NHK『鶴瓶の家族に乾杯』 放送内容とロケ場所の情報!(平成30年度 7~9月放送分)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

※ これ以前の放送内容は、放送回毎の放送内容(個別ページ)をご覧ください。
※ 今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年9月10日放送 ハマの番長登場!三浦大輔と青森県横浜町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、元プロ野球選手(投手)で、「ハマの番長」こと、三浦大輔(みうら だいすけ)さん。奈良県橿原市出身の44歳。矢沢永吉の大ファンで、愛称の由来にもなっているリーゼントの髪型がトレードマークです。高田商業高校からドラフト6位で1992年に横浜大洋ホエールズ(当時)に入団し、2016年に現役を引退するまで25年間、横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズ(現在)と横浜一筋でプレーを続け、この3球団に渡って横浜に在籍した選手は三浦さん唯一人だそうです!。2014年から引退する2016年まではコーチも兼務、現在はDeNAの”球団スペシャルアドバイザー”を務めています。現役時代は、多彩な球種を持つ技巧派ピッチャーで、特に制球力に定評があり、通算与四球率は 2.42。1997年に最高勝率のタイトルを獲得し、翌1998年には背番号「18」を背負い、チームのリーグ優勝と日本一に貢献。最優秀防御率と最多奪三振も、各1回受賞しています。

三浦大輔さんが”家族に乾杯”に出演するのは、今回が初めて。旅の舞台は、青森県上北郡(かみきたぐん)横浜町(よこはままち)。下北半島の中間部の西側、陸奥湾に面した人口4,600人ほどの町です。東側に隣接する、太平洋岸に面した場所には、原子燃料サイクル基地で知られる六ヶ所村があります。横浜町には4つもの漁港があり、漁業がとても盛ん。横浜町の特産品は、横浜ナマコやホタテガイなどの海産物のほか、ジャガイモや毛まめ(枝豆)など。全国2位の作付面積を誇る菜の花畑や、ゲンジボタル生息の北限地としても知られ、様々な観光イベントが開催されています。三浦さんのブログによると、旅の目的は、どうやら「横浜」繋がりらしく、横浜中学校野球部を訪れたみたいですよ!(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年7月21日(土)。海なし県の奈良県出身の三浦さん、漁港のある町に行ってみたいと思っていたところ、ベイスターズ球団のホームタウンである「横浜」の名が付いた、漁業が盛んな横浜町があると知り、旅先に選んだそうです。

横浜漁港で待ち合わせをした、鶴瓶さんと三浦さん。船の手入れをしていた秋田さんに声を掛けると、ホタテ漁をしているそうです。ゲストの三浦さんに気が付いた秋田さん、町内に熱烈なベイスターズファンがいると教えてくれますが、残念ながら今日は風間浦まで野球をしに行っているとのこと。その話を聞いて鶴瓶さん、『珍しいなぁ、青森でベイスターズファン?』と。すると三浦さん、『全国区ですよ、しかもここは横浜ですから!』と(笑)。

港には、ロケを見学しに大勢の人が集まって来ていました。順番に記念撮影をしようと提案する鶴瓶さんですが、鶴瓶さんに背を向けた町民の関心事は、三浦大輔さん。鶴瓶さんとの写真撮影より、三浦さんと握手したり、Tシャツの背中や車にまでサインを求める始末(汗)。牛を80頭も飼っている”ベゴ屋”と言う石崎さんは、『子供たちの夕涼み会の準備をしていたら、”三浦大輔来てる”って大騒ぎになって駆けつけた』とのこと。その話を聞いた鶴瓶さん、『それは”鶴瓶が来てる”ちゃうの?』と・・・。『オレには誰もサインを求めて来えへんよ、オレ気悪いなぁ』と、三浦さんの人気にやきもちを焼く鶴瓶さんでした(笑)。

鶴瓶さんは、三浦さんと石崎さんも誘って、待ち合わせ前に道で出会い干貝柱を試食させてもらった「鳥山商店」を訪ねることに。すると、先ほど出会った奥さんと娘さんは、鶴瓶さんが『後で来るわ』と言っておいたのに、なんとファミマに出掛けてしまったそうです(汗)。成行きを知っていた従業員の方が、社長を呼んできてくれて、ようやく裏の作業場で干しているホタテを見せてもらえることに(笑)。ダシ用には1ヶ月間も干すそうですが、干したての柔らかい貝柱も美味しいそうです!。そこにちょうど帰ってきた奥さんと娘さん、ご家族の話を聞いていると、子供は大学生・中学生・小学生といるも、誰もスポーツはしていないそうです。ところが、暫くすると思い出したように、『野球!』と。しかも、その中学生の子は、横浜中学校野球部のキャプテンをしているそうです。普通、忘れるか!?(笑)。

ここでスタジオから、横浜町の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、横浜町のハマの番長こと、ツネさんです。鶴瓶さん曰く、『ホンマもんやないか!出して大丈夫?』と・・・(汗)。実はツネさん、見かけは強面ですが、意外にお茶目(笑)。
 まず、横浜町で採れるものと言えば、「ホタテ」。横浜町が面する陸奥湾は、津軽半島や下北半島、八甲田山に囲まれていて、その山々から流れ込む水はミネラルがたっぷりで、餌となる良質なプランクトンを育むため、ホタテの栽培漁業に適しています。生はもちろん、焼いてもよし!。最近は「ホタテバーガー」も人気です。
 次に、横浜町の自慢と言ったら、「菜の花畑」。全国有数の作付面積を誇る、横浜町の菜の花畑、5月の開花時期には、町一面が黄色い花で覆われます!。この菜の花の種を使った町の特産品が、「菜種油」。農薬や化学肥料を使わず、すべて手作業で自然ろ過しています。他にも、菜の花の茎や葉を混ぜた、ドーナッツやシフォンケーキ、ソフトクリームも絶品です!。

”ベゴ屋”という石崎さんのお宅を訪ねることにした、鶴瓶さんと三浦さん。家族のことを尋ねると、”鶴瓶”の番組が大好きだったというお父さんは、今年の2月に他界したばかりだそうです。自宅でお母さんに招かれ、まだ納骨が済んでいない仏壇にお参りさせてもらうことにした鶴瓶さんですが、なぜか石崎さんのお宅では、家族の皆さんから『鶴瓶』と呼び捨てにされるのが気になります・・・(汗)。

ここで二人は別れ、一人旅に。

三浦さんは、石崎さんに案内してもらい、鳥山商店の娘さんの子供が野球部のキャプテンをしているという、「横浜中学校」を訪ねることに。中学校のグランドの、広いこと、広いこと(驚)。グランドにいた野球部の監督さんに撮影の許可を頂いた三浦さん、まずは全員にピッチング指導。高校2年まで野球をしていたという石崎さんも、長靴のまま投げさせてもらうことに。すると、1球投げただけで、短パンがビリッ!(笑)。

次は、三浦さんがピッチャーをするので、生徒は順番に打席に入ってバッティング練習。中学生のピッチャーが投げる球のスピードを確認してから、多少の変化球も混ぜてピッチングする三浦さん。キャプテンは打ち取ったものの、4番には見事センター前に運ばれ、『打たれた・・・』と、ちょっとショック(笑)。

最後、生徒達を集めて三浦さん、『オレも練習は大嫌いだけど、負ける方がもっと嫌い。負けないためには、練習しかない。プロ野球選手でも、子供の頃から上手かった人はごく僅か。練習すればしただけ、上手くなれるから。あと、お父さんお母さんに買ってもらった道具は、大事にしような!』と。真剣な子供たちと野球ができて、三浦さんもとても楽しかったそうです(笑)。

一方の鶴瓶さん、新たな出会いを求めて車で移動していると、運転手さんがとある場所で車を停めたので、何かあるのかと降りてみることに。その道端で出会ったのは、漁師さんの使うカゴを作っている成田さんでした。どうやら、年配の成田さんが道にふらふらと出てきたので、運転手さんは車を停めたようです(汗)。成田さんに話を聞こうとする鶴瓶さんですが、鶴瓶さんのことを知らない上に、青森弁がきつくて、なかなか会話が続きません・・・。

成田さんと分かれ、通りを歩き出した鶴瓶さん、すると若手の漁師さん達に声を掛けられ、『よかった~、言葉が通じる人が来た』と(笑)。話を聞くと、これから「どんどり会」の仲間で集まって、裏手の海辺で夕日を見ながら、生ビール会をやるんだそうです。40年も前に3人でスタートしたどんどり会は、今では漁師さんだけでなく、いろいろな職種の人も加わって、家族など準会員含めると15名ほどに。そして、理由をつけては、年がら年中飲み会を開いているんだそうです(笑)。しかし、単なる飲み仲間の会かと思いきや、会の旗を作ったり、規約まであるという凝りよう!。鶴瓶さんが、どんな規約かと尋ねると、『楽しく飲んで騒ぎましょう、政治的な話は一切しない』といった内容だそうです(笑)。

ここでちょっと一息、青森県横浜町の「家族に一杯」の時間です。
つぼ汁 やってきたのは、町の公民館「横浜町ふれあいセンター」。集まっていただいたお母さん方に作っていただいた本日の一杯は、地元の珍しい料理、「つぼ汁」です。鮮やかな色合いが特徴的で、赤い人参に白いお麩、緑の物は野菜の収穫が難しい時期に彩を加えるために食紅を入れて作ったお団子。ちょっと捻った形が、まるで本物のうぐいす豆の様!。精進料理なので、普段は作らないそうですが、作るとなると『”たいぎ”になるので・・・』とお母さん(笑)。

鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて住宅街を歩いていると、家の前にいた杉山さんを見つけ、声を掛けます。この3月に役所を定年退職し、今はジョギングや趣味のフルートを楽しんでいるそうです。そこで鶴瓶さん、『何をしてるんですか?、はよ持ってきて下さいよ』と(笑)。しぶしぶフルートを吹く準備を始めてくれた杉山さん、少し音出ししないと鳴らないと言いいますが、鶴瓶さんは『練習のとこはカットしますから』と答えつつ、しっかり全部放送されてしまいます(汗)。そして披露してくれたのは、エルガーの「愛の挨拶」。エルガーの名前も知らなかった鶴瓶さんですが、曲を聞いたら分かったようです(笑)。この時、鶴瓶さんは教えて貰えませんでしたが、小野アナウンサーの入手した情報によると、実は杉山さん、30年前に自分で作詞作曲したレコードを出していたそうです(驚)。タイトルは、「だから僕に一言いわせてほしい」。歌を聞いてみると、現在とはだいぶ違う、とても甘い声。そこで30年前の写真を拝見した鶴瓶さんですが、顔はほとんど変わっていませんでした(笑)。

一方の三浦さんは、石崎さんに案内してもらい、熱烈なベイスターズファンという森川さんのお宅を訪ねることに。今日は野球をしに行っているとは聞いていましたが、もう帰ってきているかもと訪ねてみましたが、まだ留守の様です。そこで三浦さん、自分が訪ねてきた証拠を残してあげようと、番組のポストカードにサインをして、ドアに挟んだほか、石崎さんに玄関前で写メを撮ってもらい、後で渡してもらうことに。

三浦さんは次に、途中で見かけた「トレーニングセンター」を訪ねてみることに。そこで出会ったのは、夏休みの運動不足解消にトレーニングセンターに来ていた、高校三年生の樋熊さん。そこで彼に、一度もやったことが無いとバスケットボールの手ほどきを受けながら、将来の夢など話を聞きました。

鶴瓶さんが次に出会ったのは、庭で趣味の盆栽を150鉢も育てている小林さん。昨年病気をして、盆栽をやめようと仲間に話したら、良い盆栽から順番に持っていかれてしまったそうですが、体調も徐々に回復し、再び盆栽を続けることにしたそうです。しかし奥さんからは、『やめろ』『処分せぇ』と言われっぱなしだとか。そこで鶴瓶さん、私が奥さんに反乱の狼煙を上げてあげましょうと、家の中にいた奥さんに出てきてもらいますが、実際に奥さんと会うと鶴瓶さん、『これ、多すぎますよねぇ。私は全てお母さんの味方ですから』と、みごとな寝返り(笑)。奥さんの希望どおり、半分ぐらいは処分するよう、ご主人を説得することに成功した鶴瓶さんでした。

お腹が空いた三浦さん、石崎さんに紹介してもらい、「菅沼商店」を訪ねます。女将さんの今の時期のおススメは、「ホヤ」。スタッフも一緒に、ここで食事を頂いたようです。ここまで三浦さんに付きっきりで、スタッフの様に面倒を見てくれた石崎さんですが、そろそろ牛の世話があると帰ってしまい、急に不安になる三浦さんでした(笑)。

最後に三浦さん、石崎さんのお子さんも通っている「ちどり保育園」の夕涼み会を訪ねることに。すると、スペシャルゲストとして挨拶まで求められた三浦さん、その後は子供や父母の皆さんと一緒に、盆踊りの輪に参加することに(笑)。

再放送は、9月14日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 横浜町の名物など

 平成30年9月3日放送 運命か奇跡か!? miwaと長野市戸隠でぶっつけ本番旅

旅のゲストは、シンガーソングライターで女優の miwa(ミワ)さん。神奈川県葉山町生まれ東京育ちの28歳。15歳の頃からから作曲を始め、高校時代は芸能活動が禁止の学校には内緒でライブ活動をし、慶應大学1年生の時にメジャーデビュー。2012年発売のシングル「ヒカリヘ」が大ヒットし、翌年のNHK紅白歌合戦に初出場。その後も、2016年には「NHK全国学校音楽コンクール」の中学校の部の課題曲「結 -ゆい-」をリリースするなど活躍を続け、4年連続でNHK紅白歌合戦に出場しました。2017年2月には、自身初の主演映画『君と100回目の恋』が公開。そのロケ地は、今年3月12日に”家族に乾杯”で放送された、”日本のエーゲ海”とも呼ばれている牛窓町(岡山県瀬戸内市)でした。この7月11日には、初のベストアルバム「miwa THE BEST」が発売。当日、渋谷で開催されたトーク&ライブイベントでは、“前髪パッツン”のファンの子だけが入場できる優先観覧エリアが設けられたとか!(笑)。

miwaさんが”家族に乾杯”に出演するのは、今回が初めて。旅の舞台は、長野県長野市戸隠(とがくし)。2005年に長野市に編入され消滅した、旧・戸隠村は、言わずと知れた「戸隠そば」の名産地で、パワースポットとしても名高い「戸隠神社」がある場所です。ロケのあった日は、ちょうど戸隠神社の中社で、3年に1度斎行される「柱松神事」に併せて開催される柱松神事特別祈祷祭が執り行われており、そこに鶴瓶さんがお参りに来たとか!。また鶴瓶さんは、峠を越えて隣の信濃町まで足を延ばし、テレビ業界から農業に転身した旧知の方を訪ねたようです。

なぜmiwaさんが戸隠を選んだのかは、まったく不明(汗)。強引に予想すると、miwaさんの趣味は散歩とのこと。初夏の時期に、戸隠奥社までの杉並木の参道や、戸隠森林植物園、小鳥ヶ池から鏡池を巡るハイキングは、とても気持ちがよく、心が洗われます。そんな目的だったりしないでしょうか?(笑)。



ロケが行われたのは、平成30年7月8日(日)。長野市戸隠の豊岡地区に広がる、そば畑の中で待ち合わせた、鶴瓶さんとmiwaさん。以前に一度、戸隠神社を訪れたことがあるmiwaさん。その時に食べた戸隠蕎麦が美味しかったのと、その店で見かけた蕎麦を打っていた職人さんが、めちゃめちゃイケメンのダンディーな方だったので、もう一度会いたいと、戸隠を旅先に選んだそうです(笑)。近くの野菜畑で作業をしていた中澤さんご夫婦に話しかけた二人は、その戸隠神社の目の前にあったという蕎麦屋のことを尋ねると、『うずらやさんでしょう』と教えてくれました。北信では知らない人はいないほど、戸隠一有名な蕎麦屋で、常に行列が絶えない店です。

さっそく「うずら家」を訪ねた二人ですが、戸隠神社中社の目の前にある店先は、中社で今日開催される3年に1度の「柱松(はしらまつ)神事」を見学する人と、蕎麦を食べるために行列を作っている客とで、とてもごった返しています(汗)。そんな店先に偶然にも立っていたのが、二代目店主でmiwaさんが心奪われた蕎麦打ち職人の徳武さん。齢は鶴瓶さんと同じく66歳だそうで、並んだ二人を間近で見比べたmiwaさん、『えぇぇ!?』と(汗)。

ここでスタジオから、戸隠の魅力をビデオ紹介。イケている戸隠を紹介してくれるのは、miwaさん憧れの「うずら家」のご主人の徳武さんと息子さんの親子(笑)。
 まずは、「戸隠神社」。名山・戸隠山の麓にあり、5社からなる戸隠神社は、創建から2000年あまりの歴史があると伝えられています。奥社の参道には、樹齢400年以上の杉並木が続き、神秘的な雰囲気を味わいたいと全国から多くの人が訪れます。
 「蕎麦の里」と言われている戸隠ですが、イケてるのは麺だけではありません。碓井製菓の餡子ぎっしり「そば饅頭」、小鳥の森のそば粉入り「そばピザ」、仁王門屋のそばの実つぶつぶ「そばソフトクリーム」、鏡池どんぐりハウスの信州リンゴが載った「そばガレット」、たんぼ そば店のそば粉を使った「そばおやき」など、どれも本当に美味しそうです!。

大勢の観光客らに囲まれ握手を求められる鶴瓶さん、その中の一人、忍者の格好をした山口さんから『京都産業大学の後輩です』と声を掛けられます。忍者の格好に身を包んだ山口さん、柱松神事特別祈祷祭のイベントで、「戸隠忍者太鼓」を叩いているそうです。戸隠と言えば「忍者の里」と知っていた鶴瓶さん、偶然にも忍者に会えて感動します。さらに、大学の後輩と分かりこれ幸い、『時間ちゃうやろうけど、一回たたいて欲しいねんけど』と、気楽に相談することが出来ました(笑)。準備が整うまでの間、二人は戸隠神社中社)を参拝することに。拝殿で鶴瓶さんがお参りしている際に奥の方に映っていた滝や、参道脇にある樹齢700年を超えるご神木も、戸隠神社の見所のひとつです。二人がお参りを済ますと、太鼓の準備も整っていました。演者は、太鼓がペンション「ロッジぴこ」の女将の梅田さんと、京産大卒で鶴瓶さんの後輩にあたる山口さん、笛が市役所職員の高橋さんです。

なんと山口さん、本業は近くにある蕎麦屋の「山口屋」の店主だそうです。そこで鶴瓶さん、山口屋でお蕎麦を頂くことに。店で出迎えてくれた息子さんのおすすめで、二人はクルミのつけ汁で頂く忍者そば(1,680円)と、女性限定のくのいちそばを頂くことに。スタッフ一行もご相伴に預かったようですよ(笑)。

ここで二人は別れ、別行動に!。

一人旅となった鶴瓶さんは、栃原(とちはら)地区へとやってきました。山の中で車を降りると、突然目の前に現れたのは、廃校になった小学校の校舎を活用した「戸隠地質化石博物館」。滅多に博物館などには行かない鶴瓶さんですが、気になり訪ねてみることに。出迎えてくれたのは、とても明るい人柄の田辺館長と、山小屋「山の庭 タンネ」のご主人の里野さん。ホラ貝を吹いて鶴瓶さんを歓迎してくれた田辺館長、鶴瓶さんも吹かせてもらいますが音が出ず、吹いた真似をしながら『ブオォォー』と声で誤魔化すと、『やっぱり鶴瓶さんが吹くのは”ホラ”』と里野さん(笑)。館長から、似合うからと”鹿の耳”を頭に付けられ館内を見学して回った鶴瓶さん。戸隠の魅力に魅せられ若くして千葉県から学芸員として戸隠にやってきた田中館長と、大阪から移り住み山小屋を開いた里野さんのお二人から、楽しい話を聞くことができました。

一方のmiwaさんは、山口屋の息子さんに教えられた、向かいにある宿坊「二澤旅館」を訪ねることに。息子さんによると、5社ある戸隠一山は、明治維新の神仏分離令が出される前は「戸隠山 顕光寺」というお寺だったそうで、その当時に僧侶がしていた宿坊が沢山あり、現在はそのまま神主さんに変わった家々が宿坊をしているそうです。突然の訪問なのに気さくに迎え入れてくれた女将さんに案内してもらい、miwaさんは広間の奥にあった神殿を見せて頂くことができました。戸隠神社の請の方達が宿坊に泊まって、お参りをするんだそうです。その後、廊下で出会ったのは宿の手伝いをしている渡辺さん。ご主人は自宅で竹細工を作っていると聞き、訪ねたいとお願いするmiwaさんですが、恥ずかしがって断られてしまいました。すると女将さん、注文が殺到して間に合わないほど大人気の竹細工を作っている井上さんがいいと、井上竹細工店を教えてくれました。

miwaさんが、教えてもらった「井上竹細工店」を訪ねると、まさに店先では店主の井上さんが、大人気の「珈琲ドリッパー」を竹で編んでいるところでした。お祖父さんから学び竹細工職人になって30数年、最初は山登りした際に自分で使っていた竹製のドリッパーを商品化したところ人気に火が点き、注文が殺到して、一時期は注文を断っていたようです(汗)。miwaさんは、井上さんの作業がひと段落ついた所で、一緒に柱松神事を見物しに出かけることにしました。

とても愉快な田中館長と里野さんの2人と談笑していた鶴瓶さん、『二人ともええ落語家になったでしょうね』と話をふると、なんと立川志の輔さんは戸隠が大好きで、前座の頃から26年間戸隠に通い、毎年一回落語会を開催しているそうです。そこで山桜を育てて植樹に取り組んでいる里野さん、御礼にと奥社の前に「志の輔桜」を植えたとか。そこで田中館長、今度は博物館の校庭に「鶴瓶桜」を植えようと提案!。後日、実際に校庭の隅に「鶴瓶桜 植樹予定地」の看板が立てられた映像がスタジオで紹介されました(笑)。桜の木が植えられるのは秋で、花が咲くのは1年経った翌春だそうですが、その時は『花見を兼ねて鶴瓶さんに一席お願いし、一緒に一杯やりたいですねぇ』と里野さん。その映像をスタジオで見ていた大喜びの鶴瓶さん、小声で『落語会やらなあかなぁ~』と(笑)。

スタミナにんにく鳥ラーメン(1,250円)ここでちょっと一息、長野市戸隠の「家族に一杯」の時間です。
 戸隠と言えば、やっぱり蕎麦。でも本日の一杯は、お蕎麦屋さんのラーメン!。「いろりのそば処 築山」では、この辺はお蕎麦屋さんばかりだから、違ったものが食べたいという方のために、「スタミナにんにく鳥ラーメン」を考案し、メニューに加えたとか。拘りは、40年間受け継がれている蕎麦のツユ。代々伝わる”かえし”を使って作るスープなので、ラーメン屋さんのラーメンとは違った味がするそうです。

竹細工職人の井上さんと一緒に、柱松神事を見物しに中社に戻ったmiwaさんですが、生憎と雨が降ってきてしまい、miwaさんは広げた傘を隣の井上さんの方にも差し出します。すると、『すごい得した気分』と、職人にあるまじきニヤケ顔になってしまう井上さんでした(笑)。そうこうしていると、神事が始まりました。「柱松神事」は、竹や木で作られた3本の柱松の燃え方や倒れた方角によって、景気・豊凶・平和の行方を占うもので、まずは参道の石段を駆け降りてきた白装束の3人が、火打石を使って3本の柱松に火を付けます。何処が一番最初に火が点くか競争ですが、今年最初に火が点いたのは宝光社。ちなみに、柱松に使われている竹は、井上さんが提供しているそうです!(驚)。

一方の鶴瓶さん、山間の村の中を車で走りますが、人が見当たりません(汗)。するとスタッフがお婆ちゃんを見つけ、鶴瓶さんが車を降りると、電動シニアカーに乗った90歳になる松本さんと行き会います。お婆ちゃんは、これから農作業に行くところだそうで、荷台には収穫用のカゴやら農作業具がいっぱい(汗)。近くで、庭の手入れが行き届いたお宅を見つけ、訪ねてみることにした鶴瓶さん。ピンポンを鳴らすと長峰さんのご主人が出てきてくれましたが、若い奥さんは恥かしがって、見つからない様に玄関から飲み物の入ったビニール袋を差し出すと、そのまま鍵を掛けて家の中に入ってしまいました(笑)。長峰さんから、いろいろな方が戸隠に移り住んでいると聞いた鶴瓶さん、村の電話帳を見せてもらうと、そこに書かれていた「スミトラ」という文字が気になります。インドネシアかどこだかからお嫁に来た人で、分かりずらい日本語を使うので会ってみたら面白いかもと言われた鶴瓶さん、さっそく近所のスミトラさんを訪ねることに。実際にお会いしたスミトラさん、実は28年前にタイから嫁いできたそうで、鶴瓶さんが長峰さんはインドネシアから来たと言っていたと伝えると、『なに言う!ここもう28年○×△!誰でも知ってる!』とお怒りモード(笑)。ご主人は、4年ほど前に66歳で亡くなったと聞いた鶴瓶さん、『オレと同い年や!』と言うと、鶴瓶さんの肩に手を置いたスミトラさん、『気をつけろよ!』と(笑)。

柱松神事を見終えたmiwaさん、次はどこに行こうか途方に暮れていると、そこに現れたのは忍者太鼓の山口さん。何処に行ったらいいかと相談すると、太鼓仲間で笛を吹いていた高橋さんのお宅がやっている喫茶店を紹介してくれました。さっそく、その喫茶店「ランプ」を訪ねると、歓迎してくれたのは店を切り盛りしている高橋さんのご両親。実は高橋さんのお宅は、4世代家族で暮らしており、来年高校に入るというお子さんは、miwaさんの大ファンだそうで、番組的に願ったり適ったりの家族に巡り合うことができたmiwaさんでした!(笑)。なんとこの店では、先ほどの井上さんが作った竹細工の珈琲ドリッパーで淹れたコーヒーを頂くことが出来ます。そのコーヒーを頂いたmiwaさん、ふだんは全然コーヒーを飲まないそうですが、このコーヒーは苦みが無くとても美味しかったそうです。裏の自宅を訪ねたmiwaさん、ベッドの上でパッチワークを作っていたお婆ちゃんに会っていると、そこに市内に出掛けていた、miwaさんの大ファンという中学3年生の娘さん(菫ちゃん)が帰って来てくれました。一緒に帰ってきたお母さんも、玄関から家の中にいるmiwaさんを見て、『どうしてこんなことになっているのか不思議なんですけど・・・、えぇぇ!おうちにいる!?』とビックリ仰天(笑)。

次に栄峰地区に移動した鶴瓶さん、山の中の道端で、ステキな外観の家を見つけ、車を降ります。3軒並んだペンションの様な家は、まるで童話の中に出てくるようなお家(鶴瓶さんのインスタグラムに写真が投稿されています)。鶴瓶さんが訪ねると、そこで出会った牧野嶋さん、『適当にウチを造ってるんです』と(驚)。実は、上越市に住んでいる放射線技師という牧野嶋さん、奥さんがお菓子屋をしており、将来ここに店を移したいと、週末毎に上越から戸隠に通い、20年かけて一人で家を建てているんだそうですが、まずは住むための1軒を、3年後くらいまでには完成させたいと・・・(汗)。寡黙な牧野嶋さんが、20年もかけて一人で造り続けてきた趣味の家を目の当りにした鶴瓶さん、もう言葉が出ません(笑)。

喫茶店に戻ったmiwaさん、高橋さんご家族に集まっていただき、4世代仲良く暮らす秘訣など、暮らしぶりについて話を聞きました。お礼に、歌をプレゼントすることにしたmiwaさん、家にあったギターをお借りして、菫ちゃんも練習中という「ヒカリヘ」を歌うことに。間近でmiwaさんの歌を聞いていた大ファンの菫ちゃん、震えながら溢れる涙を両手で抑えたまま、miwaさんが声をかけても暫く言葉が出てきません。そりゃーそうですよね!((o^―^o)。最後スタジオには、後日撮影された高橋さん一家のビデオメッセージが、miwaさんに届けられました。

再放送は、9月7日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 長野市戸隠の名物など

 平成30年8月27日放送 三浦大知が盆踊りに挑戦!? 秋田県羽後町ぶっつけ本番旅

ピアノソロ 三浦大知 BEST SELECTION

旅のゲストは、ダンサーで歌手の三浦大知(みうら だいち)さん。沖縄県出身の30歳。6歳の頃から、安室奈美恵さんを輩出した沖縄アクターズスクールに通い、ダンスと歌を学び、9歳にして歌手デビューし、『ポンキッキーズ』にレギュラー出演。変声期にはダンスレッスンに集中し、2005年にソロデビュー。昨年暮れには、NHK紅白歌合戦に初出場。今年、NHKワールドから新生「NHKワールドJAPAN」に名称を改めたNHK国際放送のキャンペーン・キャラクターに起用され、プロモーションビデオなどにも出演しています。

三浦大知さんが家族に乾杯に出演するのは、今回が初めて。でも、鶴瓶さんと三浦さんは、実は大の仲良し!。鶴瓶さんの他局番組に三浦さんが出演して以来お付き合いが始まり、昨年暮れの紅白の取材では、一年間を振り返って、『笑福亭鶴瓶さんと繋がりができたことが大きな出来事だった』と語ったとか!(笑)。

今回の旅の舞台は、秋田県 雄勝郡 羽後町(うごまち)。秋田県の南部、山形県境に近い内陸部に位置し、県内屈指の豪雪地帯です。主要産業は農業で、米(あきたこまち)や蕎麦(冷がけそば)、黒毛和牛(羽後牛)の名産地として知られています。また「西馬音内の盆踊り」は、徳島県の阿波踊り、岐阜県の郡上おどりと並び、「日本三大盆踊り」と称され、人口が1万5千人の町に、3日間で10万人もの観光客が訪れるそうです(驚)。三浦さんは、その西馬音内(にしもない)地区で多く目撃されていますよ!。ダンスと盆踊りとで、何か繋がりがあったのでしょうか?(汗)。個人的に、ふと思いつくところでは、秋田と言えば「秋田美人」。色白女性の代名詞ともなっている土地柄ですが、三浦大知さんも”お餅”になぞらえられるほど、色白でもちもちした美肌が魅力的。ひょっとして、そっちの繋がりとかでは?(笑)。一方の鶴瓶さん、「彦三(ひこさ)」で、名物のかき揚げ蕎麦を頂いたようです。また、「太陽食堂」の焼きそばも取材を受けたとか。本日の一杯かな?(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年6月29日(金)。杉宮地区にある畑の真ん中、舗装もされていない農道で待ち合わせた、鶴瓶さんと三浦さん。三浦さんのマネージャーは、『三浦大知をこの番組に出すのが夢でした』と大喜びしているそうですが、当の本人の三浦さんは、初めての出演でどんな旅が出来るのかと、既にドッキドキが止まらない様子(笑)。三浦さんによると、羽後町を旅先に選んだ理由は、『俳優さんの様に役柄に縁の土地がある分けではないので、だったら縁もゆかりもない、本当に知らない場所に、情報ゼロでぶっつけで旅をしてみるのがいいんじゃないかな』って思ったからだそうです!。ダンスに盆踊りを絡ませて、羽後町を旅先に選んだのは、どうやらNHK側の”忖度”だったようで、私の「お餅」予想も大外れ・・・(汗)。

畑の真ん中に居たんでは人に出会えそうもないと、二人が道路に出てみると、ちょうど家から車で出掛けようとしていた、菅原さんの奥さんと出会います。三浦さんが、羽後町の名物を尋ねると、蕎麦が特産で、「彦三(ひこさ)」や「弥助そばや」、「小太郎そばや」などが人気だそうです。また、羽後町ならではと言えば、「西馬音内の盆踊り」が有名。一方、ご主人のおすすめは「鈴木家住宅」。鈴木の親分がいて、鈴木サミットまで開かれているそうです。二人が、頂いた朝採れのきゅうりを丸かじりしながら話を聞いていると、奥さんが盆踊り会館へ案内してくれることに。

西馬音内(にしもない)地区で、毎年8月16日~18日に開催されている「西馬音内盆踊り」は、約700年の歴史があり、国の重要無形文化財にも指定されています。小野アナウンサーによると、豊作祈願の踊りに、西馬音内を治めていた豪族が滅んだ時の慰霊の踊りが合わさって出来たんだそうです。「盆踊り会館」には、盆踊りで被る”彦三頭巾”や、女性が着る”端縫い(はぬい)衣装”(”はぎ衣装”ともいわれる踊り衣装で絹布を組み合わせて縫った着物)なども展示されていました。ちょうど奥のホールでは、踊りの練習中と聞き、二人は見学させてもらうことに。西馬音内地区の子供は小さいころから踊りの輪に加わり上達していくそうですが、地区外の人たちも上手く踊れる様になって輪に加わりたいと、こうして練習会に通って来ているそうです。踊りの指導をしていた盆踊り保存会の菅原さんに教わり、鶴瓶さんと三浦さんも習ってみることに。さすがに世界的ダンサーの三浦さん、見様見真似で直ぐに手足の動きをコピー出来ている様ですが、それでも『これ相当難しいですよ、何百年も続く伝統ってすごいなぁ~』と感心しきり。お返しに、ダンスの基本的な動きを披露してくれた三浦さんですが、続いて踊った鶴瓶さんのダンスは、まるで”タコ踊り”(笑)。

盆踊り会館を後にした鶴瓶さんと三浦さんは、盆踊り保存会の会長の柴田さんが直ぐ向かいに住んでいると聞き、訪ねてみることに。しかし生憎と留守で、奥さんから副会長の佐藤さんを紹介してもらい、金物屋の「大黒屋商店」を訪ねます。ご主人で17代目となるお宅は、昔は造り酒屋をやっていたそうで、とても歴史の感じられる立派な建物でした。2階にあった盆踊りの様子を描いた絵を見せてもらった鶴瓶さん、お囃子の人の数にも驚かされます。

お腹が空いた鶴瓶さんは、三浦さんと菅原さんを誘って、菅原さんおすすめの蕎麦屋「彦三」(ひこさ)に行くことに。イチオシメニューと書かれた”彦三セット”(1,750円)を、冷たいお蕎麦で頂くことにした鶴瓶さんですが、周りのお客さんが揃って注文している大きな”かき揚げ”が気になります。すると店の人が、鶴瓶さんが注文せずとも気を使って、かき揚げ(250円)を揚げて出してくれました。彦三セットにも、野菜や煮物などが付いていて、鶴瓶さんも三浦さんも、十分お腹いっぱいになったそうです(笑)。

ここで二人は別れ、一人旅に。今までずっと付き合ってくれた菅原さんとも、ここでお別れです。


ここでスタジオから、羽後町の魅力をビデオ紹介。三浦さんといえば、歌唱力×ダンスという2つの要素を掛け合わせたパフォーマンスが魅力ですが、羽後町にも、三浦さんのように2つの要素を掛け合わせた名物があるそうです!。
 まずは、農村×アート。かやぶき民家が残る”農村”と”アート”を掛け合わせた名物が、「鎌鼬(かまいたち)美術館」。こちらの美術館では、1969年に出版された伝説的写真集「鎌鼬」にまつわる展示が行われています。農村の風景に、舞踏家・土方巽が入り込んだ独特の写真は、世界的に高い評価を受けました。羽後町には、写真の舞台となった風景が今も残っています。
 次は、野菜×黒。羽後町特産のきゅうりと黒を掛けたのが、その名も「ブラックきゅうり」。しかしその色は、普通の緑のきゅうりです!(汗)。見かけは普通のきゅうりと変わりませんが、羽後町のきゅうりは全国的にも最高級品質。そこで、最高級きゅうりであることが一目で分かるように、黒い箱に入れて注目させることにしたとか。今では、黒い箱が最高級きゅうりの代名詞にもなっているそうです。
 最後は、羽後町×美少女。羽後町では、2007年から美少女イラストを使った町おこしを続けています。中でも人気なのが、美少女のイラストが描かれた袋に入った、「あきたこまち」。全国から注文が届く、羽後町が誇る美少女です!(笑)。

鶴瓶さんと分かれ、いよいよ一人旅になった三浦さん。保存会副会長の佐藤さんから教えてもらった、歌い手をしている倉田さんに会いに行ってみることに。『人がいたら、ガンガン声をかけてみよう』と言いながら、住宅街を歩き出してみますが、人が全く見当たりません(汗)。とても不安そうな三浦さん、ついつい後を振り返り、後を付いてくる番組スタッフに、頻繁に話し掛けてしまいます(笑)。小野アナウンサー曰く『挙動不審』な三浦さんが、路地裏で辺りをキョロキョロ覗き込んでいると、消防署の窓越しに人と目が合い、声を掛けてみることに。そこは、湯沢雄勝広域市町村圏組合消防署羽後分署。『盆踊りのことに詳しい方はいませんか?』と、平身低頭にお伺いする三浦さんに、消防署の方も職務中ながら、親身に相談に応じてくれました。若い職員には、『ファンです』と握手を求めてくれる方もいて、三浦さんも少しホッとした様子。なんとこの消防署には、よく三浦さんに間違えられるという職員が二人もいて、三浦さんはふたりの間に入ると、『三浦だいチーズ』でパシャ!(笑)。地元出身の佐々木さんが、お囃子に参加している消防署の職員に、電話で倉田さんのことを聞いてくれるそうなので、その連絡を待つことにした三浦さんでした。

一方の鶴瓶さんは、菅原さんのご主人に教えてもらった、東北「鈴木姓」発祥の地を訪ねることに。平安時代、源義経の重臣だった鈴木三郎重家が、1189年に奥州平泉からこの地に落ちのびて土着したことで、東北地方に「鈴木姓」が伝わったとされています。今から300数十年前に建てられたという国指定重要文化財「鈴木家住宅」には、今でも830年以上も続く東北鈴木姓46代目当主、鈴木杢之助(もくのすけ)重廣氏の家族が住んでいるという、全国でも大変めずらしい文化財です。見学するには500円必要ですが、生憎と家の人は留守の様で、「準備中」との札が。そこで鶴瓶さん、近所の人に尋ねてみることに。すると、隣も別家(分家)の鈴木さんでしたが、家の中から『ムリムリムリ・・・』と断られてしまい、落ち込む鶴瓶さんでした(笑)。

しばらくして、消防署の佐々木さんから倉田さんの住所が分かったと電話連絡を貰った三浦さん、教えてもらった福田地区へと向かいます。地元の人に家を聞こうと雑貨店の「飯塚商店」を訪ねますが、店の人は奥で足をこちらに向けてお昼寝中(笑)。三浦さんが隣の家を訊ねようとしていると、飯塚商店の奥さんが起きてきてくれて、すぐ裏にあった倉田さんの家まで案内してくれました。年配の倉田さん、歌は困ると、同じ歌い手で床屋をしている高橋さんを紹介してくれました。次に「高橋理容店」を探し当てた三浦さんですが、ちょうど寝入っている赤ちゃんの髪をカット中だからと断られてしまい、後でと相談するも、『よその方がいいんじゃないでしょうか?』と(汗)。必死に食い下がる三浦さんですが、高橋さんから今度は、近所で熱心に踊りをしているという、藤田さんを紹介されてしまいました(笑)。小野アナウンサーによると高橋さん、この時は全身黒ずくめの服装だった三浦さんを、てっきりNHKのスタッフだとばかり思い込み、後からゲストの三浦さん本人だと聞かされ、大そうビックリしていたそうです(笑)。

さて三浦さん、藤田さんのお宅を訪ねるも、今度は留守・・・。途方に暮れる三浦さんですが、たまたま藤田さんの家の隣に建っていたオシャレな真新しい住宅が気になり、もうダメ元、盆踊りをしている人かもと、いきなりピンポンを押してみることに(汗)。玄関に出てきてくれた藤原さんご夫婦、大工をしている息子が建てた家だそうで、『家は映してもいいけど、(自分たちは)映さないでくださいよ』と。しかし、断られることにだいぶ免疫が付いた三浦さん、優しそうな藤原さんご夫婦の人柄に付け込んで、今度ばかりはグイグイと、家に上がり込むことに成功(笑)。家の中を見させてもらっていると、何とお孫さんがダンスを習っていることが分かり、ついに最高の出会いに巡り合うことができました!。すると、ようやく三浦さんにも運が回ってきたようで、先ほど留守だった隣の藤田さんがご帰宅!。藤原さんのお孫さんが帰ってくるまで、藤田さんのお宅で、盆踊りの話を聞かせてもらうことにしました(笑)。

本家の鈴木さんは留守、隣の別家の鈴木さんには断られてしまった鶴瓶さんですが、三浦さん以上に粘り強く、さらに隣にあった別の分家の鈴木さん宅を訪ねると、91歳になるお爺ちゃんが出てきてくれました。とてもお元気で、隣の畑では地元ブランドのえだまめ「あきた香り五葉」を作っていて、今日は『えだまめ の つつよせ』をしたんだそうです。秋田弁にもだいぶ耳が慣れてきた鶴瓶さん、『エダマメの土寄せね、だいたい分かる』と(笑)。ちょうどその時、二人の前を通り過ぎた車に乗っていたのが、『本家の母ちゃん』だそうです。

藤田さんのお宅にお邪魔した三浦さん、藤田さんが作っている盆踊りの人形や押し絵の作品、鴨居に飾ってあった家族の盆踊りの写真などを見させてもらいました。写真に写っている、亡くなられた藤田さんのお母さんが着ているのが、藤田家に代々受け継がれている端縫い。藤田さんも、『踊りが上手にならないと端縫いは着ちゃダメ』と言われて育ち、一生懸命踊りを頑張って習い、初めて端縫いが着れたのが23歳の時で、それはそれは嬉しかったそうです!。

鈴木家に戻った鶴瓶さんは、仕事から帰ってきた46代目当主の奥さんと出会い、鈴木家に入れて頂くことができました。江戸時代に建てられた国の重要文化財である「鈴木家住宅」には、今も実際に鈴木さん家族が住んでいますが、一般公開されています。ただしその為、見学の際には事前予約が必要とのこと(汗)。中に入ってみると、とても広い座敷が続き間になっていて、高い天井を見上げると、茅葺屋根の裏側を見ることが出来ます。十年前に行われた修復工事では、屋根の茅葺は山形県に発注して4年近くも時を要したとか。全国歩き回っている鶴瓶さんも、『こんなん見たの、ほんまに初めてやわ』と、感心しきり。茶の間に飾られていた平成6年6月の従妹会の写真には、50人以上もの鈴木さんが写っていて、八百年祭(第1回鈴木サミット)の写真には130人位もの鈴木さんが写っています(驚)。大変な家によく嫁いできたと感心する鶴瓶さんですが、当の本人は、とてもさばさばした明るい方。ご主人からは、先にお腹が大きくなってしまってから、『実は・・・』と聞かされたそうです。鶴瓶さんは馴初め話を聞きたがりますが、残念ながらそれはノーコメント(笑)。スタジオでは、家族そろって後日撮影された、ビデオメッセージが紹介されました。ご主人によると、温泉施設で働いていた奥さんに目を付け交際を始め、それからズルズルと今に至るそうですが、それが46代続く秘訣だそうです!(笑)。

ここでちょっと一息、秋田県羽後町の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、川沿いに佇む一軒のお店。「太陽食堂」で頂く本日の一杯は、「月見焼きそば」。ソースの匂いが食欲をそそります。お母さんから店を引き継いだ若女将の作る焼きそばも、半世紀以上続く店の味を守り続けて、今ではお客の90%以上が常連さん。『母親に、お前もやった方がえぇどって言われて、当時は分からなくて、今は、やっててえがったなぁ、本当にありがたいなぁ』と思っているそうです。

車で町の中心部まで戻ってきた鶴瓶さん、道の案内看板にあった「むかしがたり館」が気になり、訪ねてみることに。さすが噺家です!(笑)。「むかしがたり館(羽後町民話伝承館)」は、地域に伝わる民話や昔語りの定期口演を行う施設ですが、受付けの女性に話を聞くと、生憎とこの日は、語り部さんは来ていないとのこと。そこで、羽後町に住んでいるという語り部さんを紹介してもらうことに。代表の鈴木さんの携帯は繋がらず、次に電話してもらった佐々木さんと電話で話すことが出来た鶴瓶さん、今から訪ねさせてもらうことに。さらに、受付けの女性の車で、佐々木さんのお宅まで案内してもらうことにした鶴瓶さん、さすが三浦さんとは”グイグイさ”の桁が違います(笑)。

三浦さんは、ダンスを習っている藤原さんのお孫さんに会いに、再び隣のお宅に伺うと、先に帰っていた孫の一誠くんが出迎えてくれました。一誠くんが机で広げていた宿題帳を覗き込んだ三浦さんですが、ひと目見るなり、『あ!やばい、これはねぇ・・・、お兄ちゃん、これ できないなぁ』と(笑)。代わりに、一誠くんのダンスの映像があったら見たいと相談すると、ダンススクールが発表会の様子を撮影し編集して配ったDVDがあり、それを2階で見せてもらうことに。一誠くんのダンス映像を見た三浦さん、本人を目の前に、『かっこいいね~、本当に上手』と褒めまくるので、照れてしまった一誠くん、三浦さんが『一緒に踊りたいなぁ』と誘っても、ソファの上で、くねくねくね(笑)。

鶴瓶さんが、佐々木さんのお宅で話を聞いていると、同じく語り部をしている妹さんや、先ほど電話が繋がらなかった代表の鈴木さんも、集まって来てくれました。『おめえのおかげで、こっちまで来られたぁ』と言われた鶴瓶さん、『おめえが電話に出ないからだ』と言い返しますが、実は秋田弁で「おめえ」とは、「あなた」っていう意味の、優しい言葉だそうです(汗)。もっと悪くなれば、「んが」だとか(笑)。そこで鶴瓶さん、本当の昔語りの言葉が聞きたいと、鈴木さんの十八番を聞かせてもらうことに。佐々木さんの十八番は「長者森のへっぴりじー」(上手な屁をしてご褒美をもらう爺様の話)でしたが、鈴木さんの十八番もやはり”屁”にまつわる「へや」(部屋)だそうです(汗)。『屁をたれる嫁さんを里さ帰そうとした時、馬方がいっぺえ柿のなっている柿の木を見て柿が食いてえなぁと言うと、馬さまたがった嫁さんが、パコってはしょって、柿の木さ向かって、ぶわぁぁぁーとやって、みんな落したわけよ。そしたら婿さん、おめぇの屁は値(あて)ある屁だから部屋っこ作ってくれて、おめぇ屁出る時はそこさ行ってこいって、それで”へや”なんだって!』というお話(話の内容は省略して書いています)。鈴木さんの語りを間近で聞いていた鶴瓶さん、大笑いしつつも、『楽しそうにしゃべるなぁ~』と感心しきり。

三浦さんの問いかけに、とても恥ずかしがっていた一誠くんですが、一緒にダンスを習っている、友達のショウ君とコウ君の兄弟が訪ねて来ると、恥かしさはどこ吹く風(笑)。三人で、今習っている”クラブ”という足の動きを、踊って見せてくれました。そこで三浦さん、少し難しいステップを教えてあげることに。子供たちも、何となく三浦さんに付いてきてくれましたが、子供たちの話題は直ぐに別なところに(笑)。さらに、子供たちの別れの決め台詞は、指を2本突き出したポーズで、『アデュー!』(フランス語の”さようなら”)。それが何なのか分からず、子供たちからユーチューバーの決め台詞だと知らされた三浦さん、『わぁ次世代!、おじさんになってきているんだなぁ、気を付けないとなぁ~』と(汗)。子供たちにそれを教わり、皆で『アデュー!』をして、羽後町の旅を締めくくった三浦さんでした!。

再放送は、8月31日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 羽後町の名物など

 平成30年8月13日放送 海外SP オランダ・ロッテルダム二階堂ふみとぶっつけ本番旅

今年もこの時期がやってきました!。お盆の夏休み恒例となった、海外スペシャル!。昨年は、田中麗奈さんをゲストに迎え、オーストラリア・メルボルンのぶっつけ本番旅でした。今年の海外旅行の旅の舞台は、オランダのロッテルダム。オランダへは、日本から直行便で約12時間。九州とほぼ同じ広さの国土に、約1,700万人の人が暮らしています。ロッテルダムは、首都のアムステルダムからは南西に60kmほど、オランダの南西部にある世界屈指の港湾都市で、人口規模でもアムステルダムに次ぐオランダ第2位の都市です。歴史的な街並みと、奇抜な現代建築が融合し、市場には様々な物と人が溢れています。ちなみに、オランダには2つ首都があると言われており、国としての首都は商業や経済の中心地であるアムステルダムですが、国家行政機関はデン・ハーグに置かれています。

今回の旅のゲストは、女優の二階堂ふみ(にかいどう ふみ)さん。沖縄県那覇市出身の23歳。12歳の時に地元のフリーペーパーのモデルをしたことがきっかけで、スカウトされてモデルデビュー。高校進学を機に上京し、TVドラマや映画に多数出演、演技派女優として数々の賞も受賞します。現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」では、西郷隆盛が奄美大島に潜居した時の島妻である、”愛加那(あいかな)”役を演じています。沖縄出身ですから、島娘の振る舞いや難しい奄美言葉なども上手にこなし、特に吉之助が薩摩に召還されることになった第21話「別れの唄」のクライマックスで歌った美しい島唄は、大きな反響を呼びました。旅の目的は定かでありませんが、クラブ(CLUB)好きを自称する二階堂ふみさんは、ヨーロッパの中でも、ドイツやオランダが大好きだそうです。特にオランダのアムステルダムは、世界で最もクラブの数が多い街と言われているそうなので、そんな理由からの旅先のチョイスでしょうか?(汗)。

海外ロケで恒例となった、笑福亭鶴瓶一門の落語会が、ロケの2日後(6/7)、首都のアムステルダムにあるSchouwburg Amstelveen(アムステルフェーン劇場)で開催され、今回も大盛況だったようです。そして、海外ロケの打ち上げは、スタッフ全員で「黒毛和牛焼肉 ZAO」で!。鶴瓶さんのインスタグラムには、ロケ前に観光で訪れた世界遺産「キンデルダイク・エルスハウトの風車網」や、Olympusゴルフ場での楽しいプレーの様子、ホテルから見たアムステルダムの街並み、旅行最後の夜に満喫したオランダ料理店などの写真が、たくさん投稿されていますよ!。オランダを満喫した鶴瓶さんでした。


ロケが行われたのは、平成30年6月5日(火)。オランダ王国・ロッテルダムにある、Oudehaven(アウデハーヴェン=古い港)で待ち合わせた、鶴瓶さんと二階堂ふみさん。ステキな古い港の景色に魅せられた鶴瓶さんは、『日本では公園ばっかりで会うてたのに』と、チクリ(笑)。二階堂さんは、今回の旅で、いろいろな家族と出会って、あわよくば冷蔵庫の中を拝見したい(それくらい近しい関係になりたい)のと、同世代の友達を作りたいそうです。スタジオの小野アナウンサーによると、ロッテルダムは鶴瓶さんと縁の深い街なんだそうです!?。ロッテルダムにはヨーロッパ最大の港があり、古くから石油関連産業や造船で栄えてきました。今から145年前、日本からその造船所を見学しに、明治政府の使節団が海を越えてロッテルダムを訪れています。ここまで聞いて鶴瓶さん、ようやく『あぁそうか、オレや!』と(笑)。その使節団を率いたのが、幕末から明治にかけて活躍した政治家、岩倉具視(1825~1883年)。大河ドラマ「西郷どん」では、鶴瓶さんが演じています。鶴瓶さん演じる岩倉具視は、今のところ何やら腹黒い悪代官のイメージですが(汗)、実は昭和時代に使われていた500円紙幣の肖像にも描かれた、立派な人です(笑)。

21世紀の岩倉使節団となるべく、ロッテルダムを訪れた鶴瓶さんと二階堂さん。二人がさっそく出会ったのは、修学旅行中の高校生たち。生徒はみな大人っぽいし、先生はとっても背が高くてビックリ。次に出会ったのは、港で船の改装工事をしていたセリムさん。とても気さくに話に応じてくれて、オーナーの了解を取って二人を船に迎え入れてくれました。1911年に造られた古い船を2-3ヶ月かけて改装し、ノルウェーまで出掛けられるようにするそうです。船から降りた二人が、次に「Het Witte Huis」(ヴィッテハウス)の前で出会ったのは、校外学習中の中学生たち。ロッテルダムの教育団体の方達が、中学生たちと自転車で市内を巡り、第2次世界大戦ゆかりの場所を見学して回っているそうです。1940年5月のドイツ軍の爆撃で、ロッテルダムは焼け野原となりましたが、戦前にロッテルダムの摩天楼だったヴィッテハウスだけは、奇跡的に焼け残ったんだとか。しかし、どの中学生も背が高く、みな180センチ以上ありそうです(汗)。彼らの家を訪ねてみたい二階堂さん、兄弟が何人いるか聞くと、みな4人兄弟以上で、7人兄弟という家も(驚)。オランダは、子沢山な国なんですね!。3時には家に帰るというハルメンくんに、二階堂さんが『あとでお邪魔してもいいですか?』と尋ねると、『コーヒーでもどうぞ』と気さくに招いてくれました。

ここでスタジオから、小野アナウンサーが、戦前と戦後でガラリと街の雰囲気が変わった、ロッテルダムを紹介。1940年5月14日、ドイツ軍の空爆で、ロッテルダムの街は壊滅的な被害を受けます。戦後、焼け野原から近代的な街づくりを進めるなかで、ロッテルダムには、ユニークなデザインの建物が、次々に誕生しました。Kubuswoningen(キューブハウス)、Het Potlood(ペンシルハウス)、Pauluskerk(パウルス教会)、Rotterdam Centraal(ロッテルダム中央駅)など。そしてユニークなデザインと言えば、「HotTug」なるものまであります!。ボートに煙突が立っていて、中はお風呂になっています。乗客は、湯船に浸かりながらビールを片手に、ボートで市内を観光。ロッテルダム発祥のアトラクションとして、観光客に人気だそうです(笑)。

奇抜な形の建物が気になった鶴瓶さん、「キューブハウス」へとやってきました。立方体の各戸を45度傾けて配置した集合住宅で、オランダ人の建築家、ピート・ブロムが設計し1984年に完成しました。そこで出会った人に話を聞くと、ホテルとして利用も出来る様です。次に自転車で帰ってきたヘレンさんに話を聞くと、彼女は建てられた当時から34年間ここに住んでいるとのこと。鶴瓶さんが、住んでいてつんのめりそうにならないか気になり尋ねると、『壁に寄り掛かると、壁が奥に逃げていくような感じがする』そうです。ダメもとで、家に上がらせてもらえないかとお願いすると、なんとOKしてくれました。部屋の表に面した壁は、実際に斜め45度に傾いており、窓からは表を見下ろす感じになっていて、なんとも不思議な空間です(汗)。

次に二人がやってきたのは、たまたまこの日が火曜で開いていた、「中央市場」。400以上の屋台が約2.5kmも連なる、オランダ最大級の青空市場で、毎週火曜と土曜に開催されています。野菜を売っていた屋台で話しを聞くと、お母さんと姉妹で切り盛りしている店で、お父さんかと思ったマルティンさんは、実はお客さんなのに名物おじさんとして、何時もあっちこっちの店を勝手に手伝っている方だそうです(笑)。次に『ニーハオ』と声を掛けてきたのは、果物屋のアド・マンスさん。鶴瓶さんに抱きつき、頭にキスしまくる、とてもひょうきんなおじさんでした(笑)。

ここでちょっと一息、オランダの「家族に一杯」の時間です。
 とある土曜日の午後、ロッテルダムの郊外の絵本に出てきそうなかわいい一軒のお宅を訪ねると、出迎えてくれたのは奥さんと娘さん。親子で作ってくれたのは、5月から6月が旬という、ホワイトアスパラガスのスープ。剥いたアスパラの皮でダシを取ってから、ざく切りにしたアスパラとジャガイモを入れ煮込んで、ミキサーでトロトロに。そこに、クリームチーズをたっぷり入れます。食卓の準備が整ったところに、ちょうど帰ってきたのは、市場で出会ったアド・マンスさん!。週に一度、家族揃っての晩御飯は、本日の一杯「ホワイトアスパラガスのスープ」とパン。オランダの食事って、とってもシンプルで質素なんですね!(驚)。

中央市場で別れることにした鶴瓶さんと二階堂さん。一人旅になった鶴瓶さんは、「Markthal」(マルクトハル=屋内マーケット)の前で、大勢の日本人に声を掛けられます。その内の一人、「黒毛和牛串 ZaO & ラーメン石井」でインターンシップ中という小島さんに声を掛けられます。同僚のスタッフを紹介してもらうと、アフマディーさんは日本に1年間いたことがあり、ダイアナさんはアニメおたくで日本語が少し話せるそうです(笑)。

一方の二階堂さん、何処に行ったらいいか分からず、名物おじさんのマルティンさんに、この辺りの地元の美味しい店を尋ねると、市場の人達も集まるという、裏通りにあるカフェを紹介してくれました。「Douwe Egberts Cafe」で、くつろぐ年配のご夫婦に話しかけた二階堂さん、若い人たちが集まるエリアを尋ねると、Oudehaven(アウデハーヴェン=古い港)のカフェテラスに行けば、若者がたくさん集まっていると教えてくれました。

鶴瓶さんはマクトハルで、オランダ人のお婆ちゃんと一緒にいた、お母さんが日本人でお父さんがオランダ人という、ハーフのデミ・ズワイネンブルフさんと出会います。両親はアメリカで結婚してデミさんが生まれ、その後オランダと日本で生活していたそうですが、大学進学のためにオランダに戻ったデミさんは、現在祖父母の家で暮らしているそうです。次に出会ったのは、神戸出身というこてこての関西弁のおばちゃん(笑)。45年前に日本でオランダ人のご主人と出会い、40年前に子供と一緒にオランダに来て、ガイドもしていたそうです。

まず鶴瓶さんは、デミさんの祖父母の家を訪ねさせてもらうことに。ロッテルダムの郊外にあったズワイネンブルフさんの家は、とても広い庭のあるステキなお宅でした。鶴瓶さんは、お爺ちゃんとお婆ちゃんに、馴初め話を聞いたり、結婚式の時の写真を見せてもらったりしました。

二階堂さんは、同世代の若者を探して、再びアウデハーヴェンへとやってきました。すると、レストラン「Kade 4」の厨房で、胸に大きく”勇”と書かれたTシャツを着た若者を見つけ、話を聞くことに。柔道を17年間やっているというセバスチャンさんは、日本に憧れて漢字の書かれたTシャツを着ているそうですが、意味は分からないとのこと(汗)。家族について話を聞いていると、ちょうど横を、偶然にも妹のマリケさんが通りかかります。これから図書館に、本を返しに行くところだそうです。マリケさんも柔道を習っていて、兄妹して日本に行くのが夢だそうです。

次に鶴瓶さんは、マクトハルで出会った松本さんに会いに、彼女が通っているテニススクールを訪れました。インドアのテニスコートで、松本さんとオランダ人の女性たちがテニスを楽しんでいる中に入って、一緒にしばし戯れた鶴瓶さん。スクールのテラスで、松本さんに、ご主人との馴初め話などを聞きました。松本さんのご自宅を訪ねることにした鶴瓶さん、奥さんがオランダでも毎週見ているという”家族に乾杯”を横で見ながら、鶴瓶さんの顔を知っていた夫のベルトさんが、『テレビと同じ』と笑って出迎えてくれました(笑)。鶴瓶さんは、娘や息子さんの写真を拝見しながら、ご家族の暮らしぶりなどについて話を聞きました。

二階堂さんは、ヴィッテハウスの前で出会った中学生、ハルメンくんのお宅を訪ねることに。途中、花屋さんに立ち寄って、素敵なブーケを作ってもらった二階堂さん。それをもってハルメンくんのお宅を訪問すると、両親と3人の姉弟妹と犬が揃って、二階堂さんを歓迎してくれました。庭にはトランポリンがあり、裸足になって子供たちと一緒にトランポリンで大はしゃぎする二階堂さん(笑)。はしゃぎ過ぎて喉が渇いてしまった二階堂さんは、テラスでジュースを頂きながら、皆さんにいろいろな話を聞きました。散らかっているのでカメラ無しならという条件で、妹さんの部屋を見せて貰った二階堂さん、いよいよ念願の冷蔵庫の中を見せてもらうことに!。通訳のペペインさんが、『ばかげた質問ですが、冷蔵庫を見せて貰えますか?』と相談すると、奥さんは快く『いいわよ』と。スタジオでその会話を訳した字幕を見ていた二階堂さん、『そんな言い方 していたんだ・・・』と(笑)。明日が週一回の買物の日だそうで、冷蔵庫の中にあまり物が入っていないと話す奥さんですが、チーズやバター、ミルクだけはたっぷり揃っている様でした。二階堂さんが、『日本ではバターがすごく高いんです』と嘆くと、『オランダには山ほどある』とご主人、奥さんは『持って帰る?』と言ってくれました(笑)。

最後にスタジオでは、オランダで出会った皆さんに向かって、みんなで『Dank u wel(ありがとう)』。なお、海外スペシャルの再放送の予定は、いまのところありません。

 


番組内で紹介された オランダ・ロッテルダムの名物など

 平成30年7月23日放送 笑顔対決!フィギュアの村上佳菜子と神奈川県真鶴町の旅

旅のゲストは、元フィギュアスケート選手の村上佳菜子(むらかみ かなこ)さん。名古屋市出身の23歳。3歳からスケートを始め、ジュニアでは世界の頂点に立ち、2010-11シーズンにシニアデビュー。その年、グランプリシリーズ・アメリカ大会で総合優勝し、全日本選手権では安藤美姫、浅田真央選手に続く3位に入りました。2014年のソチオリンピックには、日本代表として出場(女子シングル 12位)。その後はケガもあり思うような成績が残せず、昨年4月、現役を退くことを発表しました。現在は、プロスケーターとして活動し、アイスショーなどで演技を披露するとともに、山田満知子コーチのもとで、指導者を目指して修行中です。

村上佳菜子さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。元フィギュアスケートの選手では、織田信成さんが、東京都 谷中・根津・千駄木 ぶっつけ本番旅(平成28年4月25日放送)に出演しています。

今回の旅の舞台は、神奈川県足柄下郡真鶴町(まなづるまち)。東京からは、新幹線と在来線を乗り継いで、約1時間。神奈川県の南西端、小田原市と湯河原町に挟まれ、相模湾に突き出た”ツル”の形をした「真鶴半島」とその周辺の、面積7km2の小さな町です。古くから「本小松石」と呼ばれる上質の石材の産地として知られいますが、現在の主な産業は観光で、年間に100万人以上の観光客が訪れます。真鶴半島は、磯釣りのメッカであるとともに、ダイバーに人気のダイビングスポットでもあります。実は、スキューバダイビングのライセンスを持つ村上佳菜子さん、昨年の夏には、同郷で仲良しの浅田真央さんと一緒に、沖縄で潜ったとか。また、二人とも”かき氷”が大好きで、一年間に500杯ものかき氷を食べるという村上さんは、自身を「ゴーラー」と称しているそうです(笑)。旅の目的は、ダイビングか、はたまたかき氷か?、放送が楽しみです!。


ロケが行われたのは、平成30年6月2日(土)。神奈川県真鶴町にある「荒井城址公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと村上佳菜子さん。鶴瓶さんを見つけた村上さん、満面の笑顔で駆け寄ると、『大概、俺の笑顔の方が勝つけど、お前には負けるわ』と鶴瓶さん(笑)。鶴瓶さん曰く、村上さんの笑顔は、『腹立つぐらいの笑顔』だそうです!。

ずっと室内競技のスケートを続けてきた村上さん、東京の近くにキレイな海があると知り、ぜひ行ってみたいと思い、真鶴町を旅先に選んだそうです。また、現役時代は週7日練習していたので、休日の過ごし方がわからないという村上さんは、どうしても今回、バーベキューを体験してみたかったそうです(笑)。そこで早速二人は、公園に子供2人と遊びに来ていた地元の奥さんに尋ねると、「ケープ真鶴」でバーベキューが出来ると教えて貰いました。鶴瓶さんと村上さんは、次に公園で出会った、鰻を買って家に帰る途中という高校生の遠藤君に、『今からバーベキューしに行くねん』、『一緒に参加しませんか?』と誘おうとしますが、『僕は鰻食べるんで、がんばってください』と、バッサリ!(汗)。公園を降りたところで二人が見つけたのは、「ヤブタ建設不動産」のガレージに山積みされた、大量の野球ボールとバット。事務所を訪ね奥さんに話を聞くと、ご主人の薮田徹也さんを慕って大勢の野球少年達が、教えを乞いに訪ねて来るようなったそうです。奥さんから、ガスコンロを使って手軽に地元の魚を焼いたりするなら、「まなづる里海BASE」もおすすめと聞いた鶴瓶さん、肉類は途中の肉屋で調達することにして、里海ベースに行ってみることに。

ここでスタジオから、真鶴町の魅力をビデオ紹介。現役時代、ファンタスティックなスケーティングで観客を魅了した村上さんに負けず劣らず、真鶴町にもファンタスティックなものがあるそうです!?。
 まずは、”ファンタスティックワールド”。沢山の魚が生息する真鶴の海では、「スキューバダイビング」が大人気。
 次は、”ファンタスティックな3回転?”。「真鶴町立遠藤貝類博物館」には、世界中の貝が、4500種類・5万点も展示されています。中でも、ファンタスティックな世界最大の巻き貝・アラフラオオニシ。村上さんもビックリの、3回転いや4回転の、ファンタスティック!(笑)。
 最後は、”ファンタスティックなフェスティバル”。350年ほど前から、大漁と海の安全を祈願して毎年7月27日と28日に貴船神社で行われている、「貴船まつり」。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、神輿が船に乗り花火の上がる海を渡る光景は、圧巻です!。

バーベキューの食材を買いに、「肉の石川(真鶴店)」に立ち寄った鶴瓶さんと村上さん。100gが795円の特上牛カルビを4パック、豚バラ肉と生姜焼き用ロース肉を数パック、メンチカツ10個、鶏のから揚げ、シューマイ、等々。大きな買物袋が3つにもなる、大量の肉や惣菜を買い込んだ二人は、早くも車内でメンチカツを食べながら、近場の里海ベースを目指すことに。

真鶴港の目の前にある「まなづる里海ベース」は、観光協会や様々な店が入る、地域の魅力を発信するスペースとして、2014年12月にオープンしました。一番正面にある「スミマルシェ」は、海産物や地元野菜も扱うマルシェで、ここで魚介類を買うと、横の広場でバーベキューを楽しむことが出来るそうです!。鶴瓶さんは、桜エビのウインナー(10本入り540円)を2パックと、メジナの開き(600円)を2枚、メジナのみりん干し(250円)を3枚買い、さっそく隣の広場に設置されたバーベキューを始めることに。ところが、最初に公園で出会った親子に電話をすると、都合が悪くなって来れないそうです。大量に食材を買い込んでしまった鶴瓶さんと村上さん、干物を買いに来た観光客や、辺りで遊んでいた子供や親子連れをどんどん誘って、一緒に食べてもらうことに(笑)。
店員さんから、『海の物は身から焼く』と教えてもらった村上さん、『楽しー』と言いながら、3台のコンロを掛け持ちし、肉、野菜、魚、ソーセージと次々に焼いていきますが、端から焦げた煙が上がり出します(汗)。必死に肉やソーセージをひっくり返す村上さん、『バーベキューって忙しいんですね』と(笑)。するとそこへ、先に出会った薮田さん家族が訪ねて来てくれました。鶴瓶さんは、『バーベキューをしている所に家族を呼び寄せるの、”家族に乾杯”始まっていらい初めてやわ』と言いつつ、集まってくれたご家族に、いろいろと話を聞きました(笑)。

バーベキューを開始してから2時間半、ずっと里海ベースに滞在し続けた二人は、ようやく別れ、別行動することに。

鶴瓶さんは、以前に都内で偶然出会ったことがあると話しかけてくれた、近所の酒屋の娘さんに誘われて、「草柳商店」を訪ねると、看板娘のお婆ちゃんが出迎えてくれました。草柳商店では、夕方になるとお使いに来た近所の人たちが、買った酒を家に持ち帰らず店で蓋を開け、店主のギターをつまみに、宴会が始まるそうです(笑)。

一方の村上さんは、面白い人が多いからメッチャ好きという”漁師さん”に会いたいと、「岩海岸」を訪れます。すると、お父さん同士が高校の同級生という2家族で海遊びに来ていた人達と出会った村上さん、それぞれのご夫婦に、馴初め話を聞くことができました。

鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて町内をひたすら歩き続けていると、腰を悪くしてウォーキングをしているという小山さんと出会います。一緒に歩きながら、小山さんから話を聞いていた鶴瓶さん、書道教室の先生が近くに住んでいると知り、小山さんに案内してもらうことに。現在、NHK大河ドラマ”西郷どん”で岩倉具視役を演じている鶴瓶さん、頻繁に筆で字を書くシーンがあることから、ぜひ教えを乞いたいそうです。

アシカと遊べるメキシコ・ラパスの魅力と潜り方「マリンダイビング 2018年7月号」

村上さんは、岩海岸で出会った方から、この時間なら素潜りの漁師さんが市場にいるかもと教えられ、「魚市場」へ向かうことに。その途中、PADIの看板が掛かったダイビングショップを見つけた村上さんは、自身もPADIのライセンスを持っていてダイビングを楽しんでいることから、思わず「岩ダイビングセンター」を訪ねてみることに。すると店内では、ショップの人達がちょうどテレビで、村上さんが出演しているテレビ番組を見ていたところ!(驚)。ダイビングスタッフの皆さんに、『今まで潜った中で、どこの海がキレイでした?』と尋ねる村上さん。ベテランダイバーに出会うと、必ず聞いてしまう”ダイバーあるある”な質問ですね(笑)。世界中あちこちの海を潜り、ダイビングをしていなかったら家が3軒くらいは建っていたかもという、元保育士の川口さんは、メキシコの海で、アシカと一緒に遊んだことが一番の思い出だそうです。アシカはイルカ以上に犬と同じくらい人懐っこくって、シュノーケルをカプカプしたり、身体の脇の間にグルグル入って来たりするそうです。しかし、メキシコは遠いと田端さん。真鶴の一番の利点は、都心から近いこと、日帰りダイビングが楽しめます。真鶴の海でしか潜ったことが無いという田野さんは、『みんなが普段食べている魚が見れますよ』と(笑)。

小山さんの書道の先生のお宅を訪ねることにした鶴瓶さん。”鶴さんぽ”とはしゃぎ、案内してくれる年配の小山さんについていきますが、『すぐそこ、もうすぐです』と何度も聞かされながらぜんぜん辿り着けず、ついに足はフラフラ(汗)。途中、せっかく小山さんが美味しい干物が買えると「青貫水産」を教えてくれたのに、見向きもしません・・・。ようやく訪ね当てた福井さんのお宅、書道の先生は男性とばかり思い込んでいた鶴瓶さんですが、応対してくれた奥さんが、実は書道の先生でした(笑)。2階に上げて頂き、一筆「乾杯」と書かせてもらった鶴瓶さん。先生から『すごいじゃない』と褒められると、『気持ちえぇな~、褒められること好きやから』と話す鶴瓶さん、村上さんに負けず劣らずの笑顔が弾けます!(笑)。

いわしの味噌汁ここでちょっと一息、真鶴町の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、日本でのダイビング発祥の地とも言われている”琴ヶ浜”。海辺に面したダイビングサービス「ブルーアース」のロハススタジオ・ビーチ館のテラスでスタッフが作っているのは、目の前の海で獲れた新鮮なイワシをぶつ切りにし、そのまま味噌汁に入れて野菜と煮込んだ、「いわしのみそ汁」。みそ汁を振る舞うお客さんは、目の前の琴ヶ浜の海から上がってきたばかりの、ダイバーの皆さん。いくら夏の海でも、長く海に潜っていると、身体が冷えてしまいます。海から上がって頂く、体の芯から暖まれる一杯は、何よりのご馳走です!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「LOVELAND, ISLAND」(山下達郎)でした。

漁師さんに会いたい村上さんは、岩ダイビングセンターのスタッフに案内してもらい魚市場を訪ねると、素潜り漁から上がってきて片づけをしていた、若い漁師の五十嵐さんと丸山さんの二人と出会うことが出来ました。しかし二人とも、意外と恥かしがりやさんで言葉少なく、なかなか話しが弾みません(汗)。そこに助け舟の様に登場したのが、五十嵐さんの奥さん(笑)。五十嵐さんが獲ってきたサザエやアワビなど、その日に上がった魚貝を、奥さんが調理して、お店で提供しているそうです。『ぜひ食べたい!』と村上さん、5時から開店と聞き、1時間後に訪ねると約束しました。

一方の鶴瓶さんは、車で山の方へと向かい、高台の住宅街で車を降りると、仕事から戻って洗車をしていた大工の片山さんと出会います。ちょうど奥さんも出先から帰ってきて、道端で立ち話をしていると、近所の田中さんも様子を見に出てきてくれました。皆さんから、この山の上にある松本農園は、3世代で営んでいるので番組向きと教えられた鶴瓶さん、これ幸いと訪ねてみることに(笑)。「松本農園」は、今のご主人で5代目という、山奥で100年も続く農園です。みかん狩りや、10年ほど前から始めた子犬の販売やレンタルが人気で、大勢のお客さんのほとんどが、『どこまで登るんだろう?』と言いながら、ようやく訪ねて来るそうです(汗)。

村上さんは魚市場を訪れてから一時間後、約束した食事処「嵐丸」を訪ねると、漁師の五十嵐さんご夫婦と、小さな子供2人が出迎えてくれました。まず出してくれたのが、ほうぼう・まあじ・あぶらかますの刺身3点盛り。みんな、今日獲れたばかりの魚だそうです。次に出されたのは、村上さん期待の、サザエのつぼ焼き。村上さん曰く、『メッチャ美味しい』そうです(笑)。嵐丸は、まだ3ヶ月前に開店したばかり。店を開くのが、漁師の五十嵐さんと、魚屋の娘だった奥さんの共通の夢だったそうで、今はとても忙しい毎日ですが、夢がひとつ適ったと話すご主人、まだまだ頑張るそうです!。

再放送は、7月27日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介さた 真鶴町の名物など

 平成30年7月9日放送 比嘉愛未と高知県高知市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の比嘉愛未(ひが まなみ)さん。沖縄県具志川市(現・うるま市)出身の32歳。中学生時代にスカウトされ、高校進学と同時にモデルデビュー。高校を卒業するとすぐに映画出演が決まり、上京を決意。すると、NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のオーディションで、2,156人の中からヒロイン役に抜擢されます!。どんど晴れでは、横浜育ちのパティシエ見習いから、夫の実家である岩手県の老舗旅館「加賀美屋」の若女将見習いに転身する、主役の浅倉夏美(加賀美夏美)役を演じました。また、フジテレビの人気TVドラマ『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~』では、救命センターの看護師でフライトナースの”冴島はるか”役を演じており、ドラマからスピンオフした映画「劇場版コード・ブルー」は、7月27日(金)に公開です。

比嘉愛未さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。てっきり、先月の長瀬智也さんに続いて、今回も映画『劇場版コード・ブルー』の宣伝を兼ねての出演だと思っていたら、違ったようです(汗)。比嘉さんは、6月30日(土)にスタートしたNHK土曜ドラマ、漫画家(故)赤塚不二夫氏の人生模様を描いた、『バカボンのパパよりバカなパパ』(全5回)に、赤塚氏の二番目の妻、”赤塚眞知子”役で出演中でした!。

今回の旅の舞台は、高知県高知市。高知市内にある旧長浜町界隈で、多くの目撃情報が寄せられています。旅の目的は不明ですが、近日公開の映画『劇場版コード・ブルー』との繋がりでは、ひょっとしてアンパンマンが機体に描かれた、高知医療センター(高知市)のドクターヘリ、「それいけ!ドクターヘリ」が関連しているのではないかと、勝手に予想・・・(汗)。放送をお楽しみに!(笑)。



ロケが行われたのは、平成30年6月17日(日)。海辺の種崎地区にある「貴船神社」で待ち合わせをした、鶴瓶さんと比嘉さん。高知市といえば、県庁所在地別1世帯あたりの飲酒代の支出金額が、全国1位(2017年総務省家計調査より)。小野アナウンサーは、『お酒が大好きな比嘉さん、その理由から高知市を旅先に選んだのでは?』と、予想したようです。実際、お酒が大好きな比嘉さん、完全否定することは出来ず、『嗅覚で選んだかも』と(笑)。本当は、1年前に舞台公演で高知市を訪ねたことがあり、また今度、高知市をゆっくり旅をしてみたいと思ったことがきっかけだそうです(汗)。鶴瓶さんもお酒が大好きですが、比嘉さんはとてもスマート。理由を尋ねると、比嘉さんはキックボクシングで汗を流しているそうです。
そんな会話をしながら、二人が神社を後にすると、偶然にも庭にサンドバックを吊るしたお宅を発見します!。ご主人に話を話を聞くと、ダイエットのために吊るしてあるそうですが、比嘉さんほどの効果は見られない様で・・・(汗)。鶴瓶さんがここに来る途中、朝の9時半から行列が出来ていた店を見かけたと尋ねると、わらび餅の人気店で、県外からも沢山お客さんが来るそうですが、すぐに売り切れてしまうので、買うなら早く行った方がいいと教えられます。

お酒と共に甘い物も好きな比嘉さん、朝から行列の出来るわらび餅をぜひ食べてみたいと、鶴瓶さんと二人、「もち蔵家」の行列に並ぶことに。鶴瓶さんが、前に並んでいた女性に声を掛けると、『今来たばっかり・・・』と振り返った女性、二人を2度見してビックリ(笑)。父の日のプレゼントにと買いに来たそうです。この日は、6月の第3日曜日で、「父の日」でした。息子や娘から何の連絡も無いと愚痴る鶴瓶さん、私もメールすらしていなという比嘉さんに、今すぐ連絡するよう促します。行列に並びながら、父親に電話を掛けた比嘉さん、『今日は何の日か分かる?』と尋ねると、お父さんは『は?、何の日かな?』と、知らないふり(汗)。すると横にいた鶴瓶さん、『分かってはんねん』と電話を代わり、『分かるでしょ、今日は?』と念押しすると、『そうですね~』と(笑)。自分からは言い出しにくい、お父さんでした(笑)。そこで比嘉さん、共演経験のある鶴瓶さんの息子の駿河太郎さんにも電話することに!。今日は何の日かと尋ねると、太郎さんは『えぇ、知らね~』と(汗)。そこで電話を代わった鶴瓶さん、『母の日には何か連絡してきたやないか!で、父の日には何もせぇへんのか?ええかげんにせえよ、おまえ!』と、行列の人混みの中、電話の向こうにいる息子を怒鳴りつけます(笑)。

ようやく行列も進み、店内に入ることが出来た鶴瓶さんと比嘉さん。一人で接客している大忙しの奥さんに声を掛けると、ご夫婦で、朝の1時か1時半から起きて仕事をしているそうです。『それ、朝じゃないですよ!』と比嘉さん(汗)。ようやくわらび餅を買うことができた二人は、近くにあったプレハブ小屋を見つけると、その「県営渡船 種崎待合所」に勝手に入り込み(汗)、ベンチでさっそくわらび餅を頂くことに。お餅が見えないほどたっぷり載ったきなこと、つま楊枝で差すと落ちてしまいそうなほど柔らかいお餅、『美味しくて、食べるのが止まらない』と話す比嘉さんでした(笑)。


ここでスタジオから、高知の魅力をビデオ紹介。インスタグラムを楽しむ鶴瓶さんと比嘉さんのために、高知市役所商工観光部の川澤さんと菅原さんが、インスタ映えする高知市のおすすめスポットを紹介してくれました(笑)。
 まずは、高知のシンボル「高知城」。アイスクリンと一緒に撮るのがポイントです。#高知城もアイスクリンも3段重ね(笑)。
 次は、坂本龍馬もお気に入りだったという、雄大な太平洋の海を望む景勝地「桂浜」。ここでは、#お遍路さん #偶然の出会いに乾杯 の写真を撮ってください!。さらに、近くにある「坂本龍馬記念館」で写真を撮ると、頭の大きな #坂本龍馬 人形の横では #小顔効果、#坂本龍馬 銅像とは #歴史的な握手 が!?。
 最後は、標高146mから市内を一望できる眺めが最高な「五台山」。#実はデートスポット #夜景もキレイ!。そして展望台近くの眺めのいいカフェ「パ・ノ・ラ・マ」では、ラテアートのコーヒーが頂けます。#龍馬カプチーノ飲むぜよ(笑)。

車庫を利用したぶどう棚のある家

鶴瓶さんと比嘉さんが、「県営渡船 種崎待合所」でわらび餅を食べていると、ご近所の奥さんらが様子を見に集まってきました。畠山さんや池内さんに、ご家族の話を聞いていると、今日の午後1時から避難センターで防災の話があり、大勢人が集まるから、鶴瓶さんらも是非来てくださいと(笑)。マイペースの畠山さん、次に訪ねてきた福重さんを鶴瓶さんの隣に座らせると、表に向かって『福重さ~ん』と叫びます。横にいた鶴瓶さん、『ボケはったかな?』とビックリしますが、表にいた86歳になる福重さんのお姉さんも呼んでくれました(笑)。福重さんの淹れてくれるコーヒーが美味しいと聞いた比嘉さん、お宅に伺いコーヒーを頂きたいと(汗)。福重さんのお宅でも、次から次にご近所さんが集まり、年配の女性陣の喋りは止まらず、もう誰が誰だか・・・(笑)。

ここで、鶴瓶さんと比嘉さんは分かれ、それぞれ一人旅に。

比嘉さんは海が見たいと、近くの「千松公園」を訪れます。すると、海に突き出た小さな防波堤で、釣りを楽しんでいる子供たちを発見。しかし、声を掛けても誰か分からないらしく、構ってもらえません。そこで比嘉さん、『私・・・一応芸能人だよ~』と(笑)。子供に釣竿を借りて投げさせてもらう比嘉さんですが、どうやら餌だけ飛んで行ってしまったようです(汗)。次に比嘉さん、子供たちにカツオのたたきが食べたいと相談すると、「日曜市」の立つ帯屋町に行けば、『たぶん、美味しいカツオ店があると思うよ』と、教えてくれました(笑)。

一方の、鶴瓶さん、住宅街を歩いていると”お遍路さん”の看板を見つけ、そこに記されていた四国八十八カ所霊場・第33番札所「雪蹊寺」を訪ねることに。お参りを済ました鶴瓶さん、そこでお遍路をしている澤田さんと八馬さんのお二人と出会います。2年前に、ずっと手の中で転がして遊ばさせてもらった親愛のご主人を亡くしたという澤田さん、鶴瓶さんと話していると、ご主人のことを思い出して、思わず涙が流れます(泣)。

時間はちょうど1時。比嘉さんは、先に渡船の待合所で畠山さんから人が大勢集まると教えられた、防災の勉強会に行ってみることに(笑)。「貴船ノ森津波避難センター」を訪れた比嘉さん、案の定、畠山さんや坂本さんとも再会(汗)。比嘉さんは、集まっていた大勢の人に、美味しいカツオのたたきが食べたいし、父の日のプレゼントに冷酒を買いたいと相談すると、近くにあるドライブイン・レストラン「かつお船」と、酒蔵「酔鯨酒造」を、みごと狙い通り紹介してもうことが出来ました!。

ここでちょっと一息、高知市の「家族に一杯」の時間です。
 訪れたのは、山間の鏡地区にあるしょうが畑。高知県は生姜の生産量が日本一!。生姜は皮と実との間に栄養があるので、皮ごとすりおろします。それを絞って作った生姜汁を、水と砂糖と水あめを煮詰めた物に加えていくと、甘い香りが立ち込めます。それを氷で冷やして作ったのが、本日の一杯、「しょうがの冷やし飴」。これを飲むと、体の調子を整えてくれて、元気で暮らせる気がすると、作ってくれたお婆ちゃん。暑い夏の疲れを癒やしてくれる一杯です!(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Better Together」(ジャック・ジョンソン)でした。


カツオのたたきが食べたい比嘉さん、教えてもらったドライブイン・レストラン「かつお船」を訪ねます。”土佐タタキ道場”では、自分で豪快にワラの直火でカツオを炙って頂くことが出来るそうです。女性スタッフから、『おなかすいちゅうでしょ?ごはん付きの定食でよろしいです?』と聞かれた比嘉さん、ごはんじゃなくて、『生ビールとカツオのたたきでいいですか?』と(笑)。自分も燃えるんじゃないかと汗をかきつつ炙ったカツオのたたきを持ってテーブルに着いた比嘉さんは、まずは生ビールと、ジョッキ半分を一気に飲み干します(汗)。その様子をスタジオで見ていた鶴瓶さん、『いや~、本気や!』と(笑)。次はカツオ。社長からお勧めの食べ方を教わった比嘉さん、カツオの身にワサビを付けたら、上から塩をパラパラとかけて頂きます。『ウ~ン』と頷くだけで、もう言葉も出ません!(笑)。

一方の鶴瓶さん、住宅街を歩いていると、崖の上に出ます。すると崖の下から、手を振ってくれるご夫婦を見つけ、訪ねてみることに。そこは、去年の10月にオープンしたという食堂「はらぺこkitchen」でした。そこで鶴瓶さんが頼んだのは、ウーロン茶!。スタジオでは、『見てみぃ!』と鶴瓶さん、『ごめんなさい!』と比嘉さん(笑)。ご夫婦に馴初め話を聞いた鶴瓶さん、”桂浜のしらずペペロンチーノ”も美味しく頂きました。

社長から、かつお船は家族経営の店と聞いた比嘉さん、ご家族を紹介してもらうことに。しかし生憎と、この日は店を手伝っている長男と長女が休みを頂いており、かつお船の隣でおはぎ屋「あんこスイーツ かしこ」を開いている、長女の夫の浜田さんを紹介してもらうことに。社長ご夫婦から馴初め話や家族の話を聞いた比嘉さん、『家族っていいな~、家族欲しくなってきちゃった』と。それをスタジオで聞いた鶴瓶さん、『近々発表ありそうやな~』と(笑)。

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次なるミッション、父の日のプレゼントの冷酒を買いに、教えられた酒蔵「酔鯨酒造」を訪れた比嘉さんですが、生憎と日曜日は定休日・・・(汗)。そこで、「日曜市」に向かうことにした比嘉さんですが、こんどは時間が遅く、日曜市の多くが店じまい。そこで比嘉さんが見つけたのは、通りの向こうにあった、地酒を扱う酒屋「ミキヤ」。ご主人にお勧めの地酒を尋ねると、小さいながらよく金賞を取ったりして評判のいいのは、浜川商店の「美丈夫」。また、「酔鯨」の酔鯨酒造と、「文佳人」のアリサワは、先代の社長が最近引退し、若い人が受け継いで、研究熱心にやっているそうです。『せっかくだから、東京ではなかなか買えないものがいい』と比嘉さん、量が出ずに直ぐに売り切れしてしまうと聞いて、「文佳人」を頂くことにしました!。

一方の鶴瓶さん、グルグルと町内を歩き回るうちに、自分が何処をどう歩いているのか、分からなくなってしまいます(汗)。そこで出会ったのは、竹島鉄工所の社長さん。工場の裏では、これから息子さんが友達を呼んでバーベキューをするそうですが、「ファーザーズ・デイ」を兼ねてとのこと(笑)。また川沿いに出た鶴瓶さんは、さっきから聞こえてくる子供たちの歓声が気になり、何事かと探してみることに。すると、長浜小学校のグラウンドでは、少年野球の大会の真っ最中!。大勢の子供や父兄に歓待された鶴瓶さん、子供たちに『今日は何の日か知ってるか?』と尋ねると、皆から『知っちゅう』『知っちゅう』と(笑)。太郎さんへの当てつけか、『今日帰ったら、お父さんに「いつもありがとう」と言いや!』と諭す、鶴瓶さんでした(笑)。

再放送は、テニスのウィンブルドン大会中継のため、何時もの時間帯とは異なり、7月17日(火)午前2時30分~午前3時43分(月曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 高知市の名物など

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 平成30年7月2日放送 半分、青い。SP 永野芽郁と長崎県雲仙市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の永野芽郁(ながの めい)さん。言わずもがな、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン、楡野鈴愛(にれの すずめ)役を演じている彼女です。東京都出身の18歳。小学校3年の時に、吉祥寺で買い物中にスカウトされ、子役としてデビュー。ファッション誌のモデルとしても活動し、13歳の頃には大河ドラマ「八重の桜」にも出演。昨年、17歳でNHK朝の連続テレビ小説のオーディションに挑み、2,366人の中から朝ドラのヒロインに抜擢されました。趣味は、ギターやドラム、ウクレレ、和太鼓などの演奏で、特技は、広瀬すずさん等のモノマネだそうです(笑)。

永野芽郁さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。NHK朝ドラ「半分、青い。」のキャストでは、永野さん演じるヒロイン・鈴愛(すずめ)の幼馴染、萩尾律役で出演している佐藤健さんが、先の4月9日の放送で、岐阜県恵那市を旅しています。

今回の旅の舞台は、長崎県雲仙市(うんぜんし)。長崎県の南東部、雲仙普賢岳(雲仙岳)を中央に頂く島原半島の付け根に位置し、2005年(平成17年)に七つの町が合併して誕生しました。北岸は有明海に、西岸は橘湾に面し、雲仙天草国立公園ならびに島原半島県立公園に指定される、風光明媚な土地柄です。

永野芽郁さんと長崎の関連を調べてみたのですが、例えば朝ドラで律くんの母親役を演じている原田知世さんや、憧れる先輩女優の仲里依紗さんの出身地が長崎県という程度の情報しか得られません(汗)。そこで、ウルトラCのひねりを効かせてみると、朝ドラで高校生活を謳歌する鈴愛が、昼休みのチャイムが鳴って即ダッシュする先は、昼食のパンを買うための”購買部”。購買部の人気ナンバーワンは「じゃがまろ」、2位は「焼きそばパン」です(笑)。すずめがマナちゃんの分まで走ってゲットしたかった”じゃがまろ”は、丸いコッペパンの上に、じゃが芋と玉子やチーズの具をトッピングした、よくある「じゃがパン」の様な感じでした。ジャガイモの生産地といえば圧倒的に北海道ですが、今の時期に、旬の収穫期を迎えているのは、本州で最大の生産地となる長崎県。したがって、”じゃがまろ”探しが、今回の旅のテーマってのは如何でしょう?(汗)。二人は、”じゃがちゃん”が名物の「千々石観光センター」や、オバマ元大統領をモチーフにした”オバマ君人形”でPRを図ってきた「小浜温泉」の辺りで目撃されていますよ!。

【追伸】 地元のbch***@gmailさんから教えて頂いた情報によると、芽郁ちゃんの祖父が小浜温泉の出身だそうです!。ピン子さんに続いて、ルーツ探しが旅の目的だったようです(汗)。私のウルトラC予想、大ハズレでした・・・(泣)。


ロケが行われたのは、平成30年5月27日(日)。雲仙市の小浜町富津(とみつ)の防波堤で待ち合わせた、鶴瓶さんと永野芽郁さん。永野さんのおじいさんが雲仙市の出身で、中学生の頃まで過ごしていたそうです。そこで、雲仙市がどんな場所か見てみたいという芽郁(めい)ちゃんに、永野(おい)さんを探そうと提案する鶴瓶さんでした(笑)。坂の町・長崎、海辺の急峻な山肌に民家が密集し、家々の間を、迷路の様に細い路地と狭い階段が、上へ上へと続いています。鶴瓶さんと芽郁ちゃんは、『まるでアニメの世界や』と、興味津々で路地を縫って上へと登っていくと、見晴らしのよい高台に建つ、一軒の美容院「サトー美容室」を見つけ、訪ねてみることに。すると店主の佐藤さん、実は彼女も左耳が聞こえず、朝ドラで医者に宣告される様子を見ながら、『私も一緒』と思ったそうです。ものすごい偶然の出会いに、驚きを隠せない鶴瓶さんでした。美容室を出ると、まだ上に住んでいる田中さんご夫婦から、ビワの差し入れて貰った鶴瓶さん。二人は田中さんのお宅を訪ね、軒先に座ってビワを頂きながら、ご夫婦の馴初めや地元の情報など、話を聞きました。

ここでスタジオから、朝ドラの撮影続きで疲れているであろう永野さんのために、市民の方々が、雲仙の元気をくれるもの、雲仙市の魅力をビデオ紹介!。
鳥刺し踊り まずは、「雲仙温泉」。町のシンボル、雲仙岳の中腹にあり、1300年以上の歴史を誇ります。地面から熱い蒸気が噴き出す雲仙地獄は、圧巻の一言。その噴出孔の一つに付けられた名前は、なんと「雀地獄」。あちこちで噴き出すお湯に弾けるガスの音が、チュンチュンという鳥のさえずりの様に聞こえるからだとか。
 続いては、雲仙で人気のご当地グルメ、「ジャガイモ」。衣をつけて丸ごと揚げたジャガイモを串に刺したじゃがちゃんは、千々石観光センターの名物にもなっています。長崎県はジャガイモの生産量が全国2位、雲仙市はその県内一のジャガイモの産地です。芽郁ちゃんも、雲仙のジャガイモを食べれば元気になるバイ!(笑)。
 最後に紹介するのは、「鳥刺し踊り」。雀などの小鳥を捕まえる動きを、面白おかしく描いた伝統芸能です。赤い九尺褌(くしゃくふんどし)を身体に縦に巻いて、丸出しの尻を手で叩きながら、ひょうきんに踊る姿をみた鶴瓶さん、『コレやりたかったなぁ』と話しますが、踊り手の一人は、その体型と動きが、まさに鶴瓶さんそのまま!。見ていた本人が、『これ、オレちゃうの?』と(笑)。

鶴瓶さんと永野さんは、坂を下りていく途中で、小学6年生の関君と出会います。小学生には見えない、とてもハキハキとした好青年。頬に大きなひっかき傷を見つけた鶴瓶さん、どうしたのかと尋ねると、一昨日の金曜日、友達とケンカをしたそうで、明日は先生に叱られる運命だとか(笑)。まだお互いに謝っていないと聞いた鶴瓶さん、『ケンカは先に謝った方が勝ちやで』と諭します。詳しく話を聞くと、富津小学校の全校生徒は19人。うち、6年生は男2人・女3人の5人で、ケンカした相手は、そのたった一人の同級生男子(汗)。さらに、女子生徒の一人は、小学4年生から付き合っていた元カノだそうです(驚)。なんとも狭い町内で、鶴瓶さんらが坂を降り切る頃には、お父さんと出掛けてしまい留守だったケンカ相手の男子生徒1人を除く、小学6年生の5人中4人全員と、出会うことが出来ました(笑)。そこで鶴瓶さん、『縁を大事にしたら、運がついて、ツキが回ってくる。この同級生と出会った縁を大事にせなあかんで、「縁・運・ツキ」と言ってみろ!』とご説教。後日、スタッフが5人全員が揃ったところを取材すると、なんと関君は、先にケンカ相手からダッシュで謝られてしまったそうです(笑)。でも、直ぐに仲直りできて、5人全員が仲良しで、ステキな小学校ですね!。

お腹が空いた鶴瓶さんと永野さん、田中さんに教えてもらったお食事処「心(こころ)」をようやく探して当てたものの、なんと表には”定休日”の看板が・・・(汗)。しかし、「お食事処 心」で食べられると思っていた”ちゃんぽん”が頭から離れず、何処でもいいから”ちゃんぽん”が食べたいと、別の店を探して再び車を走らせます(笑)。そして見つけたのは、”ちゃんぽん”の看板が掛かった食事処「海花亭」。しかし、今度もまた表には”準備中”の表示が!。ところが、『いやいや、行こう』と、車を降りて勝手に店の戸を開けてしまう鶴瓶さん(汗)。何としてもちゃんぽんが食べたいと、女将さんと交渉すると、スープが足りなくなってしまったそうですが、20分ほど時間を貰えるならと、強引に食べさせて貰えることに(笑)。ようやく食べることができた、本場の「小浜ちゃんぽん」。あまりの美味しさに、無言のまま、向かい合って笑いながら箸をすすめる、鶴瓶さんと永野さんでした(笑)。

鶴瓶さんが、店主に味の秘訣を聞いていると、たまたまそこに現れたのは、小浜をちゃんぽんの町にしようという運動を立ち上げた、小浜市役所に勤める、「ちゃんぽん番長」さん(笑)。本名は林田さんと仰いますが、話を聞くと、林田さんは近しい先輩から、よく芽郁ちゃんのお祖父さんのことを聞かされているそうです!(驚)。

ここで、鶴瓶さんと永井さんは分かれ、いよいよ別行動に。

同世代の若者に会いたいという永野さんは、新たな出会いを探し求めて車を走らせますが、なぜか突然、『アイスが食べたい』と言い出します(汗)。途中、畑仕事をしていた女性を見つけ、道から声を掛けますが、どうやら朝ドラのヒロインとは判ってもらえず・・・。次は、トラクターに乗ったお父さんに出会うも、紹介されたのは近くの公園・・・。その公園に向かう途中、小さな子供を連れた若いお父さんと出会いますが、たまたま奥さんの実家を訪れていた人で、この辺りのことは何も知らないそうです・・・(汗)。ようやく見つけた公園は、ブランコがあるだけの小さな公園で、誰もいません・・・(笑)。途方に暮れ、道端でしばし昼寝?をした永野さん(笑)、次に出会ったのは、農作業小屋で何かの準備をしている年配の男性陣。話を聞くと、大塚小学校5年生の”稲とり体験学習”の準備をしているそうです。農業体験学習の先生をしている岩永さん、自分から見れば18歳の永野さんも小学生と一緒と、小屋にあった昔のミノや、手動の草取り機の使い方を教えてくれました(笑)。

一方の鶴瓶さんは、ちゃんぽん番長の自宅を訪ねようと林田さんに案内してもらっている途中、海花亭の前で出会った家族と再会します。3女1男の子を連れた吉岡さん一家は、諫早市から、ご主人が小浜高校に通っていた時によく食べたという、「くま屋」の”トリ弁”が食べたくて、わざわざ車で片道40分の道のりを出掛けて来たんだそうです(汗)。

ここでちょっと一息、長崎県雲仙市の「家族に一杯」の時間です。
だご汁 やって来たのは、海の見える高台にある畑。一面のジャガイモ畑では、収穫作業の真っ最中。おばあちゃんが鍋を持って差し入れてくれたのは、本日の一杯、「だご汁」です。小浜市北串地区では、”だんご汁”と言えば、小麦粉ではなくジャガイモを使うのが当たり前。皮を剥いて、手頃な大きさに切ったジャガイモをすりおろし、布巾で絞った搾り汁から取ったでんぷんを、搾りかすと混ぜて作ったダンゴ。これを、根菜と一緒に醤油で煮込んだのが、小浜市の郷土料理の”だご汁”です。食感がコリコリしていて、とても食べ応えがあるそうです!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Cajun Band」(Fairground Attraction)でした。

ついに、ソフトクリームの看板を出していた「しみず茶屋」を見つけた永野さん!。人生初の取材交渉にOKを貰い、さっそくソフトクリームを頂くのかと思いきや、ソフトクリームと味噌饅頭、どっちにしようか?と(笑)。みそ饅頭は女将さんに奢っていただいた永野さん、ソフトクリームを頂きながら女将さんと話をしていると、女将さんは『何と仰られるんですか?、永野芽郁さんですか~』『女優さんよね?、朝ドラを!?、エッ!ホント?』『青い?、すずめちゃんとか?』『わぁ、すずめちゃんよね!』『目元がそっくりだもんねぇ~』と、まるで一人漫談の世界(笑)。

ちゃんぽん番長の林田さんのお宅に伺うつもりの鶴瓶さんですが、その林田さんを待たせておいて、またも寄り道(汗)。気になったのは、辻に設けられた東屋で談笑していた、小浜中学の女子バレー部の生徒さんたち。テーブルの上には、御菓子やらジュースが散乱しています(笑い)。鶴瓶さんの時代の女子バレー部や女子バトミントン部といえば、『ファ↑イト~↓』という掛け声がが定番だったと、若い子らから笑いを誘った鶴瓶さん、今時の掛け声を教えて貰おうとすると、キャプテンの声は練習で嗄れてしまい、女子中学生らしからぬガラガラ声!。きっと、責任感の強いキャプテンなんでしょう(笑)。

一方の永野さん、しみず茶屋の娘さんが近くで開いている洋菓子店「ネオクラッシック クローバー」が、日本一に選ばれたと聞き、女将の清水さんに案内されて、娘さんの一条さんを訪ねることに。店のカフェコーナーで、ご家族に歓待された永野さん、ご自慢の第4回ニッポン全国ご当地おやつランキングで1位のグランプリを受賞した、「長崎石畳ショコラ」を頂くことに。さらに、なんと1層のケーキも作れないと話す永野さんですが、8層もある石畳ショコラ作りを体験させて貰えることに!。何とか形になった石畳ショコラ、最後に、触っちゃいけないと言われながら永野さんが思わず触ってしまった逸品は、一体誰の元に届けられたことでしょう?(笑)。

ようやく、林田さんのお宅に到着した鶴瓶さん。ピンポンを鳴らしてインターホンに出た奥さんに向かって、『おいしいちゃんぽん 持ってきました』と。すると、なぜか奥さんも、『は~ぃ』と(笑)。キャラの濃いちゃんぽん番長ですが、奥さんはとても可愛らしい人で、鶴瓶さんもビックリ。

林田さん宅を後にした鶴瓶さん、住宅街を歩いていると、ホッピングキックスケーターなど、懐かしい遊びに興じる小さな女の子3人を見つけ、声を掛けます。すると、家の中から出てきてくれたのは、家主の田中さんご夫妻と長女、諫早に住む奥さんのお母さん(神崎さん)でした。3人の女の子は、一番小さな子が、田中さんの長女と一回り齢の離れた次女で、上の2人は奥さんの妹(尾崎さん)の娘だそうです。今日は、子供たちの運動会に、お婆ちゃんはお寿司を作って諫早から、長女は齢の離れた妹に会いに、福岡から保母の仕事を休んで駆けつけたそうです。何ともややこしい繋がりの、ご一族でした(笑)。

最後に鶴瓶さんは、小浜市民の誰もが『おいしぃ』『大好き』と語る、「くま屋弁当」を訪ねることに。女将さんに話を聞きながら、スタッフも一緒に、一番人気の”トリ弁”(520円)を頂きました(笑)。

清水さんから、日本一長い足湯があると聞いた永野さん、小浜温泉足湯「ほっとふっと105」(全長105メートルの足湯)を訪れます。すると、今まで人に会えなかったのがウソの様に、大勢の人が足湯に浸かっていました(笑)。辺りのニオイから、温泉たまごが食べたくなったと永野さん。すると、ちゃんと温泉たまごが売られています!(笑)。足湯に浸かりながら、温泉たまごを食べていると、ようやく念願の同世代の女の子たちを見つけた永野さん。一緒に足湯に入ろうと、永野さんが声を掛けたのは、小浜中学の女子バトミントン部の3年生たち。永野さんに出会えて、テンション上がりっぱなしの様子ですが、実はこの日、長崎県のバトミントン大会「雲仙じゃがいも杯」に出場して、なんと社会人や高校生も出場する中で、2位になった帰りだったそうです。そんな凄いことがありながらも、この日は永野さんに会えた方が嬉しかったと話す女子中学生(汗)。皆で足湯に浸かりながら、いま学校で流行っているという「双子ダンス」や、「恋バナ」で盛り上がる、永野さんと女子中学生のグループでした(笑)。

再放送は、テニスの2018ウィンブルドン選手権の放送の関係で、今のところ未定です。

 


番組内で紹介された 雲仙市の名物など

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