トップリーグ2019-2020 解説者による順位予想

昨シーズンはトップリーグ初代王者の神戸製鋼が15季ぶり2度目の優勝を果たしました。果たして今シーズン優勝するのはどのチームでしょうか?

 1.トップリーグ2019-2020 大会概要

ジャパンラグビートップリーグ」は、2003年に発足した日本における社会人ラグビーユニオン(15人制)の全国リーグです。16チームによるリーグ戦と、リーグ戦上位4チームによるトーナメント戦によるトップリーグプレーオフが行われてきました。また、リーグ順位が下位だったチームは、第2部の「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ」との入れ替え戦が待っています。

試合方式や入れ替え制度は、過去には年度(シーズン)ごとに見直しが実施されてきましたが、2019-2020年シーズンは、16チームによる総当たりのリーグ戦方式となりました。2020年1月12日(日)~2020年5月9日(土)までの期間に、各チームが第15節の試合を行い(全120試合)、勝ち点制により順位が決定します。また、入れ替え制度については、本年度は昨年度と同様に、下位4チームがチャレンジリーグ上位4チームとの入れ替え戦を戦い(トップリーグ13位vsチャレンジリーグ4位 ~ トップリーグ16位vsチャレンジリーグ1位)、勝ったチームが来年度のトップリーグへの参加が決まります。

順位決定の方法
  • 順位の決定は「勝ち点制」を採用し、全試合終了時点で最も勝ち点の多いチームを1位とし、同様に2位から16位を決定します。
  • 各試合の勝ち点は、勝ち=4点、引き分け=2点、負け=0点、不戦勝の勝ち点=5点。
  • また、ボーナス点として以下の勝ち点が与えられます。
    • 負けても7点差以内ならば、勝ち点1を追加。
    • 勝敗に関係なく、3トライ差以上獲得したチームに、勝ち点1を追加。
  • 全試合終了時点で、勝ち点の多いチームから順位が決定しまが、勝ち点が同じ場合は、次の順序により順位が決定します。
    1. リーグ戦全試合の勝利数の多いチームから上位とする。
    2. 当該チーム同士の試合で、勝ち点の多いチームを上位とする。
    3. 以下、「トップリーグ2020 大会概要」をご覧ください。

また、トップリーグプレーオフについては、2017-2018シーズンと2018-2019シーズンは2グループ制を採用したため、日本選手権を兼ねて復活しましたが、2019-2020シーズンは2015-2016シーズン以来の総当たり制に戻すため、リーグ優勝プレーオフは行われません。ただし、日本選手権の開催については、今のところ未定となっています。

なお、競技規則は、当該年度のワールドラグビー競技規則に従って実施され、試合時間は40分ハーフ、ハーフタイムは12分以内です。

 2.2019-2020シーズン 解説者による順位予想

順位予想元の記事・ニュース

トップリーグ2020 順位予想
順位 J SPORTS 2018-19
最終順位
大畑大介 大西将太郎 野澤武史 菊谷 崇
1位 神戸製鋼 パナソニック 神戸製鋼 神戸製鋼 神戸製鋼
2位 サントリー 神戸製鋼 ヤマハ発動機 パナソニック サントリー
3位 パナソニック トヨタ自動車 東芝 サントリー ヤマハ発動機
4位 トヨタ自動車 サントリー サントリー トヨタ自動車 トヨタ自動車
5位 クボタ 東芝 クボタ クボタ NTTコミュニケーションズ
6位         パナソニック
7位         クボタ
8位         リコー
9位         Honda
10位         NEC
11位         東芝
12位         キャノン
13位         宗像サニックス
14位         日野レッド
15位         豊田自動織機(降)
16位         コカ・コーラ(降)

 3.トップリーグ2019-2020 試合結果と順位

試合結果(対戦表・戦績表)

2019-2020年シーズン リーグ戦 対戦戦績表
チーム勝敗











 










 






 




神戸製鋼6-035-2936-24    43-3  57-050-16  97-0 
サントリー4-229-35 60-1422-10    40-1419-26  69-14  
ヤマハ5-124-36 31-29   38-0     48-1982-769-7
トヨタ3-3 14-6029-31 20-4020-18 58-29    61-31  
NTTコム4-2 10-22   27-2833-1714-13   74-1129-20  
パナソニック6-0   40-20 34-11   46-2751-17  40-362-10
クボタ4-2   18-2028-2711-34 23-21   34-049-12  
リコー2-46-43 0-38 17-33  5-2826-12  18-16   
ホンダ2-4   29-5813-14 21-2328-5 23-3239-24    
NEC0-6 14-40     12-26  12-3818-2417-27 14-21
東芝4-20-5726-19   27-46  32-23    39-2145-26
キャノン3-316-50    17-51  24-3938-12 22-10  23-15
宗像サニックス2-4    11-74 0-3416-18 24-18 10-22 49-19 
日野1-5 14-6919-4831-6120-29 12-49  27-17     
NTTドコモ1-50-97 7-82  3-40    21-39 19-49 31-24
三菱重工1-5  7-69  10-62   21-1426-4515-23  24-31
並び順は、昨季のトップリーグ順位。
NTTドコモと三菱重工は今季トップリーグに昇格。

総合順位表

(2/23、第6節終了時点)

2019-2020年シーズン リーグ戦 総合順位表
順位チーム得点失点得失勝点
1 パナソニック 6002738818530
2 神戸製鋼 6003187524328
3 ヤマハ発動機 5012929819424
4 サントリー 40223911312621
5 NTTコミュニケーションズ 4021871117619
6 クボタ 4021631144919
7 東芝 402169192-2318
8 トヨタ自動車 303202209-715
9 キヤノン 303140177-3713
10 Honda 204153156-311
11 宗像サニックス 204110185-7510
12 リコー 20472170-988
13 三菱重工 105103244-1415
14 日野レッド 105123273-1504
15 NTTドコモ 10581331-2504
16 NEC 00687176-892

 

 4.トップリーグ2018-2019 順位表

リーグ戦

2018-2019シーズンは、2シーズン連続で2カンファレンスのリーグ戦およびポストシーズン(総合順位決定トーナメント)で行われましたが、2019年9月に日本で開催されるラグビーワールドカップに伴い、日本代表選手の強化期間を確保するため、開催期間は2017-2018シーズンより1カ月短縮されました。

2018年12月15日(土)に、東京都にある秩父宮ラグビー場で『第56回日本ラグビーフットボール選手権大会』兼『ジャパンラグビートップリーグ2018-2019総合順位決定トーナメント』の決勝戦が開催され、トップリーグ3連覇を狙う「サントリーサンゴリアス」と、「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」が対戦。神戸製鋼は、新加入の元ニュージーランド代表 ダン・カーターのキックをはじめとする攻めのプレーで序盤からボールを支配、55対5と昨季王者のサントリーを圧倒し、初代王者となった2003-2004シーズン以来15季ぶり2度目のトップリーグ優勝を果たしました。また、創部90年の神戸製鋼が日本一の座に輝くのは、18年ぶり・10度目の快挙です。

なお、2018-2019シーズンの入れ替え制度は、トップリーグ13位から16位のチームが、それぞれトップチャレンジリーグ4位から1位のチームとの入れ替え戦を行い、勝ったチームが2019-2020シーズンのトップリーグに入れます。トップリーグ13位の宗像サニックスブルースと、14位の日野レッドドルフィンズは、それぞれトップチャレンジリーグ4位の栗田工業ウォーターガッシュと、3位の近鉄ライナーズに勝ち、トップリーグ残留が決まりましたが、15位の豊田自動織機シャトルズと、16位のコカ・コーラレッドスパークスは、入れ替え戦に負けて、トップチャレンジリーグに降格となってしまいました。代わって、トップチャレンジリーグで1位のNTTドコモレッドハリケーンズと2位の三菱重工相模原ダイナボアーズが、2019-2020シーズンはトップリーグへの昇格を決めました。

2018-2019年シーズン リーグ戦 総合順位表
POSTEAM
1神戸製鋼コベルコスティーラーズ
2サントリーサンゴリアス
3ヤマハ発動機ジュビロ
4トヨタ自動車ヴェルブリッツ
5NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
6パナソニック ワイルドナイツ
7クボタスピアーズ
8リコーブラックラムズ
9Honda HEAT
10NECグリーンロケッツ
11東芝ブレイブルーパス
12キヤノンイーグルス
13宗像サニックスブルース(残留)
14日野レッドドルフィンズ(残留)
15豊田自動織機シャトルズ(降格)
16コカ・コーラレッドスパークス(降格)

カップ プール戦

2018-2019シーズンは、2019ラグビーワールドカップの開催に伴い開催期間が短くなったため、リーグ戦とは別に、日本代表に選出されなかった選手を中心に11月と1月に、プール戦および総合順位決定トーナメントによる「ジャパンラグビートップリーグカップ2018-2019」が開催されました。

2018-2019年シーズン カップ プール戦 総合順位表
POSTEAM
1トヨタ自動車ヴェルブリッツ
2サントリーサンゴリアス
3パナソニック ワイルドナイツ
4クボタスピアーズ
5東芝ブレイブルーパス
6神戸製鋼コベルコスティーラーズ
7NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
8キヤノンイーグルス
9リコーブラックラムズ
10NECグリーンロケッツ
11ヤマハ発動機ジュビロ
12豊田自動織機シャトルズ
13コカ・コーラレッドスパークス
14Honda HEAT
15宗像サニックスブルース
16日野レッドドルフィンズ
【関連ページ】 こちらも併せてご覧ください。

▲ページTOPへ