尾瀬・紅葉ハイキング

草紅葉・山紅葉が美しい尾瀬ヶ原に、首都圏から日帰りでハイキングに行ってきました。

写真:尾瀬の景色

 1.紅葉の時期

2012年10月17日(水)、紅葉真っ盛りの尾瀬に、首都圏から日帰りで、ハイキングに行ってきました。さいたま市を朝6時ごろ出発し、草紅葉・山紅葉がきれいな尾瀬ヶ原で約4時間、散策を楽しんできました。

尾瀬ヶ原では、9月に入ると湿原の草花が次第にオレンジ色へと変わり、9月中旬を過ぎると金色に輝く、美しい草紅葉を見ることができます。9月も下旬になり、草紅葉のオレンジ色が茶色に変わってくるころ、今度は山の木々が赤や黄色に染まり始め、山紅葉を楽しむことができます。そして10月いっぱいで尾瀬のハイキングシーズンは終わり、11月には雪が積もり始めます。

10月の尾瀬の気温は、早朝で7-10度くらい、日中は天気にもよりますが15-22度くらいです。この日は、長袖シャツとフリースで歩くとちょうどよい感じでした。

尾瀬ヶ原

 2.ハイキング日程

さいたま市から尾瀬までは、車で約3時間ほどかかります。大宮駅から東松山ICまで約1時間、関越道で東松山から沼田ICまで約1時間、沼田から日本ロマンチック街道(国道120号)~奥利根ゆけむり街道(国道401号)を通り片品村を経由して鳩待峠まで約1時間です。

なお、片品村戸倉から鳩待峠の間は、5月下旬から10月中旬の指定日に、マイカー規制があります。出かける前に、「尾瀬保護財団」のホームページで確認してください。

日程

6時00分
大宮駅集合、尾瀬に向けて出発
7時00分
東松山ICから関越自動車道へ
8時00分
沼田ICで高速を降り、コンビニで弁当と飲み物を調達
9時00分
鳩待峠に到着、鳩待峠駐車場(2,500円/日)
9時30分
支度して、尾瀬ハイキングに出発
  鳩待峠=山ノ鼻ビジターセンター (約50分)
  尾瀬ヶ原ハイキング (約3時間半)
  山ノ鼻VC=鳩待峠 (約1時間)
15時00分
鳩待峠駐車場に戻る、帰路へ
18時00分
大宮に帰着

【尾瀬ハイキングルート】 (約3時間半)

鳩待峠から尾瀬ヶ原の入口にあたる山ノ鼻までは、川上川に沿った樹林の急な坂道を下りていきます。始めの石畳階段が続く辺りが最も傾斜がきつく、丸太階段や木道がある辺りになると次第に傾斜が緩やかになります。木々の間からは、至仏山を望むことができます。ヨセ沢を過ぎるとほぼ平坦な木道となり、小さなテンマ湿原を通って川上川橋を過ぎると、鳩待峠から約50分ほどで山ノ鼻に到着します。

東京電力 尾瀬マップ
山ノ鼻VC=(2.2km)=牛首分岐
山ノ鼻ビジターセンターから、尾瀬ヶ原のハイキングがスタートします。トイレと腹ごしらえを済ませて出発しましょう。
山ノ鼻から10分ほどのところに原の川上川橋があります。この橋を過ぎると視界が一気に開け、広大な尾瀬ヶ原とその奥にそびえる燧ヶ岳、背後には至仏山が望めます。
牛首分岐=(2.3km)=ヨッピ吊り橋
牛首分岐から、あまり日帰りでは行かない東電小屋方面に進むことに。途中にあるヨッピ吊り橋は、あいにく補修工事中で渡ることができませんでした(2012年11月14日に工事終了)。ヨッピ吊り橋近くにあるベンチに腰掛け、ランチタイムです。
ヨッピ吊り橋=(1.9km)=東電・赤田代分岐
ヨッピ吊り橋から東電小屋まではヨシッ堀田代という湿原が続きます。東電小屋を過ぎ、ブナ林の横を歩いて行くと小さな湿原に出ます。
燧ヶ岳がだいぶ近くに見えるようになったころ、只見川を渡ると間もなく赤田代分岐に到着です。
赤田代分岐=(0.8km)=見晴
尾瀬ヶ原の東端、赤田代から燧ヶ岳の裾野の見晴までは、針葉樹林の森と湿原の際を縫うように整備された木道を進んで行きます。
見晴の山小屋では、トイレ休憩のほか、お土産を買ったり暖かい食事もいただけます。
見晴=(1.6km)=竜宮十字路
見晴からは、いよいよ山ノ鼻に向かう尾瀬ヶ原の帰路となります。この途中にあるのが、竜宮と名付けられた十字路です
尾瀬ヶ原の湿原には大小無数の池が点在していますが、この竜宮にある池を囲う堤には、流れ込む表流水はあるものの、流出口が見あたりません。たぶん地下に水が流れ出るトンネルがあるのでしょうが、これを浦島太郎伝説に登場する乙姫様の住む海底の極楽浄土竜宮城への入口になぞらえて、竜宮と名づけたと云う話です。
竜宮十字路=(2.2km)=牛首分岐=(2.2km)=山ノ鼻VC
竜宮十字路を過ぎると、15分ほどで通ってきた牛首分岐に出て、そこから来た道を山ノ鼻ビジターセンターへと戻っていきます。

山ノ鼻ビジターセンターからは、鳩待峠まで下りてきた急坂を上って行くことになります。下りより上りの方が1.5倍から2倍ほど時間がかかるものですが、この日は午後から天気が下り坂で、山ノ鼻を過ぎた辺りからポツポツと雨が降り出したため、雨にあたるのも合羽を着るのも嫌だったので急いで登ったら、下りより短い時間で鳩待峠まで戻ることができました・・・。人間、なせば成る!です。。。

尾瀬ヶ原では平坦な整備された木道を歩きますので、景色を見たり休憩したりしながら、だいたい1kmを歩くのに掛かる時間は15分ほどです。2kmで約30分を目途に計画を立てるとよいでしょう。

 3.写真

 4.他の旅行の話し

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