鶴瓶の家族に乾杯 | 香川県東かがわ市(門脇麦さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年9月4日放送 注目の女優・門脇麦登場 香川県東かがわ市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の門脇麦(かどわき むぎ)さん。東京都出身の25歳。2011年に、テレビドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日テレ)の”大和田麦”役でデビュー。NHK大河ドラマ『八重の桜』や、連続テレビ小説『まれ』にも出演していました。今度、7月15日からスタートしたNHK土曜時代ドラマ『悦ちゃん ~昭和駄目パパ恋物語~』(全8話)に、”池辺鏡子”役で出演中です!。また、出演の映画『ナミヤ雑貨店からの奇蹟』(東野圭吾 原作)は、9月23日に公開です。

旅の舞台は、香川県東かがわ市。香川県の東端に位置し、主要産業は手袋工業で、鶴瓶さんと門脇さんが最初に訪れた引田(ひけた)地区(旧引田町)は、世界で初めてハマチの養殖に成功した「ハマチ養殖発祥の地」として知られています。

門脇麦さんのお父さんは、鶴瓶さんとも親交のある、俳優の中野英雄さん。暴走族から哀川翔さんに「劇男一世風靡」に誘われ芸能界入りした異色の経歴の持ち主で、今ではサバイバル生活を楽しむ旅好きの一家。ちなみに麦さんのお兄さんは、俳優の太賀(たいが)さん。そのため、鶴瓶さんは門脇さんに会うが早いか、『小さい頃は裸で生活していた、ワイルドな女』と声を掛けます(笑)。そんなことから、門脇さんは小さい頃から両親に連れられ、日本全国旅してきましたが、四国だけは行ったことがなかったそうです。そこで、四国の中でも、海の幸・山の幸を堪能できる場所として、東かがわ市を旅先に選んだとのこと。門脇さんは、『食べるために生きている』と断言するほど、食へのあくなき欲求を持っているそうです。東かがわ市も、香川県にあって”讃岐うどん”のメッカ。また、東かがわのブランド魚「ひけた鰤」など、魚介類も豊富です。そして、東かがわ市の伝統産業には、「さぬき和三盆糖」があります。どんな美味しいものが登場するのか、楽しみです!。


ロケが行われたのは、平成29年7月20日(木)。引田(ひけた)地区にある小さな漁港で待ち合わせた、門脇さんと鶴瓶さん。この日の天気は快晴で、最高気温は34度の予報。日なたの日差しは強烈で、鶴瓶さんが歩く後ろ姿、頭はピカッと眩しいほど(笑)。

まず二人が漁港で出会ったのは、介護施設で働く若者。夜勤明けの帰り道、魚釣りするのに海の様子を見に立ち寄ったそうです。昨日の夕方5時から、今朝10時まで仕事だったと聞いた鶴瓶さん、大変な仕事に『肩を揉みましょうか』と。すると門脇さん、『じゃぁ私は、手のツボを』と。鶴瓶さんに肩もみされつつ、門脇さんに手のひらをマッサージされて、男性は『疲れが取れ、ラクになりました』と話しますが、逆に緊張で身体が強張ったんじゃないかと心配です(笑)。

次に二人が道で出会ったのは、林家ペーさんの如く、ピンクのTシャツを着て、ピンクの自転車に乗り、ニコニコしながら話しぶりもとっても明るい、地元漁師の川田さん。『物心がついた頃から漁師をしている』と言いながら、実は18-19歳の頃からで、今日釣れたアジは『5万匹』と(汗)。自宅は、近所で『デパートほど大きくない』と言うスーパー(店)をやっているそうですが、通り掛かった近所のおばさんに話を聞くと、川田さんとは初対面だし、その店には『行けへん、ほかに大きいスーパーあるし』と・・・(笑)。「かわだ商店」の”あまりの大きさ”に興味を持った鶴瓶さん、川田さんと一緒に店を訪ねることに。訪ねてみると、店は川田さんの”御母様”が切り盛りしている雑貨屋で、手押し車を押した近所のお年寄りが、この店が無くなったら困ると買物に来ては、イスに座って井戸端会議をしていく、憩いの場を兼ねたお店でした(笑)。たまたまこの時期、高校野球は、夏の甲子園に向けた県大会の真っ最中。孫娘は、三本松高校の野球部のマネージャーをしており、昨日は強豪の高松商業に勝ったとお婆ちゃんは大喜びでしたが、三本松高校はその後も準決勝・決勝と勝ち上がり、みごと24年ぶり3度目の甲子園出場を果たしました!。

ここでスタジオから、東かがわ市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、今日もピンクのTシャツを着た川田さん(笑)。川田さんが勝手に選んだ”世界一”という、東かがわ市の珍しいもんを紹介してくれるそうです。

まずは、引田の「古いまち並み」。引田は、古くから海上交通の拠点として発展してきた港町で、江戸時代に栄えた商家の建物が残されています。なかでも、1753年創業の「かめびし屋」(醤油屋)の土蔵のまっ赤な壁は、川田さんにとってピンクに続く世界一!(笑)。
 次は、川田さんが『人形が”5万体”もある』と話す、全国でも類をみない人形劇のテーマパーク、「とらまるパペットランド」。さすがに5万体は川田さんお得意のジョークですが、それでも1千体の人形が飾られており、テレビでも活躍した人形たちに出会えます。人形劇専門のシアター「人形劇場とらまる座」もあり、年間130回もの公演が開催されています。
 最後は、様々な動物と触れあえる、「しろとり動物園」。ゾウやカワウソなど、80種類もの動物に直接餌をあげることができ、年間10万人もの人が訪れる、町の人気スポットです。6月に誕生したライオンの赤ちゃんは、川田さんいわく『鶴瓶さん以上の人気者』だそうです(笑)。

次に鶴瓶さんと門脇さんが訪れたのは、川田商店で教えてもらった「大池オートキャンプ場」。キャンプに興味のあった門脇さんですが、この日は平日ということで、お客さんはほとんど見当たりません。管理人の永峰さんに話を聞くと、なんとご自宅は川田商店の隣で、三本松高校時代には京都駅伝に初出場を果たしたとのこと。若い時は、地場産業のゴルフ手袋を作る会社に勤めていて、工場が進出しているカンボジア、スリランカ、マレーシアなどでの海外生活が長かったそうです。現在でも、東かがわ市内には手袋関連企業が52社もあり、その生産量は日本一のシェアを誇っています。永峰さんに食事処を尋ねると、この辺りはハマチの刺身など”活き魚”(いきうお)が美味しいと、活魚料理の「讃岐屋」と、その向かいにある讃岐うどん店の「うどんや」を教えてもらいました。そこで二人はここで別れ、鶴瓶さんはうどんやで、門脇さんは讃岐屋で食事をすることにし、ここからは一人旅です。

讃岐屋」を一人訪れた門脇さんは、海鮮丼を頂くことに。門脇さんが食事をしていると、厨房の方からは、『(まれの)お友達のほう』と噂をする話声が・・・(笑)。店を出たところで、赤ちゃんを抱いた若いお母さんと出会った門脇さん、近所でおすすめの場所を尋ねると、三谷製糖さんの和三盆が美味しいと紹介され、訪ねてみることに。

三谷製糖」は江戸時代から210年も続く老舗で、店の門構えも蔵造りも、すごく立派!。敷居が高そうと、門脇さんが恐る恐る売店の「羽根さぬき本舗」を訪ねると、女将さんが優しく応対してくれました。お茶と和三盆の砂糖菓子を出してもらった門脇さん、それを頂きながら女将さんに、唐突ながらご主人との馴初め話などを尋ねますが、緊張して恥ずかしがる女将さんと、話がなかなか噛み合いません(汗)。スタジオでは、当日出会えなかった8代目ご主人と女将さんから、門脇さんへのビデオメッセージが届けられました。緊張する女将さんに根掘り葉掘り話を聞いてしまったことが、今回の旅で一番の心残りだったと話す門脇さんですが、女将さんから”会えて嬉しかった”という話を聞き、とてもホッとした様子でした(笑)。

一方の鶴瓶さんは、「うどんや」で、おすすめの”かけうどん”に、油アゲや天ぷらをトッピングして頂きました。食べ終わり、鶴瓶さんが厨房にいた女将さんとご主人に『おいしかったわー』とお礼を伝えていると、ちょうどお父さんがやってきたので、座って話を聞くことに。すると、うどんやの女将さんは長女で、妹には向かいの讃岐屋の女将(社長)を任せているそうです。この両店は、元々お父さんが経営していた、同系列店だったんですね。お父さんは隠居の身ですが、それでもまだ、朝5時から店に来て、天ぷらを揚げたり厨房を手伝ったりしているそうです。
うどんやを出る際に、鶴瓶さんは可愛らしい赤ちゃんを連れた夫婦の席を訪れ、赤ちゃんを抱っこさせてもらうことに。話を聞くと、赤ちゃんが生まれたのは、12月23日の23時59分。同じく12月23日生まれの鶴瓶さんは、『早く出てきて欲しかった』と話す奥さんに、『もう数十秒遅く”クリスマスイブに生まれた方がよかった”と言うたら、しばこうかと思った』と(笑)。

ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
 香川といえば、やっぱり”うどん”。『この町ならではの”うどん”がある』と聞き、訪ねたのは一軒のうどん屋、「マルタツ」。この店で頂く本日の一杯は、シンプルに”かけうどん”。美味しさの秘密は、ダシに讃岐和三盆糖を使っていることです。和三盆を使うことで、ただ甘いだけでなく、奥の深い、食べ応えのあるダシになっているとのこと。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Here Comes The Sun」(ザ・ビートルズ)でした。


海の幸を堪能した門脇さん、次は山の幸を求めて、山手の入野山地区へとやってきました。車の中から、道端の日陰で休憩する河川工事をしている作業員のお父さん達を見つけた門脇さん、『ボーイズトークに交じれるか、私?』と、車を降りて声をかけてみることに。すると、皆さん優しく、門脇さんを”ボーイズトーク”に迎い入れてくれました(笑)。門脇さんが、そのうちの一人の伊記さんに、『お知り合いの方で、農家をされている方はいますか?』と訊ねると、近くにあるトマト農家の田中さんを教えてくれました。

一方の鶴瓶さんは、こちらも車で移動中に、『鬼才・天才・日本のエジソン ”久米通賢”の墓地』と書かれた看板を見つけ、車を降ります。訪ねてみると、道端に墓所があり、久米通賢という名を聞いたことが無かった鶴瓶さんは、気になって隣の工場に居た人に訊ねてみることに。すると、「久米通賢」(くめ つうけん/みちたか)は、江戸時代の発明家で、測量や塩田開発、鉄砲の製作など様々な分野で功績を残した人で、 東かがわ市の馬宿で生まれ、ここに墓が残されているそうです。教えてくれた廣瀬さんは、「広瀬手袋工場」の社長の奥さんで、鶴瓶さんが『引田にある大きなスーパーの川田商店に行ってきた』と話すと、笑いながら工場の2階にいた引田出身の”りっちゃん”を紹介してくれました。地場産業の手袋の事も知らず、突然に工場を訪ねてきた鶴瓶さんに向かって、りっちゃんは、『鶴瓶さん、何ちゃ”意識無し”に来るの?』と(汗)。どうやら、下調べもせずに来たことを、”意識無しに”と言ったようで、”意識が無い”と言われた鶴瓶さんは大笑い。この工場で働いていた年配の女性達はみな、鶴瓶さんと同じ”うさぎ年”か一つ上の”寅年”生まれで、こちらは”ガールズトーク”に花を咲かせました(笑)。

門脇さんは、道端で見つけた手書きの大きな看板『田んぼ屋たなか』を頼りに、白鳥地区にある田中さんのトマトハウスを探します。すると田中農園は、教えてくれた伊記さん達が勤めている「笠井土木運送」の本社の隣にあり、先に伊記さんから連絡を受けた社長と事務員さんが、案内しに表まで出て来てくれていました。田中さんの奥さんによると、トマトはちょうど植替え時期ですが、アスパラガスが収穫時期と、門脇さんは”さぬきのめざめ”という新しい品種のアスパラの収穫体験をさせてもらうことに。田中農園では、野菜や果物の収穫体験や、ピザ釜を使ったピザ作りなどが出来るそうです。また、今朝収穫した人気のミディトマトも食べさせてもらいました。

田中さんの2人の娘さんの名前は、愛琉(あいる)ちゃんと瀬奈(せな)ちゃん。どうやら両親はクルマ好きなようで、”アイルトン・セナ”から名前を付けたそうですが、門脇さんは『???』。今時の若い子はもう、古舘一郎さんのアナウンスで『音速の貴公子』と称された、F1レーサーのアイルトン・セナを知らないんですね。調べたら、セナが事故死したのは、門脇さんが2歳の時、23年も前の事でした・・・(汗)。しかし、二人の田中さんの娘さんは、何れも門脇さんの大ファンだそうです。門脇さんと出会うと、特に中一のお姉ちゃんは涙を流して感動してくれて、門脇さんも嬉しそうでした。

鶴瓶さんは、広瀬手袋工場で教えられ、近所のちりめん屋を訪ねることに。すると間違って、たまたま隣の工場でネギの出荷作業をしていた、「権平有限会社」を訪れてしまいます。社長さんに話を聞くと、なんと以前はうどん屋をやっていたそうですが、6年前に農業に転身し、今では地元の若者や、カンボジアから働きに来ている女性を雇って、手広く農業を営んでいる様子。鶴瓶さんが、2人のカンボジア人の女性に話を聞くと、日本に来てまだ1年だそうですが、カタコトながら日本語が話せます。仕事が終わったらゴハンが楽しみで、エビやカエルを捕まえて帰っては、唐揚げとかにして食べるんだそうです(驚)。カメも捕まえて帰ったそうですが、まだカメは育てている途中みたい・・・(笑)。

ようやく、隣にあったちりめん屋の「萬水産」を訪ね当てた鶴瓶さん。こちらの店では、”ちりめん”と”煮干し”と”かえり”を扱っているそうですが、”かえり”とは初耳です。鶴瓶さんが訊ねると、『小さい”ちりめんじゃこ”と、大きな”煮干し”の中間が、”かえり”』と教えられ、なるほどと納得!。突然の訪問に、ご主人をはじめ皆さんビックリしますが、鶴瓶さんは、『これは、”意識無く”来るんですよ』と(笑)。

再放送は、9月8日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

東かがわ市の紹介ビデオ

鶴瓶さん

門脇さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 東かがわ市の名物など

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