鶴瓶の家族に乾杯 | 宮城県利府町(伊達公子さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年3月5日放送 震災から7年 伊達公子と宮城県利府町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、元女子プロテニス選手の伊達公子(だて きみこ)さん。京都府京都市出身の47歳。6歳の頃にテニスを始め、高校では1988年のインターハイで、シングルス・ダブルス・団体優勝の3冠獲得を達成。高校卒業後の1989年にプロ転向し、25歳で日本人女子選手では歴代最高の世界ランク4位になるも、26歳を目前に現役を引退します。その後、ドイツ人レーシングドライバーのミハエル・クルムとの結婚を経て、2008年に『若手に刺激を与えるため』と、12年ぶりに37歳にしてプロに復帰。それから46歳まで9年間、現役を続行しましたが、昨年(2017年)8月に、惜しまれつつ2度目の引退を決意します。

伊達さんの、現役時代のWTAランキング自己最高位はシングルス4位(現行システムでの日本人最高位タイ)、ダブルス28位。WTAツアー通算でシングルス8勝(日本人歴代2位)、4大大会で女子シングルス準決勝に3回・ベスト8入り6回は共に日本女子選手歴代最多記録。全豪オープン勝利(オープン化以降)・ウィンブルドン3回戦進出の最年長記録者と、記録を挙げればキリが無く、日本のみならず世界の女子テニス界のレジェンドです!

伊達さんが「家族に乾杯」に出演するのは、平成16年(2004年)11月27日の放送で、山形県遊佐町を旅して以来、14年ぶりのことです。今回の旅の舞台は、宮城県利府町。毎年、この時期の恒例となっている、東日本大震災の被災地を巡る旅。今年は、震災から7年目になります。昨年は、北島康介さんと「東松島市」を旅しました。利府町は、国の特別名勝「松島」のある松島湾内に位置することから、「八百八島」と称される島々に津波がぶつかり直撃は免れたものの、それでも浜田漁港などは大きな被害が出て、昨年末に新しい防波堤が完成したばかりです。伊達さんは、牡蠣が大好物ということで、今回の旅先に利府町が選ばれたとのこと。そこで鶴瓶さんと伊達さんは、浜田漁港にある「かき焼き処」を訪れ、鶴瓶さんのインスタグラムには、大量の焼き牡蠣を前にした二人の写真がアップされていますよ!(笑)。


メカブロケが行われたのは、平成30年2月9日(金)。利府町にある2つの漁港のうち、「須賀漁港」で待ち合わせた、鶴瓶さんと伊達公子さん。何時もなら、ゲストを放っておいて先に地元の人と話し込むのが鶴瓶さんの役目ですが、今回は先に伊達さんがワカメなどの海草加工場を見つけて話しかけ、後から鶴瓶さんが追いかけるという展開に!(笑)。しかし、テニスプレーヤーの伊達さんだとは気が付かない加工場の年配の女性は、掃除の手を休めることもなく、『今、仕事が終わったところ。あと10分くらい早く来たらワカメをボイルしてたのに、残念でしたねぇ~』と、そっけなく・・・(汗)。でも、『塩蔵ワカメだったら買っていっていいよ、売るくらいあるから!』と(笑)。そこに鶴瓶さんが到着すると、年配の女性陣の態度は一変、『鶴瓶さん来るんだったら、私きれいに化粧してたのに~』と。さすが、年増殺し?の鶴瓶さんです(笑)。

経営者の80歳になるという奥さんに自宅に誘われ、寄らせて貰うことにした鶴瓶さんと伊達さん。腰を痛くして休んでいるご主人や息子さんと出会い、ご夫婦の馴初め話や、ご家族の暮らしぶりについて話を聞きました。美味しく頂いたメカブは、オリーブオイルとごま油をちょっと入れるのが秘訣だそうです。

ここでスタジオから、利府町の自慢をビデオ紹介。紹介してくれるのは、ご当地キャラクターの「梨ん幹(なしんかん)戦士・ナシルバー」。利府の二大名物である、「利府梨」と「JR東日本 新幹線総合車両センター」から生まれた、スーパーヒーローです!(笑)。
 まず最初は、日本三景の「松島」。内陸に広く広がる利府町ですが、その町の一部は松島湾にも面しています。その松島で一際ユニークな場所が、「馬の背」。長さ200メートルの天然の桟橋です。利府町には、ナシルバーの他にも、利府町観光大使の「リーフちゃん」や、利府産の海産物PRキャラクターの「カッキーくん」「のりロボくん」「わかめがねさん」など、多くのゆるキャラが大集結しています!

鶴瓶さんと伊達さんは、伊達さんの大好物のカキにありつこうと、牡蠣の養殖が盛んなもう一つの「浜田漁港」を目指すことに。すると、”営業中”と看板の掛かったカキ小屋「かき焼き処」を発見! 。しかし人の気配は皆無・・・(汗)。裏手の工場で、牡蠣を剥いている人を見つけ話を聞くと、厨房でおにぎりを食べている大森さんが、牡蠣を焼いてくれるとのこと。大森さんを見つけ話を聞くと、なんと先の方がオーナーだそうです(笑)。牡蠣が焼き上がるまでの間、大森さんにご家族の話を聞くと、その都度『あのね~』と枕詞が付くので、ついに鶴瓶さん、『”あのね”抜きでお願いします』と(笑)。”あのね”を数十回くらい聞いていると、ようやく牡蠣が焼き上がりました!。熱々のカキを頬張った鶴瓶さんと伊達さん、満面の笑みで、『美味いわ~』『おいし~』と(涎)。値段を聞くと、1個が100円と格安ですが、さらに「焼カキ食べ放題」は、なんと30分で2千円だそうです。普通の人でも30分で30個くらい、多い人だと70個も食べるとのこと(驚)。

カキ小屋で伊達さんと分かれ一人旅になった鶴瓶さんは、利府名物の梨を求めて、車で山手の方へと向かいます。道沿いには梨畑が広がっていますが、畑に梨は一つも成っていません。その景色を見た鶴瓶さん、『もう無いわ・・・』と呟きますが、そりゃぁそうです(呆)。日陰の斜面には雪が残る、2月ですよ!?。梨の直売所が連なる県道8号線を車で走っていると、なぜか『豚足あります』という看板が目につき、気になった鶴瓶さんは、車を停めて降りてみることに。一軒の直売所「菅原梨園」(春日屋酒店)に立ち寄ると、この冬の時期でもちゃんと梨が売られていました。新しい品種で人気の「にっこり」は、大きな梨4個で1千円。試食させてもらうと、さすがにシーズン中の採りたての様なパリパリ感は残っていませんが、十分みずみずしく、逆に熟したような食感が味わえ、梨好きの鶴瓶さんも大満足な様子(笑)。菅野梨園で梨を栽培しているのは、83歳になるお爺さんと聞いた鶴瓶さんは、店の裏にあるご自宅に伺い、ご両親に話を聞くことに。冬の時期は、腰が痛いと言いながらもゴルフを楽しんでいるというお父さんは、とても83歳には見えず、お元気そうでした。

伊達さんは、震災から7年が経ち、被災地の子供たちが元気にスポーツに取り組む様子を見たいと、地元の小学校を訪ねてみることに。たまたま見つけた「利府小学校」に、伊達さんが一人で取材交渉に臨むと、さすが世界のDATE、すんなり撮影OKを貰うことが出来ました(笑)。校庭で体育の授業を受けている3年生のクラスを見学させて貰うことになった伊達さん、子供たちが赤白の2組に分かれ、数少ないボールを奪い合って自陣のゴールに多くの球を蹴り入れた方が勝ちというゲームに、一緒に参加することに。すると、白組に入った伊達さんは、さすが元プロスポーツ選手、絶対に勝つぞと勝つための作戦を練り、子供たちに指示を出すと、白組の子供たちは早くも勝ちを悟ったが如く、大きな勝ちどきの声をあげます。しかし結果は、7対6で、紅組の勝ちでした(笑)。

ここでちょっと一息、利府町の「家族に一杯」の時間です。
 日本三景「松島」の海で採れる冬のワカメは絶品。湾内で育てられている利府のワカメは、波にもまれてないので葉が柔らかく美味しいそうです。震災直後の津波の時も海に出ていたという漁師さんのお宅に伺い頂いたのは、本日の一杯、「ワカメのしゃぶしゃぶ」。採れたての茶色いワカメをお湯に潜らせると、手品の様に、あっという間に鮮やかな緑色に変わります。プリプリとした食感と、ふわっと広がる潮の香りがたまりません。

次に伊達さんは、テニスコートを探して、楽天の2軍の本拠地「楽天イーグルス利府球場」もある広大なスポーツ公園施設「十符の里パーク」(中央公園)を訪ねました。テニスコートもあって、雪かきが済んで使える状態にはなっていますが、寒い2月の平日の午後3時半、既にテニスをしている人は一人もいません・・・(汗)。そこで、室内プールにご夫婦で歩きに来ているという阿部さんと出会い、話を聞いていると、スポーツが盛んな「利府高校」が直ぐ近くと教えられ、きっとテニス部もあるだろうと、今度は高校を訪ねてみることに。

一方、鶴瓶さんは、県道沿いをブラブラ歩いていると、一台の車が停まり、降りてきた3人の女性に囲まれてしまいます(笑)。話を聞くと、祖母・母・娘(一番上の孫)の三世代だそうです。台湾に留学している娘が、旧正月の冬休みで一時帰国中に、家族旅行で松島の温泉に行く途中とのこと。ちょうどロケの直前に台湾では大きな地震があったばかりなので、鶴瓶さんは心配しますが、帰国中の彼女は難を逃れ、彼女の友人達も無事だったようです。しかし、台湾は大変な状況の様なので、東日本大震災の折には支援を頂いたことから、今度は私たちが返していきたいと話してくれました。

利府高校で取材許可を貰った伊達さんは、男子も女子もテニス部があると聞き、その部活動を見学しに校内へと入って行きます。さすがスポーツが盛んな高校らしく、出会う高校生らはみなハキハキとして、元気に『こんちは』と挨拶をしてくれます。中庭でテニスコートの準備をしている女子テニス部員を見つけた伊達さんは、『センターベルトが緩んでネットが高い!』、『センターベルトは真っ直ぐ立てる!』と、さっそく厳しく指導?。でも、部員の子らが『ボレーの仕方を教えて下さい』、『バックハンドのやり方を教えてください』とお願いすると、短く的確なアドバイスで、やさしく指導してくれました(笑)。生徒から、『世界で戦う際に、メンタルをどう保っていたんですか?』と質問されると、伊達さんは、『急に何かができるわけじゃないので、それがどんなに大きな試合でも小さな試合でも、同じことが同じように出来ることが必要なこと。小さな積み重ねを毎日やり続けることが、その先に繋がるので、私はいつも、プロセスを大事にしてやっていました』と、語ってくれました。最後、伊達さんがテニス部の女子生徒に、利府町内でおススメの場所を尋ねると、「イオン」だそうです(笑)。さすがにイオン以外でとお願いすると、『パンセのパンが美味しいよねぇ』という話になり、伊達さんはその店を探しに行くことに。

JR利府駅を訪れた鶴瓶さんは、駅前のバス停で、出発を待つバスの中から、可愛らしい女子高生に手を振られ、『鶴瓶さーん、乗っていきますか?』と声を掛けられると、思わず『乗りま~す!』と(笑)。乗ってから話しを聞くと、学生らは利府高校の生徒さんで、このバスは塩釜行だそうです。車内で立ったまま学生らと話をしていると、バスが出発するとのアナウンスがあり、後部座席に移動した鶴瓶さん、今度は前の席の女性に声を掛けます。この女性もてっきり学生だと思った鶴瓶さんは、震災当時は何年生だった?と尋ねると、女性は思わず『えぇ?』と(笑)。とても若く見えた女性は、実は3人ものお子さんがいるお母さんで、今から幼稚園に迎えに行く子供は、震災当時はお腹の中にいたそうです。

バスに乗っていた女子高校生のひとり、ソフトボール部のマネージャーをしていたという石井さんから、『家族に乾杯が大好きで毎週見ているお婆ちゃんを、バス停に呼びました』と聞かされた鶴瓶さん、彼女と一緒にバスを降ります。すると、バス停に出て待っていたお婆ちゃんは、バスから降りてきた鶴瓶さんに抱きつき、大喜び(笑)。彼女の両親は共働きで、1歳の頃から朝早くから夜遅くまで、お婆ちゃんの家で面倒を見て貰い、夜遅く迎えに来たお母さんと一緒に自宅に帰る生活を、17年間続けてきたそうです。今年小学6年生になる妹も、同じ様に1歳からお婆ちゃんに面倒を見て貰っているそうです。お婆ちゃんの手料理で一番好きなのは、お姉ちゃんも妹も、『ささみチーズ!』(笑)。幼稚園の送り迎えに、朝御飯から夕御飯まで毎日作って食べさせてくれたお婆ちゃんには、感謝してもしきれないと石井さん(涙)。今回こうして、鶴瓶さんをお婆ちゃん家に招くことが出来て、とてもよい祖母孝行が出来たのではないでしょうか?。

パンが大好きで、自分でも恵比寿でパン屋「フラウクルム」を開いているという伊達さん。女子高校生おすすめの、石窯パン工房「Pensee(パンセ)」を訪ねました。一番人気は、「塩バターパン」(税込129円)だそうです。塩バターパンとカレーパンを選んだ伊達さんは、店内の一角にあるイートインスペースで頂くことに。コーヒーの無料サービスに、キッズコーナーもあって、子供連れのお母さん方で店内はとても賑わっています。3人の子供を連れたお母さんに話を聞くと、震災当時は隣の多賀城市で津波に襲われ、車から走って逃げて金網によじ登った所で津波が押し寄せ、胸まで水に浸かった状態で2~3時間経った頃、ようやく地元の人に助けられ、一晩泊めてもらって生きのびることが出来たそうです。幾つもの偶然が重なって助かったことから、『まだ死ぬ時期では無かったということだね、これからは自分の好きなことを頑張ってやっていこうね』と、子供たちと話しをしたそうです。今でも、世界で大きな地震が起きたりすると、子供と当時のことを振り返りながら、あの時支援してもらった台湾の人達にも恩返しがしたいという話をすると、教えてくれました。

再放送は、3月9日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

利府町の紹介ビデオ

鶴瓶さん

伊達さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 利府町の名物など

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