鶴瓶の家族に乾杯 | 群馬県中之条町(中澤佑二さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

中之条町の春の景色

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年6月14日(月) サッカー元・日本代表DF中澤佑二が群馬で大解説SP!?

ここをクリックパート2(6月21日放送)はこちら


昨年末の群馬県桐生市の旅(ゲスト:風間俊介さん)に続き、再び群馬県でロケが行われました。深谷市、いすみ市の旅に続き、今回も特別に2週にわたっての放送です。

旅のゲストは、元プロサッカー選手の 中澤佑二(なかざわ ゆうじ)さん。現役時代のポジションはディフェンダーで、日本代表の元キャプテンであり絶対的な守備の要として君臨し続けたので、サッカーファンならずとも多くの人が知る選手ですね(笑)。埼玉県吉川市出身の43歳。高校卒業後、ブラジルへ1年間サッカー留学をし腕を磨きますが、Jリーグのどのクラブからもオファーが得られず、母校のサッカー部で在校生に混じって練習を続けます。20歳の時にヴェルディ川崎の練習生となりますが、給料が貰えるどころか必要経費を支払って全て自腹での練習参加で、屈辱の1年間を味わいます。21歳の時にそれまでの苦労が花開き、プロ契約に至ると直ぐにレギュラーポジションを獲得、1999年のJリーグ新人王に輝き、シドニー五輪を目指すトルシエU-23日本代表にも招集されました。2002年に横浜F・マリノスに移籍し、チーム初の2連覇と3ステージ連続優勝に貢献、2004年度にはJリーグMVPを受賞しました。1999年から2010年までは日本代表でも活躍、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会では日本代表の16強入りに大きく貢献しました。

旅の舞台は、群馬県吾妻郡中之条町(なかのじょうまち)。群馬県の北西部にあり、新潟県と長野県との県境に位置する、山深い土地柄です。「四万温泉」をはじめとする温泉地が多くあり、小渕恵三元総理のお膝元としても有名です。過去には、2000年1月15日の放送で、鶴瓶さんと長嶋一茂さんが、群馬県六合村(2010年に中之条町に編入)を旅しています。一茂さんは、マスコミの目から逃れるように六合村にあった白根開善学校中等部に転入しますが短期間で寮から逃走、その時お世話になった人に御礼がしたいと、六合村を訪れました。鶴瓶さんは古民家を改修した「かたや」を、中澤さんは「今井農園」を訪れたとか。


ロケが行われたのは、4月8日(木)。自然豊かでのどかな田舎や、温泉・山菜が大好きな中澤さんは、『中之条町はどストライクな場所』と大はしゃぎ!(笑)。サッカー元日本代表DFらしく、相手の様子を観察しながら懐に飛び込む“プレー”で、鶴瓶さんを圧倒します!。さらに、おいしいものを食べたい一心で、食事制限まで行って臨んだ中澤さん。解説者魂がうずくのか、巡り合った地元の名産を徹底解説!。一方の鶴瓶さんは、ちょっと変わった趣味の持ち主に遭遇。そこに、中澤さんとの共通点を見出します!?。

鶴瓶さんと中澤さんが待ち合わせたのは、「中之条ガーデンズ」の北側斜面に広がる「花桃の丘」と呼ばれる場所。農道の両側に広がる斜面一面には、桜と一緒に、真っ白なユキヤナギや、黄色いレンギョウ、赤いハナモモなどが咲き誇り、とてもキレイな景色が広がっています。花の名前に詳しくない中澤さん、観光に来ていた丸山さんに声を掛けます。すると丸山さん、年配の女性ですが、サッカー選手である中澤さんのことを知っていてくれて、いくつか花の名前を教えてくれました。間もなくして到着した鶴瓶さん、『オレもユキヤナギをいま知ったわ』と正直に明かしますが、中澤さんが『タンポポまで教えてもらいました』と話すと、さすがにオレの方が知っていると言わんばかりに、『これはスイレンですよね』と近くの方に自慢気に話し掛けますが、『スイセン!』と間違いを指摘されてしまい、顔を隠します(笑)。

中之条町では、山菜を採ったり川で釣りをしたり、温泉に入ったりと、田舎の魅力を堪能したいと話す中澤さん。埼玉の周りは田んぼしかない場所で生まれ育ったそうですが、同郷の奥さんは都会が大好きで虫がいる様な場所には行きたがらないため、なかなか田舎を訪れる機会がないそうです(笑)。初めてのぶっつけ本番旅で、初対面の年配の方々と気さくに会話ができる中澤さんを見てビックリする鶴瓶さんですが、現役時代から年上のファンの方達と触れ合う機会が多かったという中澤さん、スポーツ選手としては相当に話術が堪能な様です!。

鶴瓶さんと中澤さんが、農道を下っていくと、リンゴ畑で剪定作業をする今井さんと出会います。85歳になるそうですが、一緒に畑作業を手伝ってくれていた親戚の関本さんは、なんと87歳になるそうです。帽子を取って挨拶してくれた関本さんの頭を見て、ふさふさの髪の毛にビックリする鶴瓶さん。さらに、毎晩腕立て体操を15回くらいしていると、その場で腕立て伏せをして見せてくれて、更に驚く鶴瓶さんでした(笑)。秋には温泉街道でりんご直売店「今井農園」を開いているという今井さん、三か月ぐらい前にはサンドウィッチマンや渡辺直美、石塚英彦らが来たと聞き、その時の写真を見せてもらいに、ご自宅を訪ねることに(2021年3月8日の「帰れマンデー見っけ隊!!」で放送)。家には、圧迫骨折でようやく退院できたばかりというおばあちゃんがいて、大好きな鶴瓶さんが来たと、涙ながらに大喜びしてくれました。りんご農家特製のりんごジュースを頂きながら、息子さんと三人から、ご家族の暮らしぶりなどについて話を聞く鶴瓶さんと中澤さんでした。

今井農園を後にした鶴瓶さんと中澤さんは、ここで別れ一人旅に。お腹が空いた中澤さんは、ここに来る途中で看板を見つけた、地粉手打ちうどんの店「美野原茶屋」を訪ねてみたいそうです。それを聞いて安心した鶴瓶さん、自分はあてどもなくロケバスを走らせていると、きれいに咲く大きな枝垂れ桜を見つけて、車を降ります。すると、そこで出会ったのは、古い小屋の周りの草むしりをしていた星野さん。ご自宅はと訪ねると、車で1時間ほどの渋川だと言うので、それは大変と気遣う鶴瓶さんですが、詳しく話を聞くと、渋川の実家から嫁いだ先は、すぐ目の前だそうです…(汗)。そこから話を盛り上げる鶴瓶さん、ご主人との馴初めや、草むしりしながら家の周り中の土を掘り返し、出てくる釘やバケツなど鉄くずをくまなく集めるのが星野さんの趣味であることを聞き出します(笑)。

JA沢田農産物直売所一方の中澤さんは、今井農園の息子さんから今日は木曜日でうどん屋は定休日かもしれないと、「沢田農産物直売所」を紹介してもらい、訪ねることに。そこで、美味しそうなはこけんの「みそあんまんじゅう」と、中屋饅頭店の「きび饅頭」を見つけた中澤さん、両方を買い求めると、きび饅頭を作っている店が沢渡温泉にあると聞き、次は沢渡温泉を訪ねることに!。途中、車中でふきみそ饅頭を手にした中澤さん。パッケージに書かれた成分表を見ながら、これ1個で300キロカロリーあり、脂質とたんぱく質は少なく、炭水化物が43グラムあることから、これはアスリートの補食としては最適と解説しつつ、口に運びます。すると、『味噌とトウガラシの味がしっかりとしてて、美味しい~!。僕と長年コンビを組んだ、田中マルクス闘莉王と同じくらいのコンビネーションが感じ取れます』と、NHK解説者らしい抜群の食レポを展開します(笑)。食事制限までしてロケに臨んだという中澤さん、その徹底ぶりは、家の周りの鉄くず集めに没頭する星野さんに通じるものがあると、妙に納得する鶴瓶さんでした。

中之条町のうどん御膳ここでちょっと一息、群馬県中之条町の「家族に一杯」の時間です。
 訪ねたのは、中澤さんが行きたかったのに定休日で諦めたうどん屋さん、「美野原茶屋」。おすすめをと注文すると出して頂いたのは、「うどん御膳」(¥1,000円)。自慢の手打ちうどんに、煮物に漬け物、ご飯に天ぷら、更にデザートと、付け合わせがいっぱい!。こんなに食べられるかと心配するほどですが、品数があると楽しめると、喜ぶ店のお客さん。もともとは農家という店主の斉藤さん、自家栽培した野菜を、煮物や天ぷらに使っているそうです。実は、群馬県も「うどん県」。家でうどんを打つのは当たり前で、ご夫婦ともに小さいころから家でうどんを打つのを手伝ってきたとか。今では、ご主人が捏ねたうどんを、奥さんが切るのが名コンビネーション。今日の一杯は、仲良し夫婦の愛情が込められた「うどん御膳」でした。営業は、金土日の3日間のみですので、ご注意ください。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『元少年の歌』(フラワーカンパニーズ)でした。

やはりお腹が空いた鶴瓶さん、草むしりをしていた星野さんから教えられ、観光案内所や飲食店を備えた交流施設、「中之条町ふるさと交流センター つむじ」を訪ねます。しかし、立派な施設にあまり興味が沸かない鶴瓶さん、直ぐ近くにあった小さな昔ながらの食堂、「千里 」を訪ねます。明るく元気に『こんにちは、いらっしゃいませ!』と出迎えてくれたのは、女将の唐澤さん。一番早くできるのはと鶴瓶さんが聞いて教えてくれたのは「ソースかつ丼」(650円)ですが、壁に”本日のおすすめ”と黒板に書かれた「チキンライス」(650円)に目が留まった鶴瓶さん、せっかくの群馬名物を断って、懐かしいチキンライスを頂くことに(笑)。料理しているのはご主人と息子さんと聞いて、厨房を覗く鶴瓶さんでした。隣りに居合わせたのは、地元の蟻川さん父娘。高校3年生になる娘さんと、父娘二人で外食が出来るとは珍しいと、たいそう羨ましがる鶴瓶さん(笑)。コロナ禍の第1波と3波に当たって修学旅行が二度も中止になり、大変残念な一年でしたが、高校卒業後は県内の大学に進学したいと、なんと父親思いの娘さんでしょう!(笑)。そこに訪ねて来てくれたのは、鶴瓶さんの大ファンだという唐澤さん。映画「おとうと」の、鶴瓶さんと吉永小百合さんのセリフは丸暗記しているという唐澤さんですが、なぜか題名は「いもうと」に入替っています…(汗)。

沢渡温泉沢渡(さわたり)温泉にやってきた中澤さん。「美肌の湯」として知られる沢渡温泉は、草津温泉の帰りに立ち寄る「草津の仕上げの湯」ともいわれています。昭和の雰囲気がいい温泉街に佇む「中屋饅頭店」を訪ねると、出迎えてくれたのは、店主の福田さん。元は農家だったそうですが、家族と一緒に50年前に饅頭屋を開いたとか。しばらくすると、中澤さんをよく知る二代目の息子さんも店に出てきてくれて、店や沢渡温泉の歴史などについて教えてくれました。すると、すぐ目の前にある「龍鳴館」には、源頼朝が腰掛けたという石があると知り、お父さんに案内してもらうことに。しかし、生憎と宿の方が留守のようで、中澤さんは「源頼朝の腰掛け石」を見ることは出来ませんでした。しかし、この山の上からの景色が見事と教えられた中澤さん、一人「湯けむり公園(憩いの広場)」の脇を通り、裏山へと登ってみます。すると、そこにはまさに、昭和の温泉街を想わせる懐かしい景色が広がっており、眼下の中屋饅頭店では、先ほどのお父さんが手を振ってくれていました(笑)。ここで、先ほど店で改めて買い求めたきび大福を食べることにした中澤さん、『あんこたっぷりで、これ、おいしいです!。まわりの生地と、あんこの2回、甘みを味わえます!』と、またも見事な食レポで絶賛してくれました(笑)。

再放送は、6月17日(木)の午後11:40から、NHK総合1で放送予定です。


二人旅

鶴瓶さん

中澤さん

家族に一杯


 

番組内で紹介された 中之条町の名物など

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