鶴瓶の家族に乾杯 | 埼玉県東秩父村(加山雄三さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年12月10日放送 永遠の若大将!加山雄三と埼玉県東秩父村ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優で歌手の加山雄三(かやま ゆうぞう)さん。神奈川県横浜市出身の81歳。父は、戦前戦後の日本映画を代表する二枚目スターの上原謙、母は鶴瓶さんが現在NHK大河ドラマ「西郷どん」で演じている”岩倉具視”のひ孫にして女優の小桜葉子という、大変セレブな家柄の出身で、付いたニックネームは「若大将」!。NHK紅白出場歴17回、1986~88年には3年連続で白組司会者も務めた大スターですが、「家族に乾杯」に出演するのは今回が初めて。鶴瓶さん(岩倉具視)と加山さんとは、高祖父(こうそふ)と玄孫(げんそん、やしゃご)の共演ってことになりますね!(笑)。

旅の舞台は、埼玉県の中西部に位置する、秩父郡東秩父村(ひがしちちぶむら)。埼玉県内に残る唯一の村で、秩父郡に属していますが、行政的にも生活圏でも、西隣の比企郡小川町との繋がりが強く、広域行政においては比企圏域に属しています。鶴瓶さんは、その比企郡小川町(おがわまち)の界隈まで足を延ばした様です。小川町には、過去に1999年3月の放送で、鶴瓶さんは五木ひろしと一緒に、五木さんがプロデビューするきっかけとなった歌謡コンテストが開催された思い出の地として旅しています。

両町村に共通するのは、「和紙」づくりが盛んなこと。何れも「和紙の里」と呼ばれています。なかでも、両町村で生産されている楮(こうぞ)だけを使用した手すき和紙、「細川紙」の製造技術は、石州半紙(島根県浜田市)や本美濃紙(岐阜県美濃市)と並んで、国の重要無形文化財の指定を受けています。加山さんは、ヨット、ギター、ピアノ、絵画、書道、料理、鉄道模型、etcと、たいへん幅広い趣味の持ち主。そんな趣味の関係から、和紙をテーマに旅先を選んだのでしょうか?(汗)。

また、東秩父村は、季節ごとに様々な花々が咲き誇る「花の郷」でもあり、ロケが行われた10月頃には、彼岸花が開花し、真っ赤な絨毯の様に彩られます。一方、小川町といえば、古くから起業家精神に溢れる土地柄で、「ヤオコー」や「しまむら」の創業者の出身地であり、創業の地としても知られています。また、小川町には音楽評論家の湯浅学さんが移住しており、鶴瓶さんが自宅を訪れたとラジオやtwitterで話題になっていますよ。さらに、落語家の林家けい木さんが、地元小川町で落語会のポスター貼りをしていたら、道で偶然に鶴瓶さんに出会ったとか(笑)。まさか、この二人に会いに、小川町まで足を伸ばしたってことは・・・(汗)。ちなみに、定峰峠の「鬼うどん」も取材を受けたようです。本日の「家族に一杯」でしょうか?(笑)。


槻川ロケが行われたのは、平成30年10月20日(土)。生まれ故郷の田んぼや畑が広がる原風景が大好きな加山さん、そんな風景の中を、自分の”ひいひいおじいさん”の岩倉具視を演じている鶴瓶さんと一緒に歩きたいと望み、東秩父村が旅先に選ばれたようです。鶴瓶さんと加山さんが待ち合わせたのは、まさにそんな日本の原風景が長閑に広がる、「槻川」(つきかわ)に架かる「安戸橋」(やすどばし)のたもと。川原に降りた加山さんが、槻川の川面を覗くと、小魚が沢山泳いでいます。思わずポケットからスマホを取り出した加山さん、写真でも撮るのかと思いきや、ピアノのアプリで音を拾ってから、『アーメーインジーググレーイスー』と歌を歌い出します(笑)。しかし御年81歳にして、なお美しい歌声と声量は、さすが!。鶴瓶さんの到着を待ちかねた加山さん、鶴瓶さんに会うと、『”鶴さん”って呼んでいいの?、僕は”雄さん”。2人で”雄鶴(ゆうづる)”ってのは?』と、二人合わせて147歳になる雄鶴コンビがここに誕生しました!(笑)。

鶴瓶さんと加山さんは、安土橋の袂に建つ、きれいに手入れされた庭のある高野さんのお宅を訪ねます。奥さんから、『寄ってくれればいいのに』と言われ、それならとズケズケ家に上がり込む鶴瓶さんを見て、『急に人の家に入って、ええのかなぁ?』と不安がる加山さん(笑)。ご主人は、早生まれで加山さんの一つ下だそうです。床の間に飾られていた、ご主人が描いたという雪山の絵に気付いた加山さん、なかなかの作品と感心します。するとご主人、『奥さんの母方の兄妹が紙すき職人で、そのすいた和紙がいいから』と、遠慮がち。その和紙をぜひ拝見したいと加山さんがお願いすると、和紙を出してきたご主人、『持って帰って下さい』と、加山さんにプレゼント!。そこで加山さん、墨と筆を借りると一筆、『心のかよいあう 幸せよ いつまでも 大切にしよう 雄三(ハンコ)』と。マネージャーが、常に何時もハンコを持ち歩いているというのもさすが!(笑)。すると、鶴瓶さんも負けじと、『鶴瓶の家族に乾杯 鶴瓶(スタンプ)』(汗)。和紙に書いた書は、かすれ具合が違うと、「細川紙」を絶賛する加山さん。二人の書いた書は、後日額縁に入れられ、高野さんのお宅の座敷に飾られて、近所の方と親戚中の記念写真の撮影スポットになったとか(笑)。

ここでスタジオから、東秩父村の村人が、この村に住んでいて思わず『しあわせだなぁ』と呟いてしまう魅力を、ビデオ紹介。加山さんの名曲『君といつまでも』にのせて、東秩父村の若大将・山崎さんが、紹介してくれました!。
 まず最初は、村の名産品「細川紙」で作られた、「和紙フラワー」。和紙の魅力を伝えようと、村の人達が一本一本、手作りしています。気になる彼女へのプレゼントに、いかがですか?(笑)。
 次は加山さんの名曲『夜空の星』に誘われて付いていくと、着いたのはデートにもってこいの、「埼玉県 秩父高原牧場」。その広さは、なんと東京ドームの75個分。新鮮な牛乳が飲めるのも魅力のひとつ!。
 最後、『ブラック・サンド・ビーチ』のエレキのビートに通じる村の名物が、甘く煮たブラックなあずきに、モチモチっとした食感のホウトウを載せた、ブラック&モチモチな「あずきすくい」(笑)。
 未来への想いは変わりません、いつまでも・・・。

高野さんの奥さんから、お土産に「揚げ煎餅」を頂いた鶴瓶さんと加山さん。安戸橋の袂に設置されていたベンチに座って、さっそく頂くことに。『なんでこんな所に座るのがあるんだろう?』と不思議がる鶴瓶さんですが、二人の前を次から次へとハイカーが行き交い、ここがハイキングのメッカだということを知ります(笑)。集まってきたハイカーや、近所の方々を交代にベンチに座らせ、”ずくなし”の家族に乾杯談義に花を咲かせる鶴瓶さん(笑)。すると、小林さんの奥さんから、自家栽培している「金ごま」を見に来てと誘われた二人ですが、鶴瓶さんが『ここで別れるから』と伝えると、『別れたくないがな・・・』と加山さん(汗)。それならと、二人で金ごまを見に小林さんのお宅を訪ねることにした鶴瓶さん。

小林さんのお宅に伺い、縁側に干してあった金ごまを見た二人。フルイで振って、黒く小さい種を選り分ける作業を教えてもらった鶴瓶さんは、選り分けたゴミの方をビンに詰めてしまいますが、笑われながらも、残った金ごまの方を頂けることに(笑)。味噌も手作りしていると聞いた二人は、裏の味噌小屋を覗かせてもらい、手作りの味噌を舐めさせてもらうと、これが美味しい!。その味噌でおにぎりを握ってもらい、縁側で頂けることになった、おにぎりが大好きという加山さん。自分では言い出せなかった、鶴瓶さんを連れてきて大正解だったと、自画自賛!(笑)。味噌を塗って海苔を巻いたおにぎりに、糠漬け、梅干し・・・、涎が出そうです。鶴瓶さんを見習い、だんだん図々しくなってきた加山さん、小林さんご夫婦の勧めるがまま、手作り味噌に柚子、エダマメと、次から次にお土産を頂くことが出来て、大満足のご様子!(笑)。

しかし、ついにここで、「雄鶴コンビ」も解散することに(汗)。不安がる加山さんを心配した鶴瓶さん、小林さんの奥さんに、『加山さんを何処か案内して欲しい』とお願いして、助け船。そこで小林さん、加山さんに会ったら大喜びする友達がいると、加山さんを自分の軽自動車で案内してくれることに。なんと加山さん、「軽」に乗るのは初めてだそうです・・・(汗)。

加山さんが小林さんに連れられ訪ねたのは、お友達の関根さんのお宅。玄関から家の中を覗くと、ピアノがあります。娘さんが幼稚園の先生をやっていた頃、弾いていたそうです。居間に上がらせてもらい、関根さんご夫婦と小林さんの奥さんと4人でコタツに脚を入れ、「国民学校」世代の世間話に花を咲かせる加山さん(笑)。「光進丸」の火災事故の話になると、『今となっては、道楽して遊んでいる場合じゃない。神様から、「お前はそんなもの卒業して、人の役に立つ仕事をしろ」って、言われたと思っている』と、声を震わせながら語ってくれました。そこで、ピアノに誘われた加山さん、弾き語りで「海 その愛」を歌ってくれました。やはり81歳とは思えない、渋くて重みのある、とても美しい歌声です(驚)。そりゃー、その場にいた人たちの感動も、ひとしおでしょう!。

一方の鶴瓶さん、ハイカーや嫁いできた奥さんの話に度々登場した、「小川町」の名が気になり、東秩父村の隣にある小川町まで脚を伸ばすことに。たまたま立ち寄った、鮮魚・青果の「いづみや」さんで、店主の鈴木さんご夫婦から話を聞いていると、そこに訪ねてきたのは、林家木久扇師匠の弟子で噺家の、林家けい木さん!?。実家が近くで、12月15日(土)の14時から、リリックおがわ集会室で開催する「けいき寄席」のポスターを貼らせてもらいに、たまたま店を訪ねたら、鶴瓶さんを見つけたそうです。

ここでちょっと一息、埼玉県東秩父村の「家族に一杯」の時間です。
 今日やってきたのは、県道11号線の東秩父村と秩父市の境にある、「定峰峠」(さだみねとうげ)。バイクや車のツーリングのメッカで、ロードバイクのヒルクライマーにも人気の峠。そこで立ち寄ったうどん屋さんが、「鬼うどん」。ツーリングのお客さんでいっぱいです。ここでうどんを食べることを目的にして、ツーリングに出かけてきたと言う、姫路からのドライバーも!。本日の一杯は、この店で頂く、「きんぴらうどん」。きんぴらは、この地域の”おもてなし”の定番。ちょっと辛めなのが、冷える峠の下りには嬉しい味付け。お腹がいっぱいになったら、店主が店の前で、愛車とパチリ。また次回、この写真を見に店を訪ねるのが、楽しみになるそうです!。 ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Crazy Driving」(加山雄三)でした。

加山さんは、話が合った同世代の皆さんと一緒に、手を繋いで、散歩に出掛けることに。田んぼの土手を歩いていると、遠くに大きな屋根の古そうなお寺を見つけた加山さん。すると小林さん、鎌倉時代から続く、この辺りでは一番古くて有名なお寺ですが、住職は若くて楽しい人だから会ってみてと、案内してくれることに。「妙栄山 浄蓮寺」を訪ねた加山さん、住職の奥澤さんのご家族と出会います。まずは本堂に上がらせてもらい、奥澤さん夫婦が左右で打つ大太鼓でお参りを済ませてから、ご家族の暮らしぶりについて、話を聞きました。普通なら、ご住職の話で締められるのですが、今回ばかりは加山さんの年季の入った話でまとまり、最後はご住職も、ありがとうございましたと加山さんに頭を下げるまでに(汗)。

一方の鶴瓶さん、小川町の住宅街を歩いていると出会ったのは、佇まいからして楽しそうな、年配女性の野澤さん。『撮っちゃだめだよ、わたしゃ歯が無いんだから』とカメラを制しますが、『この番組、歯抜いた人出たらものすごい視聴率上がる』と、しばし互いをいじり合う、鶴瓶さんと野澤さんでした(笑)。

その後、路地を上がっていくと、庭で大量の段ボール箱や本の片付けをしている二人の男性を見つけ、『本屋さんですか?』と声を掛けてみます。すると家主の男性は、鶴瓶さんは知らなかった様ですが、ラジオの世界では有名な、音楽評論家の湯浅学さん(驚)。鶴瓶さんとも仲のよかった大瀧詠一さんの弟子で、湯浅さんは鶴瓶さんのことをよく知っている様子。今年の春に横浜から小川町に引っ越してきたそうですが、借りた古民家と蔵の中は、まだ足の踏み場もないほど段ボール箱が山積みされた状態で、見るのも憚られます(汗)。2トン車で12台、1,400箱ものレコードやカセットテープ・CD、雑誌や本がぎっしり詰まったダンボール箱を運び込んだそうですが、半年かかっても、まだ全く片付いていない感じ・・・。手伝ってくれていたのは、貸しを作ろうと訪ねてくれた編集の方だそうですが、さすがに最後までは付き合いきれないと(笑)。当の湯浅さんも、死ぬまでには片付けたいと思っているそうです(汗)。NHK-FMの『世界の快適音楽セレクション』で選曲を担当している湯浅さん、11月24日の放送ではご自身も番組に出演し、鶴瓶さんの突然の来訪を語ったとか(笑)。

湯浅さんのお宅を出た鶴瓶さん、すぐ目の前にあったヘアーサロン「タカナシ」の玄関先に座り込んで、爪を切る野澤さんと再び出会います(汗)。高梨さんの奥さんから、こんな頭が一番難しいと褒められた鶴瓶さん、皆さんと一緒に記念撮影をして、小川町を後にしました。

再放送は、12月14日(金)午前1時00分~午前2時13分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

東秩父村に住んでいて『しあわせだなぁ』と感じる魅力を紹介

紹介してくれるのは、東秩父村の若大将、山崎さん。

鶴瓶さん

加山さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 東秩父村の名物など

小川 細川紙 並口(厚口)

価格:1,296円
(2018/11/22 09:49時点)

▲ページTOPへ