鶴瓶の家族に乾杯 | オランダ・ロッテルダム(二階堂ふみさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年8月13日放送 海外SP オランダ・ロッテルダム二階堂ふみとぶっつけ本番旅

今年もこの時期がやってきました!。お盆の夏休み恒例となった、海外スペシャル!。昨年は、田中麗奈さんをゲストに迎え、オーストラリア・メルボルンのぶっつけ本番旅でした。今年の海外旅行の旅の舞台は、オランダのロッテルダム。オランダへは、日本から直行便で約12時間。九州とほぼ同じ広さの国土に、約1,700万人の人が暮らしています。ロッテルダムは、首都のアムステルダムからは南西に60kmほど、オランダの南西部にある世界屈指の港湾都市で、人口規模でもアムステルダムに次ぐオランダ第2位の都市です。歴史的な街並みと、奇抜な現代建築が融合し、市場には様々な物と人が溢れています。ちなみに、オランダには2つ首都があると言われており、国としての首都は商業や経済の中心地であるアムステルダムですが、国家行政機関はデン・ハーグに置かれています。

今回の旅のゲストは、女優の二階堂ふみ(にかいどう ふみ)さん。沖縄県那覇市出身の23歳。12歳の時に地元のフリーペーパーのモデルをしたことがきっかけで、スカウトされてモデルデビュー。高校進学を機に上京し、TVドラマや映画に多数出演、演技派女優として数々の賞も受賞します。現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」では、西郷隆盛が奄美大島に潜居した時の島妻である、”愛加那(あいかな)”役を演じています。沖縄出身ですから、島娘の振る舞いや難しい奄美言葉なども上手にこなし、特に吉之助が薩摩に召還されることになった第21話「別れの唄」のクライマックスで歌った美しい島唄は、大きな反響を呼びました。旅の目的は定かでありませんが、クラブ(CLUB)好きを自称する二階堂ふみさんは、ヨーロッパの中でも、ドイツやオランダが大好きだそうです。特にオランダのアムステルダムは、世界で最もクラブの数が多い街と言われているそうなので、そんな理由からの旅先のチョイスでしょうか?(汗)。

海外ロケで恒例となった、笑福亭鶴瓶一門の落語会が、ロケの2日後(6/7)、首都のアムステルダムにあるSchouwburg Amstelveen(アムステルフェーン劇場)で開催され、今回も大盛況だったようです。そして、海外ロケの打ち上げは、スタッフ全員で「黒毛和牛焼肉 ZAO」で!。鶴瓶さんのインスタグラムには、ロケ前に観光で訪れた世界遺産「キンデルダイク・エルスハウトの風車網」や、Olympusゴルフ場での楽しいプレーの様子、ホテルから見たアムステルダムの街並み、旅行最後の夜に満喫したオランダ料理店などの写真が、たくさん投稿されていますよ!。オランダを満喫した鶴瓶さんでした。


ロケが行われたのは、平成30年6月5日(火)。オランダ王国・ロッテルダムにある、Oudehaven(アウデハーヴェン=古い港)で待ち合わせた、鶴瓶さんと二階堂ふみさん。ステキな古い港の景色に魅せられた鶴瓶さんは、『日本では公園ばっかりで会うてたのに』と、チクリ(笑)。二階堂さんは、今回の旅で、いろいろな家族と出会って、あわよくば冷蔵庫の中を拝見したい(それくらい近しい関係になりたい)のと、同世代の友達を作りたいそうです。スタジオの小野アナウンサーによると、ロッテルダムは鶴瓶さんと縁の深い街なんだそうです!?。ロッテルダムにはヨーロッパ最大の港があり、古くから石油関連産業や造船で栄えてきました。今から145年前、日本からその造船所を見学しに、明治政府の使節団が海を越えてロッテルダムを訪れています。ここまで聞いて鶴瓶さん、ようやく『あぁそうか、オレや!』と(笑)。その使節団を率いたのが、幕末から明治にかけて活躍した政治家、岩倉具視(1825~1883年)。大河ドラマ「西郷どん」では、鶴瓶さんが演じています。鶴瓶さん演じる岩倉具視は、今のところ何やら腹黒い悪代官のイメージですが(汗)、実は昭和時代に使われていた500円紙幣の肖像にも描かれた、立派な人です(笑)。

21世紀の岩倉使節団となるべく、ロッテルダムを訪れた鶴瓶さんと二階堂さん。二人がさっそく出会ったのは、修学旅行中の高校生たち。生徒はみな大人っぽいし、先生はとっても背が高くてビックリ。次に出会ったのは、港で船の改装工事をしていたセリムさん。とても気さくに話に応じてくれて、オーナーの了解を取って二人を船に迎え入れてくれました。1911年に造られた古い船を2-3ヶ月かけて改装し、ノルウェーまで出掛けられるようにするそうです。船から降りた二人が、次に「Het Witte Huis」(ヴィッテハウス)の前で出会ったのは、校外学習中の中学生たち。ロッテルダムの教育団体の方達が、中学生たちと自転車で市内を巡り、第2次世界大戦ゆかりの場所を見学して回っているそうです。1940年5月のドイツ軍の爆撃で、ロッテルダムは焼け野原となりましたが、戦前にロッテルダムの摩天楼だったヴィッテハウスだけは、奇跡的に焼け残ったんだとか。しかし、どの中学生も背が高く、みな180センチ以上ありそうです(汗)。彼らの家を訪ねてみたい二階堂さん、兄弟が何人いるか聞くと、みな4人兄弟以上で、7人兄弟という家も(驚)。オランダは、子沢山な国なんですね!。3時には家に帰るというハルメンくんに、二階堂さんが『あとでお邪魔してもいいですか?』と尋ねると、『コーヒーでもどうぞ』と気さくに招いてくれました。

ここでスタジオから、小野アナウンサーが、戦前と戦後でガラリと街の雰囲気が変わった、ロッテルダムを紹介。1940年5月14日、ドイツ軍の空爆で、ロッテルダムの街は壊滅的な被害を受けます。戦後、焼け野原から近代的な街づくりを進めるなかで、ロッテルダムには、ユニークなデザインの建物が、次々に誕生しました。Kubuswoningen(キューブハウス)、Het Potlood(ペンシルハウス)、Pauluskerk(パウルス教会)、Rotterdam Centraal(ロッテルダム中央駅)など。そしてユニークなデザインと言えば、「HotTug」なるものまであります!。ボートに煙突が立っていて、中はお風呂になっています。乗客は、湯船に浸かりながらビールを片手に、ボートで市内を観光。ロッテルダム発祥のアトラクションとして、観光客に人気だそうです(笑)。

奇抜な形の建物が気になった鶴瓶さん、「キューブハウス」へとやってきました。立方体の各戸を45度傾けて配置した集合住宅で、オランダ人の建築家、ピート・ブロムが設計し1984年に完成しました。そこで出会った人に話を聞くと、ホテルとして利用も出来る様です。次に自転車で帰ってきたヘレンさんに話を聞くと、彼女は建てられた当時から34年間ここに住んでいるとのこと。鶴瓶さんが、住んでいてつんのめりそうにならないか気になり尋ねると、『壁に寄り掛かると、壁が奥に逃げていくような感じがする』そうです。ダメもとで、家に上がらせてもらえないかとお願いすると、なんとOKしてくれました。部屋の表に面した壁は、実際に斜め45度に傾いており、窓からは表を見下ろす感じになっていて、なんとも不思議な空間です(汗)。

次に二人がやってきたのは、たまたまこの日が火曜で開いていた、「中央市場」。400以上の屋台が約2.5kmも連なる、オランダ最大級の青空市場で、毎週火曜と土曜に開催されています。野菜を売っていた屋台で話しを聞くと、お母さんと姉妹で切り盛りしている店で、お父さんかと思ったマルティンさんは、実はお客さんなのに名物おじさんとして、何時もあっちこっちの店を勝手に手伝っている方だそうです(笑)。次に『ニーハオ』と声を掛けてきたのは、果物屋のアド・マンスさん。鶴瓶さんに抱きつき、頭にキスしまくる、とてもひょうきんなおじさんでした(笑)。

ここでちょっと一息、オランダの「家族に一杯」の時間です。
 とある土曜日の午後、ロッテルダムの郊外の絵本に出てきそうなかわいい一軒のお宅を訪ねると、出迎えてくれたのは奥さんと娘さん。親子で作ってくれたのは、5月から6月が旬という、ホワイトアスパラガスのスープ。剥いたアスパラの皮でダシを取ってから、ざく切りにしたアスパラとジャガイモを入れ煮込んで、ミキサーでトロトロに。そこに、クリームチーズをたっぷり入れます。食卓の準備が整ったところに、ちょうど帰ってきたのは、市場で出会ったアド・マンスさん!。週に一度、家族揃っての晩御飯は、本日の一杯「ホワイトアスパラガスのスープ」とパン。オランダの食事って、とってもシンプルで質素なんですね!(驚)。

中央市場で別れることにした鶴瓶さんと二階堂さん。一人旅になった鶴瓶さんは、「Markthal」(マルクトハル=屋内マーケット)の前で、大勢の日本人に声を掛けられます。その内の一人、「黒毛和牛串 ZaO & ラーメン石井」でインターンシップ中という小島さんに声を掛けられます。同僚のスタッフを紹介してもらうと、アフマディーさんは日本に1年間いたことがあり、ダイアナさんはアニメおたくで日本語が少し話せるそうです(笑)。

一方の二階堂さん、何処に行ったらいいか分からず、名物おじさんのマルティンさんに、この辺りの地元の美味しい店を尋ねると、市場の人達も集まるという、裏通りにあるカフェを紹介してくれました。「Douwe Egberts Cafe」で、くつろぐ年配のご夫婦に話しかけた二階堂さん、若い人たちが集まるエリアを尋ねると、Oudehaven(アウデハーヴェン=古い港)のカフェテラスに行けば、若者がたくさん集まっていると教えてくれました。

鶴瓶さんはマクトハルで、オランダ人のお婆ちゃんと一緒にいた、お母さんが日本人でお父さんがオランダ人という、ハーフのデミ・ズワイネンブルフさんと出会います。両親はアメリカで結婚してデミさんが生まれ、その後オランダと日本で生活していたそうですが、大学進学のためにオランダに戻ったデミさんは、現在祖父母の家で暮らしているそうです。次に出会ったのは、神戸出身というこてこての関西弁のおばちゃん(笑)。45年前に日本でオランダ人のご主人と出会い、40年前に子供と一緒にオランダに来て、ガイドもしていたそうです。

まず鶴瓶さんは、デミさんの祖父母の家を訪ねさせてもらうことに。ロッテルダムの郊外にあったズワイネンブルフさんの家は、とても広い庭のあるステキなお宅でした。鶴瓶さんは、お爺ちゃんとお婆ちゃんに、馴初め話を聞いたり、結婚式の時の写真を見せてもらったりしました。

二階堂さんは、同世代の若者を探して、再びアウデハーヴェンへとやってきました。すると、レストラン「Kade 4」の厨房で、胸に大きく”勇”と書かれたTシャツを着た若者を見つけ、話を聞くことに。柔道を17年間やっているというセバスチャンさんは、日本に憧れて漢字の書かれたTシャツを着ているそうですが、意味は分からないとのこと(汗)。家族について話を聞いていると、ちょうど横を、偶然にも妹のマリケさんが通りかかります。これから図書館に、本を返しに行くところだそうです。マリケさんも柔道を習っていて、兄妹して日本に行くのが夢だそうです。

次に鶴瓶さんは、マクトハルで出会った松本さんに会いに、彼女が通っているテニススクールを訪れました。インドアのテニスコートで、松本さんとオランダ人の女性たちがテニスを楽しんでいる中に入って、一緒にしばし戯れた鶴瓶さん。スクールのテラスで、松本さんに、ご主人との馴初め話などを聞きました。松本さんのご自宅を訪ねることにした鶴瓶さん、奥さんがオランダでも毎週見ているという”家族に乾杯”を横で見ながら、鶴瓶さんの顔を知っていた夫のベルトさんが、『テレビと同じ』と笑って出迎えてくれました(笑)。鶴瓶さんは、娘や息子さんの写真を拝見しながら、ご家族の暮らしぶりなどについて話を聞きました。

二階堂さんは、ヴィッテハウスの前で出会った中学生、ハルメンくんのお宅を訪ねることに。途中、花屋さんに立ち寄って、素敵なブーケを作ってもらった二階堂さん。それをもってハルメンくんのお宅を訪問すると、両親と3人の姉弟妹と犬が揃って、二階堂さんを歓迎してくれました。庭にはトランポリンがあり、裸足になって子供たちと一緒にトランポリンで大はしゃぎする二階堂さん(笑)。はしゃぎ過ぎて喉が渇いてしまった二階堂さんは、テラスでジュースを頂きながら、皆さんにいろいろな話を聞きました。散らかっているのでカメラ無しならという条件で、妹さんの部屋を見せて貰った二階堂さん、いよいよ念願の冷蔵庫の中を見せてもらうことに!。通訳のペペインさんが、『ばかげた質問ですが、冷蔵庫を見せて貰えますか?』と相談すると、奥さんは快く『いいわよ』と。スタジオでその会話を訳した字幕を見ていた二階堂さん、『そんな言い方 していたんだ・・・』と(笑)。明日が週一回の買物の日だそうで、冷蔵庫の中にあまり物が入っていないと話す奥さんですが、チーズやバター、ミルクだけはたっぷり揃っている様でした。二階堂さんが、『日本ではバターがすごく高いんです』と嘆くと、『オランダには山ほどある』とご主人、奥さんは『持って帰る?』と言ってくれました(笑)。

最後にスタジオでは、オランダで出会った皆さんに向かって、みんなで『Dank u wel(ありがとう)』。再放送は、9月28日(金)午前0時55分からあるそうです!。


二人旅

ロッテルダムのユニークなデザインの建造物

家族に一杯

鶴瓶さん

二階堂さん


番組内で紹介された オランダ・ロッテルダムの名物など

▲ページTOPへ