鶴瓶の家族に乾杯 | 岐阜県恵那市(佐藤健さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年4月9日放送 半分、青い。SP 佐藤健と岐阜県恵那市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の佐藤 健(さとう たける)さん。埼玉県岩槻市(現・さいたま市岩槻区)出身の29歳。高校2年時に初めて訪れた原宿でスカウトされ、早々と2006年には俳優デビュー。2007年には、平成仮面ライダーシリーズ第8作『仮面ライダー電王』の野上良太郎(電王)役で初主演し、同年8月公開の同映画でも初主演。2012年8月公開の主演映画『るろうに剣心』がヒットし、続編も作られて、知名度を不動の物とします。この4月からスタートした、2018年度上半期のNHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』では、主人公の楡野鈴愛(にれの すずめ、ヒロイン=永野芽郁さん)の幼馴染、萩尾律(はぎお りつ)役を演じています。

佐藤さんは若いのに、「家族に乾杯」に出演するのは今回が3回目。平成26年(2014年)9月放送の「滋賀県大津市をぶっつけ本番旅」では、比叡山で阿闍梨(あじゃり)さんと出会ってありがたいお言葉をもらい、平成28年(2016年)10月放送の「京都府京都市のぶっつけ本番旅」では、就職活動中の大学生を応援したいと鶴瓶さんの母校「京都産業大学」を訪ねました(笑)。今回の出演は、新番組の朝ドラ『半分、青い。』の番宣も兼ねてですね!

今回の旅の舞台は、岐阜県恵那市。岐阜県の南東部の県境に位置し、長野・愛知両県に接していて、名古屋駅からは電車で1時間ほど。まさに、朝ドラの主人公・鈴愛の出身地として設定されている、岐阜県の「東濃地方」にあります。そして、朝ドラでもメインのロケ地となっているのが、岐阜県恵那市にある岩村町です(旧・恵那郡岩村町は2004年に合併して現在は恵那市岩村)。「家族に乾杯」の収録が日曜日だったということは、ひょっとして、朝ドラの撮影の合間のロケだったかもしれませんね。岩村町は、朝ドラの設定とも重なる、古きよき日本の農村風景を今に残しながら、「岩村城跡」など地江戸時代の面影を残す町並みが魅力です。


飛び石ロケが行われたのは、平成30年3月18日(日)。鶴瓶さんと佐藤さんは、朝ドラ『半分、青い。』のロケ場所としても使われた、岩村駅の裏手にある「岩村学童クラブ」近くの一色川に置かれた「飛び石」で待ち合わせをしました。主人公”鈴愛”の片耳が悪くなり、この飛び石を渡る際にフラっとなるシーンを撮影した場所だそうです。佐藤さんは、こうしたロケ地を再び訪れ、恵那の人々に直接お礼を伝えたいのと、恵那の魅力をアピールしたいと、恵那市を旅先に選んだそうです。

出会った鶴瓶さんと佐藤さんが、一色川の土手で立ち話をしていると、近所に住む安藤さんが、様子を見に近づいてきました。この辺り一帯の管理を、30年間もボランティアで続けているそうです(後日小野アナウンサーが調べた所、「20年間」の間違いだったと判明・・・)。一色川は、今は飛び石で渡れるとても小さな小川ですが、昔は度々氾濫して、2軒の家や安藤さんの車庫などが流されたそうです。そこで、県が河川敷公園として整備してくれたのを機に、ボランティア精神が旺盛な自分が、自発的に一帯の管理をしているんだとか(汗)。安藤さんによると、市内のあちこちに置いてある「竹の杖」は、みな安藤さんによる無償の手作りで、その数はなんと累計2万4千本。岩村は、岐阜のお宝に溢れていて、こんな小さな町なのに上下水道は完全完備、町には電柱が一本も無いと自慢します。その話を聞いた鶴瓶さん、目の前に立ち並ぶ電柱を見つけて、『ありますやんか、見えてませんか?これ!』と指をさし、大いに疑問を抱きます。実は、重要伝統的建造物群保存地区に指定された区域内だけの話でした(笑)。また、1001体もの金の仏像が安置された「石室千体仏」があり、7年目毎にご開帳されるそうです。前回は2012年でしたが、朝ドラ『半分、青い。』の放送に際して、今年の4月22日(日)~5月6日(日)までご開帳されるそうです。

今回は3回目の出演となるベテランゲストの佐藤さんですから、二人は早々に別れることに。とは言え、まず向かう先は、岩村駅前から東に伸びる岩村町のメインストリート。結局、先に行く鶴瓶さんを遠目に追いながら、同じ道を、同じ様に安藤さんに貰った竹の杖を突きつつ、歩き出した佐藤さん。しかし、暫くすると前を歩いていた鶴瓶さんは、岩村駅前にある料理屋「かわい」のお嫁さんと出会い、その店の方向へと曲がって行ってくれました(笑)。

ここでスタジオから、恵那の「半分、○○。」な物をビデオ紹介。
 まずは、市内を走る「明知鉄道」。およそ25km、長閑な田園風景を楽しむことが出来ます。明知鉄道では週6日、1日一本、季節ごとの料理を楽しむことが出来る食堂車が連結。つまり、『半分、列車。』『半分、食堂。』(笑)。
 次は、山間の山岡地区で作られている「細寒天」。海の恵みである天草をトコロテン状にして、冬場に2週間ほど外で干すと、ヒモの様に細い細寒天ができます。朝晩の寒暖差が大きいという山の恵がもたらす、山岡地区の特産品です。つまり、『半分、海の恵み。』『半分、山の恵。』。
 最後、明智地区は、大正時代に生糸の生産が盛んで、交通の要衝として栄えてきました。当時”モダン”と呼ばれた雰囲気の町並みを、今でも残していることから、「日本大正村」と親しまれています。つまり、『半分、平成。』『半分、大正。』。

一人旅になった佐藤さんは、岩村本通りに入ると、さっそく五平餅を売っている「あまから 岩村店」を見つけました。恵那で一番美味しい五平餅を食べたいと思っていた佐藤さんですが、せっかく最初に見つけたお店なので、一本頂いてみることに。クルミが入っていて、とても美味しいそうです(笑)。次に見つけたのは、焼栗を売っている「やまとや」さん。店先で座っていたお爺ちゃんの呼び込みに釣られ立ち寄った佐藤さん、山栗を焼いていたお婆ちゃんから一袋買うことに。

次に佐藤さんが出会ったのは、ちょうど一軒のお宅から小さな子供二人と出てきた服部さん親子。これから近くで開催されているクラフト展を見に行くそうなので、一緒に付いていくことに。途中、佐藤さんは洋品店「やすだや」の店先でご主人から、この店で撮影が行われたと声を掛けれます。奥さんから「おしゃれ木田原」だと教えられた佐藤さん、そういえば鈴愛の友達の菜生ちゃん(奈緒さん)の実家のシーンをこの店で撮影したと思い出しました(笑)。

続いて呼び止められたのは、民芸品店の「あしざわや」さんの店先。奥さん曰く、『ドラマの撮影でここの前をあんたが通ったんよ、その時 あんたとあたしはね、目があったんよね』と・・・(汗)。店内に飾られていた180年前のお雛様を見せてもらった佐藤さん、そこに居たお孫さんに、ついに邪魔になったのか、安藤さんの杖をあげてしまいました(笑)。この日はお祭りで、歩行者天国になっていた商店街は、先ほどまではさほど混雑していなかったのですが、佐藤さんが「あしざわや」から出てくると、とうとう大勢の観光客らに囲まれてしまい、佐藤さんも撮影スタッフも身動きが取れない状態に・・・(汗)。人混みをかき分け辿り着いたのは、甘味処の「かんから屋」さん。商店街でのドラマの撮影の際に、待ち時間の間、ここで待たせてもらったそうです。佐藤さんは、お客さんで溢れ返る店内で、観光客の皆さんと一緒に、この店の名物「かんから餅」を頂きました。

一方の鶴瓶さんは、道で出会ったお嫁さんに案内してもらい、割烹・和風レストラン「かわい」を訪ねることに。珍しい店名と不思議がった鶴瓶さんですが、着いてみると、和風レストランの裏手には座敷を沢山構えた別の割烹店が併設されていて、2種類の営業形態を持つとても大きな料理屋さんでした。鶴瓶さんが頂いたのは、お嫁さんオススメの「カツ丼」。卵とじのかつ丼ではないソースかつ丼ですが、名古屋や信州のとも違っていて、とても美味しいそうです。

食事が済んだ鶴瓶さんは、割烹の別の座敷にいた丸山さんご一家を見つけ、話を聞くことに。お父さんは喉の手術をしたばかりで声が出せませんが、バイクが趣味だと手振りで教えてくれました(笑)。その後、店の表に出た鶴瓶さんは、挨拶に出て来てくれた店のご主人と先代の二人に、店のことや家族の暮らしぶり等について話を聞きました。

かんから屋で、それまで付き合ってくれた服部さん親子にお餅をご馳走した佐藤さんは、大勢の観光客から逃れるべく、結局クラフト展には付いて行かず、ここで別れることに。そこで次は、朝ドラの方言指導の尾関先生から聞いていた、「恵那峡」に行ってみることにします。おみやげ・御食事処「榮屋」の店先で、また五平餅を売っているコーナーを見つけた佐藤さんは、再び五平餅にチャレンジすることに。木曽路生まれという女性から、唯一覚えた大阪弁だと『一本、150万円』と聞かされた佐藤さん、『最も世界で古いギャグですね』と返します(笑)。食べてみると、どこの店の五平餅もビミョーに味は違いますが、結局それぞれに美味しいということが分かったそうです。そこで、「恵那峡遊覧船」がもうすぐ出発と知らされ、走って改札に向かうと、なんと出発1分前(汗)。すんなり撮影許可は貰えましたが、支払いは後にして、まずは先に乗って下さいと急かされます。しかし、せっかく乗り込んだ遊覧船ですが、他の観光客はみんな外の景色を見ていて、佐藤さんは話しかけることも出来ません(汗)。

鶴瓶さんは、割烹「かわい」の若奥さんから、長男のママ繋がりで、お酒好きで酒蔵に嫁に入った人がいると聞いて、「岩村醸造」を訪ねることに。ご主人夫妻に話を聞いていると、ビール党の奥さんから、出身地の中津川よりも岩村の方が水は美味しいと聞いた鶴瓶さん、酒は我慢して、仕込み水を頂くことに(笑)。その後、店先で先代ご夫婦と若夫婦揃って、酒蔵経営のことや、家族の暮らしぶりについて話を聞きました。

ここでちょっと一息、岐阜県恵那市の「家族に一杯」。
 今日お邪魔したのは、明知駅道に乗ってやってきた山岡駅にある、「かんてんかん」。寒天資料館と寒天を使用した料理が頂ける飲食店が併設され、寒天のお土産物なども販売されています。ここで頂く本日の一杯が、「寒天ラーメン」。麺は山岡地区の名産、細寒天で作られていますので、とってもヘルシー。具材を併せても、一杯が150キロカロリーしかありません。さらに水で戻して直ぐに食べられるので、あっという間に出来て、環境にも優しい!。ナレーションの常盤貴子さんも、『今日はお代わりしちゃおうかな!?』と(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「ジョアン(JOANNE)」(レディー・ガガ)でした。

恵那峡を後にした佐藤さんは、新たな出会いを求めて車で移動していると、道端で井戸端会議をしている御婦人方を見つけ、声を掛けてみることに。すると、今度「黒田歌謡教室」のカラオケ発表会があると、そのポスターを見せてくれました。立ち話も何なので、すぐ下に古民家を改築した喫茶店があるからと、古民家カフェ「Build a bridge」に場所を移して井戸端会議を延長、女子会を続けることに。古民家カフェのコタツに、佐藤さんと並んで一緒に入った、30年来の幼馴染という熟女4人組、健ファンの羨む声が聞こえてきそうです・・・(汗)。話しを聞く立場の佐藤さんですが、逆に女性陣に根掘り葉掘りインタビューされてしまいます(笑)。この店のオーナーは、若くて可愛らしい愛さん。古民家をひとりで2年がかりで片付け、自分のイメージで家具や調度品などを揃えて、ようやくオープンに漕ぎつけたそうです。その話を聞いた佐藤さん、『すべてに心配りが行き届いていて、(オーナーが愛さんだけに)愛が感じられます』と(笑)。

一方の鶴瓶さんは、恵那駅近くの住宅街を歩いていると、オシャレした女の子を連れた若いご夫婦と出会います。これから恵那文化センターで、彼女のピアノの発表会があるので、家族揃って出かけるところだそうです。頑張ってと見送った鶴瓶さん、ちょうど一緒に居た向かいのお宅の年配のご夫婦に、暮らしぶりなど話を聞きました。その後、道で自転車に乗った男の子に出会った鶴瓶さん、自宅を尋ねると、「オクムラ楽器」だそうです。今日お父さんはピアノの発表会に行っていると聞いて、先ほどの女の子の発表会と、偶然にも話が繋がりました。楽器店に伺い、お母さんとお婆さんに会って話を聞くと、お父さんは鶴瓶さんと同じ京都産業大学の出身だそうです。息子さんも、3時からの部でエレクトーンを弾くと聞いた鶴瓶さん、こんなことしている時間は無いと、一緒に文化センターに向かうことに。文化センターに行くと、先代のお爺さんとお父さんのほか、お父さんの兄弟やその子供たち、後から駆けつけたお母さんも合流し、鶴瓶さんは「家族に乾杯」らくし大家族に囲まれて、いろいろな話を聞くことが出来ました。

佐藤さんは、女性陣の歌声が聞きたいと、一緒に馴染みのカラオケ喫茶「Join」に行くことに。まずは神原さんが、ペギー葉山の「おもいでの岬」を熱唱。すると店のマスターも、山川豊の「黄昏」を歌ってくれました。大音量のカラオケの最中、佐藤さんには横から、『”青い山脈”って分かります?』との耳打ちする声が・・・(汗)。女性に肩を押さえつけられ、『健くんも一緒に歌って欲しいの~』と言われ、とうとう逃げられなくなってしまった佐藤さん、皆さんと一緒に「上を向いて歩こう」を歌うことに(笑)。それを見ていた鶴瓶さん、『勝手に歌うなって、事務所が怒るでぇ』と大笑い!。歌い終わるとマスターから『95点です』と評された佐藤さんの歌唱力、いやいや、さすがのレベルでした!。後日、女性陣に佐藤さんと出会った感想をインタビューした映像が、最後にスタジオで紹介されました。佐藤さんに出会った翌日は、浮かれすぎてご飯を炊くのを忘れたとか、孫から『お婆ちゃんだけズルい』とか『手を洗っちゃだめ』と言われたりしたと、楽しい思い出を語ってくれました(笑)。

再放送は、4月13日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

恵那市の「半分、○○。」な物を紹介

鶴瓶さん

佐藤さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 恵那市の名物など

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