鶴瓶の家族に乾杯 | 千葉県銚子市(泉ピン子さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年5月14日放送 笑いと涙の初登場! 泉ピン子と千葉県銚子市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の泉ピン子(いずみ ピンこ)さん。東京・銀座の生まれで70歳。両親が浪曲師で、牧伸二氏に師事し歌謡漫談家としてデビューした異色の経歴を持ちます。しかし、なかなか売れずに長い下積み時代を経て、ようやく30代半ばにして1983年度のNHK連続テレビ小説『おしん』の母親役に抜擢されると、女優として高い評価を得ます。同作の脚本を書いた橋田壽賀子さんにも高く認めれ、以降、『渡る世間は鬼ばかり』など橋田作品に数多く出演を重ね、現在のベテラン女優としての地位を築きました。

現在、NHKの大河ドラマ「西郷どん」には、”本寿院”役で出演中です。江戸幕府の12代将軍・徳川家慶の側室で、13代将軍・徳川家定(又吉直樹さん)の生母であり、先に「家族に乾杯」にゲスト出演した北川景子さん(4/2放送「鹿児島県指宿市のぶっつけ本番旅」)が演じる篤姫が家定に嫁ぐので、北川さんとピン子さんは”嫁と姑”の関係になります!。

意外や意外、泉ピン子さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。鶴瓶さんとピン子さんは、新幹線ホームで抱き合い、胸をまさぐり合う仲なのに!?(笑)。旅の舞台は、千葉県銚子市。千葉県の北東部、関東地方の最東端となる「犬吠埼」のある場所で、全国屈指の漁港の町です。昨年末、ピン子さんがNHK「ファミリーヒストリー」に出演した際に、曽祖父の代では銚子で漁師をしていて、祖父が銚子から銀座に移り住み、鰻屋を始めたらしいことが分かっています。そこでピン子さん、自分のルーツである銚子を、一度じっくり歩き回ってみたいと、今回の旅先に銚子市を選んだそうです。


ロケが行われたのは、平成30年4月6日(金)。銚子電気鉄道の「外川駅」(とかわえき)で待ち合わせた、鶴瓶さんと泉ピン子さん。ピン子さんは、3つ手前の「海鹿島駅」(あしかじまえき)から電車に乗り、鶴瓶さんの待つ外川駅へ向かいます。海鹿島駅で、電車を見学に来ていたうさぎ組のピンクの帽子を被った園児らと出会い、『私もね、ピンクさんっていうの』などと冗談を言っていると電車が到着しますが、ワンマン電車なので後方のドアが開かずに、大慌てのピン子さん(笑)。電車を降りる際も、運賃の支払い方が分からず、一番先に電車を降りたのに、結局ほかのお客さんを全員見送ってから、おつりを貰う羽目に(汗)。その代わり、たまたま改札の横で見つけた名物「ぬれ煎餅」を買うことができました。「ありがとう駅」との愛称(ネーミングライツ)が付けられた外川駅は、鶴瓶さんが『NHKが作ったんちゃう?』と疑うほど、大正12年に建てられた当時の雰囲気をそのまま受け継ぐ、まるでセットの様な趣のある駅舎です。

外川駅で出会った鶴瓶さんとピン子さん、駅前のベンチに座り、旅の目的などを話していると、どんどん人が集まってきました(汗)。近くのバック工場の人に誘われたピン子さん、そろそろお昼の時間なので、工場に行けば昼ご飯にありつけるかもしれないと、付いていくことに。その様子を隣で見ていた鶴瓶さん、ピン子さんをただただ見送ることしかできません(汗)。番組初登場にも係わらず、百戦錬磨の経験値とパワーで旅をリードするピン子さん。早々と、二人は別々の道を歩むことになってしまいました(笑)。

ピン子さんが従業員に誘われ訪ねた先は、バックを製造する「株式会社クロダ」。ピン子さんが、『どこに行っても地元に一人は必ず ”私 ピン子ちゃんって呼ばれているの” という人がいる』と話す通り、やはりこの工場にも”ピン子さん”がいました(笑)。弁当の余りは無いと悟ったピン子さん、工場を後にし他に弁当を探しに行くことに。従業員の皆さんのおすすめは、お寿司の「治ろうや」だそうです。

一方の鶴瓶さん、『自分から出してくれ言うておいて、もう急に別れて、あのパワーはすごいよね』と、ピン子さんの行動力に呆れつつ、ひとり外川(とかわ)の町を歩き出します。すると、「外川ミニ郷土資料館」の看板を見つけますが、特に関心もなく通り過ぎると、敷地の奥の方では魚を扱っているようです。敷地の中に入って行って声を掛けると、そこは水産物卸の「島長水産」の加工場でした。ちょうど今日揚がったからと、地元のタコを煮た大きな足を貰い、鶴瓶さんがかぶりついていると、資料館の館長もしていると、島長水産の大女将、島田さんが挨拶に出て来てくれました。御年82歳だそうですが、『いっぱい話したい!ちょっと来て、こっち来て』と、とても元気で、そのパワーはピン子さん以上かもしれません(汗)。

ここでスタジオから、銚子市の魅力をビデオ紹介。女優として数々の名作に出演してきたピン子さん、その名シーンを思い出しながらの紹介です。
 まずは、1983年放送の連続テレビ小説「おしん」。愛する我が子との別れのシーンは、多くの人の頬を濡らしました。銚子で”ぬらす”といえば、醤油の町ならではの名物「ぬれ煎餅」。焼き上がったらすぐにしょう油だれに潜らせるため、独特の柔らかい食感が生まれます。自分でお好みのぬれ煎餅を焼くことができる体験コーナーも人気です。
 続いては、2014年放送の連続テレビ小説「マッサン」。主人公の母として外国から嫁いできたエリーに目を光らせました。銚子で”目が光る”といえば、「きんめだい」(笑)。地元の漁師さんのイチオシは、脂ののった金目鯛の煮つけ。
 そして現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」では、家定の母の本寿院役を熱演。その舞台、江戸城には屏風(びょうぶ)がありますが、銚子で”屏風”といえば、「屏風ケ浦」。銚子半島の南側にある、約10kmにわたる断崖絶壁は、国の名勝・天然記念物にも指定されています。崖の上は、サスペンスドラマやCMの撮影スポットとしても人気です。

館長の島田さんに手を引かれ、「外川ミニ郷土資料館」に入った鶴瓶さん。そこは元の古い自宅で、13年前に取り壊すつもりで片付けていると、仏壇の中から和歌山の資料が沢山出てきたそうです。なぜ和歌山なのかと5人もの先生方に調べてもらうと、380年前に和歌山から来た人が作った港町が銚子漁業の始まりだということが分かり、せっかくの貴重な資料なので、改装して資料館として残そうと、12年前に開館したそうです。昔の銚子の海女は、潜らずに漁ができた「こしっぺり海女」だったことや、120年前のシルクの「万祝」(まいわい、漁師の晴れ着として作られた民俗的衣装)など、機関銃のような島田さんの喋りで学ぶことができた鶴瓶さんでした(笑)。

お腹が空いたピン子さん、昼ごはんを求めて外川の町を歩いていると、なんと鶴瓶さんがいる資料館の横の島長水産で、やはり同じくタコの足にかぶりつくことに(笑)。そこで、鶴瓶さんが隣に居ると教えられますが、『会いたくないからいいわよ』と。一方の鶴瓶さんも、ピン子さん担当の撮影スタッフを見つけると、『あっちへ行って行って』と追い払います(笑)。その後、ピン子さんは外川漁港の周辺を歩き回り、地元の人に次々と声を掛けますが、誰からもお昼ご飯に誘ってもらえません(汗)。ついにタダ飯にありつくことを諦めたピン子さん、自腹で先に勧められた「治ろうや鮨処」に入ることに(笑)。銚子の伊達巻は、魚のすり身が入っていなくて、プリンの様な食感が特徴だそうです。漁業の町なのに、不思議ですね。ピン子さんは、名物の伊達巻(漁夫のプリン)も付いた、おまかせの8貫(3,000円)を頂きました。メチャクチャ美味しそうです!。

鶴瓶さんは、島田さんに教えてもらった大漁旗を作っている店を訪ねようと坂を下っていくと、途中で伊達巻の電柱看板が気になり、治ろうやの方に道を曲がります。すると、その角にあった「白土商店」のご主人から、『旗屋は見に行きました?』と声をかけられます。今から行こうかと思っていたところと話すと、旗屋の息子さんと友達の白土さん、おもむろに携帯電話で『鶴瓶さんが今・・・』と電話をしてしまいました!。”ぶっつけ本番旅”がウリなのに、先に連絡されてしまった鶴瓶さん、白土さんに責任を取って案内させることに(笑)。銚子大漁旗の染元、「小澤染工場」を訪ねると、ちょうど作業が始まったばかりで、これから色を付けるそうなので、見学させてもらうことに。作業していたのは、お父さんとお母さん、長男と次男、それにそれぞれのお嫁さんの6人。まさに「家族に乾杯」にピッタリです(笑)。大漁旗は、新しく船を造った時だけでなく、誕生祝いや還暦祝いなのでも作る人がいるそうです。これまで作った大漁旗のカタログ写真を見せてもらうと、松井秀喜や愚麗(GLAY)など、ファンの方がプレゼント用に作ったという大漁旗なども沢山あります。鳥羽一郎さんは、新曲が出る度に注文が入るそうです。

やっとお昼ごはんにありついたピン子さん、鶴瓶さんもきっと昼飯を食べずにいると思い、「治ろうや」でお土産を握ってもらい、それを鶴瓶さんに届けてあげることに!。鶴瓶さんを探して外川の町を歩いていると、高いブロック塀の向こう側から、年配の女性と工事業者の人の会話が聞こえてきます。気になったピン子さん、『何をくっつけるんですか?』と塀越しに声を掛けると、高い塀をよじ登って顔を出した工事の人。ピン子さんを見つけてビックリです(笑)。延々と続く高いブロック塀を回り、表通りに出たピン子さん、先ほど声だけ聞こえた女性と出会うことが出来ました。この青柳さんのお宅、400坪もあるそうで、高いブロック塀に囲まれた敷地内には、貸店舗や賃貸アパート、立派な和風建築の自宅が、広々と建てられています。材木問屋から嫁に来たという島田さん、自宅の座敷には実家の材木で作ったという透かしの欄間や格天井などが填められていて、上を見上げたピン子さんも開いた口が塞がりません(笑)。

豆乳プリン大納言旗屋さんを出た鶴瓶さんは、再び白土さんに案内させて、伊達巻を食べに行こうと、「治ろうや」に向かいます。するとその向かいにあったのは、先に地元の人から紹介された豆乳プリンを作っている「榊原豆腐店」でした。小豆の入った大納言(300円)を試食させてもらった鶴瓶さん、きな粉が喉に詰まってむせてしまい、表のベンチに座って頂くことに。すると、ちょうどその姿を見つけたピン子さん、鶴瓶さんが手に持っていた豆乳プリンを取り上げると、自分が持ってきたお土産のお寿司を食べさせます(笑)。

ここでちょっと一息、千葉県銚子市の「家族に一杯」の時間です。
キャベツのつみれ汁 やって来たのは、ひろ~いキャベツ畑。見渡す限り、キャベツ・キャベツ・キャベツです!。家族総出で収穫作業している農家のお宅に伺うと、若奥さんがキャベツを使ったお昼ご飯の準備中。本日の一杯は、「キャベツのつみれ汁」。魚を丸ごとすり潰して団子にしたつみれの旨味と、柔らかい春キャベツの甘みで、とても美味しいつみれ汁が出来ます!。春の味がたっぷり(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「September」(Earth, Wind & Fire)でした。


昨年11月放送のNHK「ファミリーヒストリー」で、自分の祖先が和歌山から銚子に来て住んだという、銚子の隣の旭市飯岡にある「玉崎神社」を訪ねることに。宮司の神原さんに、明治時代の「地引帳」(当時の住所録の様なもの)を見せてもらうと、そこにはピン子さんの祖父の江口栄助さんの名前が記されていました。そのページのコピーを頂いたピン子さん、自分の出生に思いをはせ、思わず涙が溢れてしまいました(泣)。

一方の鶴瓶さんは、通りで見かけたバイクで出前中の食堂のご主人が、以前にゆうちょ銀行のTVCMの撮影で銚子に来た時に寄らせてもらった「金兵衛食堂」のご主人であることを思い出し、店を訪ねることに。当時のことを覚えていてくれたご家族に迎えられ、皆さんに暮らしぶりなど話を聞くことができました。

玉崎神社の境内の、祖先が住んでいたであろう場所を見学させてもらったピン子さん。心が落ち着いたところで、『飯岡といえばイチゴ』と、大好きな苺を求め、いちご狩りに行くことに(笑)。いちご園が並ぶ国道126号線を車で走っていると、「向後いちご園」のハウスが目に留まり、車を降ります。すると、イチゴの収穫に来ていたのは、イチゴのオーナー制度を利用していると話す成毛さん。オーナーになると、50株の苺を、シーズン中は取り放題なんだそうです!。口に入りきらなそうな大きさの苺を、一個貰って食べてみると、『うま~ぃ』(笑)。苺が大好きなピン子さん、2日で1パック消費しているそうです。そこで、人生初のいちご狩りをさせて貰うことに。欲を出して、大きなイチゴばかり採って食べていたピン子さんですが、オーナーの奥さんからこっちの方が美味しいと教えられたのは、小粒のイチゴ。『人生、欲を出しちゃダメね。小粒でも、ピリッと効いた方がいいってこと。役者として反省するわ!』と(笑)。とうとうイチゴを食べすぎて、お腹がぷっくりと膨れ、下を向くことが出来なくなってしまったピン子さん(汗)。直売所に戻り、ご家族に暮らしぶりなど話を聞くことにしました。向後いちご園には、21棟ものハウスがあり、お嫁さんによると休みが無いのが大変で、夏は暑くて痩せますと。ダイエット効果抜群じゃない!と話すピン子さんですが、ぜひ来てくださいと、お嫁さんに返されてしまいました(笑)。

一方、金兵衛食堂で、本家筋が金目鯛の漁師で、今は漁港の役員をしていると聞かされた鶴瓶さん、そのお宅を訪ねることに。しかし、なかなか見つからず通りをウロウロしていると、カフェ&ギャラリー「ゆうせい丸」の窓から、大勢の女性陣に声を掛けられます。店に立ち寄り、お店の人に金兵衛食堂の親戚のお宅を尋ねると、親切にも電話して調べてくれました。ようやく、金目鯛の漁師をしている田辺さんのお宅を訪ね当てた鶴瓶さんですが、残念ながらご主人は、4月29日に開催される「キンメのまち外川うまいものフェア」に出店する「かあちゃん食堂」のポスター貼りに出かけていて、留守でした。仕方なく、玄関先でケンカに負けて傷を負った可哀想な猫に、ヒラメのお刺身をあげていた奥さんと、ご主人には内緒の立ち話を楽しみました(笑)。

再放送は、5月18日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

銚子市の魅力を泉ピン子の名シーンとともに紹介

鶴瓶さん

ピン子さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 銚子市・旭市の名物など

ヤマサ 新味醤油 1.8L

価格:727円
(2018/5/15 06:20時点)
感想(10件)

▲ページTOPへ