鶴瓶の家族に乾杯 | 徳島県小松島市(阿部サダヲさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成31年4月8日(月)放送 いだてんSP!阿部サダヲと徳島県小松島市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優で歌手の阿部サダヲ(あべ サダヲ)さん。千葉県松戸市出身の48歳。2019年NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」では、”金栗四三”役を演じる中村勘九郎さんと共にW主人公のひとり、1964年東京オリンピックの招致活動におけ立役者で、長きに渡り日本水泳連盟会長を務めた”田畑政治(たばた まさじ)”役を演じます。阿部さんは、高校を卒業して就職しますが長続きせず、職を転々とするうちに、松尾スズキさんが主宰する劇団「大人計画」に入団、22歳の頃に舞台デビューします。以来、舞台を中心にテレビドラマや映画などに出演、いだてんの脚本を手掛ける宮藤官九郎さんら劇団のメンバーと結成したロックバンド「グループ魂」では2005年にNHK紅白歌合戦に出場するなど、幅広く活躍。2007年の初主演映画『舞妓Haaaan!!!』では、日本アカデミー賞・主演男優賞優秀賞を受賞し、また2011年放送のフジテレビ『マルモのおきて』では、芦田愛菜ちゃんや鈴木福くんと共演してお茶の間の人気を博しました(笑)。

旅の舞台は、徳島県小松島市(こまつしまし)。徳島県の東部、紀伊水道に面した沿岸部のほぼ中央、徳島市のすぐ南に位置しており、人口は約4万人。源義経ゆかりの地としても知られていますが、最も有名なのは、スタジオジブリのアニメ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』のモデルにもなった、「阿波狸合戦」(あわたぬきがっせん)の伝説ゆかりの地。阿波の狸合戦、金長狸合戦とも呼ばれる、江戸時代末期に阿波国(後の徳島県)で起きた、タヌキたちの大戦争の伝説です。その主人公が、小松島市のシンボルにもなっている「金長たぬき」。鶴瓶さんと阿部さんは、たぬき公園小松島ステーションパーク たぬき広場)や元根井漁港などで目撃されていますよ(笑)。しかし、この金長たぬきを金長大明神として祀った「金長神社」が、市の防災公園建設計画によって取り壊しが検討されており、地元民による保存に向けた活動が続けられているそうです。

私的に阿部さんと言えば、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で演じた、”豆ダヌキ”と呼ばれた家康の姿が目に焼き付いています。そんな縁からの、狸の里への旅ではないかと予想しますが?(笑)。なお、ジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』に語りで出演したのは、古今亭志ん朝(3代目)。『いだてん』で、ビートたけしさんが演じている古今亭志ん生(五代目)の次男です。いだてんの番宣と絡めて、何か関係があるかも?(汗)。


ロケが行われたのは、平成31年2月17日(日)。徳島県に一度も行ったことが無かったという阿部サダヲさん、内陸部で生まれ育ったため海に囲まれた町に憧れていたことと、50歳を過ぎたら犬を飼いたいと思っているので予行演習として、田舎町で犬の散歩をしてみたいと、小松島市を旅先に選んだそうです(汗)。その候補地選びに、NHKのスタッフが狸繋がりを忖度したかどうかは、不明です(笑)。

小松島市にある元根井漁港の外れ、中田町根井地区の漁村で待ち合わせた、鶴瓶さんと阿部さん。先に到着した阿部さんは、なかなか登場しない鶴瓶さんを待ちわび、住宅街の方へとふらふら歩き出します。すると、自宅2階のベランダからこちらを覗く女性と目が合った阿部さん、『鶴瓶さんが来ないんで、家に上がらせてもらっていいですか?』と、話し掛けてみます(笑)。するとそこに、鶴瓶さんも合流。表に出てきてくれた泉さんに話を聞くと、集合住宅かと見紛うほど大きなこの家は、10年程前に既に住む自宅があったお父さんが別に建てた家だそうですが、誰も住んでいなかったので徳島市に出ていた娘の泉さんが戻って住むことにしたそうです。その理由もさることながら、家の中がどうなっているのか気になった鶴瓶さん、近くに住む両親を呼んでもらい、家の中を見せてもらうことに。すると携帯を取り出して母親に電話をする泉さん、『あぁチャッピー、いま鶴瓶さんと話しているんだけど・・・』と!?。その会話を隣で聴いていた鶴瓶さん、驚いて何で”チャッピー”なのかと尋ねると、大きくなってからお母さんを”ママちゃん”と呼ぶようになり、そのうち”ママちゃんピー”になって、今では”チャッピー”と呼ぶようになったとか?(驚)。すると、弟は”ポピオ”なんだそうです。名前がヨシヒロなので、ポピピロ、そしてポピオになったと(汗)。そうこうするうちに、近所に住むご両親と弟さん夫婦が集まってきて、鶴瓶さんと阿部さんは家に上がらせてもらい、ご一家にいろいろ話を聞きました。

ここでスタジオから、小松島市をビデオ紹介。案内してくれたのは、チャッピーこと泉さんの母親の啓子さんと、小松島市観光PRマスコットキャラクターで金長たぬきの「こまポン」です。
 まず最初に紹介してくれたのは、「阿波狸合戦」の伝説。小松島は、江戸時代末期に徳島県を舞台に起こった狸たちの合戦の伝説の舞台になった場所で、街中の至るところで狸の姿を見ることができます。中でも、「小松島ステーションパーク」の”たぬき広場”にある巨大な金長たぬき像は、高さ5メートル、重さは5トン。狸の前で手を叩くと、音に反応して後の岩山から大量の水が流れ出す仕組みになっています!。
 ここで、チャッピークイズ!。こまポンの着ている鎧甲は誰をイメージしたものでしょうか? 答えは「源義経」。時は1185年2月、義経は平家打倒のため、ここ小松島から四国へ上陸して軍勢の士気を高めたとされる「義経伝説」が伝えられています。そのため毎年2月には、義経が通ったとされる道を辿るイベント、「義経夢想祭」が開催されています。
 チャッピークイズその2、こまポンが手に持っている刀の様な物は何でしょうか? 正解は「竹ちくわ」。小松島を代表する名産品です。魚のすり身を竹に巻きつけて焼いたもので、その昔に義経も食べて感激したという言い伝えがあるんだとか?(笑)。

鶴瓶さんと阿部さんが漁港に戻ると、船着き場の脇で、小屋の軒下に集まっている10人ほどの男衆と出会います。彼らの風貌に、一瞬怖さを覚えた二人ですが、近づいてみると、地元の漁師さん達(笑)。外は寒いので小屋の中に入ればよさげですが、毎日こうして海を見ながら何時間か、漁の打ち合わせなどをしているそうです。年長者は、漁師歴60年という77歳、お元気です(驚)。一人の漁師さんによると、みな雇われ漁師ではなく自分の船を持っていて、『おどれ すどれ』(おどりゃー すどりゃー、おどれらなど、中国・四国地方で使われる相手を脅す時の表現)言いながら働いているので、ストレスがないんだそうです(汗)。

新たな出会いを求めて、街の中心部に移動した鶴瓶さんと阿部さん。そこで見つけたのは、電柱に立て掛けられた、「インドネシアごはん」と書かれた看板。気になった二人が、古い空家を活用した小松島市移住交流支援センターの隣に併設されたカフェ「Di CAFE」を訪ねてみると、接待してくれたのは、ご主人がインドネシア人という小松島市出身の井本さん。二人が、スパイスが入っているというインドネシアのコーヒーを頂いていると、ご主人のデディさんが畑から戻ってきて、いろいろ話を聞くことができました。”菜の花”などと、流暢にキレイな日本語を話すデディさんの話を聞いた鶴瓶さん、『さっきの口の悪い漁師さんとえらい違いやな、漁師さんを教育せなあかんよ』と(笑)。

ここで、二人は別れることに。ひとり旅になった阿部さん、お腹が空いたと食事場所を探して車で移動していると、立江町の界隈でお遍路さんを見かけ、話し掛けてみることに。急いで車を降りますが、お遍路さんを見失ってしまった阿部さん、宗国畳店の前にいたご主人に話を聞くと、近くにはうどん屋さんみたいな店?が一軒あるだけだそうです。またこの辺りは、「鶴林寺」に向かうお遍路さんの通り道なんだとか。そこで阿部さん、鶴林寺の場所を訊ねますが、宗国さんの説明を聞いていると何やらえらく遠そうなので距離を聞いてみると、ここから8~9キロもあるそうです(汗)。

一方、松島町をブラブラ歩く鶴瓶さん、建ち並ぶ立派な門構えの大きな家々が気になり、これまた立派なお寺を見つけ、訪ねてみることに。急な訪問にも係わらず応対してくれたのは、「地蔵寺」のご住職、服部さん。副住職は次女の婿さんで、東京で営業マンをしていたそうですが、結婚すると決めた段階で住職の圧力に屈し、27代目を継ぐことを決意したとか(笑)。

ロシア料理「グルブイ」阿部さんは、宗国さんに教えてもらった近くのうどん屋さんを探しますが、まったく見当たりません。すると見つけたのは、小料理屋さん風の「キッチンゑみ」。表の張り紙を見ると、メニューにはピロシキなど!?。店主の内藤さんに、”地元っぽい料理”が食べたいと相談する阿部さんですが、”ロシアっぽい料理”しか無いそうです(汗)。実はこのお店、5年前の開店当時は、お遍路さん用にと”うどん”も出していたそうなので、あながち目指した店に間違いは無かった様ですが・・・。店主のおすすめは、以前に徳島駅前でロシア居酒屋を経営していたお父さん直伝のロシア料理「グルブイ」。しかし二人とも、ロシアに行ったことも無ければ、ロシア料理店で修業したことも無いとか。でも、味は美味しいそうです(笑)。初めての徳島で、初めてのロシア料理を頂くことになった阿部さん。出された「グルブイ」は、カップのポットに入った海老とキノコのクリーム煮をパンで包み、熱々と焼き上げた一品。あまりの熱さに阿部さんは、口の中の上あごを火傷したそうです(笑)。

ここでちょっと一息、徳島県小松島市の「家族に一杯」の時間です。
 やってきたのは、地元で長い間親しまれているというラーメン屋さん。本日の一杯は、「岡本中華」で頂く、中華そば(小 550円、大 650円)。自慢は、癖のないとんこつスープ。店は、昭和26年に始まった屋台から店舗へと変わり大繁盛しますが、三代目になっても昔と変わらない味が懐かしいと、通い続ける地元の方々。新横浜ラーメン博物館がご当地ラーメンとして銘打った「徳島ラーメン」が広まったのは、戦後に再建された徳島ハム(後の日本ハム)の工場がこの地にあったことで、安価に豚骨が入手できたからだそうです!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Everybody's Got Somebody but Me」(Hunter Hayes)でした。

再び新たな出会いを求めて歩き出した鶴瓶さんが見つけたのは、お洒落な外観の呉服屋さん。鶴瓶さんが「丸松呉服店」を訪ねると、4代目ご主人の松山さんが応対してくれました。立派な呉服店ですが、一人娘が県外に嫁いでしまい、ご主人の代で店仕舞いするそうです(汗)。奥にいた先代ご夫婦を呼んでもらうと、二人とも鶴瓶さんに出会えて大感激。さっそくお祖母さんから、昨年11月に挙げたという孫娘の結婚式の写真を見せられた鶴瓶さん、娘さんの花嫁衣裳は白無垢に文金高島田かと思いきや、お父さん達は和装でしたが、新郎新婦は白のタキシードとウェディングドレス!(笑)。

ブルグイを作ってもらっている最中に、内藤さんから店の隣が自宅と聞いた阿部さん、突然『犬を飼っていますか?』と尋ねると、偶然にも妹さんが犬を飼っているそうです!。すると阿部さん、旅の目的を達成するために、強引に『後で散歩させてもらっていいですか?』と相談(汗)。すると内藤さん、わざわざ料理の手を止め、隣の家まで妹さんに承諾を貰いに行ってくれました。阿部さんがグルブイを食べ終わったころ、阿部さんの大ファンだという妹の明花(はるか)さんが、急いで化粧を整えて店に来てくれ、阿部さんを犬のいる部屋まで案内してくれました。そこで阿部さんを出迎えてくれたのは、トイプードルのラムちゃんと、1週間前に生まれたばかりというカワイイ子犬が3匹。明花さんと一緒に、ラムちゃんを散歩に連れ出した阿部さん、とても楽しい時間を過ごせたようで、散歩の途中でついに、『決めた、犬飼います!』と宣言(笑)。

犬の散歩という旅の目的を果たすことができた阿部さん、次は出演中の大河ドラマ「いだてん」に絡めて、オリンピックを目指している若者がいないか探してみることに!(汗)。そこで、公園とかに行けば若い人に出会えるだろうと、「しおかぜ公園」を訪れます。阿部さんが公園で出会ったのは、スケートボードを練習しに来ていた中3の前川くん。阿部さんは前川くんに、『オリンピック目指してる?』と質問してみますが、当然ながら答えは『いいえ』。友達にもいないそうです(笑)。そこで阿部さん、『若い人が髪を切りに来ている様な場所は?』と訊ねると、『ハローズの横にある美容室ならいるかも?』と、ノリのいい前川くんでした(笑)。

再び歩き出した鶴瓶さん、堀川町の通りを歩いていて見つけたのは、南小松島小学校の校門にあった二宮金次郎像。”歩きスマホ”が問題になる昨今、めっきり見掛けなくなってしまいました。すると、しばらく先の住宅の角には、1階の屋根の高さにロダンの”考える人”の像が据えられていて、それを見つけた鶴瓶さんもビックリ!。話しを聞こうと玄関を探していると、2階から降りてきてくれたのは、ご主人の澤井さん。この銅像は何かと尋ねると、以前に「ロダン」という喫茶店をしていた時の名残りだそうです。今は自宅として使っている2階に上がらせてもらうと、鶴瓶さんの突然の来訪に、『宝くじにも当らないのに』と奥さんは大喜び!。鶴瓶さんがご夫婦に馴初めを訊ねると、職場結婚だそうですが、ご主人は当時からとても怖い顔をしていて、南向きはまだ優しい、そこで「北向きの鬼瓦」と呼ばれていたそうです(汗)。剣道7段の他に、柔道4段、空手5段、棒術4段、合せて20段という武道家のご主人ですが、こんなに涙が出るのは初めてと、強面に大粒の涙を流しながら、鶴瓶さんとの出会いを喜んでくれました(笑)。

前川くんに教えてもらった美容室「ファスト 小松島店」を訪ねた阿部さん、お客さんや店のスタッフの方々に『オリンピック目指しています?』と尋ねてみますが、誰一人として頷いてくれる人はいません(汗)。過度な期待をした自分たちが悪かったと、店を出た阿部さん。すると駐車場で、アスリートっぽいスタイルをした女の子を見つけ、話し掛けてみると、阿波踊りを習っているそうです。そこで阿部さん、山本さんに無理にお願いして、駐車場で阿波踊りの仕草を見せてもらうことに。5歳から習っているという阿波踊り、さすがにカッコいいと感動し、『ついに出会えましたね!オリンピック目指してる人』と(笑)。

再びしおかぜ公園に戻った阿部さん、前川くんと再会すると、『オリンピック目指して髪を切っている人、いないよ!かすりもしなかった』と、調査結果を報告(笑)。ちょうど迎えに来ていた前川くんのお母さんとも出会うことができた阿部さんが、お母さんに『郷土料理で得意なものがありますか?』と尋ねると、蕎麦のお米をお吸い物にした「そば米汁」を作るそうです。そこで前川くんに、『食べたことある?』と味を聞いてみると、『そんなの作ったっけ?』と・・・(汗)。すると阿部さん、大声で『おかあさん!』と(笑)。小野アナウンサーによると、お母さんの得意料理は、実は豚肉の味噌炒めとハヤシライスだそうです(笑)。

再放送は、4月12日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

小松島市の名物紹介

鶴瓶さん

阿部さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 小松島市の名物など

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