鶴瓶の家族に乾杯 | 青森県黒石市(三宅宏実さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。


※ 衆議院選挙の選挙特番放送のため、当初10月23日(月)の放送予定から、放送が1週間延期されました。

 平成29年10月30日放送 東京2020SP メダリスト三宅宏実とぶっつけ本番旅

旅のゲストは、重量挙げ(ウェイトリフティング)選手の三宅宏美(みやけ ひろみ)さん。埼玉県新座市出身の31歳。女子48kg級および53kg級の日本記録保持者で、’12ロンドンオリンピック48kg級では”銀メダル”、’16リオデジャネイロオリンピック48kg級では”銅メダル”を獲得。現在は、選手兼任コーチとして、いちご株式会社に所属しています。三宅さんの身長は147cmと、とっても小柄で可愛らしいのに、すっごく力持ち!。スナッチ 90.0kg、クリーン&ジャーク 117.0kg、トータル 207.0kgを挙げてしまいます(女子53kg級の日本記録)。彼女なら、最近10kgも太った私でも、軽々と御姫様抱っこをしてくれそうです・・・(汗)。

三宅さんの旅先は、青森県黒石市(くろいしし)。青森県のちょうど真ん中あたり、十和田湖や八甲田山、酸ヶ湯温泉などがある「十和田八幡平国立公園」の北西の玄関口にあたります。

旅の目的は不明ですが、勝手に”温泉”ではないかと予想!(汗)。なぜなら、三宅さんのプロフィールによると、Q.旅行に行くとしたら?の質問に対して、『温泉があるところに行きたいです。温泉に入ると体の回復度合いが明らかに違うのがわかります。』と答えています。黒石市には「黒石温泉郷」があり、沢山の温泉が湧きでています。浅瀬石川(あせいしがわ)沿いの、温湯(ぬるゆ)温泉や落合温泉、板留温泉、青荷温泉などは、古くから湯治場として栄えてきました。特に「青荷温泉」は、電気がひかれていない秘湯の一軒宿で、”ランプの宿”として人気があります。そういえば、昨年の12月に、レスリングの吉田沙保里さんが山梨県笛吹市を旅した際には、ワイン風呂への入浴シーンが披露されました。ひょっとして三宅さんも?(失礼しました・・・)。でも楽しみです!。ただし、鶴瓶さんの入浴シーンはノーサンキューですよ(笑)。


ロケが行われたのは、平成29年9月1日(金)。三宅さんは、自然豊かな場所が好きで、あまり訪れたことが無い青森県に行ってみたいと、黒石市を旅の舞台に選んだそうです。黒石市内町にある「御幸公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと三宅宏実さん。二人はとりあえず、公園の横にあった「黒石稲荷神社」にお参りすることに。しかし、社殿の表には金属製のシャッターが下りていて、それを見た鶴瓶さん、『うゎ!やめはってるわ』と(笑)。神社脇にあった社務所らしき建物を訪ねると、奥の方から『いま出ると具合悪くてねぇ』と、年配の女性の声が・・・。しばらくして、そっと入口のドアが少し開いたかと思うと、うっすら透けた硝子戸の向こうに立つ女性の姿は、スッポンポン(汗)。鶴瓶さんの話では、ほぼ全裸に近い状態だそうですが、そのまま二人の訪問に応対してくれました(笑)。神社は、放火などのいたずらが多く、春や秋の祭典の時以外は、シャッターを下ろしているんだとか。元宮司だった女性のご主人が亡くなられ、現在は近くにある黒石神社に嫁いだ娘さんが、黒石稲荷神社の宮司をしているそうです。その孝行娘の”スミさん”が、これから迎えに来てくれて、一緒に温泉に行くところだそうで、だから裸だったんですね(笑)。鶴瓶さんは、その娘さんに会いたいと、スミさんが来るまで、神奈川県から黒石が気に入り引っ越してきたという、向かいのお宅を訪ねることに。米谷さんは4か月前に神奈川から越してきたばかりだそうですが、孫に会えなくなったのが寂しいと奥さん。「黒石よされ」や「黒石こみせまつり」、黒石市のメインストリートである「中町こみせ通り」について話を聞いていると、どうやらスミさんが到着したようです。スミさんは昭和39年生まれと言いますから、ちょうど前回の東京オリンピックの年。でも、そんな年齢には見えない、とてもキレイな人でした。そんなスミさんでも、周りからは、昔はこの辺りで小町として人気だったお母さんの恵美さんの方が美人だったと、今でも言われるそうです(笑)。そんな恵美さん、小町とちやほやされ育ったお嬢様気質は、79歳になった今も健在で、車にはまずクーラーをかけて冷やしてからでないと乗らないんだとか(汗)。

ここでスタジオから、黒石市の魅力をビデオ紹介。重いバーベルを上げる三宅さんにちなんで、黒石市の「あがる」ものを紹介。
 まんず(まずは)、「黒石よされ」。華やかな衣装に身を包んだ踊り子たちが、エッチャホーという掛け声の中、市内を練り歩く夏祭り。500年前から続き、男女の恋の掛け声歌から生まれたと言われています。毎年8月15・16日に開催され、観客の飛び入り参加も大歓迎のお祭りです。ステキな出会いが沢山生まれるこの祭りに参加すれば、三宅さんの恋愛運もあがること、間違いなし!(笑)。
 秋に黒石で上がると言えば、「もみじ山」。東北地方を代表する紅葉の名所で、シーズン中は夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気に。この絶景を見れば、気分があがる→高揚→紅葉すること、間違いなし。
 最後は、ぜひ三宅さんに持ち上げてもらいたい、「日本一のジャンボこけし」。津軽こけし館にあるジャンボこけしの高さは4.2メートルで日本一、重さは1.6トンだそうです(汗)。

鶴瓶さんと三宅さんは、米谷さんに教えてもらった市の中心街、「こみせ通り」を訪ねることに。すると、”ゆ”と書かれた暖簾がかかる「松の湯交流館」を見つけ、暖簾をくぐってみます。するとそこは、明治から続いた元お風呂屋さんで、平成5年に閉店してから、風呂場を残しつつ市民の交流施設として生まれ変わったそうです。施設のことについて紹介してくれた、副館長の中田さん、話を聞くと44歳で独身だそうです。そこで鶴瓶さん、三宅さんに、合コンがてら二人で”こみせ通り”を観光してくるようにと、送り出します(笑)。そもそも「こみせ」とは、通りに面した町家の正面に設けられた”ひさし”のことで、積雪地帯における冬の歩行通路を確保する役目もあります。つまり”こみせ通り”とは、今でいう”アーケード通り”のことですね!。

中田さんがまず紹介してくれたのが、江戸時代から続く「寺山餅店」。創業193年目だそうで、9代目のご主人が応対してくれましたが、初めての経験で話題をうまく展開できない三宅さん、店先で立ったまま店の大福を頂いて、食べた感想を話すのが精いっぱい。その様子をスタジオで見た鶴瓶さん、『ただの食レポやん!』と(笑)。

一方の鶴瓶さんは、松の湯の裏手にあった土蔵を改装してオープンしたという、「十文字カフェ」を訪ねることに。そこで、黒石の名物として紹介されたのが「黒石つゆ焼きそば」。鶴瓶さんが店員さんに、『おいしいの?』と尋ねると、『・・・いや』と(汗)。でも、この店のメニューにもあって、彼女が調理してくれるそうです。合席した人達から、『黒石に来たら、つゆ焼きそばを食べないと』と言われ、『じゃぁ、勇気を出して食べますわ』と鶴瓶さん(笑)。店の特製ラー油をかけて、つゆ焼きそばを一口頂くと、『こんなん焼きそばちゃうやん』って言おうと思っていた鶴瓶さんの口から出たのは、『・・・、焼きそばやわ』(笑)。

まつむらの干梅餅を食べ、再び松の湯に戻った三宅さんですが、鶴瓶さんが見当たりません。そこで中田さんに、交流館の前に聳える樹齢350年の”松の木”を紹介してもらった後、今度は創業110年ほどの和菓子屋さん、「松葉堂まつむら」に案内してもらいました。この店の名物が「干梅」。和菓子が苦手な人にも、その酸味と塩味のシソで包まれた白餡の優しい甘さが、大人気だそうです。

和菓子のまつむらでも、やはり干梅を買って店先で試食させてもらっただけで終わってしまった三宅さん(汗)、再び松の湯に戻ると、ようやく裏手のカフェで鶴瓶さんと再会することができました。ちょうどそこに、店長のリーさんが戻ってきたので、話を聞くことに。リーさんは、マレーシアから横浜に留学生として来日し、アルバイト先で出会った黒石出身のご主人と結婚。今は黒石市に移り住んで、地域活性化活動に積極的に参加しているそうです。日本語も堪能で、店の特製ラー油も、彼女が手作りしたマレーシア風ラー油とのこと。

吉永小百合さんCMの鶴の舞橋三宅さんから、餅屋さんと和菓子屋さんを訪ねたのに、2軒とも何もインタビューできずに終わったと聞かされた鶴瓶さん、『もう一度二人で餅屋を訪ねて、私が手本を見せましょう!』と(笑)。再び二人で寺山餅店を訪ねると、鶴瓶さんの見事な話しの展開で、当地では今でもお米を餅屋に持ち込んでは餅と交換する風習があることや、子供は一男二女で、息子さんが十代目の修業中で3年目になること、奥さんは吉永小百合さんのJR東日本のCMになった「鶴の舞橋」がある鶴田町の出身といった話が、次から次へと繋がります。ご夫婦は、見合い結婚で30年になるそうですが、奥さんは誕生日プレゼンすら1回も貰ったことが無いと零します。するとご主人、ちゃんと奥さんの誕生日を覚えていて、『3月20日は、春彼岸の真っただ中の忙しい時期なんで』と(笑)。そこに息子さんも出てきてくれ、皆で店の前で記念撮影をすることに。すると、近所から三味線の音色が聞こえてきました。

寺山餅店の斜め向かいにある「津軽こみせ」は、地元特産品を売る店の「こみせ駅」や、お食事処「こみせ庵」、土蔵を改装した多目的ホールの音蔵「こみせん」などが集まる、地域観光の拠点となっている施設です。こみせ庵では、毎日11時と14時に20~30分ほど、津軽三味線の生演奏による無料ライブが開かれているそうで、鶴瓶さんらが表に出たのが、ちょうどその時間。まるで、誰かがキューを出したごとく見事なタイミングに、鶴瓶さんもビックリ。

ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
けの汁 訪れたのは、山間にある古くからの温泉街の「温湯(ぬるゆ)地区」。今日は、地元のお母さん方が、自炊する宿泊客向けの一軒の宿「盛萬客舎」に集まり、郷土料理の「けの汁」を作ってくれました。たっぷりの野菜と山菜を煮込んだ、味噌味の一杯です。お母さん方は、むかし冷蔵庫が無かった時代、里帰りする際には、留守する家族のために大量の「けの汁」を作って、おかずの作り置きをしたそうです。野菜を刻む手が痛くなるほど大量に作ったそうですが、『実家に帰るのが楽しみで、まったく苦にならなかった』と(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Be With Me」(小野リサ)でした。


ひとり旅になった三宅さんは、不安いっぱいの中、車で市内を巡っていると、「リンゴの里」と書かれた看板を見つけ、車を降りて歩いてみます。リンゴ畑の中の道を歩いていると、休憩中の農家の皆さんと出会います。消毒作業が一段落し、これから「つる回し」の作業をするそうです。すると親切に、三宅さんにリンゴの収穫体験をさせてくれることに。三宅さんがリンゴを一個もぎ取ると、『やっぱりスポーツやっている人は違うわ』とお母さん(笑)。そこでお母さん、三宅さんを観光農園に連れて行ってあげることに。

三味線のライブを聞いた鶴瓶さんは、店を出て裏手に回ると、土蔵を改装したライブハウスを見つけ、再び話を聞くことに。するとそこに、店長さんも。キレイな女性に目が無い鶴瓶さん、素性を訪ねると、「津軽民謡手踊り」の名手だそうです。キレイな女性が、訛って話すのが気に入った鶴瓶さん、三味線を演奏してくれた彼と二人で、津軽弁バリバリで会話をしてもらうことに。二人の津軽弁でのやり取りを聞いていた鶴瓶さん、『二人でM-1に出たら』と(笑)。

佐藤セエさんの軽トラに同乗させてもらい、「黒石観光りんご園」を訪ねた三宅さん。オーナーの、こちらも同性の佐藤さんに案内してもらい、未希ライフ黄王といった様々な品種のリンゴを収穫体験させてもらいました。収穫したリンゴの皮剥きに挑戦した三宅さん、お母さん方から練習が必要と言われつつ、覚束ない手つきで皮を剥き頂くと、『シャキシャキしていて、ミズミズしくて甘いです』と。鶴瓶さんのやり方を見本に、観光農園の皆さんに出身地や家族の話を聞こうとする三宅さんですが、なかなか上手くインタビューできません(汗)。するとセエさんが、『”家族に乾杯”だから、家族を映したいんでしょ』と助け舟(笑)。ならば、8人家族のオーナーの佐藤さん家がいいと、交渉までしてくれることに。

田舎館村の田んぼアート2017鶴瓶さんは、こみせの裏手で出会った、隣の田舎館村(いなかだてむら)に住む女性から、「田んぼアート」を見に行って下さいと紹介され、案内してもらうことに。田舎館村に到着した鶴瓶さん、文化会館の天守閣に登って田んぼを見下ろすと、そこにはペンで書くのも難しい「霹靂」という漢字まで見事に再現された、稲で描かれた絵が広がっており、その緻密さにとても驚かされます。すると鶴瓶さん、図々しくも市役所の担当者さんに向かって、『次はやっぱり、”家族に乾杯”のオレと小野アナかも分からへんな』と(笑)。

なすのしそ巻き三宅さんは、自ら何もしなくても、トントン拍子に話が進み、観光農園オーナーの佐藤さんのお宅にお邪魔させてもらえることに(笑)。するとお母さんの提案で、あまり料理をしない三宅さんのためにと、一緒に郷土料理の「なすのしそ巻き」を作ってみます。そこに、3人の孫を連れたお嫁さんも帰ってきて、皆でしそ巻きを頂くことに。出来上がったしそ巻きを見たご主人、『こりゃ ビールだな』と言うと、お孫さんから『ビール禁止!』とバツ印が出てしまいました(笑)。台所のテーブルで、三世代揃った皆さんとしそ巻きを頂いた三宅さん、ご家族の暮らしぶりや、仲良く暮らす秘訣など、ようやく”家族に乾杯”らしい話を聞くことができました(笑)。

再放送は、11月3日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です(本放送の放送日が、選挙特番に替わり1週間先延ばしになったことで、再放送の予定も1週間先延ばしになりました)。

 


二人旅

黒石市の紹介ビデオ

鶴瓶さん

三宅さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 黒石市の名物など

 

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