鶴瓶の家族に乾杯 | 茨城県常陸太田市(渡辺直美さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年4月16日放送 世界の渡辺直美登場!茨城県常陸太田市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、お笑いタレントの渡辺直美(わたなべ なおみ)さん。茨城県石岡市出身の30歳。幼くして両親が離婚し、貧乏な幼少時代を過ごしたそうです。中学卒業後はアルバイトをしながら貯金をためて、18歳でNSC(吉本総合芸能学院)東京校に入学(12期生、同期にはジャングルポケット等)。2度のコンビ解散からピン芸人として活動を始めた2008年に、ビヨンセのモノマネで注目を集めると、『笑っていいとも』にレギュラー出演し、一気に知名度を上げました。2017年7月にはTBSテレビの連続ドラマ『カンナさーん!』で連ドラ初主演を果たし、現在はNHK『土曜スタジオパーク』や、日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン~ゴチになります!~』に、レギュラーとして出演中です。

渡辺直美さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。旅の舞台は、茨城(いばらき)県の常陸太田市(ひたちおおたし)。茨城県の北東部にあって、北端は福島県に接しています。NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロイン・谷田部みねこ(有村架純ちゃん)の出身地、「奥茨木村」の近くですね!。県庁所在地の水戸市からは、20キロほど北に位置し、徳川光圀公が晩年を過ごした「西山荘(西山御殿)」や、水戸徳川家歴代藩主の墓所である「瑞龍山」(ずいりゅうさん)などの名所が有名です。鶴瓶さんと渡辺さんは、「鯨ヶ丘商店街」で目撃されており、渡辺さんは「くじら屋」で鯨ヶ丘名物の”くじら焼”を堪能したらしいです。その後、「佐竹高校」を訪ね、高校生らとバレーボールを楽しんだとか!(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年3月9日(金)。「金井町児童公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと渡辺さん。生憎の雨模様に鶴瓶さんが嘆くと、渡辺さんは、自分は”超晴れ女”ですが、マネージャーが”超雨女”だと・・・。でも、家族に乾杯のロケって、本当に雨の日が多いですよね。なのできっと、鶴瓶さんが”雨男”なのでは?(汗)。茨城県出身の渡辺直美さんは、2013年から3年間、同郷の綾部祐二さんと一緒に、「茨城県宣伝隊長」を務めたのですが、2012年に「魅力度ランキング」で47都道府県中で46位だった茨城県は、渡辺さんが宣伝隊長を務めた間、3年連続で最下位になってしまい、本当にショックを受けたそうです(笑)。実は、茨城県はその後も最下位をキープし続け、現在のところ5年連続最下位です(汗)。そこで渡辺さんは、自分自身が茨城の魅力をもっと知って、たくさんの人にその魅力を伝えたいと、渡辺さんもあまり行ったことがない常陸太田市を、今回の旅先に選んだそうです。

公園の東屋で、雨宿りすることにした鶴瓶さんと渡辺さん。鶴瓶さんは、渡辺さんと「笑っていいとも!」で共演していた当時、『もっと痩せた方がええんちゃうか?』と思っていたそうですが、どんどん太り続け、今や103キロ(汗)。とはいえ、ちゃんと動けて、どこも痛いところが無いので、『今がベスト体重ですね』と渡辺さん(笑)。二人は、ちょうど通りかかった地元の女性二人を呼び止め、茨城談義に花を咲かせます。茨城県は、魅力度ランキングは最下位ですが、住むといい所で、メロンやレンコン、乾燥芋(干しいも)の生産量は全国1位。納豆も有名です。常陸太田の名物といえばうどんで、「いづみや」さんが有名だそうです。

公園を後にした鶴瓶さんと渡辺さんは、町を歩いていると「鯨ヶ丘商店街」に出ました。すると、空き店舗を利用した「鯨ヶ丘ギャラリー」に、お雛様が飾ってあるのを見つけます。近づいてよく見てみると、ただのお雛様ではありません。「おもしろ雛」だそうで、”シェイプアップとバストアップしている雛人形”(平成26年作品)や、早くも先の平昌オリンピックで銀メダルを獲得した”カーリング女子雛”(平成30年作品)が飾られていて、”もぐもぐタイム”の様子も再現されていました(笑)。誰が作ったのかと辺りを見まわすと、2軒隣りにあったアンティークギャラリー「花てまり」の店先にも、同じ様なお雛様の作品が飾られているのを見つけ、話を聞いてみることに。すると、ここの店主の杉森さん夫妻が作っている作品だそうです。最初のきっかけは、町が寂しくなってきたからと平成23年に奥さんが立ち上げた「女子会」で、平成24年の雛祭りに、奥さんが店の着物の端切れを使って、その様子を模したお雛様を作ったそうです。すると、それを見ていたご主人、もっとロマンチックな作品がいいと、自転車に乗った男女を模した「春風の二人」という作品を作ったそうです。それから、だんだん凝り始めて、今のような「おもしろ雛」になったとか。作品の基になっている雛人形は、10年前に商店街に寄付されたもので、バラバラになったり色あせたものを、杉森さんらが手を加えて作品に仕上げているそうです。その後、二人は店に寄らせてもらい、ご夫婦に店のことや暮らしぶりなど、いろいろ話を聞かせてもらいました。ちょうど「おもしろ雛」のネタを探していた杉森さん、これ幸いと後日、鶴瓶さんと渡辺さんのロケの様子を作品にしてくれました。なんと、鶴瓶さんのお内裏様(男雛)は、頭の毛が抜かれてしまっていて・・・(笑)。

ここでスタジオから、仕事も見た目もスケールがでっかい渡辺さんにちなんで、「常陸太田市の魅力MAX!ビッグなもの」をビデオ紹介。もう、茨城に魅力がないなんて言わせません!(笑)。
 まずは、「飛び出せ!ビッグジャンプ」。高さ100メートルの竜神大吊橋で大人気なのが、高さ日本一の「バンジージャンプ」。体重105キロまで大丈夫なので、直美さんでも飛べます!(笑)。
 続いては、「ビッグスターに会える!」。レトロな煉瓦造りの建物「旧町屋変電所」は、朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、聖火リレーのロケ地に使われました。また、市内にある林では、昨年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で、瀬戸村の長老・甚兵衛が直虎に『木を伐った後は植林しないと山崩れする』と教え、「甚兵衛の松」と称された、あのシーンが撮影されました。また、2009年に鶴瓶さんが初主演を務めた映画「ディア・ドクター」も、常陸太田市がロケ地です。
 最後は、「72年に1回?ビッグな祭り」。東金砂神社西金砂神社、二つの神社で72年に1回行われる祭りが、「磯出大祭礼」です。五穀豊穣祈願のため、一週間かけて75キロの道のりを歩きます。平安時代から続く祭礼ですが、なぜ72年に1回なのかは不明だそうです(汗)。次回は、なんと2075年の開催なので、渡辺さんは87歳、鶴瓶さんは123歳、ぜひ見に来てくださ~い!(笑)。

次は、先に地元の人に紹介されたうどん屋に行こうと思っていた鶴瓶さんと渡辺さんですが、杉森さんの奥さんの案内で、近所の「昇龍」に伺うことに。とんねるずの「きたなトラン」に出てきそうな、古くからあるこじんまりした中華料理屋さんです。厨房で料理してくれるのは、”見た目はコワイが心優しいお父ちゃん”で、なんと84歳だそうです(驚)。杉森さんオススメのタンメンは渡辺さんが、”気風のイイお母ちゃん”のオススメで『だいたい美味しい』という五目そばを鶴瓶さんが頂くことに。料理が出来るまでの間、出してもらったのは、封筒の上で乾かしてあった干し芋。干し芋は嫌いだと言っていた鶴瓶さんですが、とても美味しい干し芋で、手が止まりません(笑)。タンメンと五目そばを頂きながら、ご夫婦に、馴初め話など話しを聞きました。

食事を済ませた鶴瓶さんと渡辺さんは、ここで別れることに。ひとりになった渡辺さん、『お腹はいっぱいなんで、どうしよう?』と悩みながら商店街を歩いていると、『あっ、甘い物があるじゃない』と、「くじら屋」さんを訪ねることに!。すると買うどころか、お店の人がいる目の前で、先のお客さんから一個「くじら焼き」を分けてもらった渡辺さん、『餡子がパンパンに入っていて、美味しぃ~』と(笑)。くじら屋は、鯨ヶ丘商店街の無料休憩所も兼ねた町おこしの店として16年前にオープンして、今の店主の圓佛さんが3代目。鯨ヶ丘が大好きで、たまたま店を訪ねたたら、先代の店主から『今日で店を閉める』と聞かされ、つい『私が継ぎます!』と言っちゃったそうです(汗)。

一方の鶴瓶さんは、かつて自身が主演した映画「ディア・ドクター」(2009年公開)を撮影した、西河内中町へと向かいます。すると当時、休憩時間によく立ち寄っていたギャラリー「杜の詩」を見つけ、訪ねてみることに。オーナー夫妻は、当時の鶴瓶さんのことをよく覚えてくれていました。お二人に話を聞くと、ご主人は元は映画の手書きの看板を描いていたそうですが、コンピュータの時代になったのを機に、山の中に籠って喫茶店でもやろうと、この店をオープンしたそうです。ギャラリーの作品はご主人が作り、食事作りとディスプレイは奥さんの担当で、どうやらご主人は奥さんに頭が上がらない様子(笑)。

渡辺さんは、くじら屋で一緒になったお客さんから、店内で展示販売されている「河合のほうき」を紹介されました。この箒(ほうき)は、常陸太田市の河合地区で作られている100年以上続く伝統工芸品ですが、職人さんが皆高齢になってしまい、伝統を守るべく後継者の育成に取り組んでいるそうです。店内には、大小様々な箒が飾られていて、あまりに小さい箒もあって、何に使うのかと疑問に思った渡辺さん。圓佛さんに尋ねると、箒には安産の守り神とされる「箒(ははき)神様」が宿っていて、縁起がいいものとされ、小さな箒をストラップにしたり、わざと穂を付けたままで御目出度い飾り物にしたりもするそうです。長柄の座敷箒を一本買うことにした渡辺さん、『45万円ですって言われたらどうしよう』と心配しますが、なんと6千円だそうです!。

鶴瓶さんは、「杜の詩」で出会ったフェルト作家の大村由紀子さんを訪ねて、古民家アトリエ「羊のわ」にやってきました。アトリエに上がらせてもらい、飾られていた猫の作品を見た鶴瓶さん、まるで生きている本物の猫に見えるその作品の出来栄えに、ビックリさせられます(驚)。大村さんはアトリエで教室も開いていて、大勢の生徒さん達が作品作りに取り組んでいました。多くの生徒さんたちは、自分が飼っている猫や、もと飼っていた犬を作りたい、といった思いで教室に通って来るそうです。

ここでちょっと一息、茨城県常陸太田市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、山間の赤土地区。4世代が暮らす一軒のお宅にお邪魔すると、台所でお母さんがお蕎麦を打っています。この辺りは昔から蕎麦の栽培が盛んで、お婆ちゃんが打っているのを見て、自分も作りたいと覚えたんだとか。そして、この辺りで受け継がれている伝統的な蕎麦の食べ方が、熱いけんちんで冷たいお蕎麦をさっぱり頂く、「つけけんちんそば」。家族みんなが揃った時には、きまってこのお蕎麦なんだそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「I'm Not The Only One」(サム・スミス)でした。

渡辺さんは、圓佛さんの車に乗せて貰い、近くで箒を作っている石川さんのお宅に連れて行ってもらうことに。実は圓佛さん自身も、「ほうきの伝統守ろう会」のメンバーで、自宅で箒を作っているそうです。会の人達の箒作りはまだ勉強途上で、作っているのは自宅ですが、昔職人さんだったお年寄りのお宅に行って、箒作りを習っているとのこと。でも、石川さんは自宅の裏でほうき草も栽培していて、締め紐は自分たちで草木染した手作りという、こだわり様。圓佛さんから、石川さんは箒だけでなくヨーグルト作りも名人と聞かされた渡辺さん、目をキラッキラさせていると、その手作りのヨーグルトを頂けることに。豆乳と麹から作ったヨーグルトに、自家栽培のブルーベリーが入っていて、天下一品の味だそうです。次に、作業している座敷で箒作りを体験させて貰うことになった渡辺さん、なかなか力の要る作業らしく、思うように上手くは作れませんでしたが、石川さんに手伝ってもらい、なんとかミニチュアの箒が完成!。それを手伝ってくれた石川さんにプレゼントしようとした渡辺さんですが、丁寧に断られてしまいました(笑)。

10年ぶりに映画の撮影地を訪ねた鶴瓶さん、地元の人達に『キャーキャー』と歓迎されると思いつつ、当時お風呂に入らせてもらっていたお宅を思い出して訪ねると、いきなり『カメラは止めてもらっていいですか』と、開けた戸を半分ほど閉められてしまった鶴瓶さんでした(笑)。鶴瓶さん演じるニセ医者の診療所として使われていた「西河内集会所」から下の道に降りると、何事かと様子を見に来た近所の「根本幸男商店」のお婆ちゃんと出会います。お婆ちゃんを含め、この辺りの人は、ほとんどが映画に出演したんだそうですが、この10年間で人はだいぶ減り、空家がとても増えてしまったそうです。ただ、映画にも出た菊池さんの家だったら、鶴瓶さんを歓迎してくれるだろうから、訪ねてみればいいと教えてくれました。

とにかく歓迎されたい鶴瓶さんは、期待を胸に西河内上町にある菊池さんのお宅を訪ねます。ところが、ここでも通り一辺倒の立ち話で、用が済んでしまいました。帰り際、お婆ちゃんからお茶でもと誘われた鶴瓶さん、このままじゃ帰れないと、家に上がらせてもらうことに(笑)。お婆ちゃんと暫く話をしていると、佐竹高校に通っているという孫のお姉ちゃんと、佐竹高校を受験して結果待ちという弟さんが帰ってきました。二人とも映画に出演してくれたそうで、ようやく当時の思い出話に花を咲かせることが出来た鶴瓶さんでした(笑)。

渡辺さんは、石川さんから人が大勢居るからと教えられた直売所、常陸太田物産センター「こめ工房」を訪ねることに。すると、お客さんは全然いませんが、スタッフの女性が大勢出てきて、『キャーキャー』と大騒ぎに!。その様子をスタジオで見ていた鶴瓶さん、『俺もこれを待っていたんや!』と(笑)。娘が渡辺さんの大ファンだという永田さん、スマホのテレビ電話を使って、佐竹高校に居る娘さんを渡辺さんに紹介してくれました。電話の向こう側にいる、女子高校生たちのハイテンションぶりを目の当たりにした渡辺さん、お客さんのいない直売所は諦め、佐竹高校に行ってみることに!。

茨城県立「佐竹高等学校」を訪ねた渡辺さん、永田さんの娘さんと出会い部活動のことを尋ねると、今日は雨だから体育館だったらバレー部が練習しているはずと教えてくれました。中学生時代、バレーボール部の部長をしていたという渡辺さん、ちょうどいいと体育館へ向かいます。体育館で、女子バレー部の生徒たちと顧問の森先生に迎えられた渡辺さん、レシーブ組とトス組に分かれ、先生のスパイクを受けながら、グルグル回るという練習に参加させてもらいました。ところが2週目にして、早くも息絶え絶えの渡辺さん。『楽しぃ~』と顔は笑っているんですが、肩は激しく上下しています(笑)。練習後、生徒さん達に将来の夢を尋ねると、一人の子が、音楽関係で裏方の照明や音響の仕事をやりたいと。そこで渡辺さん、彼女に撮影スタッフの照明役を体験させてあげたうえで、『これでNHKに紹介してもらえるから、紅白で照明をバチバチやっちゃいなよ!』と(笑)。

再放送は、4月20日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

常陸太田市の魅力MAX!ビッグなものを紹介

鶴瓶さん

渡辺さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 常陸太田市の名物など

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