鶴瓶の家族に乾杯 | 東京都奥多摩町(北島康介さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年9月13日(月) 世界の北島康介 東京都奥多摩町で鶴瓶に挑戦SP

コロナ禍で緊急事態宣言が再度発出されロケが出来なくなってしまったため、今回も特別に2週にわたっての放送です。

ここをクリック後編(9月27日放送)はこちら


旅のゲストは、元競泳選手の 北島康介(きたじま こうすけ)さん。東京都出身の38歳。5歳から水泳を始め、オリンピックでは2000年のシドニー大会から2012年のロンドン大会まで日本の競泳史上初となる4大会連続出場を果たし、2004年のアテネと2008年の北京では100m・200m平泳ぎの2種目で金メダルを獲得した、まさに日本の競泳界のレジェンドです!。2004年のアテネ五輪では、男子100m平泳ぎで金メダルを獲得したレース後のインタビューで、『チョー気持ちいい』と話し、この年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれたことでも有名です。しかし2016年4月、リオデジャネイロ大会の代表選考会で五輪出場を逃した後、現役を引退。現在は、スイミングスクールの経営や、東京都水泳協会の副会長を務めるなど、水泳競技の振興に尽力されているようです。北島さんが”家族に乾杯”に出演するのは、今回で3回目。2017年3月には東松島市を、昨年4月には琴平町を、旅しています。

今回の旅の舞台は、東京都の最西端に位置する、西多摩郡(にしたまぐん)奥多摩町(おくたままち)。面積は都内で最も広いですが、その大部分は山林で、奥多摩湖(多摩川を小河内ダムで堰き止めた人造湖)周辺のハイキングやトレッキングが、都民に大人気の観光名所です。奥多摩と北島さんを結び付ける様な水泳の話題は見当たりませんが、奥多摩を流れる多摩川の上流部は、とても水がきれいで流れも緩やか、川遊びで訪れる場所としても大人気のスポットです。ひょっとして北島さんは、多摩川の源流をカッパの様に泳ぐ未来の金メダリストを探しに、奥多摩町を訪れたのでは無いでしょうか?…(汗)。


ロケが行われたのは、7月2日(金)。3回目の番組出演となる北島さんは、ぶっつけ本番旅のコツをつかんだらしく、『鶴瓶さんを困らせてやろう』と、人に出会い難そうな奥多摩町を旅先に選んだそうです(笑)。ところが、この日は生憎の大雨…。ますます人に出会えそうもない状況に、鶴瓶さんを困らすどころか自分も大変なことになったぞと、途方に暮れる北島さんでした(汗)。

本橋青果店の看板北島さんと鶴瓶さんが待ち合わせたのは、JR奥多摩駅にほど近い国道411号(青梅街道)沿いにある「奥多摩神社」。二人が社務所の軒下で雨宿りしながら、旅のプランを相談していると、鶴瓶さんが神社の塀の向こうに見つけたのは、『手造りギャラリー&たばこ』と書かれた看板。何のことかと気になる鶴瓶さん、さっそく行ってみることに(笑)。神社を出た所で出会ったのは、「本橋青果店」の店主の本橋さん。よく見るとこの店の看板も、八百屋のはずなのに店の上には『割烹旅館 三河屋』と書かれた大きな看板が掲げられています!?。よく見ると、下には小さな字で『徒歩2分→』と…。本橋さんによると、店の名前が三河屋とよく間違えられるそうですが、昔からある看板なので、特に気にしていないとか(笑)。本橋さんに、雨の中で何処に行ったらいいかと相談すると、駅の方に行けば古くからの店が何軒かあると教えられ、二人はJR青梅駅を目指すことに。

鶴瓶さんが次に気になったのは、雑貨屋らしき「大氷川 食販」の店先に貼られた、『釣り餌あります、イクラ・ブドウ虫』の張り紙。店主の川久保さんから、生イクラがヤマメなど渓流魚の餌になると教えられ、ビックリする鶴瓶さん(笑)。また、『熊の鈴あります』という張り紙を見て、奥多摩では熊が出ることを知り、ますますビックリする二人でした…(汗)。

次に二人が訪ねたのは、実家が肉屋さんをしている北島さんがライバル店だと言う、「一松肉店」(笑)。店番をしていたのは、齋藤さんご夫婦と長女の三人。しかし、TVカメラのレンズが曇ってしまい、皆さんの顔がぼやけてしまっています…。そんなこととはつゆ知らず、コロッケ好きの鶴瓶さん、壁に貼られたお弁当メニューを見て、『だいたいお肉屋さんのコロッケってうまいねん』と話すと、『食べますか?』とご主人。一応遠慮する鶴瓶さんですが、奥さんと娘さんがさっそく揚げたてのコロッケを用意して、二人に奢ってくれました(笑)。店を出た鶴瓶さんと北島さん、雨宿りに近所のガレージに身を寄せ、二人で揚げたてのコロッケに齧り付いていると、撮影スタッフが『この大雨でカメラが不調になってしまいまして、少々お待ちください』と…(汗)。『もう(ロケを)止めよう』と言い出す鶴瓶さんですが、しばらくしてカメラも直り、無事にロケを再開することが出来ました!(笑)。

カメラが直り、再び歩き出した鶴瓶さんと北島さん、バス停で奥さんの乗った老人ホームの送迎バスを待つ牧野さんと出会います。88歳という牧野さん、記憶力が衰えてしまい北島さんのことが分からずに申し訳ないと恐縮しますが、その北島さん(38歳)はバス停の天井に作られたツバメの巣を見て『スズメ』と言い、一方の鶴瓶さん(69歳)は、さっき自分で置いた傘の場所をすっかり忘れてしまっています…(汗)。

雨の中、通りを歩いていても人に出会えない二人は、駅の裏手に広がる住宅街へと向かいますが、北島さんも『これはキツイ』と嘆くほどの上り坂です…(汗)。その狭い急坂ですれ違ったのは、プロパンガスを配達する軽トラック。車から降りて来た中西さんに話を聞くと、お昼を食べに自宅に帰って来たところだとか。鶴瓶さんの相方が北島さんだと思い出し大喜びする中西さん、家の中の奥さんに向かって、『水泳の北島選手だよ、色紙持ってきて』と声を掛けます。それを聞いた鶴瓶さん、『すみません、もう一人言ってください』と、自分も紹介して欲しいと猛アピール(笑)。

ここで二人は別れ、一人旅に。坂を下りた鶴瓶さん、雨の降る国道を歩いていると、すれ違った一台の車が停まり、車から降りた強面の人が、こちらに向かって歩いて来ます…。その道の人かとビビる鶴瓶さんですが、さっと警察手帳を開いて見せてくれました。それは南米パラグアイの警察手帳だそうで、勝山さんは警察官として派遣され、定年退職し22年ぶりに日本に帰って来たとか。真子さまの南米訪問の際には護衛を担当したそうで、その時の写真を見せてもらい、ようやく安堵する鶴瓶さんでした(笑)。

一方、一人旅になった北島さんは、まったく人と出会えず、歩きながらブツクサと独り言が多くなります…(笑)。再びスタート地点の人通りが多そうな青梅街道に戻ると、ようやく傘をさして歩いている二人組の女性を見つけ、走って追いかけることに!。後ろから『地元の方ですか?』と声を掛けると、たどたどしい日本語で答えてくれた二人は、外国からの技能実習生だそうです。すると北島さん、なんとそれ以上詳しく話を聞くことを放棄し、『頑張ってください』とだけ言って、彼女たちを見送ってしまいました…。その様子をスタジオで見ていた鶴瓶さん、『ここで言わなあかんやん、絶対に(世界の北島康介を)知っていると思うでぇ』と、北島さんを叱咤激励します(笑)。すると、その場にいた滅多にアドバイスしない撮影スタッフからも、『何の実習生か?とか、気になりますよねぇ』とダメ出しされた北島さん、だいぶ離れて行ってしまった彼女たちを振り返り、しまったぁという様子で反省しきり…(笑)。

わさびポーク丼ここでちょっと一息、東京都奥多摩町の「家族に一杯」の時間です。
 江戸時代から続く町の特産品が頂けると、多摩川の源流を遡るように森の中に続く小川沿いの山道を登っていくと、そこに広がっていたのは、水が流れる急斜面に石積みで段々畑が作られた「わさび田」。100年くらい前からあるそうですが、わさび農家の高齢化が進み、このままでは奥多摩のわさび作りが途絶えてしまうと、去年から農家を初めて、今年初めて収穫を迎えたそうです。奥多摩町で山のガイドもしている角井さん、町で暮らしているうちに日本原産のわさびの虜になり、弟さんや大志田さんと一緒に、独学で始めることにしたとか。試行錯誤で作ったわさびの味は、まろやか。強い辛みのなかに、ほんのりとした甘みも楽しめる奥多摩わさび、豚肉にピッタリと作ってくれたご自慢の一品は、「わさびポーク丼」。ごはんの上に、焼いた薄切り肉を載せ、すりおろしたワサビを付けて頂きます。三人は、このワサビの美味しさをもっと多くの人に知ってもらい、罰ゲームじゃないイメージを広めたいと、自分たちが作ったわさびを食べてもらうためのキッチンカー「ワサビ食堂」での販売を始めたそうです。奥多摩駅の駅前広場などで出店されている様ですよ!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『Seventeen Calls (Just Sound Good 2020 Version)』(Baby Kiy & Michael Kaneko)でした。

せっかく出会った外国人実習生を手放してしまった北島さん、雨の青梅街道をさまよいます。すると、道の反対側に見つけたのは、大きな蔵が建ち並ぶ古そうなお屋敷!。ピンポンを押してみますが応答はなく、セコムの看板を見つけると怖くなって立ち去ります(笑)。向かいにあったコンビニ「タイムズマート 佐藤商店」を訪ね、あの立派な建物について話を聞くと、店番をしていた店主の奥さんの佐藤さん、もともとは呉服屋さんですが、今は週末以外の平日は留守だと教えてくれました。せっかくなのでご主人にも話を聞きたいと思った北島さんですが、生憎と配達に出ていて留守だと言われ、『また来ます』とだけ言い残すのが精一杯の北島さんでした…(笑)。

一方、裏路地をぶらついていた鶴瓶さんは、古くて立派な木塀に囲まれたお屋敷を見つけると、北島さんとは違い、こちらは躊躇なく勝手に門の中へ入って行って、玄関の呼び鈴を鳴らします(笑)。出てきてくれたのは、。ビア・カフェ「VERTERE(バテレ)」の従業員の植木さん。併設された自家醸造所で醸造したビール(VERTERE)が飲めるカフェとして、青山居(せいざんきょ)と呼ばれる古民家を改修し、5年前にオープンしたそうですが、生憎とこの日は定休日。突然の訪問にビックリした様子の植木さん、鶴瓶さんが社長に会いたいと言うと、『どっかへ行っちゃいましたね、その辺にいると思います』と、そっけなくあしらわれてしまいました…(汗)。

再び、青梅街道を行ったり来たりしながら、何の出会いも得られない北島さん…。しばらくして、また「タイムズマート 佐藤商店」の前を通ると、店の前に停めたバンから店の中に荷物を運び入れている男性を見つけます。北島さんが声を掛けると、やはり店主の佐藤さんのご主人でした。子供と一緒に時々剣道をやっているくらいだそうですが、ビールやお酒の配達で鍛えられたらしく、めちゃくちゃいい体格をしています!。ご夫婦に話を聞くと、現在の店のお得意さんは、キャンパーの人たちだそうです。リピーターも増え、常連さんは店に入ってくるときに『ただいま』と言ってくれるので、奥さんも『おかえりなさい』と迎えるそうです(笑)。

住宅街を歩いていても全く人と出会えない鶴瓶さん、こういう時は必ず人がいる旅館が一番と、たまたま見つけた「観光荘」を訪ねます。気さくに出迎えてくれたのは女将の杉村さん、雨で濡れた格好にも関わらず、お言葉に甘えて遠慮なく上がらせてもらう鶴瓶さんでした(笑)。ご主人を呼んでもらい、ご夫婦に話を聞くと、この旅館はもともと奥多摩町が経営していたそうですが、民営化するにあたって先代が役場を辞めて経営を引き継いだそうです。そして、調理師学校に通いながら旅館を手伝うことになったご主人は、そこで奥さんと知り合ったとか。現在は、結婚して近くに家を建てて住んでいる息子さんと娘さんが手伝ってくれて、家族経営で旅館を営んでいるそうですが、さすがにコロナ禍でお客さんが少なくってしまい大変だそうです…(汗)。

佐藤商店を後にした北島さん、この際とばかりに、隣にあった「南氷川食糧販売所」を訪ねます。出迎えてくれ店主の小峰さんから、この先に車で20分ほど行けば奥多摩湖があるが、その間には特に店もないと教えられた北島さん。鶴瓶さんの様に人の家を訪ねるのはハードルが高すぎると、奥多摩湖の方へと場所を移動することに!。

旅館を後にした鶴瓶さんは、北島さんが歩いたのと同じ様なルートを辿り青梅街道へと出てきました。そこで見つけたのは、やはり先に北島さんが気になっていた、街道沿いの古いお屋敷。ようやく雨も上がり、運よく通りを歩いていた森川さんとすれ違った鶴瓶さん、この屋敷について話を聞くと、町一番のお大尽の家だそうです。普段は門が閉まっているそうですが、今日は開いているから誰かいるのかもしれないと、詳しくは向かいのコンビニで聞いてみてくださいとのこと。先の北島さんと全く同じルートを辿る鶴瓶さん、佐藤商店でアルバイトの人に向かいの屋敷について尋ねると、いま屋敷に来ているのは警備の人で、さっき北島さんが同じく尋ねに来たと教えてくれました(笑)。

後日、番組スタッフがこの屋敷を訪ねると、主の木村さんご夫婦が出迎えてくれました。木村家は、歴代さまざまな商売を営んできた町内屈指の名家で、先々代は奥多摩町の初代町長を務めたとか。北島さんが気になった蔵の中を見せてもらうと、江戸時代の食器類が山と積まれていました。そんなお宝の中から、ご夫婦が北島さんに是非お渡ししたものがあると見せてくれたのは、蔵の前に設置された大きな金庫!(驚)。名家でも持て余すほど巨大な金庫ですが、数多くの大事な金メダルを保管するにはピッタリと、ぜひ北島さんにプレゼントしたいそうです。それをスタジオで見ていた北島さん、『ちょっと待って!ちょっと待って!』と大焦り(笑)。

再放送は、9月16日(木)の午後11:35から、NHK総合1で放送予定です。

 


二人旅

鶴瓶さん

北島さん

家族に一杯


 

再放送は、9月16日(木)の午後11:35から、NHK総合1で放送予定です。


番組内で紹介された 奥多摩町の名物など


「世界の北島康介 東京都奥多摩町で鶴瓶に挑戦SP」

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