶴瓶さんが見せて欲しいと頼みますが、お婆ちゃんは『裏だからダメ、息子に怒られる』と、頑なに拒み続けます(汗)。

ここでスタジオから、日南町の魅力をビデオ紹介。案内役は、日南町の”ミチコ”さん。日南町に暮らしていて感じている”幸せ”を、紹介してくれました。
ヒメボタル”幸せ気分その1”は、「美しい里山」。日南町には、次世代に残したいと環境省により選定された「生物多様性保全上重要な里地里山」があり、どこか懐かしい風景が広がっています。特に、7月上旬に見ることのできる季節限定の幸せな光景が、夜の山を光で彩る”ヒメボタル”。福万来地区のホタルは、日本最大規模だそうです。自然のイルミネーションで、幸せ気分をゲット!。
”幸せ気分その2”は、「フクフクめぐり」。日南町には、千年以上もの歴史を持つ「樂樂福(ささふく)神社」をはじめ、”福”の字が付く神社やお寺が9つもあり、これらをお参りしながら、幸せ気分をゲット!。
オッサンショウオ”幸せ気分その3”は、日南町の公式キャラクター「オッサンショウオ」。町内の川に生息している国の天然記念物”オオサンショウウオ”は、夜行性のため見つけるのは困難ですが、オッサショウオなら町中至るところで見つけられます。愛嬌溢れるその姿を見れば、あなたも幸せ気分をゲット!。

鶴瓶さんと羽田さんは、長谷部モータースの裏がどうなっているのか気になり、勝手に覗きに行ってみることに。すると、脇にあったパーマ屋さん「ふじ美容室」から出てきた女性が、『鶴瓶さん、パーマ屋に入ってごぜ』と声を掛けてくれました。店に入ってみると、頭に沢山のロッドを巻いたパーマ中のお客さんが一人。話を聞くと、お宅は和太鼓を作っている「大枝太鼓店」で、4代目になる息子はメンバーを集めて、「奥日野源流太鼓」という太鼓を演奏する会を立ち上げたとのこと。ぜひお宅に伺いたいと鶴瓶さん、お母さんを送り向かいしてくれる息子に電話してみると、米子に出ていて、戻るにはまだ1時間ほどかかるそうです。そこで、ロケバスにお母さんを乗せて、一緒にお宅に伺うことに。
出迎えてくれたのは、3代目のご主人。居間でご夫婦に話を聞きながら、結婚式と金婚式の時の写真を拝見すると、金婚式の写真の中から、私が先に死んだら読んでと、結婚50年を振り返って奥さんが書いたという手紙が出てきました。ここで、またまた大胆な羽田さん、『見たいです、今』と(汗)。すると奥さん、私が死んだ時にはお二人は居ないですからと、その手紙を読んで聞かせてくれることに。『私の結婚生活の出発は、小さな小さな舟でした。大家族という・・・』と、ご主人も初めて知ったというその手紙を、目を潤ませながら聞いていた三人。しかし、聞き終わって鶴瓶さん、『もう1枚書いて下さい、そこにね いっぺんもお父さんのことが書いてないねん!』と(笑)。しかし羽田さんは、『でも、女ってそういうもんですよねぇ』と大笑い。

そこに、息子さんが到着。鶴瓶さんと並んで歩く二人の後ろ姿を見た羽田さん、髪の毛の様子と体型がソックリと(笑)。工場で太鼓を拝見しながら、奥日野源流太鼓について話を聞いていると、そこに偶然にもメンバーの一人、しんちゃんがマイ太鼓を担いで訪ねてきました。実はこの方、先に訪ねた長谷部モータースの息子さんとのこと(驚)。鶴瓶さんが、『息子に怒られるからと、ぜったいにウナギを見せてくれなかった』と話すと、『そんなことはないですよ』と息子さん。そこで後日、スタッフが再度お婆ちゃんを訪ねると、鶴瓶さんが訪ねてきた時は本当に気が動転していて、後から振り返って、なんで見せてあげなかったのかと後悔したそうです(笑)。ビデオで紹介された孫が川で獲ってきたというウナギは、体長が60センチもあり、とても立派。名前は無いそうです(笑)。また、後日スタッフが撮影してきた、奥日野源流太鼓の練習風景もスタジオで放映されました。現在のメンバーは、子供から大人まで18人で、夏のイベントに向けて猛練習中だそうです。

ここで別れることにした、鶴瓶さんと羽田さん。羽田さんが、次は何処に行こうかと考えているところに、先ほど商工会の前で記念撮影した写真に入れなかったと、何人かの人たちが羽田さんを追いかけて会いに来てくれました。話を聞くと、そのうちの一人は、森林組合の方。もともと森が見たくて日南町に来た羽田さん、彼に「日南町森林組合」の事務所に連れて行ってもらうことに。森林組合の皆さんに、美しい森の中で暮らしているお爺ちゃんお婆ちゃんに出会いたいと相談すると、河上くん家がいいと全員の意見が一致。その河上くんに案内してもらい、羽田さんは彼のお宅を訪ねることにしました。

一方の鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて、峠を越えて笠木地区へ移動。辺りを歩き回ってみますが、誰とも出会えません。諦めて戻ろうとしたその時、一台の車が停まり、腰の曲がったお爺ちゃんが車から降りて駆け寄ってきてくれました。なんとこの方、日南町の阿毘縁(あびれ)地区に住んでいるそうですが、平成25年11月と12月に放送された伊武雅刀さんとの島根県奥出雲町への旅で、たまたま写真のプリントアウトに奥出雲町の写真屋を訪れ、鶴瓶さんと出会ったそうです。話を聞いてお爺ちゃんのことを思い出した鶴瓶さん、偶然の再会に、大そう喜びました。

ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
香茸おこわ 朝5時、廃校になった校舎を訪ねると、地域のお母さん達が集まっていました。月に一度(第1日曜日)、道の駅に出荷する一品を作っているそうです。それが本日の一杯、「香茸おこわ」(香茸入り大山おこわ)です。黒いのが、香りの正体で主役の”香茸”。香茸(こうたけ)は、”美味しさは松茸以上の幻の茸”とも言われる貴重なキノコで、その独特の香りが、このおこわの最大の魅力だそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Sunrise」(Norah Jones)でした。

はんざけのクッション次に、印賀地区に移動した鶴瓶さん。道端で見つけた、手書きで”遊びに来てかーさい”とのメッセージが添えられた「つくし工房」という看板を頼りに、旧大宮小学校の校舎を訪ねますが、戸は鍵が閉まっていて誰もいません(汗)。看板に書いてあった電話番号に電話をすると、『毎日は開けていないので、今から行きます』と。するとその時、向かいのお宅から女性が表に。今の電話の相手がこの女性と勘違いした鶴瓶さん、話を聞くと、電話の相手ではないですが、この女性もつくし工房のメンバーの一人だそうです(驚)。たまたま郵便局に行こうとしたところだそうで、鍵を取りに家に戻ってくれている間に、先ほど電話に出てくれた方も到着。鍵を開けてもらい、まなび宿おおみや(旧大宮小学校)の2階に上がると、廃校になった小学校の教室に、藤づるや木の実など使ったリースや絵手紙など、様々な小物が、所狭しと飾られています。主に活動しているメンバーはたった3人だそうですが、とても沢山の作品にビックリ。中でも、”はんざけ”(当地におけるオオサンショウウオの呼名)を模した可愛らしいクッション(抱き枕)の「ショーちゃん」は、道の駅で売っていて、とても好評だそうです。

森林組合の河上くんのお宅にお邪魔した羽田さん。山間に建つ立派なお宅で出迎えてくれたのは、河上くんのお母さんとお婆ちゃんですが、とてもお若い。さらに92歳の大きい(曾)お婆ちゃんも健在で、この日はデイサービスに行っていて留守でした。野菜は自給自足という畑を見させてもらいながら、皆さんに、森の中での大家族の暮らしぶりについて話を聞かせてもらいました。

鶴瓶さんは、つくし工房の方に案内してもらい、旧大宮校舎内の別の教室に作られた、たたら顕彰会による「たたらの楽校」(大宮楽舎)を見学させて貰うことに。この地域は、砂鉄を原料に鉄を作る日本の伝統的な製鉄方法の”たたら製鉄”で栄えたところで、その歴史についての様々な資料が展示されています。また、別の教室には、個人の方が手作りしたというジオラマが展示してありました。その作品の出来栄えに大そう感動した鶴瓶さんは、その作り主の井上さんを訪ねてみることに。

トマトソフトクリーム羽田さんは、特産のトマトを使ったソフトクリームが食べられると聞き、道の駅「日野川の郷」に入っているお店、「まるごととまと」へ。このショップでは、トマトを使った様々な商品が売られています。その場で作ってもらった”トマトソフトクリーム”を見て羽田さん、『ニンジンみたいな色をしている』と(笑)。羽田さんが、店の人にトマトを生産している方を紹介してもらいたいとお願いすると、ちょうどトマト栽培の講習会があって生産者の方が集まっていると聞き、案内してもらうことに。そこで、人が好さそうな一人のお爺さんを見つけた羽田さん、お宅に伺いたいとお願いします。すると、アスパラガスの苗を人に運んでもらうので、その軽トラの後を付いてくればいいと言い残して、本人は何処かに行ってしまいます。慌てて走って後を追った羽田さんですが、裏からバイクに乗って出発したお爺さんは、あっという間に見えなくなってしまいました。『もしかして私、まかれてる?』と羽田さん、仕方なく軽トラの後を追うことに(笑)。

ジオラマ鶴瓶さんが井上さんのお宅を訪ねると、このお宅もステキに手入れされた立派な古民家で、ビックリです。広い縁側から居間に上がらせてもらうと、井上さんの奥さんが、奥から”嫁入り道中”や”田植え風景”、”雪の中の子供の集団登校”などの様子を模した大きなジオラマを幾つも出してきて、見せてくれました。奥さんから、場所を取って邪魔になるし散らかるし、人に見せたいと思って作っている分けではないので、もう止めようかなと思っていると聞いた鶴瓶さん、『アホなこといいはんな、やり続けてくださいね!』とお願いすると、奥さんからは『はぁ~』と大きなため息が(笑)。

羽田さんが軽トラックの後を付いていくと、何処に行くのかと心配になるほど、どんどん山の中へ・・・。ようやく一軒の民家に辿り着くと、そこにはさっきのお爺ちゃんの姿があり、ホッとした羽田さんでした(笑)。家に上がらせてもらうと、山の中の一軒家だというのに、このお宅も広くて立派でビックリさせられます。話を聞くと、自分で植えて育てた檜を山から切り出し、製材所に運んで材木にしてもらって乾かして、全てその材木を使って20年前にこの家を建てたんだそうです。最後、羽田さんがまさに行きたいと願った豊かな森の中で、民家をバックに、皆さんと写真撮影をしてお礼を伝えた羽田さんでした。

再放送は、7月14日(金)午前0時10分からと思ったら、先週からウィンブルドンテニスの中継が始まってしまったため未定だそうです・・・(汗)。

再放送が、7月21日(金)午前0時35分~午前1時50分(木曜日の深夜)に放送されることが、決まりました。

 


二人旅

日南町の紹介ビデオ

鶴瓶さん

羽田さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 日南町の名物など

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