鶴瓶の家族に乾杯 | 鹿児島県鹿児島市(鈴木亮平さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年1月15日放送 西郷どんSP 鈴木亮平と鹿児島市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の鈴木亮平(すずき りょうへい)さん。兵庫県西宮市出身の34歳。東京外国語大学を卒業していて、英語はペラペラ。大学では演劇サークルに入って演劇を学び、卒業と同時にテレビドラマ『レガッタ~君といた永遠~』や、映画『椿三十郎』で俳優デビュー。2014年度上半期に放送された、NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』では、吉高由里子さん演じるヒロインの夫・村岡英治役を演じて、一躍知名度を上げ、2015年(平成27年)4月放送の『鶴瓶の家族に乾杯』では、「沖縄県北中城村」を旅しました。その際には、英検1級だけでなく、「世界遺産検定1級」の知識も披露してくれています(驚)。今回の出演は、約2年半ぶり、2度目の登場です。

今回の旅の舞台は、鹿児島県鹿児島市。鈴木亮平さんは、2018年のNHK大河ドラマ『西郷せごどん』(原作:林真理子)で、主人公の西郷隆盛役を演じています。西郷隆盛と言えば、幕末から明治維新の時代にかけて活躍した鹿児島藩士で、既に昨年7月から、鹿児島市内などで大河ドラマの撮影が進められている最中です。今回の”家族に乾杯”の鹿児島ロケも、そんな大河ドラマの収録の合間を縫っての撮影だったようです。鈴木さんは、ドラマの撮影でも何度も鹿児島を訪れていますし、役どころを知るために、西郷さんの足跡を辿る旅を個人的にしているそうです。しかし、それだけでは分からない、鹿児島のいろいろな面を更に見てみたいし、コテコテの鹿児島弁を話す人に会ってみたいと、今回の旅の目的を語ってくれました。


ロケが行われたのは、平成29年11月12日(日)。待ち合わせ場所の「南洲公園」に先に到着した鈴木亮平さんは、林の向こうで『やぁーー、えぇーー!』という大きな掛け声が上がっているのを聞いて、『自顕流(じげんりゅう)をやっている』と気が付きます。鈴木さんによると、(自顕流は)薩摩ならではの剣術で、守りがなくて攻めしかないというのが特徴だそうです。薬丸自顕流や野太刀示現流など、様々な流派や団体により受け継がれています。鈴木さんが出会ったのは、毎週日曜日に南洲神社で稽古をしている、「薬丸野太刀自顕流保存会」の皆さん。体験してみることにした鈴木さんは、西郷どんの撮影で一度指導を受けたことがあるそうで、なかなか様になっています。一方、遅れて到着した鶴瓶さんも、勧められるがまま、桜島に向かって大声を振り絞って、棍棒を振り下ろしてみますが、『溝に落ちて肩を痛めていて』という言い分けが先にたち・・・(汗)。でも、総師範の東さんによると、鶴瓶さんも『気合いは立派だった』そうです(笑)。

隣接する「南洲墓地」には、西郷さんをはじめ、西南戦争で戦死した2千人以上の人々が埋葬されていると鈴木さんに教えられた鶴瓶さん、二人で西郷さんのお墓をお参りすることにしました。

次に二人が訪れたのは、西郷どんの撮影でも使われた「仙巌園」(せんがんえん)。仙巌園は、島津氏の別邸跡とその庭園で、東京ドームと同じくらい広大な敷地面積を有し、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた借景技法による素晴らしい景色が有名で、国の名勝にも指定され、多くの観光客が訪れます。案の定、二人は大勢の観光客に揉みくちゃにされながら、ドラマで島津斉彬公の御前相撲の場面が撮影されたという、土俵が作られた場所まで辿り着きます。すると鶴瓶さん、鈴木さんに向かって、『オレ、相撲めっちゃ強いよ。たぶん勝つと思うよ』と。スタッフに眼鏡を渡し、役作りで更にガタイを大きくした30歳も年下の鈴木さんを相手に、相撲を挑むことに(汗)。鈴木さんの寄りを、太ももにしがみついて何とか耐えた鶴瓶さんですが、息が上がってしまい、そこから自力で立ち上がるのも困難な様子(笑)。

ここでスタジオから、鹿児島市のビデオ紹介。鹿児島市で出会える西郷さんを紹介してくれるのは、明治維新150年”維新のふるさと鹿児島市” PRキャラバン隊(愛称:薩摩観光維新隊)の、西郷隆盛と大久保利通と篤姫に扮した三人と、PRキャラクターの「西郷どん」でごわす(笑)。
苔アート まずは、西郷隆盛が活躍した時代を体感できる、「維新ふるさと館」。ここでは、明治維新の様子を動くロボット西郷さんが演じてくれています。続いては、小山田古園集落のブロック塀に描かれた、巨大な西郷隆盛の絵。実はこの絵、塀の苔をそぎ落として描かれています。看板の製作をしている地元の古園さんが、遊び心で始めた「苔アート」は、約200メートルに渡って様々な歴史上の人物が描かれ、知る人ぞ知る、観光スポットになっています。そこに今回、西郷どんを演じる鈴木さんの顔も新しく加わりました!(笑)。最後は、西郷隆盛のひ孫の、「西郷隆夫」さん。隆夫さんは、鹿児島市内の「西郷武屋敷跡」などで歴史ガイド等をしながら、西郷隆盛の魅力を伝え続けています。


仙巌園で鶴瓶さんと分かれ、ひとり旅になった鈴木さんは、自顕流の稽古で知り合った、7人兄弟の子供がいる、居細工さんのお宅を訪ねることに。23歳の長男を筆頭に、19歳の長女、中3・中1・小6・小4の男の子と、小2の次女の、7人兄妹だそうで、長女が小さい時に『妹が欲しい』とお母さんにお願いしたのが、子沢山になったきっかけだとか(笑)。玄関には靴が溢れ返り、家の障子や壁は兄弟喧嘩によりボロボロ。お母さんによると、ご飯は2台の炊飯器で10合と3合を焚き、5kgの米が3~4日で無くなってしまうそうです・・・(汗)。そこに、日帰り温泉に遊びに行っていた長女が、友達を連れて帰ってくると、西郷どんの撮影現場でも流行っていると、鹿児島弁の『ですです』で話しが盛り上がります(笑)。鈴木さんが、地元の人が食べに行くような食事処を尋ねると、魚料理の定食屋があると、「桜勘」(おうかん)という店を紹介してくれました。

一方の鶴瓶さんは、15年前の平成14年7月の放送で、キャイ~ンをゲストに桜島町(現 鹿児島市)を訪ねたことがあり、当時を懐かしく思って、再び「桜島」に渡ることにしました。鶴瓶さんが桜島フェリーの上で出会ったのは、若いご夫婦と子供たち。関西出身の二人が、京都で知り合って、福岡、長崎と転勤続きと聞きビックリした鶴瓶さん。仕事を尋ねると、二人とも自衛官なんだそうです。

桜島に渡った鶴瓶さんは、車で白浜地区まで移動し、ブラブラ歩いていると、「Cafe しらはま」と書かれた看板のお店を見つけ、訪ねてみます。しかし生憎と、改装工事で臨時休業中。店の裏手の方を歩いてみると、桜島大根の畑が広がっていました。そこには「マイ桜島大根」と書かれた看板が立てられており、幼稚園の生徒達が、体験作業で桜島大根を育てているようです。鶴瓶さんが、そろそろ移動しようと車に乗り込もうとした時、ちょうど声を掛けてくれたのが、カフェのオーナーと話す年配の女性。小さい孫を連れていますが、美人でスマートで、とてもお婆ちゃんには見えません(汗)。もともとは、桜島大根桜島小みかんを栽培している「ファームランド櫻島」という農家ですが、桜島内にレストランはあってもコーヒーを飲める様な店が無かったので、4年前にこのカフェを開いたそうです。長男と次女は島内で近くに住み、本島に住んでいる長女も毎日フェリーで通ってきて、畑を手伝ったりカフェを手伝ったりしてくれているそうで、この日はたまたま長女の子供も一緒なので、大勢の孫たちが次々に集まってきました。鶴瓶さんは、ご主人と一緒にみかん畑に行って、小みかんを収穫し、試食させてもらうことに。桜島小みかんは、丸ごと一口で食べられるほどの小粒のみかんで、凝縮された濃厚な甘さが特徴です。収穫には少し早いそうですが、すでに甘みは十分あり、鶴瓶さんによると、とても美味しかったそうです。

鈴木さんは、居細工さんのお宅で教えてもらった「づけ丼屋 桜勘」を訪ね、お昼ご飯を頂くことに。この店のウリは、鹿児島県垂水で養殖されているカンパチのブランド魚、「海の桜勘」を使った料理です。このカンパチの餌には、鹿児島県産のお茶が配合されていて、ビタミンEの増加、コレステロール含量の減少、鮮度保持、魚臭さの低減、身質の透明感が増すなどの効果が得られるそうです。マネージャーの鶴喰(つるばみ)さんのオススメは、そのカンパチの”漬け丼”と、『カンパチで作ってみた』という”麻婆豆腐”だそうです(汗)。漬け丼に麻婆豆腐が合うとは思えない鈴木さんは、疑心暗鬼ながら、『ちょっと試してみて』と話すマネージャーの言葉を信じ、頼んでみることに(笑)。カンパチの漬け丼は、『めっちゃうまい!』と、鈴木さんも絶賛。さて、問題のカンパチの麻婆豆腐は?というと、鈴木さんによると、最初食べた時はマーボの味が強いので、『カンパチを使う必要があるのか?』と感じたそうですが、後から魚の甘みが口に広がり、新しい味の発見が出来たそうです!。

ここでちょっと一息、鹿児島市の「家族に一杯」の時間です。
桜島フェリーの「かけうどん」 本日の一杯は、鹿児島の市街地と桜島とを15分で結ぶ桜島フェリーの中にあるうどんとそばの店、「やぶ金」の”かけうどん”(450円)。かけうどんとはいえ、青ねぎと天かすの他に、小さなさつま揚げも載っています。船の中で、桜島を眺めながら食事が出来るなんて最高ですが、桜島フェリーは通勤や通学にも利用されていて、出航と同時に店には行列が出来ます。島に着くまで、たった15分しかないので、手早く作って出せるように、麺はこのフェリーのために特別に開発されたものを使い、一品を作るのにたった30秒しか掛からないそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Santa Lucia」(Asa Jinder)でした。

海沿いの桜島赤生原町に移動した鶴瓶さんは、養殖場の作業場で洗車していた濱田さん(正しくは環境依存の「濱」の字を使います)と出会います。作業場の前の生簀では、カンパチやブリを養殖しているそうですが、裏の自宅で一緒に住んでいる妊娠初期の奥さんは、つわりが酷くて、魚の臭いがダメなんだそうです(汗)。

一方、鈴木さんは、づけ丼屋でカンパチの餌に地元のお茶を混ぜていると聞き、鹿児島市内でも有数のお茶の産地で、江戸時代には薩摩藩に献上されていた、松元地区を訪ねることに。辺りには茶畑が広がっていますが、お茶農家の方は一人も見当たりません。道沿いの家庭菜園で、野菜作りをしていたご夫婦から、近くに「坂之上製茶」の茶工場があると聞き、訪ねてみることに。しかし工場は、お茶の生産時期で無いため、閉まっています。さらに歩いていると、茶畑にいた年配の男性を見つけ声を掛けますが、恥ずかしがって、なかなか話しに乗ってもらえません(汗)。その場にいた小さい孫らも、恥ずかしがって、鈴木さんの問いかけには黙ってしまいます。鈴木さんは渋々、その場を後にすることにしますが、子供たちは興味があるらしく、隠れながら後を付いてきます。しかし、鈴木さんが見つけ声を掛けると、また恥ずかしがって、逃げだしてしまいました(笑)。

鶴瓶さんは、赤生原町の住宅が並ぶ地域をブラブラ歩いてみますが、ぜんぜん人に出会えません。ふと、一人の男性を見つけますが、逃げるように一軒のお宅に入ってしまいました。そこで鶴瓶さん、その村上さんのお宅の玄関に回り、おもむろに『ピンポーン』と呼び鈴を鳴らします(汗)。出てきた村上さんの奥さんは、鶴瓶さんが玄関にいて、まぁ吃驚!(笑)。すると奥さん、15年前に鶴瓶さんが桜島を訪ねた際のことを覚えていて、当時訪ねた、横川さんのお宅まで案内してくれることに。途中で出会った福田さんの奥さんからは、別の村山さんのお宅の子供らにも出会ったと教えられ、鶴瓶さんは徐々に15年前のことを思い出します。横川さんのお宅では、ご主人と15年ぶりに再会出来ましたが、出会うなり、『あら、また来はったと』と、呆れかえられてしまいます(笑)。しかし、当時出会った子供たちは、既に20歳を超えており、外に出てしまっていて、再会することは適いませんでした。最後、道で出会った友野さんの家族と、近所の子供たちと一緒に、桜島での暮らしぶりなど、話を聞くことができました。桜島では、近所の子供も我が子同然に育て合うことが、昔から続いているらしく、お母さんが抱いていた近所の子は、彼女を育ててくれた女性の孫に当るそうです。そのうえ、自分のことを『”おばちゃん”じゃなく、”お姉ちゃん”って呼んでくれる』と、自分の子供より可愛くてたまらないそうです(笑)。

鈴木さんは、その後もお茶畑の周りを歩いてみますが、ぜんぜん人に出会えません。すると、最初に見かけて声を掛けた大塚さんの奥さんと、また偶然出会うことができ、最後の頼りと、お茶を飲ませて欲しいとお願いすることに。すると、自宅にはお茶が無いそうで、近所の実家を訪ねることに。実家の森園さんのお宅では、大塚さんのご両親に歓待してもらい、ようやくお茶を頂くことが出来た鈴木さんですが、さらに、近所の方やら消防団長まで呼び集めてもらい、地元の人ならではの薩摩弁をナマで教えてもらうことまで出来ました。そして、最後は皆さんと一緒に、焼酎を頂くことに。鹿児島では、冬の時期でも水割り焼酎なんですね!

番組の最後、スタジオの鈴木さんから、重大なお知らせが!?。なんと、鶴瓶さんが、大河ドラマ「西郷どん」に、岩倉具視役で出演されるそうです。お楽しみに!

再放送は、3月2日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

鹿児島市の紹介ビデオ

鶴瓶さん

鈴木さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 鹿児島市の名物など

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