鶴瓶の家族に乾杯 | 山口県防府市(シャーロットさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成31年2月18日(月)放送 シャーロット・ケイト・フォックス山口防府市ぶっつけ本番

旅のゲストは、女優で歌手のシャーロット・ケイト・フォックス(Charlotte Kate Fox)さん。アメリカ合衆国・ニューメキシコ州サンタフェ出身の33歳。大学で演技とダンスを学び、卒業後は米国で女優として、舞台や映画に出演しキャリアを積みます。28歳の時に、日本のNHKが、2014年下半期の朝の連続テレビ小説『マッサン』のヒロイン、ニッカウヰスキー創業者の妻・竹鶴リタをモデルとした白人女性を募集していることを知り、オーディションに応募。それまで日本に行ったことはなく、日本語も全く話せないにも係わらず、500人以上もの国内外からの応募者の中から、みごとヒロインに抜擢!。2014年3月からは、東京に単身で移住し、5月のクランクインまでの間に、日本語の猛特訓を受けて撮影に臨んだそうです。以降は日本に活動の拠点を移し、ドラマや映画、舞台にも出演するほか、歌手としてもデビュー。1月6日からスタートした2019年NHK大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』では、竹野内豊さんが演じる大森兵蔵の妻で、アメリカ人の大森安仁子(Annie Shepley Omori)役を演じています。

大森兵蔵氏は、留学先の米国・国際YMCAトレーニングスクールで体育を学び、現地で結婚して夫婦で帰国、日本に初めてバスケットボールとバレーボールを伝えました。その後、大日本体育協会(現日本体育協会)を設立し、1912年に日本が初めて参加したストックホルムオリンピックでは日本選手団監督を務めましたが、その帰国途上に病気で亡くなってしまいます。妻の安仁子氏もストックホルムに同行し、金栗四三と三島弥彦に、英語やテーブルマナーを教えたとか。後に大森安仁子氏は、新宿にめぐまれない子供のための福祉施設「有隣園」を設立。その後この施設は空襲で焼失してしまいますが、今では社会のために学ぶ人々を支援する研修施設として生涯学習開発財団により再興され、資料館も併設されています。シャーロットさんは、生田斗真さん、神木隆之介さんに続いて、いだてんの番宣の役を担っての出演ですね(笑)。

旅の舞台は、山口県の中南部にあり周防灘(瀬戸内海)に面する、防府市(ほうふし)。下関市と広島市の中間に位置し、古くは交通の拠点として栄えました。代表的な特産品はハモで、近年防府市では「天神鱧」のブランド化に取り組んでいます。2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』で、井上真央さんが演じた主人公・杉文(後の楫取美和子)が晩年を過ごした場所としても知られ、大河ドラマ館も建てられました。その大河ドラマ館が置かれた施設「ルルサス防府」で開催されていたクリスマスイベントや「お笑い講世界選手権」に、鶴瓶さんとシャーロットさんが来場したそうです(笑)。何やら、花燃ゆの脚本変更にあたり、NHKと防府市とで一悶着あったそうで、最終話の放送時には、井上真央さんをゲストに迎えて、ルルサス防府でパブリックビューイングが開催されたとか?。今の所、そんな話題しか旅先の理由が思いつきません(汗)。ちなみに、ロケの翌日、12月16日(日)には、”若手の登竜門”と呼ばれる「防府読売マラソン」が開催され、川内優輝選手が4度目の優勝を果たしていますが、何か関係があるかも?。他に、『マッサン』の主人公・亀山政春の父役を演じた前田吟さんが防府市出身だから・・・とかは、無いですよね~(汗)。


ロケが行われたのは、平成30年12月15日(土)。フグが大好きというシャーロットさんは、前々から山口県を一度訪ねてみたいと思っていたそうです。また、海も山もある大好きな日本の風景の中で、アクティブな旅がしたいと、旅の目的を語ってくれました。

富海(とのみ)海水浴場」で待ち合わせた、鶴瓶さんとシャーロットさん。砂浜でトレーニング中の野球部の中学生らと出会った後、ベンチに座って初対面の挨拶を済ませます。シャーロットさんから、サンタフェの出身で、最近結婚してサンタフェで結婚式を済ませたばかりと聞いた鶴瓶さん、案の定、『あの、宮沢りえの・・・』という反応に、『はいはい』とうんざりしつつも、『裸でね』と冗談を返すシャーロットさんでした(汗)。

さっそく出会いを求めて歩き始めた二人ですが、鶴瓶さんが海岸から住宅街に出られる道と勘違いした先は、民家で行き止まり。よく見ると、そこには『私有地につき”立入禁止”』との看板が!。ちょうど庭で、草取りをしていたお婆ちゃんを見つけ、遠くから声を掛けてみると、なんと『私は101歳よ』と聞かされビックリ。敷地内に入って話を聞きたいと鶴瓶さん、近所に住む旅館組合の組合長をしている原田さんの助けを借りて、101歳になる浅村さんの元へ。原田さんによると、以前は浅村さんの家も旅館を営んでいて、鶴瓶さんが道と勘違いしたのは、旅館から海水浴場へと出るために作られた私設通路だった様です。テレビで見る顔と鶴瓶さんに気が付いた浅村さんは、スポーツ番組が大好きと、フィギュアで優勝した16歳の紀平選手や、卓球で活躍する15歳の張本選手などの名前や年齢がスラスラと出てきます。また、シャーロットさんを紹介されると、長野にいる4歳の孫が英語を習っていて、電話で『ハー ワー ユー』と話しかけたら、『アイム ファイン サンキュー』と答えたと、楽しそうに英語まで披露してくれました!(驚)。

ここでスタジオから、防府市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれたのは、カナダ出身のライアンさん。大好きな防府に移り住んで15年、子供たちに英語を教えているそうです。
 まず最初は、「ふぐ」。ふぐの産地、山口県では、新鮮なふぐを手頃な値段で食べることができます。防府市でも、11月から3月まで、旬のふぐが味わえます。That's delicious!
 次は、「蓬莱桜」。日本でもここでしか見られない、新種の桜です。3月上旬に咲き始め、濃いピンク色で大きな花弁が特徴。It's Beautiful!
 最後は、「防府天満宮」。1100年以上の歴史があり、学問の神様・菅原道真を祀った天満宮には、毎年多くの受験生が集まります。さらに、毎年11月に集まるのは、5000人の男衆。日本屈指の豪快な祭り「裸坊祭」。神輿が階段を階段を滑り落ちる様子は、Amazing!。

海辺の砂浜に戻った、鶴瓶さんとシャーロットさん。そこで出会った刃祢さんから、奥さんが地元のコミュニティFMでパーソナリティをしていて、ちょうどこの時間、ラジオ番組に出演中で、さらに放送局が入っている施設の2階では、お笑い講の世界選手権が開催されていると教えられ、訪ねてみることに。その道すがら、出会った関谷さんのご主人から、『さきほど撮影していた海岸は、南沙織さんの「17才」で、”誰もいない海~”と歌われた場所ですよ』と教えられ、ビックリ。作詞をした有馬三恵子さんが、防府市の出身なんだそうです。

2006年に再開発された防府駅前の複合商業施設「ルルサス防府」を訪れた、鶴瓶さんとシャーロットさん。1階に入っている「ぷらざFM」(愛称:FMわっしょい)を訪ねると、ちょうど刃根さんはミキサー室でラジオ番組を放送中。二人は収録スタジオに入らせてもらうと、アナウンサーの河谷さんのフリを受けて、マイクの前でラジオの生番組に飛び入り出演!。現在も2本のラジオ番組にレギュラー出演している鶴瓶さん、慣れた様子でマイクに向かって喋り始めます。FMわっしょいの人達も驚いた様子でしたが、ラジオを聞いていたリスナーも、さぞビックリしたことでしょう(笑)。ラジオ局のスタッフにお笑い請の会場を訪ねると、『案内しましょう』と申し出てくれたのは、サンタクロースの格好をした、まさにサンタらしい恰幅の中年男性。なんと、ぷらざFMの社長さんだそうです(笑)。

お笑い講世界選手権」は、3人1組で”笑い方”を競う大会で、防府で町おこしのために9年前に始まったイベントだそうです。そもそも「笑い講」とは、防府市の台道小俣地区に古くから伝わる、収穫の感謝と来年の豊作を祈願する神事で、”天下の奇祭”とも言われています。開演真っ最中の会場に、またしても飛び入り参加することになった鶴瓶さんとシャーロットさん、会場いっぱいに集まっていた観客や参加者から、『キャー、キャアー』と黄色い歓声が巻き起こります(笑)。過去3回も世界チャンピオンに輝いた経験を持つ片山さんの笑いを手本に、行司の『笑って、笑って、笑って!』の掛け声に、『わぁーはっはっは~、わぁーはっはっは~、わぁーはっはっは~』と上品な笑いを披露したシャーロットさんと、だみ声笑いの鶴瓶さんでした(笑)。その様子をスタジオで見て笑っていた小野アナウンサー、逆に鶴瓶さんから『ちょっとやって~や』と振られてしまいビックリしますが、そこは初任地が山口局だった縁で山口県の「ふるさと大使」も務める小野さん、さすが見事な笑いっぷりでした!(笑)。

お笑い請の会場を出た鶴瓶さんとシャーロットさん、刃祢さん夫婦とばったり再会し、ご夫婦に詳しく話を聞くことに。そこで鶴瓶さん、ひとり旅になるシャーロットさんの勉強のためと、自分は『しょんべん行ってくる』と言い残して、インタビューをシャーロットさんに一任(笑)。夫婦円満の秘訣を聞き出そうと、四苦八苦するシャーロットさんですが、逆に新婚生活のことを聞かれ、日本の家庭には乾燥機が無くて、毎日洗濯物を干すのが『超 めんどくさい・・・』と(笑)。

一方、少し離れた場所でシャーロットさんの様子を窺っていた鶴瓶さん、モデルをしていると自分の名刺を差し出す8歳のKUONくんと出会います。近くに居た若いお母さんから、家はういろう屋と聞いた鶴瓶さん、『ういろうって、名古屋ちゃうの?』と訊ねると、『いや山口なんですよ!、山口はわらび粉を使っていて柔らかいんです』とのこと。すると、後から山口ふるさと大使の小野アナウンサーも、『そうなんです、山口のういろうも美味しいんですよ!』と(笑)。実は鶴瓶さん、『正直言って、ういろうが好きやないねん』と(汗)。そこでお母さん、実家のういろうを鶴瓶さんに食べて欲しいと、近くに居たご主人や娘さんらと一緒に、店に案内してくれることに。「山口乃外郎 数井製菓」を訪ねた鶴瓶さん、さっそく美味しい外郎を頂きながら、ご家族に暮らしぶりなどの話を聞くことが出来ました。

鶴瓶さんと別れることになったシャーロットさんは、ハイキングトレイルなどが出来る自然が一杯の場所に行きたいと、たまたま車窓から見えた里山の「桑山」に向かうことに。すると、「桑山公園」で、小さな子供を連れて散歩をしていた貞森さんご夫婦を見つけ、思い切って話し掛けてみると、奥さんがシャーロットさんと出会えてうれしいと喜び、気兼ねなく話を聞かせてくれました。次に出会ったのは、遊具にぶら下がっておかしな動きを続けている年配の男性。再び声を掛けてみますが、今度は『私はだめぇ~』と断られてしまい、『心が痛い・・・』とシャーロットさん(笑)。すると今度は、道端の木に巣を張った大きなクモを見つけて、『オーマイガー』と仰け反りつつも、クモに向かって話し掛ける練習をするシャーロットさんでした(笑)。

ここでちょっと一息、山口県防府市の「家族に一杯」の時間です。
 やってきたのは、タコ漁が盛んな牟礼地区。今日は、この地区ならではの晩御飯を頂けるそうです!。暗くなり冷え込んできたところで、『寒いだろう、おでん食べていき』と誘われた家にお邪魔すると、出して頂いたのは、タコの旨みがたっぷりの「おでん」。防府のタコは新鮮で、甘いそうです。継ぎ足しながら、ここ最近ずっとおでんなんだけどと話す奥さん。お弁当のおかずにもおでんのタコが入っているくらい、毎日よく食べていると娘さん(笑)。でも、タコが入ってこそ、おでんって感じがするそうです!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Stay(I Missed You)」(Lisa Loeb)でした。

再び出会いを求めて桑山を登ることにしたシャーロットさん、今度は雲梯にぶら下がって揺れている年配の男性を見つけ声を掛けてみると、防府に生まれ育って72年という山根さんは、気さくに答えてくれました(笑)。防府でおすすめの場所としては、近くでなら「防府天満宮」、山だったら「右田ケ岳」とか。しかし、シャーロットさんが『もうすぐ暗くなる』と躊躇すると、番組の趣旨をよーくご存知の山根さん、近所に3世代同居の大家族が居ると、知り合いの松原さんのお宅を紹介してくれました!(笑)。

一方の鶴瓶さん、ロケ車に揺られウトウトしていると、着いた先は「向島」の漁港。車を降りて漁港を歩いていると、ちょうど釣りから帰ってきた船に居た2人の男性と出会います。柳さんが生簀からすくい上げて見せてくれたのは、体長が1メートルもあろうかという大きなブリ。『こんな迫力 見たの初めてやわ、そばで』と鶴瓶さんもビックリ!。船を持っていて、釣り歴は保育園からと聞き、てっきり漁師さんかと思いきや、釣りは趣味なんだそうです(汗)。

港近くを歩き出した鶴瓶さん、ジョギング中のスリムな女性と出会います。『走らんでいいやん、スリムなんだから』と鶴瓶さん(汗)。松井さんが『いえいえ、太ってますから~』と言うのを聞いて、『スリムな人がみな走って、走らなあかん人がジッとしてるんやな』と、ようやく鶴瓶さんもガッテンした様です(笑)。松井さんから、この先に、かまぼこや魚ろっけが美味しい練り物のお店があると教えられ、案内してもらうことに。途中、ちょうど松井さんのお宅の前を通りがかり、息子さんやご両親と会って話を聞くことができました。

松原さんのお宅に上がらせてもらえることになったシャーロットさん、松原さんご夫婦と息子さん、ちょうどサッカーから帰ってきた3番目のお孫さんに、防府の見どころや大家族での暮らしぶりについて話を聞くことができました。松原さんご夫婦に、夫婦円満の秘訣と結婚生活へのアドバイスを訊ねるシャーロットさん、ご夫婦の幸せそうな話を聞き、遠く離れた故郷の家族を思い出した様で、思わず涙がこぼれます。

松井さん親子に案内してもらい、ちくわ・てんぷらの店「松富」を訪れた鶴瓶さん。店先で売られていた、工場で出た2号品(規格外の訳あり品のこと?)の「魚ろっけ」(5~6枚入って 162円)を頂き、松井さん親子と分け合ってつまみ食い。昔の駄菓子屋のような雰囲気も相まって、『おいしい!』と鶴瓶さん(笑)。91歳になるお婆ちゃんも、元気で朝から晩まで店を手伝ってくれているそうです。

シャーロットさんは、防府の町が360度一望できるという桑山の頂上まで、松原さん一家に案内してもらうことに。車止めから頂上まで、登ること20分ほど。元気な子供たちは、走るように先を登っていきますが、シャーロットさんは後から四苦八苦(汗)。すると、後ろで重いカメラを担いで登ってきたカメラマンから、『ちょっと休憩しませんか?』との声が!(笑)。ようやく頂上に辿り着いたシャーロットさん、ちょうど夕焼けの中、防府の町を見下ろす素敵な景色を眺めることができて、『とてもいい人に出会えたし、とてもいい日です』と幸せそうでした。

再放送は、2月22日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

防府市の名物紹介

鶴瓶さん

シャーロットさん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 防府市の名物など

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