鶴瓶の家族に乾杯 | 千葉県白子町(草刈正雄さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成31年4月1日(月)放送 なつぞらSP!草刈正雄と千葉県白子町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の草刈正雄(くさかり まさお)さん。福岡県小倉市(現在の北九州市)出身の66歳。米軍兵士だった父親が朝鮮戦争で戦死し、幼少期は小倉で苦学して育ち、17歳の時にスカウトされ上京。直ぐに資生堂の専属モデルとして売れっ子モデルとなりますが、20歳の頃に野中マリ子氏の俳優養成所「野中塾」で演技を学び、俳優へ転向、めきめきと頭角を現します。2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』では、主人公の真田信繁(後の幸村)の父親で、知力ある戦略家の”真田昌幸”役を演じ、同年5月16日放送の家族に乾杯『栃木県佐野市ぶっつけ本番旅』にも出演しています。4月1日からスタートした、2019年度上半期のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』では、戦争で両親を亡くしたヒロイン・奥原なつ(広瀬すずさん)が引き取られた十勝の牧場主として、なつに人生を生き抜く術を教え込頑固じいさん”柴田泰樹”役を演じていますます。草刈さんが家族に乾杯にゲスト出演するのは、2016年の大河ドラマ『真田丸』で真田昌幸役を演じるにあたり、5月16日放送の「栃木県佐野市」を旅して以来、約3年ぶり2度目の登場です。

今回の旅の舞台は、千葉県長生郡白子町(しらこまち)。千葉県の太平洋岸、九十九里平野の南部に位置し、人口は1万人ほど。紀州の漁民、西宮久助が漂着し紀州漁法である地引き網を伝えたことから、江戸時代には「九十九里いわし漁」発祥の地として漁業で栄えましたが、今ではテニスやマリンスポーツのメッカとして、「海とテニスと温泉の町」として賑わいを魅せています。町内には300面以上のテニスコートがあるそうです。

『なつぞら』は、東京に生まれたヒロインのなつが、戦争で両親を失い、引き取られた北海道・十勝で広大な大自然と開拓者精神溢れる強く優しい大人たちに囲まれてたくましく成長し、上京後北海道で育んだ想像力と根性を活かして、当時「漫画映画」と称された草創期の日本アニメの世界で、アニメーターを目指す姿を描いたドラマ。千葉の九十九里や、海、テニスとも関係が無さそうです。そうなると、白子町との繋がりは、草刈さんの最大の趣味である「テニス」しか無いと予想しますが?(笑)。放送をお楽しみに!


ロケが行われたのは、平成31年2月13日(水)。九十九里浜にある「剃金海水浴場」の海辺で待ち合わせた、鶴瓶さんと草刈さん。草刈さんは、テニスが30年来の趣味。そこで、テニスが盛んで、他にも好きな海や温泉もあるということで、白子町を旅先に選んだそうです\(^o^)/。

二人が浜辺で出会ったのは、釣りをしていた岩壁さん。しかし、竿の先に何やらゴミの様なものをぶら下げて海に向かって投げています。話を聞くと、カニ網を波打ち際に投げ込んで、ヒラツメガニ(甲の模様がHに見えることからエッチガニとも)を獲っているそうです。叩いてダシを取ると美味しい料理が出来るそうで、岩壁さんのイチオシは”ペペロンチーノ”。

次に二人が出会ったのは、サーフィンを終えて海から上がってきた栗原さん。白子町の少し南にある一宮町の「釣ヶ崎海岸」が、2020東京オリンピックのサーフィン競技の会場になるほど、サーフィンも盛んな場所です。栗原さんは、近くのサーフショップ「WRV JAPAN SURF HOUSE」でスクールを開いていて、ご主人はサーフボードを作っていると聞いた鶴瓶さん、店を訪ねることに。ご夫婦に話を聞くと、ご主人は海なし県の埼玉で育ちながらサーフィンに憧れてのめり込んで千葉県に移り住み、奥さんはプロサーファーなんだとか!。当日はいい波が来ずに見れなかった栗原美加さんの波乗り姿、そこで後日送ってもらった映像をスタジオで拝見した鶴瓶さんと草刈さん、プロサーファーのテクニックにビックリです(笑)。

ここでスタジオから、白子町の名物をビデオ紹介。紹介してくれたのは、白子町の”テニスの王子様”こと、テニスインストラクターの向さん。そんな向さんが、”テニスの王様”の草刈さんにぴったりの、名物を紹介してくれました(笑)。
①テニス好きを癒す!極上空間「白子温泉」。白子は、九十九里浜唯一の温泉地。町内には21軒の旅館があり、様々な温泉でテニスで疲れた身体を癒すことが出来ます。
②日本一華やか?な団地「ガーベラ団地」。大型のガラス温室が建ち並ぶ団地には、50種類ものガーベラが咲き誇り、見学は一年中OK。10月から5月までは、ロマンチックな摘み取り体験も出来ます。
③意外すぎる!?イケメン○○?「イケメン神社」。白子神社の境内にある小さな「面足(おもだる)神社」に祀られている神様は、満ち足りた面の持ち主で今日でいうイケメンの面足尊(おもだるのみこと)、通称イケメンさま。お参りすると、鶴瓶さんも美男になれるとか?(笑)。

鶴瓶さん草刈さんが海沿いの街を歩いていると、何やら洋風の建物が気になり、大きな門から中を覗いてみると、庭にはプールまである立派な豪邸!。かと思いきや、そこに居たオーナーの大里さんに話を聞くと、ここは「スタジオアズ」という撮影スタジオなんだそうです。ご自宅は、裏手にこじんまりと(笑)。パートナーの方と二人三脚で、草刈からペンキ塗りまで自分たち出来ることは何でもしながら建てたそうです。

ここで、鶴瓶さんと草刈さんは別れることに。草刈さんは、浜辺で聞いたペペロンチーノが頭から離れず、近くでペペロンチーノが食べられる店がないかと大里さんに尋ねてみます。すると、近くにあるイタリアンのお店「Luna Crescente」(ルーナクレッシェンテ)を紹介されますが、電話してもらうと、残念ながら水曜が定休日。一方、近所を歩き出した鶴瓶さんも、偶然に同じレストランを見つけますが、店は閉まっていて、こちらもペペロンチーノは食べられず仕舞い(笑)。

食事を諦めた草刈さんは、テニスコートを求めて、ホテルが建ち並ぶ中里地区へと向かいます。さっそく屋外でテニスを楽しむ慶應大学の学生さん達と出会いますが、1週間前に腰を痛めたという草刈さん、外は寒いのでインドアのテニスコートが無いかと、学生らが泊まっているホテル「ニュー・カネイ」を訪ねます。フロント係の渡辺さんに尋ねると、このホテルでもインドアコートを2面持っているそうですが、残念ながら今日は皆さん外でプレーしていて、インドアでプレーしている方はいないそうです。ただ、インドアコートの近くにある記念碑を見て頂きたいと、案内してくれることに。渡辺さんが紹介してくれたのは、300面ものテニスコートがある白子町のセンターコートとも呼ばれる、「白子共同コート」。なんと25面ものコートが並ぶ広大さ!。その入り口には、昭和46年に旅館の客を増やそうとコートを造るきっかけとなった人達の記念碑が建てられていました。

一方、同じく中里地区へと移動した鶴瓶さんも、街中を歩いていて慶應義塾大学のテニスサークルの学生さん達と出会いますが、草刈さんが出会ったサークルとは別なんだそうです。調べてみると、慶応大学には軟式や硬式含めてテニスの公認学生団体だけで20くらいあり、インカレを含めると50とも100とも言われるほどのテニス系のサークルがあるそうです(驚)。次に鶴瓶さんがホテル「東天光」出会ったのは、テニスではなくバトミントンの合宿で来ていた学生。ホテルでは、テニスコートだけでなく体育館も持っているそうです。そこで鶴瓶さん、体育館を覗きにホテルの裏手に回ると、女将の河野さんが挨拶に出てきてくれました。ご主人と息子さんの3人家族で切り盛りしていると聞いた鶴瓶さん、ホテルのロビーにお邪魔して、ご夫婦にいろいろ話を聞きました。

草刈さんが、ホテルを出る時に声を掛けてくれた学生さん達がプレーしているテニスコートを訪ねると、大勢の学生が大歓声で出迎えてくれました!。いつも一緒にテニスをしているのは老人ばかりで、実は若い子たちとテニスがしたくてウズウズしていた草刈さん、『僕もテニスやるのよー』と話を振ると、一人の女子学生が『一緒にいかがですか?』と声を掛けてくれました(笑)。すると、待ってましたとばかりに『いいの~?』と草刈さん、栗田君から28.5cmのテニスシューズとラケットを貸してもらい、総代表の高野君を相手に大勢の学生が取り囲んだコートで、腰が痛いことも忘れてテニスを楽しむ66歳の草刈さん、『楽しいね~、ワハハハ』と(笑)。ひとしきりテニスを楽しんだ草刈さん、学生の一人から請われて、大河ドラマ『真田丸』で真田昌幸を演じていた際の決まり文句、『おのおの、抜かりなく』を披露(笑)。学生さん達からは、お返しに、慶應テニスサークル「ALEKS TENNIS ASSOCIATION」伝統の円陣と掛け声を披露してもらいました。

ここでちょっと一息、千葉県白子町の「家族に一杯」の時間です。
 やってきたのは、温泉旅館が集まる中里地区。「洋食屋かわごえ」で頂く本日一杯は、白子町のご当地グルメ、「白子流ブイヤベース」(単品1,200円)。ブイヤベースは、魚介類を使ったフランスの鍋料理、白子町のご当地グルメとは、ちょっと意外?。海が近く畑も多くあるので、魚と野菜を一緒に入れたものをご当地グルメにした方がいいんじゃないかと、考案されたそうです。トマトと玉ねぎをふんだんに使い、青魚のつみれを入れた白子流ブイヤベースは、町内4店舗で味わえるとのこと。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Eu Sei Que Vou Te Amar」(たぶん Aquarela Do Brasil (^_^;))でした。

テニスを楽しんだ草刈さんは、ひと休みしようと喫茶店を探していると、介護事業を手掛ける「プラチナハウス・白子」の事務所の前で女性を見つけ、訊ねてみることに。すると、すぐ裏手にパン屋さんを兼ねたカフェがあると、「Pensée」を教えてくれました。ようやくその店に辿り着いた草刈さん、ホットコーヒーと、この時期のおすすめという「和栗」という名のパンを頂きながら、店主のご夫婦に、馴初め話などを聞くことができました。

葉たまねぎ一方の鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて、農業が盛んな剃金地区へ。辺りには、ビニールハウスが沢山あります。たまたま自宅の前で出会った大工の長嶋さんに、ハウスで何を作っているのかと尋ねると、葉タマネギが多いそうです。この辺りはタマネギの産地で、長嶋さんの家でも農家では無いのに、親戚や知人に配るために4千本ほど栽培しているとのこと(汗)。しらばく歩いていると、工場の奥の方から、『シュー、シュー』と変わった音が聞こえてきます。気になった鶴瓶さんは、勝手に敷地の奥に入って行って中の様子を窺うと、そこは葉タマネギを出荷している農家の加工場でした。工場では、勤めて50年という大ベテランの女性から、タイから実習生として働きに来ている若いご夫婦まで何人も働いており、皆さんから色々な話を聞きました。次に鶴瓶さんが出会ったのも、やはり長島さんという家の子供たちとお母さん。子どもからサインをねだられた鶴瓶さんですが、今どきのキラキラネームの発音が聞き取れず、名前を間違って書いてしまい、小野アナウンサーにダメ出しされてしまいました(笑)。

カフェのご夫婦から、地元の事に詳しい方がいると、3代続く煮干し屋「有限会社まるじょう」を紹介してもらった草刈さん。匂いを頼りに歩けば見つかると教えられ、みごと煮干しの加工場に辿り着くことが出来ました(笑)。三代目の森川さんに話を聞くと、今はイワシが全然獲れなくて、大変なんだとか。干し場を見せてもらうと、通常ならカタクチイワシを使うそうですが、水揚げがないので仕方なく、今は型の大きなマイワシを使って煮干しを作っているそうです。先代ご夫婦も現役で、『もうすぐ地獄に行くから』と話す元気なお婆ちゃん(笑)まで、一家総出で働く家族の姿を目の当りにして感動する草刈さん、皆さんと記念撮影をしてその場を後にしました。

再放送は、4月5日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

白子町の名物紹介

鶴瓶さん

草刈さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 白子町の名物など

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