鶴瓶の家族に乾杯 | 新春スペシャル2021×ブラタモリ

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年1月3日(日)午後10時から放送 新春特番 ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 新春スペシャル2021~ブラつけないタモリと乾杯できない鶴瓶~

年の初めは「ブラタモリ」と「鶴瓶の家族に乾杯」、2つの旅番組が夢のコラボ!。タモリさんと鶴瓶さん、NHKの看板番組を持つ2人が、「同じ日」「同じ時間」「同じ町」を旅する新春特別番組も、今年の正月で6回目!。タモリさんは「土地の歴史・地形」をテーマに、鶴瓶さんは「土地柄・人柄」をテーマに、同じ日、同じ場所で旅します。しかし今年は、コロナ禍にあって、街中でのロケが出来ません。そこで今回の新春スペシャルは、ロケを行わない”スタジオトークバラエティー”として、タモリさんと鶴瓶さん、そしてゲストと、楽しいおしゃべりを存分に楽しんでもらう番組になっています。題して、『ブラつけないタモリと、乾杯できない鶴瓶』(笑)。

これまで放送された過去の番組内容は、こちらをご覧ください。

今回は、タモリさんと鶴瓶さんのほかに、スタジオゲストとして、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務める俳優の吉沢亮(よしざわ りょう)さん、タモリさんと鶴瓶さんの2人と親交のあるシンガーソングライターのあいみょんさん、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授を迎え、それぞれの番組の浅野里香アナウンサーと小野文惠アナウンサーの司会進行で、『いろいろ大変だったけど、よかったこと』というお題のもと、ざっくばらんな、ゆる~いトークが繰り広げられていきます(笑)。

吉沢さんは、東京都出身の26歳。15歳の時に「アミューズ全国オーディション」でRight-on賞を受賞して事務所に入り、2011年に『仮面ライダーフォーゼ』で2号ライダーの仮面ライダーメテオに変身する朔田流星役を演じて注目を浴びます。2019年前期放送のNHK連続テレビ小説の『なつぞら』では、ヒロイン・なつ(広瀬すずさん)の初恋の人で幼馴染の天陽役を演じました。

そして、2021年2月14日にスタートするNHK大河ドラマ『青天を衝(つ)け』では、大河初出演にして初主演を務めます。大河で吉沢さんが演じるドラマの主人公は、2024年度前半に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔として福沢諭吉に代わって描かれる、渋沢栄一(しぶさわ えいいち)です。「日本資本主義の父」とも称される渋沢栄一は、約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わりました。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれています。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開きました。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢は、生涯青春の人でした。


番組は、タモリさんのスタジオトークからスタートします。鶴瓶さんは、2017年・2018年・2019年のロケに続いて、今回も遅刻だとか…。しばらくして登場した鶴瓶さん、夜トイレに行こうと起きた時に、ぎっくり腰になったそうです(笑)。相変わらず、ダラダラと話が続くタモリさんと鶴瓶さん。すると、鶴瓶さんの話の腰を折る様なタイミングで、小野アナと浅野アナがスタジオに登場。出てくるタイミングが悪いと文句を言う鶴瓶さんですが、『(二人の話が長いから)もう行け』と、裏でディレクターから指示が飛んだようです!(笑)。

タモテバコ放送開始から5分ほどして、ようやく番組がスタート!。そこに登場したのは、何時もの「タモテバコ」。本日のお題は、『いろいろ大変だったけど、よかったこと』。鶴瓶さんは、家にいる機会が増え、妻のごはんをよく食べる様になったことで、総じて夫婦仲がよくなったそうです。タモリさんは、悪いことばかりで良いことなんて『無い』と一蹴(笑)。いち早くロケを再開したブラタモリですが、3人の間隔を1.5メートル以上開けたうえで、画面に納まる様に斜めに並びながら会話しつつ田舎の道を歩くのが、とても大変なんだそうです。そこで、『コロナ禍ならではの 面白い話が聞けたのは良かった』と話をまとめる小野アナですが、『面白くないですよ!』と完全否定するタモリさんでした(笑)。

ここからは、タモリさんと鶴瓶さんにゆかりがある全国各地の人たちに、同じお題でインタビューしたVTRを観ていきます。

東京スリバチ学会会長の皆川さん

まずはタモリさんから。登場してくれたのは、神奈川県横浜市に住む東京スリバチ学会会長の皆川さん。『コロナでまち歩きのイベントが数多く中止になってしまいましたが、その代わり一人でゆっくりと、人も車も少ない町を歩く時間がありました』と(笑)。

皆川さんおすすめ!東京からすぐ行ける地形スポット

帽子職人の酒井さん

M字ハゲの帽子2017年12月4日放送の「愛知県瀬戸市への旅」(ゲスト:内山理名さん)で、鶴瓶さんが出会ったのは、やる気の無さが際立つ、帽子職人の酒井さん(作家の店「窯ぐれ」)。酒井さん曰く、鶴瓶さんの印象は、『そこに居るのに そこに居ないような感じ。平たく言えば、心が通じ合わない感じ。花とか風とかと喋っているような感じでした。(鶴瓶さんは)目の前にいる人のことをたぶん見ていないし、笑顔っぽい顔をしているだけだなってことが凄く伝わりました』と(汗)。でも、鶴瓶さんのことは大好きで、鶴瓶さんの禿の角度を分度器で測って、同じ85度のM字角にデザインした帽子を作ってかぶっているそうです(笑)。コロナ禍では、2か月間店を閉めてお客さんと会わずに帽子作りだけをしていたのが、めちゃくちゃ楽しかったとか。接客が大の苦手な酒井さん、2021年の目標は、『お客さんに挨拶ができる様になりたい!』だそうです(笑)。

あいみょんさん

続いては、兵庫県西宮市出身で、幅広い世代から支持を集めるシンガーソングライターの、あいみょんさん。鶴瓶さんもタモリさんも二人そろって、あいみょんさんのことが大好きなんだそうです!。『鶴瓶さんはうっすら感じていたけど、タモリさんが何故自分を好きなのか、まったく思いつかない』と、あいみょんさん。官能小説をヒントに詩を書き、大きな春画の図録を持っているというあいみょんさんは、「官能小説」と「春画」をテーマにしたタモリ倶楽部に2回も出させてもらい、とても楽しそうなタモリさんを間近に見ることができたのが嬉しかったとか(笑)。あいみょんさんの良かったことは、『甥っ子が生まれたこと』。なかなか会えないけど、会えた時には、『家族が増えるっていいな』と実感したそうです!。

碓氷峠鉄道文化村の武井さん

群馬県安中市にある、タモリさん思い出の鉄道施設が、「碓氷峠鉄道文化村」。地元で活躍した車両や、国鉄時代の貴重な車両を展示しいます。運転体験も出来て、鉄道ファンや家族連れで賑わっています。2015年11月21日放送のブラタモリ「軽井沢への道」では、タモリさんもこの施設を訪ね、「EF 63」車両の運転体験を果たしました(笑)。この時、運転の指導をしてくれたのが、運転体験指導員の武井さん。武井さんの良かったことは、2020年に色鮮やかに塗り替えられた「EF 63 1号機」。近くで見ると、塗りムラや刷毛の跡が目立ちますが、遠目には全く分かりません。鉄道車両が大好きな鉄道ファンや多くの親子連れに、塗装体験のイベントに参加してもらい、キレイにお化粧直しが済んだEF631。武井さんは、『2021年が いい出発になりますように』と願いを込めて、EF631の警笛を鳴らしてくれました!。

吉沢亮さん

続いてのゲスト、吉沢亮さんも、実は同じ群馬県安中市で、大河ドラマ『晴天を衝け』の市中ロケの最中だそうです。このドラマでは、若いころの渋沢に焦点を当てた撮影が既に半年も続けられており、あまり知られていない渋沢の生い立ちも見所のひとつだとか。吉沢さんの良かったことは、『2か月間しっかり休めたこと』。自粛期間でドラマの撮影が中断されたことが、大変だった一方で、走り続けるだけでなく一旦リセットに繋がったそうです。吉沢さんは、進行台本を一度見ただけで覚えるというタモリさんに、台本を覚えるコツを訊ねますが、『自分のとこしか見ていないから、覚えるコツは無いね』と(笑)。次に色紙に書いてもらった、吉沢さんの今年の抱負を表す1字は、「青」。これまで、タイトルに青が付く映画やドラマへの出演が沢山あったという吉沢さん、今年は『晴天を衝け』で、青の集大成を出したいそうです。そこで小野アナウンサー、『青のイメージって何ですか?』と尋ねますが、・・・。『そこは そない延ばさんでいい』と鶴瓶さん(笑)。

大島でのんびり暮らすジャックさん夫妻

2019年11月18日放送の「愛媛県新居浜市への旅」(ゲスト:西郷輝彦さん)で、鶴瓶さんが新居浜市の沖合に浮かぶ大島で出会ったのは、スイス出身のジャックさんとゑつこさん夫婦。二人は、自分たちが切り開いた土地で牧場を営んでいます。去年二人は、いつも通り自然の中で動物たちと、のんびり暮らしてきました。ジャックさんの良かったことは、(飛行機が飛ばなくなったことで)飛行機の音が聞こえなくなり、『静かに暮らすことができた』ことだそうです。スタッフが2021年の目標を尋ねると、『明日・明後日でやることが一杯あって、そんな遠くまで考えていない』、目標といえば『いい天気、元気』くらい…と。それを聞いたスタジオのタモリさん、『目標なんて無くていいんですよ。教育が悪いね。人間は何か目標に向かって生きて行かないといかんとか、なんのために生きるかとか、そんなことどうでもいいんですよね。”明日天気かな?”って、それでいいんです!』(笑)。

北海道函館市の住職・永井さん親子

いま私たちにできること2019年6月10日放送の「北海道函館市への旅」(ゲスト:デヴィ夫人)で鶴瓶さんが出会ったのは、高龍寺の住職・永井さんと、将来の夢は住職と話す息子のたかや君。当時小学生だった たかや君は、中学2年生になって背が20cmも伸びたそうです。たかや君の良かったことは、観光客が減って悲しいけど、『ゴミが減って街がきれいになった』こと。住職は、お寺に来てもらった人に説くことが難しくなり、こちらから発信していこうと、動画をたくさん作って公開しているそうです。たかや君のアイデアで作ったのは、ご祈祷のリズムに合わせて手を洗いましょうと呼びかける、「いま私たちにできること」という動画で、何とバズったとか!。でも最後にタモリさん、小さな声で、『手洗いは、必ず流水で…』と(笑)。

熊本県熊本市の鶴嶋さん

続いては、ブラタモリ・熊本編の放送回で案内人を務めてくれた、鶴嶋さん。琴奨菊の「琴バウアー」で出迎えてくれるなど、ユニークなキャラクターで番組を盛り上げてくれました(笑)。当時、熊本城調査研究センターに勤めていた鶴嶋さんは、昨年3月に定年退職。今は熊本城がよく見える家に引っ越し、毎日復旧を見守っているそうです。ブラタモリ熊本編の放送直後に発生した熊本地震で、石垣が崩れるなど大きな被害を受けた熊本城ですが、復旧が進み、今年4月には天守が一般公開される予定です。しかし、熊本城の石垣修復にあたっては、石の位置や向きなどを以前と同じように積み直すのですが、その記録がほとんど残っていません。そのため、浅野アナによると、お城全体の完全復旧は2038年度になる見込みだとか。それを聞いた小野アナウンサー、『(タモリさん)それまで長生きしないといけませんね』…(笑)。

山中伸弥教授

最後のゲストは、大阪府大阪市と中継で繋がる、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授。タモリさん鶴瓶さんとも親交があり、去年から新型コロナの情報を積極的に発信しています。山中教授によると、『ワクチンが普及し治療法が確立してコロナウイルスと共存できるようになるまで、この冬が頑張りどころだと思うので、なんとか皆で乗り切って頂きたい』とのこと。山中教授が今年楽しみにしていることは、『去年生まれた初孫(男の子)の成長』だそうです。奥さんと娘さん2人、さらに飼っているメスのカメに囲まれて生活してきた山中教授、初孫が親友に思えてならないとか(笑)。研究面で良かったことは、去年の4月に公益法人京都大学iPS細胞研究財団を立ち上げたこと。これは、大学と企業を結び付ける新しい組織で、iPSの医療応用をさらに進め、早く患者さんにその成果を届けたいと思っているそうです。山中教授の今年の抱負を表す1字は、「走」。10年以上続けてきたiPSの研究はまさにマラソンで、ずっと走ってきましたが、今年も走り続けたいそうです。そして、趣味であるマラソンについては、今年はマラソン大会をぜひ再開してもらって、また大会で走れることを夢見ているそうです!。

最後は、スタジオの二人にも今年の抱負を表す1字を書いてもらいましょう。

ビャンビャン麺のビャンの字鶴瓶さんが書いた1字は、「勝」。コロナ禍になってからは、近くのゴルフ場で嫁と一緒にプレーするようになったところ、ずっと負けっぱなしで、今年こそは勝ちたいそうです(笑)。タモリさんによると、鶴瓶さんのゴルフは、ここぞという所で大失敗をしてスコアを崩すんだとか。一方、タモリさんの書いた1字は、「ビャンビャン麺のビャンの字」(ビャン)。タモリさんによると、”ビャンビャン(ビャンビャン)麺”にだけしか使われない漢字なんだとか。この1字を選んだ理由は、『(今年も)難しい感じ(漢字)』だなーと思ったからだそうです(笑)。小野アナウンサーに、番組の締めの言葉をムチャぶりされたタモリさん、『難しい感じはありますが、今年はビャン・ビャンと、ビャンビャン麺みたいに頑張ろう!』と(笑)。

再放送は、2月14日(日)午後3時55分から、NHK総合で放送予定です。

 


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