鶴瓶の家族に乾杯 | 山梨県山中湖村(藤井隆さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和2年2月17日(月)放送 憧れの富士絶景SP! 藤井隆と山梨県山中湖村ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、お笑いタレントで、歌手や俳優、司会者など、マルチに活躍している藤井隆(ふじい たかし)さん。大阪府豊中市出身の47歳。高校を卒業後、化学薬品会社に就職するも、20歳の頃にサラリーマンをしながら吉本新喜劇のオーディションを受け、舞台に立つことに。数年後にはオカマキャラで全国的に人気を博すと、1999年10月からは『笑っていいとも!』にレギュラー出演、2000年には「ナンダカンダ」で歌手デビューし、NHK紅白歌合戦に初出場します。2005年にタレントの乙葉さんと結婚し、オシドリ夫婦としても知られています。NHK大河ドラマ『真田丸』や、NHK連続テレビ小説『わろてんか』にも出演していました。2019年2月には、鶴瓶さんがMCをしているTBS『A-Studio』に出演し、そのタレントぶりに鶴瓶さんも大いに感服したとか。

旅の舞台は、山梨県の南東部にある南都留郡(みなみつるぐん)山中湖村(やまなかこむら)。村の中心に位置するは、富士五湖の一つで最も大きな「山中湖」。富士五湖では最も東に位置し、相模川の源流にもなっています。その山中湖を囲む山中湖村は、面積がたった53km2しかありませんが、富士五湖の中で最も富士山に近い山中湖の周りには、富士山の眺望スポットが多数存在すること等から、山梨県内でも屈指の観光地や別荘地として、特に夏場は大変な賑わいをみせる場所です。ちなみに、山中湖以外の富士五湖は、河口湖・西湖・精進湖が富士河口湖町(面積 158km2)に、最も西側の本栖湖が半分ほどずつ富士河口湖町と身延町(面積 302km2)に属しています。

藤井さんが何故旅先に山中湖村を選んだのかは、さっぱり不明です(汗)。そもそも、藤井さんと鶴瓶さんが山中湖村でロケしていたとの情報を、まったく見つけることが出来ませんでした。冬で雨模様の山中湖、いったいどれほど人けが無かったのかと、ロケの先行きが心配になります(汗)。


ロケが行われたのは、令和元年12月2日(月)。山中湖村の平野地区、晴れた日には、富士山の絶景が見られる山中湖畔で待ち合わせた、鶴瓶さんと藤井さん。しかし、生憎とこの日は雨降りで、富士山は全く見えません(汗)。さらに、傘も飛ばされるほどの強い風が吹き、旅の行方に不安を抱く二人でした(笑)。

この悪天候では、さすがに表を歩いて人と出会うことは不可能。そこで二人は、車で移動しながら、まずは喫茶店でコーヒーでも飲んで、作戦を練ることに(笑)。たまたま見つけ訪ねたのは、お洒落なカフェ&オーベルジュの「里休」。生憎とオーナーは買い物に出掛けていて留守でしたが、電話でオーナーから『じゃぁ、お任せします』と言われたと、アルバイトの大学生が二人を招き入れてくれました。都留文科大学に通う土屋さん、英語の先生を目指していると聞いて鶴瓶さん、20代の頃にヨーロッパを放浪して英語がペラペラの藤井さんにインタビューを任せますが、大した話は聞けませんでした(笑)。コーヒーを頂き温まった二人は、さっそく”ほうとう”を食べに行くことにします。刀削麺やフィットチーネなど、平たい麺が大好きという藤井さん、以前に山梨でのロケで食べた「ほうとう」の味が忘れられず、久しぶりに本場のほうとうが食べたいと、山梨県を旅先に選んだのだそうです(笑)。

再び二人は車に乗り込み、ほうとうが食べられる店を探すことに。湖畔の国道沿いで、”ほうとう”の幟が立っていたドライブイン「きくや」を見つけ訪ねると、高村さんご夫婦が出迎えてくれました。店の奥にいたのは、ご主人の双子の兄弟かと思いきや、義理の弟なのに何故かよく似た櫻井さん。お二人に話を聞いていると、奥さんが出来上がったほうとうをテーブルに運んで来てくれました。大きな鍋一杯に湯気の立つアツアツのほうとう、冬の雨で身体が冷えた二人には何よりのごちそうです!。『とても美味しかったです』とお礼を言う二人ですが、高村さんによると、この店の一番人気のメニューは”カツ丼”なんだそうです(笑)。

ここでスタジオから、山梨県山中湖村の魅力をビデオ紹介。藤井さんの名曲『ナンダカンダ』(2000年NHK紅白歌合戦出場曲)にのせて、山中湖村の”ナンダカンダ言ってスゴイもの”を紹介!(笑)。
 まずは、絶景・富士山を望む「サイクリングロード」。山中湖をぐるっと回るサイクリングロードを、富士山を望みながら風を受けて走れば、気分は最高!。さらに東京2020オリンピックでは、なんと自転車競技のコースにも指定されています。
 次は、かわいいカバのイラストが描かれたバス、「山中湖のKABA」。なんと水陸両用のバスで、陸上と水上の両方から山中湖村を楽しむことが出来ます。
 最後は、子宝や安産で有名な「山中諏訪神社」。この神社で年に一度たいへん盛り上がるのが、毎年9月4日~6日にかけて行われる「安産祭り」。江戸時代の後期から200年以上続く祭りで、神輿には安産を祈願する大勢の妊婦さんが連なり、境内を走り回ります。これは、ナンダカンダ言ってスゴイ!(笑)。

ここで二人は分かれ、一人旅に出ることに。その前に、二人はドライブインの玄関で、『お前が雨男や』『オレはめっちゃ晴れ男や』と口喧嘩!(笑)。鶴瓶さんと別れ、鶴瓶さんとは反対の方向に、ひとり車を走らせる藤井さん。すると、前方の空から青空が覗き出しました!。車を降りてみると、なんとそこにはキレイな虹が掛かっています。その虹を見て、やっぱり鶴瓶さんが雨男だったと確信した、藤井さんでした(笑)。

一方、藤井さんと反対の方向に車を走らせる鶴瓶さんは、相変わらず雨が降り続く山の中(汗)。すると車窓から、”体験工房”と書かれた看板を見つけ、訪ねてみることに。出迎えてくれたのは、オーナーの曽和さん。自宅も兼ねた山中湖体験工房「ANTOV アントヴ」では、ガラスや陶芸、シルバーアクセサリーなどの様々なクラフト体験ができるそうです。46歳まで関西でサラリーマンをしていたという曽和さん、山中湖の魅力に惹かれここに住むことにしたそうで、周りには大阪出身のペンションオーナーなど、関西出身の住人も多いとか。奥さんは滋賀県の出身と聞いた鶴瓶さん、滋賀の名物「ふなずし」が苦手と話すと、ご主人も未だに食べられないそうで、二人は鮒ずしの話で盛り上がります(笑)。

藤井さんは、ロケ車で移動中にたまたま見つけた、「山中湖テディベアワールドミュージアム」を訪ねることに。出迎えてくれたのは、館長の奥さんの高村さん。ご主人は、隣にあるラーメンカフェ「湖麺屋 Reel Cafe」の店長も兼務していて、お昼時でラーメン作りから手が離せないそうです(笑)。奥さんは、ミュージアム併設のショップの店員も兼ねていて、ちょうどお客さんが来ているのでと、しばらく藤井さんは一人で館内を見学することに(汗)。見学を終え、ショップで手の空いた奥さんに話を聞くと、この施設は釣り屋を営んでいたご主人のお父さんが雨の日にお客さんが遊べる場所を作りたいと20年前に開いたもので、神奈川出身の奥さんが東京に出ていたご主人と結婚し、一緒に山中湖に戻って家族でこの施設を切り盛りする様になったそうです。小野アナウンサーによると、隣のラーメン屋「湖麺屋」で館長が作るラーメンも大人気で、土日のお昼時には1時間待ちの行列ができるほどだそうです!。

鶴瓶さんは、体験工房「アントヴ」のご主人から教えてもらった、大阪の豊中出身の榎原さんが経営しているというペンション、「ヴィヴィアン クレール」を訪ねます。ご主人から、山中湖にペンションを開いた経緯や、ご家族のことについて話を聞いていると、奥さんも出てきてくれました。お二人から、修学旅行生を受け入れる5月・6月頃の繁忙期の大変な様子を窺う一方で、閑散期の愉しみを訪ねると、二人ともカラオケが大好きなんだそうです(笑)。今はアリアが歌いたくて声楽を学んでいるという奥さんは、カラオケで40回くらい100点満点を出したことがあるとか!(驚)。

次に藤井さんが向かったのは、ラーメン店にいた館長さんに教えてもらった、クラフトの里「ダラスヴィレッジ」。とんぼ玉や陶芸など様々なクラフトの手作り体験が楽しめる施設で、バーベキューレストランも併設されているそうです。藤井さんは、一番人気の吹きガラスを体験させて貰うことに!。指導してくれたのは、東京のガラスの専門学校を卒業し、3年前にこちらに就職したという大武さん。とても慣れた接客で、吹きガラスなど初めて体験する藤井さんでも、とてもステキな色合いのグラスを、あっという間に作ることが出来ました!。大武さんに話を聞くと、東京を離れ一人で買ったばかりの新車を運転して最初に山中湖にやって来た時は、大雪で家から出られずに大変だったそうですが、景色がよく、空気も水も美味しくて、冬にはスノーボードも楽しめて、山梨が大好きになったそうです。東京で魚屋を営むご両親も、娘の様子を見に、年に2回ほどは山中湖に遊びに来てくれるそうです。

とうもろこし粉のおつけだんごここでちょっと一息、山梨県山中湖村の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、湖の近くの平野地区に建つ、茅葺屋根の立派なお宅。出迎えてくれたお母さんが紹介してくれたのは、山中湖村産のトウモロコシから作られた、地元の「もろこし粉」。この辺りではお米が作れない代わりに、昔からとても良いもろこし粉が採れたんだそうです。もろこし粉を捏ねて作ってくれたのは、もろこし粉のだんご。その団子を、かぼちゃなど野菜がたっぷり入った汁に入れて煮たのが本日の一杯、もろこし粉の「おつけだんご」。”おつけ”とは、具沢山の味噌汁のこと。昔はおかずを何品も作ることがなく、ご飯とおつけと漬け物ぐらいの食事が普通だったそうです。『これで育ちました』と話す、山中湖村出身のお母さん方、昔はおつけが食卓の主役だったんですね。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『とうもろこし畑』(王舟)でした。

クラフトの里で、大武さんからワカサギ釣りの情報を教えてもらった藤井さんは、船で釣りができる場所を探していると、”大型ドーム船”と書かれた看板を見つけ、車を降ります。船を目指して桟橋を渡ると、白鳥が次々に餌を求めて寄ってきてくれますが、生憎の天気のせいか、人の気配は全くありません(汗)。仕方なく、ワカサギ釣りを諦めて帰ろうとすると、湖の岸辺にいた加藤さんご夫妻を見つけ、声を掛けます。藤沢市から、甲府にある金運で有名なパワースポット「金櫻神社」に、鶴瓶さんがテレビで『買わないという選択肢はないやろぉ~』とCMしている年末ジャンボ宝くじの当選祈願をしに来たついでに立ち寄ったという加藤さん、その宝くじを持たせてもらった藤井さんも、『ナンダカンダで10億円!』と唱え、当選祈願をお手伝い(笑)。

一方の鶴瓶さんは、「りす村別荘」と書かれた看板を見つけ、てっきり別荘を仲介販売している業者であろうと、「山中湖不動産」の事務所を訪ねます。出迎えてくれたのは、甲府に本社を構えている姉が社長で自分は平社員と話す槌屋さんと、鶴瓶さんが一目見て直ぐに親子と分かった、槌屋さんにそっくりの、年末で”掃除大臣”をしていると話すお母さん(笑)。リス村別荘とは、実は本当の別荘を分譲しているのではなく、ホテル感覚で手ぶらで訪ねて別荘住まいを体験できる施設で、山中湖不動産ではその施設を運営しているんだそうです!。

すると、事務所の棚に、お客さん用にと、鶴瓶さんのCMでお馴染みの伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」が沢山ストックされていたのを見つけた鶴瓶さん、リス村別荘の宣伝を自ら買って出ることに!(笑)。一軒のリス村別荘に案内してもらった鶴瓶さん、別荘の中に入らせてもらうと、家具や家電製品など生活に必要なものは全て揃っていてビックリです。そこに、鶴瓶さんへのワカサギの佃煮をお土産に携え訪ねてくれたのは、リス村別荘を建てた槌屋さんのお父さん。最初は、たまたま訪ねてきたドイツ人から、当時は山中湖に無かった貸し別荘を紹介して欲しいと頼まれ、仕方なしに自分で別荘を建てて貸したところ、知人の伝手で次から次へと貸し別荘の物件が増えて、今の商売に繋がったそうです。

ワカサギ釣りを諦めて帰ろうとしていた藤井さん、桟橋に立ち寄った一台の車を見つけ、声を掛けます。すると、車を運転をしていたのは、湖の様子を見に来たという、わかさぎドーム船「山中湖 湖明荘マリーナ」のオーナーの高村さん。今日は風が強くて、どこも船は出ていないそうですが、せっかくだからと、藤井さんをドーム船の中まで案内してくれることに。以前は結氷した湖の上で、氷に穴を開けて釣っていたワカサギ釣りですが、近年は氷が張らなくなってしまい、そこで氷の穴釣りがしたいという孫の希望を叶えようと、高村さんが船内の床に丸い穴を開けたドーム船を作ったんだそうです(笑)。ご家族にも会いたいと、高村さんのご自宅まで付いて行った藤井さん、奥さんから開業当時の苦労話を聞くことが出来ました。

ようやく、鶴瓶さんの空にも晴れ間が広がり出し、富士山の裾野がキレイに見えてきました。そこで車を降り、鶴瓶さんが富士山の絶景を眺め愉しんでいると、一台の車が近寄ってきます。手を振る運転手の女性から、『さっきカフェに立ち寄ってくださって、ありがとうございます』と声を掛けられた鶴瓶さん、旅の最初に立ち寄ったカフェ「里休」のオーナーと知り、ビックリです。助手席にいたのは、元はホテルマンをしていたという、80歳にして若々しくステキなお父さん。鶴瓶さんは、最後に出会えたお二人から、ステキな話を聞くことが出来ました。

再放送は、2月21日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

山中湖村の魅力紹介

鶴瓶さん

藤井さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 山中湖村の名物など

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