鶴瓶の家族に乾杯 | 岐阜県山県市(川口春奈さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和2年5月18日(月)放送 麒麟がくるSP!川口春奈と岐阜県山県市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の 川口春奈(かわぐち はるな)さん。長崎県五島市(旧 福江市)出身の25歳。12歳の頃に出場した新潮社の子供向けファッション雑誌『ニコラ』のオーディションでグランプリを獲得し、芸能活動をスタート。その後、CMやテレビドラマ、映画や舞台なども経験し、徐々に注目を浴びる中で、今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』において、帰蝶(濃姫)役で出演していた沢尻エリカ容疑者が放送開始前の2019年11月16日に麻薬取締法違反容疑で逮捕。これにより2019年11月21日、代役として川口さんが起用され撮り直しが行われることがNHKから発表され、一躍時の人となりました。時代劇初挑戦で、大河ドラマも初出演ですが、川口さん演じる帰蝶は、初々しく純真無垢な人柄が前面に出ていて、私はとても可愛らしく感じています(笑)。4月からは、日本テレビの土日の夜のスポーツ&ニュース番組『Going!』に土曜レギュラーとして出演することが、先日発表されました。

旅の舞台は、岐阜県の南西部、岐阜市の北側に位置する 山県市(やまがたし)。2003年に、岐阜県山県郡の旧・高富町、伊自良村、美山町の2町1村が合併して誕生しました。利平栗(りへいぐり)発祥の地として知られ、連柿や桑の木豆、こんにゃくやにんにくなどが特産品として人気です。そして、今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公、明智光秀の出生地としても知られています(諸説あり、可児市広見・瀬田(旧・明智荘)の明智城とも言われています)。市内を流れる武儀川にある「行徳岩」は、明智光秀の母が懐妊していた時に、この岩に立って行水し、『私の生む子が男であったら、仮令三日でもよいから天下を取るような立派な男子を、もし女であったら天下一の美女を御さづけ下さい』と祈ったと伝えられています。さらに光秀は、山崎の合戦で死んだのではなく(そのとき死んだのは影武者で)、ひそかに郷里の山県市中洞に落ち延びて、荒深小五郎の名で余生を過ごしたとされる伝説が残っており、「桔梗塚」と呼ばれる明智光秀の墓もあります。したがって旅の目的は、大河の番宣以外あり得ませんね!(笑)。


ロケが行われたのは、3月15日(日)。岐阜県山県市赤尾地区にある、緑と田んぼに囲まれた「赤尾ふれあい公園」で、待ち合わせをした、鶴瓶さんと川口さん。コロナの影響で放送日が延期となり、既に巷には半そで姿の人も多くなってきた今日この頃、しかし川口さんは、真っ赤なCANADA GOOSE/カナダグースのダウンジャケットを羽織り、まだ山に残雪が残るような初春の装いです(笑)。なんと今回の放送は、コロナウイルス感染拡大による影響でスタジオ収録が出来ず、鶴瓶さんとゲスト、そして小野アナウンサーによるスタジオトークは無しで、旅のVTRを中心に放送されることに…(汗)。ロケのスタート前に、スタッフから旅の目的を問われた川口さんは、大河ドラマで濃姫(帰蝶)を演じながら、岐阜県にはまだ行ったことが無かったので、その大河の舞台を一度は旅してみたかったと、今回の旅への思いを語ってくれました。

二人がさっそく歩き始めると、公園のバスケットボールコートで遊んでいた母子と出会います。バスケットボールをやっているという山田くんに向かって、『戦おうや』と無謀な挑戦をする鶴瓶さんですが、案の定、高富中学校(高中)バスケ部のキャプテンという彼に敵うどころか、バウンドパスされたボールを捕り損ね、顔面キャッチしてしまいます(笑)。お母さんに山県市の特産品を訊ねると、とても困った様子で、『連柿(干し柿)とか黒にんにくが有名です』と教えてくれました。そこで鶴瓶さん、何もなさそうな山県市を旅先に選んだ川口さんに出身地を訊ねると、長崎県五島列島の福江島と聞き、『都会の子みたいな顔して、めっちゃ田舎やんか!』とこき下ろします(笑)。

赤尾地区の住宅街を歩き出した鶴瓶さんと川口さん、「赤尾第二公民館」の裏手で、下水の掃除をしていた男性と出会います。今日が誕生日で78歳になったという角田さんのために、『ハッピーバースデートゥーユー』を合唱する二人でした(笑)。すると、隣の柴田さんの家から出て来てくれたのは、一昨日生まれたばかりという赤ちゃんを抱いた、実家に里帰り中の平田さん。初めて赤ちゃんを抱かせてもらった川口さんは、その小さな体にビックリ。するとそこに通り掛かったのは、同じ団地に住み、平田さんと同級生という双子の尾河さん兄弟。なんと、ちょうど帰宅した平田さんのご主人も皆、中学校の同級生なんだそうです(笑)。すると、向かいの角田さんの新築のお宅から顔を出したのは、角田さんの娘さん。ご近所に住む、和仁さん夫妻や原さん親子も集まってきてくれて、皆さんに『この辺は何があるの?』と尋ねると、何も無いねと言われながらも、黒ニンニクを使った”四国山の元気玉バーガー”というハンバーガーが美味しいと教えてくれました。あと、”久助のハヤシライス”も美味しいそうです!。ようやく、”元気玉バーガー”と”ハヤシライス”という2つのお題をゲットした鶴瓶さん。一人旅を不安がる川口さんに、その名物の食レポをしたらいいと目標を託して、ここで二人は分かれることに(笑)。

ここでスタジオから、山県市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれたのは、山県市のご当地キャラクター、「山県さくら」さんです。
 まず、山県市の冬の名物と言えば、「伊自良大実柿の干し柿」。軒下にズラーっと並んだ干し柿(連柿)は、美しいんですよ~。さらに、伊自良大実柿の柿渋を使った、柿渋染めも作られています。春奈さんには、柿渋染めのシャツがお薦めです。
 続いて山県市は、「水栓バルブ発祥の地」。水栓バルブとは、蛇口やシャワーヘッドなど、水の調整に係わる部品のこと。1933年に、日本で初めて山県市で製造されるようになりました。市内には100以上もの関連会社があり、その出荷額は全国の約4割近くを占め、シェアも全国1位。お薦めは、水圧が強いうえに節水もできるコスパが最高の、「ミストップ・リッチシャワー」(水生活製作所)の多機能シャワーヘッド。
 そして最後は、とっておきの場所、「円原川」。透き通った水が魅力で、渓流釣りファンにも大人気のスポットです。


川口さんと別れ、ロケバスで移動しようとした鶴瓶さん、撮影のウワサを聞きつけて様子を見に来た南さん夫妻や、見澤さん家族と会話を始めます。すると、見澤家は三世代8人家族と聞き、自宅にお邪魔することに(笑)。強引に見澤さんのお嫁さんが運転するワゴン車に一緒に乗り込んだ鶴瓶さん、家に向かう途中で、中学2年の息子さんの友達という、杉下さん母子とすれ違います。二人とも中2でバスケ部と聞いた鶴瓶さん、先に出会った山口くんの話をすると、なんと鶴瓶さんらの情報は山口さんのお母さんからLINEで知らされたそうで、噂の発信源は山口さんだった様です(笑)。

さらに車中で、三澤さんのお母さんから、子供4人のうち上の3人は、一卵性の男2人と女の”三つ子”と聞いた鶴瓶さん、『そんなん初めて会うわ!』と興味津々。そしてご両親は、三つ子にも兄弟を作ってあげたいと、さらに弟さんを産んだとか(笑)。家に着くと、お爺ちゃんお婆ちゃん、お父さんらに歓待された鶴瓶さん、家族全員に集まってもらい、皆さんから話を聞きました。三つ子が生まれたときには、ずっと哺乳瓶を温めていたと、育児の大変さを教えてくれたお父さん。最近は、誕生日が大変なんだそうです!?。先月の三つ子の誕生日には、長女にはギターを、男の子二人にはマウンテンバイクを誕生日プレゼントに買ってあげたとか(汗)。『えぇ、自転車2台にギター! たいへんやなぁ』と、お父さんの肩に手を置き、慰める鶴瓶さんでした(笑)。

一方、一人旅になった川口さんは、名物のハヤシライスを探しに、教えられた「ビストロ サングリエ 久助」へ向かうことに。店の入り口には”仕込み中”の看板が掛かっていましたが、人生初のアポ取りと、勇気を振り絞ってドアを開け、『まだやっていないですかね?』と訊ねると、『今日は日曜日なんでお休みなんですよ』とのこと(汗)。すると川口さん、『あぁ~そうなんですね、有難うございます』と、速攻で退散…。しかし、さすがにこれではロケにならないと、口出し無用のスタッフも焦ったのでしょう、『話だけでもちょっと聞いてみますか?』と、川口さんを再度店に向かわせます(笑)。川口さんから、事の子細を聞いた店主の石神さん、快くテレビカメラの取材を受けてくれることに。さらに定休日にも係わらず、『ご飯がちょっとだけあるので、ハヤシライス食べますか?』と、名物の「山県早矢仕ライス」を頂けることに!。石神さんによると、ハヤシライスを最初に作った考案者は、丸善の創業者で笹賀村(現在の山県市)出身の早矢仕有的(はやし ゆうてき)と言われており、そのハヤシライスを地元の名物にして町おこしに繋げようと、有志が集まり「(株)早矢仕ライスLabo」という会社を設立。そして、飛騨牛の肉を使うなど地元産の食材に拘った、”山県早矢仕ライス”が誕生したんだそうです!。その開発を任されたのが、以前に東京で料理の修行をしていたこともある石神さん。当時していた建築の仕事を辞め、だいぶ苦労したそうですが、最近では名古屋など遠くからもお客さんが訪ねてきてくれる様になったそうです。ハヤシライスを美味しいと平らげた川口さん、ついでに石神さんに『岐阜の情報を一つください』とお願いすると、石神さんの地元に伝わる明智光秀の墓「桔梗塚」について教えてくれました。

みのやのデカ盛りカツ丼ここでちょっと一息、岐阜県山県市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、中心部の高富地区。地元で長年愛されているというお店、「みのや食堂」を訪れます。お昼時で、店内は満席。メニューも沢山あって迷いますが、『おすすめにしよう!』と選んで出してもらったのは、名物の本日の一杯、「かつ丼」の並(750円)。『えぇぇ、これで並盛?』(笑)とビックリするほど、山盛りのカツ丼、さらに大盛(+50円)もあるんだそうです…(汗)。大将によると、『学生が部活でねぇ、腹が減ってみえるもんだでぇ、喜ぶんならねぇ、どんなことでもしてあげなあかんと、飯もお母さんが追加してよそうもんだけ、量も増えていくわねぇ』と(笑)。他のメニューも、食べ盛りには有り難いほど、量がハンパありません!。後を継いでくれる、お孫さんも頑張っています。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『 To Be With You』(MR.BIG)でした。

川口さんは、今度は黒ニンニクのハンバーガーを求めて、車を走らせます。やって来たのは、大桑(おおが)地区にある「四国山香りの森公園」。屋根のある広場「香りドーム」で遊んでいたのは、二人のカワイイ孫を連れた吉田さん。しばし、小さな子供たちと戯れた川口さん、吉田さんからハンバーガーは隣の建物の中と聞き、行ってみることに。まずは、高田館長に撮影の許可を貰いに「香り会館」を訪ねると、そこで紹介されたのは様々な体験コーナー。リース作りに興味を持った川口さん、「リース・アレンジ」ワークにチャレンジすることに。指導してくれたのは、普段はスタッフ任せで、口しか出したことが無いという高田館長(笑)。しかし、『誰が作っても、最後はそれなりにできるということを実感している』と高田館長が話す通り、ついに、かわいいリースが出来上がりました。『こんな女子っぽいこと、普段は絶対にしないのに』と、自慢げにリースを掲げる川口さんでした(笑)。

一方の鶴瓶さん、市の中心部の高富地区を歩いていると、”家族に一杯”に登場した「みのや食堂」の近くで、大きなコーヒー屋さん「カフェテラス モンドール」を見つけ、休憩でもしようと思ったのか店を訪れますが、生憎と”本日終了”の看板が…(汗)。再び歩き出して出会ったのは、本内さんと2人の子供。こんど年長になる次女が、自転車に乗る練習をしている所と聞き、一生懸命練習の手助けをする鶴瓶さんですが、なかなか上手くいきません(汗)。次に声を掛けられたのは、近所に住む池田さん。ガーデニングが趣味と、手入れが行き届いた庭を見させてもらっていると、真新しい家は娘家族の家で、隣が池田さん夫妻が住む家だそうです。そっちの家には、一日中パジャマで過ごしているご主人が居ると聞き、呼んできてもらうことに(笑)。さすがにパジャマ姿では失礼と、半纏を羽織って出て来てくれたのは、なんと『珈琲屋の人々』という作品がNHKでドラマ化されたこともあるという、小説家の池永陽さん(汗)。1日中パジャマでいるご主人と聞いて、安心しきっていた鶴瓶さん、慌てて姿勢を正すと、『またドラマ化の折は、脇役でも何でもやりますから、私を呼んでください』と、丁寧にご挨拶(笑)。

やまがた元気玉バーガー リース作り体験を終えた川口さん、高田館長に案内してもらい、いよいよ黒ニンニクのハンバーガーを食べに、香り会館の横にある「ハーブレンド」を訪れます。川口さんが頂いたのは、市の特産品である山県ボーノポークの竜田揚げと、黒にんにくのソースが相性バッチリという、ハーブレンドでしか味わえないご当地バーガー「やまがた元気玉バーガー」と、ハーブティーのセット(690円)。先にハヤシライスを平らげたのに、まだ『お腹すいてる』と、大きなハンバーガーに齧りついた川口さん、『おいしいね、思ったよりニンニク・ニンニクしてなくて、これなら10個ぐらいいけます』と、みごと完食です(笑)。

一方の鶴瓶さんもお腹が空いたのか、車から見つけたピザ&パスタの店「ピザ屋」を訪れます。店主の吉田さんに勧められ、撮影スタッフ全員分もと、ミックスピザのラージを注文した鶴瓶さん。焼きあがった大きなピザは、とても美味しいそうです(笑)。ピザを頂きながら、吉田さんに話を聞くと、まだ岐阜では『ピザって何?』と言われる様な時代に店を開業して足掛け33年、ここに移転してからは25年、夫婦二人三脚で苦労されて来たそうです。ちょうどそこに来店したのは、シェフとは中学の同級生という野々村さんの奥さんとご主人。店を訪れるのは初めてだそうですが、美味しいという噂を聞きつけて、孫の誕生日にと、ピザのテイクアウトを注文しに立ち寄ったそうです。奥さんがピザを注文している間、野々村建設の社長をしているというご主人と話し込む鶴瓶さん。野々村さんから、子供の頃からの夢は建築士になることで、お客さんには自分が育てた木をプレゼントしたいと、中学生時代には山に植林を始めたという話を聞いて、ビックリします。

川口さんは、石神さんに教えてもらった、明智光秀の墓とされる「桔梗塚」を訪ねることに。山崎の合戦で討ち死にしたのは影武者で、光秀は生き延びてこの地に暮らしたと伝わっており、なんと川口さんも、学校でそのように教わったそうです…(汗)。お墓参りを済ませた川口さん、参道の前で出会ったのは、豊田市から観光に訪れていた、大河ドラマの大ファンという伊藤さんご夫婦。岐阜市の大河ドラマ館を見学し、桔梗塚を訪ねたら、大河で濃姫を演じている川口さん出会えたと、大喜びの様子です(笑)。次に出会ったのは、岐阜市にある大学に通うため近所に住んでいるという、吉澤さんと辰巳さんのカップル。たまたま車で通り掛かったら、看板を見つけて訪れたそうですが、半年前にはその看板すら無く、ここに明智光秀の墓があるとは全く知らなかったそうです(汗)。それが大河ドラマが始まると、看板が建ち、幟が立って、大勢の観光客が訪れるようになったとか(笑)。

絵馬続いて川口さんが立ち寄ったのは、桔梗塚の近くに建てられた「中洞白山神社」。明智光秀にあやかった、学問と出世の神様だそうです。こちらも大河ドラマの影響か、真新しい絵馬が沢山奉納されており、川口さんも、『麒麟がくる 大ヒットしますように!』と記した絵馬を奉納し、山県市への旅を締めくくりました(笑)。

再放送は、5月21日(木)の午後11時50分から、NHK第一で放送予定です。

 


二人旅

山県市の魅力紹介

鶴瓶さん

川口さん

家族に一杯

 


 

番組内で紹介された 山県市の名物など

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