鶴瓶の家族に乾杯 | 東京スペシャル(高橋克典さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年4月12日放送 特別編 高橋克典と東京スペシャル

現在、コロナ禍の影響で番組ロケが出来ないなか、『特別編』と題して、これまで訪れた各都道府県での出会いを再編成して放送しています。

今回のスタジオゲストは、歌手で俳優の高橋克典(たかはし かつのり)さん。神奈川県横浜市出身の56歳。3歳からピアノの英才教育を受け、青山学院初等部から中等部、高等部、青山学院大学へと進学したおぼっちゃま?ですが、大学は中退、中学・高校時代はラグビー部に所属していたそうです。脇役俳優などを経て、20代後半に『抱きしめたい』で歌手デビュー。のちに俳優業もはじめ、私も大好きでよく観ていた『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』などのテレビドラマで人気を博しました。

今回の『特別編』、旅の舞台は 東京都。これまで、当番組で東京都を訪れた回数は 8回です。最近では、織田信成さんが谷中・根津・千駄木(2016年4月25日放送)を、竹中直人さんが八王子市(2016年6月20日放送)を、高橋克典さんが江東区深川(2016年11月7日放送)を、木村佳乃さんが日の出町(2017年5月22日放送)を、旅しています。

高橋克典さんが訪れたのは、江東区深川。高橋さんは、2016年暮のNHK・BS時代劇「子連れ信兵衛2」で主役を演じていて、その番宣も兼ねての出演でした。東都三十六景内 深川八幡「信兵衛2」は、江戸情緒あふれる時代劇です。そこで高橋さんは、役作りのために、”江戸っ子”のイメージはあっても、『俺が江戸っ子だ』という人には会ったことがないと、本物の”江戸っ子”を探すために、深川を旅することに!(笑)。江戸時代、深川には、木を扱う職人や江戸前の魚を獲る漁師が多く暮らしていたことから、気風(きっぷ)のよい江戸っ子気質が育まれて、今もその文化や伝統が引き継がれている場所です。


 

これまでの旅の中から、東京都での名場面を選りすぐってお届けします。高橋克典さんは「江戸っ子に会いたい」と、深川を訪ねました。二人は錣山(しころやま)部屋で体重180キロという力士に体当たり…(汗)。あのとき出会った力士に、中継で再会します(笑)。さらに、期待の若手も登場!?。一方、鶴瓶さんは、19年前に檜原村(ひのはらむら)で出会った高校生と再会。村を愛し、村から出たくないと話していた高校生の現在の様子に、鶴瓶さんと高橋さんは感動します…。ほか、竹中直人さんや間寛平さんの、旅の爆笑シーンも(笑)。放送をお楽しみに!。

プレイバック、江東区深川の旅

俺が江戸っ子!元焼き鳥屋のご主人

隅田川沿いで待ち合わせた鶴瓶さんと高橋さんは、早速、散歩の途中にベンチで休む、『俺が江戸っ子』という宮川さんご夫婦と出会います。元は焼き鳥屋のご主人だったそうで、確かに見た目も、口の悪さも?、江戸っ子らしい(笑)。

相撲部屋を直撃!下町の”大家族”

鶴瓶さんは高橋さんを誘って、錣山部屋(しころやまべや)を訪ねることに。ちょうど地方巡業の時期で、親方(元関脇・寺尾関)は留守でしたが、鶴瓶さんがよく知る女将が二人を迎えてくれました。部屋に残っていたのは、ケガで休業中の二番弟子の刃力(ばりき)と、引退して保育士の資格を取るために部屋に居候させてもらっている一番弟子の元・寺尾藤、180キロある寺尾翔、相撲教習所に通っている新弟子の寺尾若の4人。女将は、彼らがひとり9把も食べるそうめんを、これから茹でるんだそうです…(汗)。特に一番食べる寺尾翔は、寿司なら100貫以上食べるとか!?(驚)。鶴瓶さんと高橋さんが、寺尾翔の胸を借り押してみますが、びくともしません…(笑)。あれから5年、錣山部屋と中継が繋がると、親方ご夫妻と寺尾翔、新しく部屋に入った葵(岡崎市出身)と寺尾海(呉市出身)が、最近の部屋の様子を楽しく面白く紹介してくれました(笑)。

ちゃきちゃきの江戸っ子にタジタジ

一人旅になった高橋さんは、たまたま道で出会った若女将に案内してもらい、3代続く江戸っ子のご主人がいる呉服屋、「京呉服の店 田巻屋」を訪ねます。店としては3代目ですが、東京に住んで4代目という若旦那は、高橋さんの江戸っ子のイメージとは違い、やさしそうな感じの人。そこへ帰ってきたのは、若旦那の母親の大女将。彼女の実家は、江戸時代から続く桶屋で、材木屋の娘だそうです。高橋さんが話を聞くと、早口で話のテンポが早く、まさに高橋さんの期待に応える江戸っ子ブリでした(笑)。

ここにも竹中直人!?

『てやんで~』とか『べらんめぇ~』といった口調の男性の江戸っ子に会いたいと、高橋さんが深川めしの店「深川宿本店」の娘さんに相談すると、青年会の会長をしている酒屋「越前屋」の八代目のご主人を紹介してもらいました。外出先から戻ったご主人、先に奥さんから電話で知らされると、『何喋ればいいだよ、わかんねぇ~よ』ってな感じで、まさに江戸っ子丸出し(笑)。ただ外見は、竹中直人さんにそっくりです(笑)。二人は、昔よく銭湯に居た、熱湯のような熱い風呂に『ヴェェ~』と言いながら浸かるオヤジさん達の話で盛り上がります。

ランナー集結!マラソン旅

間寛平さんが初めてマラソンを走った「青梅マラソン」の舞台、青梅街道を懐かしく歩いていると、出会ったのは地元の萩原さんと中野さん。何れも青梅マラソンに出場している市民ランナーで、67歳の中野さんに至っては青梅マラソン歴30年という大ベテランだそうです(汗)。着替えを持ってきていた寛平さん、お二人と一緒に走ることに!。目的地は、3.5キロ先にある日帰り入浴ができる温泉施設「青梅石神温泉 清流の宿 おくたま路」。三人は仲良く並んでお風呂に浸かり、ランニングの汗を流しました(笑)。

青春時代の思い出の場所

竹中さん画人気の観光スポット「高尾山」がある八王子市。旅をしたのは、歌手の”八王子かずゆき”ではなく、俳優の竹中直人さんです(笑)。鶴瓶さんと竹中さんが訪れたのは、中世の南ドイツ、騎士の館をモチーフに建てられたという、立派な建物のコーヒー専門店「パペルブルグ(PAPPELBURG)」。中はまるで美術館の様!。

一人旅になった竹中さんは、パペルブルグのオーナーに案内してもらい、母校である多摩美と造形大の学生たちの協力でアトリエに改築中の古民家へと向かいます。竹中さんは、オーナーの依頼で、白壁に鉛筆画で王様のイラストを描き、学生たちにメッセージを残しました!。

地元大好き高校生との出会い

2002年に鶴瓶さんが訪ねたのは、村の9割以上が山林という、山深い檜原村(ひのはらむら)。東京本土にある唯一の村です。雨の中で出会ったのは、バス停でバスを待っていた高校生の出口くん。何時もはバイクで通学しているそうですが、この日は雨だったので、英語のテストだけを受けるために、片道2時間かけて高校に来て、これから家まで帰るところだそうですが、バスが来るのは1時間後だとか…(汗)。そこで鶴瓶さん、ロケ車で出口くんを家まで送ってあげることに!。出口くんの家まで山を登ると、そこは雨煙に包まれる山々に囲まれた地域、まるで水墨画の世界の様です。この村が大好きで、村を出て一人暮らしはしたくないと話す出口くんでした。

あれから19年、36歳になった出口さんが、ビデオメッセージを届けてくれました。大学を卒業した後、就職で一回村を離れたそうですが、どうしても檜原村に戻りたくて、結局戻って来てしまったそうです。これからも檜原村を大事にしたいという出口さん、どう貢献できるかは思案中ですが、今は何より住むことが大事と!。

鶴瓶!驚きの出会い!

鶴瓶さんの顔の指人形が飾られた「指人形 笑吉」鶴瓶さんは路地で出会った地元のおじさんから、『あんたと同じ顔してるから行って見た方がいい』と声を掛けられます。気になり、路地を入ったところにあった「指人形 笑吉工房」を覗くと、ユーモアたっぷりで大笑いの指人形劇が演じられており、その脇には、なんと鶴瓶さんにそっくりの指人形が飾ってありました!。自分の手に、自分の顔をした指人形を填めさせてもらうと、鶴瓶×鶴瓶のツーショットに、一同が『同じだ!』と(笑)。さらに、指人形がサインペンと絵筆を持って描いてくれた鶴瓶さんの似顔絵が、あまりに見事な出来映えで、鶴瓶さんもお客さんも拍手喝采!。素晴らしい技術を持ったご主人ですが、なんと50歳を過ぎてから、自己流で見よう見まねで覚えたというから、さらにビックリです(驚)。

鶴瓶の家族に乾杯、谷根千のぶっつけ本番旅で見た笑吉の指人形劇すると、翌2017年に、鶴瓶さんが静岡市葵区を旅した際、たまたま「葵煎餅本家」を訪ねると、この店の瓦煎餅が、なんとあの時、指人形が空手の瓦割りをする人形劇で使われていたものであると教えられ、偶然の出会いにビックリです!(笑)。

この出会いがきっかけで、笑吉指人形は、2019年放送のNHK土曜時代ドラマ「小吉の女房」のタイトル映像を手掛けることになりました。そして今年4月からは、NHK BS時代劇で「小吉の女房 2」(毎週金曜日、午後8:00~8:45)がスタート!。今度のタイトル映像も、また笑吉指人形が手掛けていますよ!(笑)。

家族に一杯 おかわり

2016年に江東区深川を旅した高橋さんが出会ったのは、まさに粋で江戸っ子らしい年配の男性。これから店に出るというこの方は、深川めしの店「深川宿本店」のご主人でした。

再び店を訪ね、名物の「深川めし」を頂くことに!。出てきた深川めしは、アサリとネギを味噌で煮込んで、アツアツのご飯にぶっかけた一杯。この下町の味を求めて、今も沢山のお客さんが訪ねて来るそうです。ところが、あの時出会ったご主人は、出会ったすぐ後に持病が悪化し、お亡くなりになられたそうで、放送日がまさに通夜だったと、当時を娘さんが振り返ってくれました。

スタジオには、店を継いだ娘さん、現店主の日東寺さんが来てくれて、鶴瓶さんと高橋さんのために深川めしを作って、ご馳走してくれました!。江戸時代には、屋台でささっと食べて仕事に行くといった手軽な庶民のどんぶり飯でしたが、今では国産あさり自体が貴重になってしまい、家庭で作る人は少なくなってしまったそうです。深川めしの食べ方のコツは、よくかき混ぜること!。二人が、深川めしをよくかき混ぜてから頂くと、あさりもさることながら、甘めの味噌の味が絶品だそうです(笑)。

 

再放送は、4月15日(木)午後11時40分~午前0時52分に、NHK総合で放送予定です。

 


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