鶴瓶の家族に乾杯 | 大阪府千早赤阪村(松坂桃李さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

下赤阪の棚田の風景:千早赤阪村ホームページへ

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年2月5日放送 わろてんかSP 松坂桃李と大阪府千早赤阪村ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の松坂桃李(まつざか とおり)さん。神奈川県茅ヶ崎市出身の29歳。19歳の頃に、友人に誘われて応募した雑誌モデルのオーディションでグランプリを受賞し、モデルとして芸能活動を開始。翌2009年に、スーパー戦隊シリーズ第33作の『侍戦隊シンケンジャー』の シンケンレッド役で俳優デビュー。2012年上半期のNHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』では、ヒロイン・梅子(堀北真希さん)の幼馴染で夫となる”安岡信郎”(ノブ)役を演じて知名度が上がり、2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』では”黒田長政”役を演じました。現在、昨年10月2日から始まった、2017年度下半期の朝ドラ『わろてんか』に、主人公”てん”(ヒロイン=葵わかな さん)の夫である”北村藤吉”役で出演中です。

松坂さんは、平成27年(2015年)2月放送の「家族に乾杯」で、福岡県久留米市の旅に出演して以来、約3年ぶり2回目の登場です。前回は、2015年1月公開の映画『マエストロ!』にヴァイオリニストとして主演したことから、音楽に縁の深い久留米市を旅先に選びました。

今回の旅の舞台は、大阪府の南西端にあって、奈良県との県境に位置する、大阪府下で唯一の村である、大阪府南河内郡千早赤阪村(ちはやあかさかむら)。村の人口は約5千人。村にはコンビニが一軒も無く、棚田百選にも選ばれた、自然豊かな農村です。大阪出身の鶴瓶さんも、千早赤阪村に来るのは初めてとのこと。『わろてんか』の撮影で、ずっと大阪に滞在中の松坂さんは、せっかくなので自分が行ったことがない大阪の地で、面白い人を探し出して、大阪の笑いを存分に体感したいと、今回の旅の目的を語ってくれました。


ロケが行われたのは、平成29年12月3日(日)。大阪市内を見渡せる「スイセンの丘」で待ち合わせた、鶴瓶さんと松坂桃李さん。しかし、丘の上に辿り着くためには、急な石段をそうとう登らなくてはなりません。旅が始まる前からえらい苦労をさせられると、文句タラタラの鶴瓶さんは、ヒィーヒィー(笑)。

鶴瓶さんと松坂さんは、まずは登ってくる途中で見つけた「建水分(たけみくまり)神社」にお参りしようと、丘を下ります。すると山腹の細い山道の脇に、ポツンと一軒だけ建つ民家を見つけ、誰が住んでいるのかと訪ねてみることに。すると、そのお宅で出会った浅岡さんのお婆ちゃんの、まあ鶴瓶さんに対する押しが強くて話がキツイこと(汗)。さっそく大阪人の面白さ、日常会話でのボケとツッコミによる笑いの神髄を堪能させてもらいました(笑)。『はよ帰ってや』『上がらせてもらうわ』の押し問答の末、ようやく家にお邪魔すると、ご主人は水泳の平泳ぎで世界ランク3位にもなった浅岡渡選手だそうで、家には沢山のトロフィーや盾が飾られています。娘さんに電話して、『帰らはれへんねん』と訴えると、電話を代わった鶴瓶さん、その娘さんが60歳と知り、『ということは、この前でしゃべっているおもろ過ぎるおかんは、妖怪?』と(笑)。

ここでスタジオから、小野アナウンサーによる「千早赤阪村ニュース」です!。すると鶴瓶さん、小野アナウンサーを指さして、『本ちゃんでニュース読んだことないやん』と(笑)。カミカミの小野アナウンサーによると、大阪府唯一の村に、自慢の大人気スポットがあることが分かったそうです(笑)。
 まずは、『山頂で はいポーズ!』。千早赤阪村のシンボルとして知られる「金剛山」(標高1,125m)は、大阪府最高峰の山(ただし山頂は奈良県に属し、大阪府の最高地点は1,056mだそうです(^_^;)!)。年間120万人も訪れる登山客に人気なのが、天候を確認するために山頂に設置されたカメラ。30分に1回、その写真が金剛山のホームページに公開されるため、その写真に写りたいと、登山客が増えているそうです。毎日10時に必ずこのカメラの前に立っている、「10じぃ(爺)」と呼ばれる熱心な人も(汗)。
 次は、『オチない神社』。鎌倉時代の武将「楠木正成」を祀っている「千早神社」が建つ「千早城」は、籠城戦でも一度も落ちなかったことから、”難攻不落の城”と言われています。そのため、『落ちない』ようにと願懸けに、受験生やその家族が大勢、千早神社をお参りに訪れるそうです。しかし、落語家的には?と振られると鶴瓶さん、『案外オレ、オチ ないで』と(笑)。
 最後は、『コンビニのない村に希望の光?』。昨年(2017年)9月、コンビニエンスストアが無い千早赤阪村に、初のお弁当屋さん「ふくまる」がオープンしたニュースが、テレビや新聞で大々的に報じられました。村で1軒の弁当屋は、村で最も新しい人気スポットです(笑)。『以上、千早赤阪村ニュース、小野文惠がお伝えしました』(拍手)。

浅岡さんのお宅を後にした、鶴瓶さんと松坂さん。その先には、何軒かの家が建っていましたが、今度はその中でも一際立派な石積みの塀のお宅が気になります。ちょうどそこに、先の浅岡さんから電話で知らされたと、この家のご主人、浅井さんが帰宅。立派なお宅にお邪魔すると、そこに畑から帰ってきたお婆ちゃんは、先の浅岡さんに勝るとも劣らないノリ・ツッコミの激しい方で、今度は『帰ったらあかん!』と言われ、二人はなかなか神社に辿り着けそうもありません(汗)。

ようやく、「建水分神社」に到着した鶴瓶さんと松坂さん。参道で、たまたま出会った権禰宜さんに話を聞くと、この神社の始まりは紀元前92年と伝えられており、平成20年に2100年を迎えたそうです(驚)。二人は、旅の成功を祈って、神社にお参りさせて貰いました。

神社で松坂さんと分かれ、一人旅になった鶴瓶さんは、千早赤阪村出身の先輩落語家「桂南光」さんの故郷、東阪(あずまざか)地区を訪れることに。すると、一軒のお宅の庭で、賑やかにバーベキューを楽しむグループと出会います。このお宅は、日谷さんのご実家で、役場の後輩が金剛山に登った帰りに、バーベキューを開いてもてなしてくれたんだそうです。鶴瓶さんから、今日のゲストは松坂桃李さんと聞いた女性陣は、『エェ~~、とおり、桃李!?』と目がハートに。その悲鳴の様な歓声を聞いた鶴瓶さん、『桃李 桃李って、うるさいな!』と(笑)。

一方の松坂さんは、『こんな所にも面白い人が居た!』という出会いを期待して、村で一番奥にある赤坂集落を目指すことに。そこで出会ったのは、金剛山に登った帰りという、堺市から来た田中さん。ご家族の話などを聞いていると、この先にはマスの釣り場があると教えられ、訪ねてみることに。

ここでちょっと一息、金剛山の「家族に一杯」。
 今日は、千早赤阪村から山登り。金剛山山頂の気温は、マイナス6度。でも、山頂の「売店」の中はストーブが焚かれ、登山客でいっぱいです。山頂での至福のひと時に頂く、本日の一杯は、温かい「きつねうどん」。週末だけの営業ですが、店のお母さん方はみな、登山口から1時間かけて登ってくるそうです(驚)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Skinny Love」(Birdy,バーディー)でした。

松坂さんは、すぐ近くと教えられたマス釣り場に向かいますが、田舎の急な坂道を登り、ヘトヘトに(汗)。そこで出会った中前さんの奥さんと娘さんが、松坂さんと分かると二人で抱き合い、『わぁ~~、うそぉ!』と、やはり目がハート(笑)。奥さんの喜び様を目の当りにしたご主人は、『お茶してもらおうか?』と、家に招き入れてくれることに。またしても、大そう立派なお宅に上がらせてもらうと、お爺ちゃんが趣味で彫っているという、フクロウの置物を見せてもらうことに。実はお爺ちゃん、数多くのフクロウを作っては、あっちこっちに配っているそうですが、話しのついでに一個、松坂さんも貰って帰ることに。ついでに、近所のログハウスの喫茶店でもフクロウの置物を置いてもらっていると、その店を紹介してもらうことが出来ました(笑)。

一方の鶴瓶さんは、日谷さんのお母さんに挨拶していると、そこに奥さんと、孫を抱いた娘さんがちょうど帰ってきてくれました。すると小さなお孫さんが、『まんまんちゃんする』と言い出します。大阪の小さな子供は、田舎の家を訪れると、まず仏壇にお参りする様に躾けられていて、それを『”まんまんちゃん”する』と言うそうです。ちなみに「まんまん」とは、お経の「なんまいだ~(南無阿弥陀仏)」の幼児語だそうです。そうすると、後ろの”ちゃん”は、『飴ちゃん』のそれと同じようなニュアンスでしょうか?(汗)。

次に松坂さんが訪ねたのは、中前さんからフクロウの作品を置いてもらっていると紹介された喫茶店、「ウッディ ハート」。この喫茶店では、地元の名産品なども販売していて、気になった松坂さんがフクロウの置物の値段を覗くと、なんと「11,500円」・・・(汗)。タダでその置物を貰ってきてしまった松坂さんは、後悔しきり(笑)。このお店は、建物自体は手作りログで32年になりますが、喫茶店はご夫婦が開業して20年くらいになるそうです。松坂さんは、お客さんで賑わう喫茶店にお邪魔して、美味しいコーヒーを頂きながら、ご夫婦に馴初めなどの話を聞きました。

鶴瓶さんは、山の奥の方から、木を切るチェンソーのエンジン音が聞こえたので、その人を探して山道を登っていくと、軽トラの中で爪を切っていた石橋さんと出会います。ガンで肺を切ってから身体も利かなくなり、造園業の仕事はやめて、今は手伝いで木を切っていると話す石橋さんは、なんと御年81歳(汗)。それを聞いた鶴瓶さん、『もう やめなはれ、ゆっくりしなはれ!』と怒鳴ります(笑)。南光師匠の生家を尋ねると、この下だそうですが、既に家は残っていないとのこと。お父さんが、娘と一緒に写真でも撮りたかったと話すので、お宅に伺うことにした鶴瓶さん。出て来てくれた娘の優子さんは、『一番は さんまさんのファンなんですけど』と言いながらも、鶴瓶さんに会えてとても嬉しいと、抱きついて喜んでくれました(笑)。そこにお母さんが、温かいコーヒーを持って出て来てくれたので、家の表でご家族に、日頃の暮らしぶりなど話を聞いていた鶴瓶さんですが、ついに寒さを堪え切れず、『もう帰らせてもらうわ!』と(笑)。最後、スタジオでは、絵本作家の石橋優子さんが、この日の喜びを絵にしてくれた作品が紹介されました。

再放送は、2月9日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

千早赤阪村の紹介ニュース(小野文惠アナウンサー)

鶴瓶さん

松坂さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 千早赤阪村の名物など

スイセン(水仙) テータテート(黄色) 3.5号苗

価格:388円
(2018/2/6 19:22時点)
感想(9件)

楠木正成(上) (中公文庫) [ 北方謙三 ]

価格:637円
(2018/1/11 09:07時点)
感想(14件)

▲ページTOPへ