【スキー板】2022NEWモデル・ラインナップ|今年の注目モデルは?

2021-22年ニューモデルのトレンドワードは「早い捉え」。素早くターン弧を仕上げスピードに乗ったままターンから抜け出す、アグレッシブな滑りを目指そう!

各メーカーの多種多様なスキーをすべて紹介することは困難です。そこで、整備されたゲレンデをメインに滑る自分が買うならと、アルペンスキーのオンピステ用をメインに、デモ系(基礎系・技術系)やオールラウンド系コンフォート系に分類される中から、中級者から上級者をターゲットに、上級者でも満足できるモデルから、ステップアップを目指す中級者向けモデルまで、代表的なメーカーの板を数点ずつピックアップしてみました。基本、ハイスペックなエキスパート用や初心者用は除きます。あくまで私目線での選択肢なので、何卒ご容赦を…。年々わずかずつですが、私もレベルアップしていますよ(笑)。

新着ニュース、最新記事 2021-2022年モデルにページを更新しました!(2021/10/13)。
 旧 「2020/21モデル」、「2019/20モデル」、「2018/19モデル」、「2017/18モデル」、「2016/17モデル」の各ページは、アーカイブ。

2022年シーズンに向けたニューモデルでは、新素材カーボンの採用が一層広がり、軽量化と幅広モデルの充実が、ますます顕著に感じられる様になってきました。またグリップウォーク(GW)対応のビンディング搭載も、当たり前になってきました。

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長野県、全77スキー場でリフト券半額キャンペーン実施! 最新ニュース

11月12日、阿部知事と県索道事業者協議会などは、新型コロナの影響で来場者が減っているスキー場を支援するため、昨シーズンに引き続き12月から県内のすべてのスキー場でリフト券を半額にするなどのキャンペーンを実施すると発表しました!。

長野県プレスリリース

年末年始をのぞく12月13日から来年3月15日までの予定で、長野県内にある全ての77スキー場の1日リフト券が、キャンペーンの予約サイトから購入すると、平日のみ半額になります(昨シーズンは長野県民に限られていましたが、今シーズンは全国に拡大)。また、県内に住み小中学生の子どもがいる家族は、学校から通知される専用の予約サイトで購入すると、週末も含めて2回まで、最大で5人分の1日リフト券が半額になります。

キャンペーンの詳細、および、最大50%OFF割引リフト券の購入は、以下のアソビュー!のサイトへ(第1期分の発売開始は、12月13日(月)の正午から)。

 1.小賀坂スキー(OGASAKA)

日本 小賀坂スキー(OGASAKA)
小賀坂スキーのロゴ小賀坂スキー製作所は、昭和33年(1958年)に設立された、日本のスキーメーカーで、本社は長野県長野市にあります。日本にスキーが伝えられた翌年の1912年(明治45年)、家具職人だった小賀坂濱太郎が、国内第一号のスキーメーカーとして創業し、2022年には創業110周年を迎えます。
世界的な知名度は高くありませんが、国内においては基礎スキーヤーを中心にその人気は絶大で、日本の雪質に特化した商品開発、歴史と伝統、Made in Japanのマイナーさも加わって、確固たる地位を築いています。

オガサカの2021/2022スキーカタログ

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長年、国内の基礎スキー界や技術選を牽引してきた小賀坂スキー。そのアルペンスキーの主力ラインナップは、①技術志向のコアユーザー向けのオールラウンドモデルとして知られる「Keo’s(ケオッズ)」シリーズと、②その上位クラスとして技術選に出場するエキスパート向けに開発されたハイスペックな「TC(ティーシー)」シリーズ、そして、③オールランド・オールシチュエーションモデルとして小賀坂の名を世に知らしめた「UNITY(ユニティ)」シリーズが、代表的です。

今冬シーズンのオガサカスキーで、特に注目ポイントは、ケオッズに昨季ラインナップに加わり大注目を浴びたハイパフォーマンス&オールラウンダーの丸山貴雄フューチャーモデル「KS-XX」に加えて、シリーズ全体のレベルを底上げするエキスパート用トップモデルとして新たに登場した「KS-NS」です。一方、TCシリーズも刷新。昨今の技術選で求められる滑りに対応するため、ターン前半からしっかりと雪面を捉えるために、たわみをより早いタイミングで引き出せるようなリファインが施され、ターンスピードの向上が実感できるようになった。また、昨年度から採用された新プレート(FM585SR585)は、たわみ出しがより早く出せるよう、浅いリブが刻まれ、フレックスが出しやすい構造と素材で新開発されたもの。技術レベルや体格にもよりますが、高速域から低速域までオールマイティな操作性を求めるならFM585の方が扱いやすく、技術選など勝負処でのキレと安定性を追求するならSR585一択といった所でしょうか…(笑)。

Keo’s KS-NS

Length: 155・160・165・170cm
 ¥119,900から(税込、PL・BIN別)
 (165:R=15.2m、112.5-67-96、1,036g/m)

2022年モデルとして新登場した、ケオッズ「KS-NS」。「KS-XX」と同じく”サンドウィッチ構造”を採用した KS-Nシリーズには、トップモデルの「KS-NS」のほか、セカンドモデルの「KS-NV」、サードモデルの「KS-NY」がラインナップし、何れもフルモデルチェンジ!。「KS-NS」には FM585・SR585プレート付きモデルもあって、1級レベル以上で、テクニカル・クラウンレベルのスピード域が真骨頂。ラディウスはR=15m(165)とちょっと大きめで、中回りから大回りはある程度スキーが仕事をしてくれるが、ショートターンが苦手な人や1級合格を目指す人には、サイドカーブが大きい(ラディウスが小さい)「KS-NV」の方が扱い易そう。重量(1/2セット)も100g以上軽い。さらに「KS-NY」なら、250gも軽くてサイズ展開は140cmからと、小柄な女性にもやさしい設計。

一方、昨季フルモデルチェンジし、オガサカ独自の”ツインキール構造”を採用したケオッズ KS-Sシリーズにも、KS-Nシリーズと全く同価格設定で、トップモデルの「KS-SA」の他、セカンド機の「KS-SD」、サード機の「KS-SG」がラインナップ。NシリーズとSシリーズとで、それぞれのラディウスはほぼ同じだが、3サイズではSシリーズの方がワイドボディで、トップも広め。Nシリーズより、扱いやすさや雪質等への汎用性が高められていることが伺える。

Keo’s KS-XX

Length: 162・167・172・177cm
 ¥130,900から(税込、PL・BIN別)
 (167:R=17.0m、113-69-96、1,041g/m)

昨季2021シーズンに新登場した「KS-XX」は、活躍の場を海外にも広げている丸山貴雄デモからインスパイアされた、ハイスペックなオールラウンドモデル。従来のシェルトップでもツインキールでもない、サンドウィッチ構造を採用し、中にはラバーや新しいグラスファイバーなどを使用、今までにない乗り味を実現した。従来のケオッズにはない重量感があり、ラディウスも大きめ。ラディウスと3サイズスペックは、テクニカル・コンペティションの中回りモデル「TC-MT」と全く同じで、板のハリの強さはケオッズシリーズなのにTC-MTより上と言われており、実際に重量はXXの方が重い。上級者が、あらゆるシチュエーションにおいて、しならせつつ操作性に優れた乗り味を感じられる、オールラウンドモデルに仕上げられている。もちろん、FM585・SR585プレート付モデルもラインナップ。

TC-ST

Length: 155・160・165・170cm
 ¥121,000から(税込、PL・BIN別)
 (165:R=12.4m、118-65-102、964g/m)

サンドウィッチ構造の「TC」(テクニカル・コンペティション)シリーズは、技術選で戦うアスリートのためのハイスペックシリーズ。ハイスピードでのどっしりとした安定性としなやかさをあわせ持ち、たわみ出しの早さと抜けの良い走りを実現。

特に人気は、技術選小回り用モデルの「TC-ST」。昨年度モデル「TC-SK」の後継機で、TC-SKに比べて、やや細みのサイドカーブに変更したことで(センター幅は67mmから65mmと2mmも細くなった)、操作性がより向上。プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出します。プレートは、昨季より『たわみ出しを早く』という設計の下、たわみをしっかり出せる2種類のプレートを採用。オールラウンド性を求めるならソフトなFM585、より切れのある滑りを求めるならハードなSR585。TC-STは、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『クラウン受験におすすめのスキー No.1』に選ばれました!。とはいえ、プレート無しモデルなら1級合格レベルから、FM585プレートならテクニカル受験レベルからでも扱える寛容性も備えています。ただし、落ちた時のことを考えると、TCを履いて1級やテクを受けるには勇気が要ります…(汗)。

TCシリーズでは他に、技術選大回り用モデルの「TC-LT」と、オールランドモデルの「TC-MT」がラインナップ。

UNITY U-VS/1 + FDT TPX 12 BKxAN

Length: 155・160・165・170cm
 ¥135,300(税込)
 (165:R=16.3m、119.5-76.5-103.5、988g/m)

小賀坂を代表する往年の名機、マイルドな乗り味で中高年にも人気のユニティ・シリーズは、昨年度フルモデルチェンジし、今年度は継続モデル。トップモデルの「U-VS/1」は、やや広めのセンター幅を採用して、楽しさを追求した最高級のゲレンデスキーです。圧倒的な操作性の良さと滑らかさ、スピードコントロールに優れ、長時間の滑走でも疲れにくいモデルです。シームレスエッジへの変更で剛性が高まり、切れ味、ハイスピードでの安定性も向上。低速から高速まで、ハードパックからパウダーまで、様々な場面で活躍してくれることでしょう。

セカンドモデルの「U-VS/2」、サードモデルの「U-VS/3」もラインナップ。

 2.ATOMIC(アトミック)

オーストリア ATOMIC(アトミック)
アトミックのロゴアトミック(Atomic Austria GmbH)は、1955年にオーストリアで設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、その後はビンディングやブーツへと、事業を多角化していきます。そして、スキー板では一時、フランスのロシニョールと双璧をなすメーカーとして君臨しましたが、徐々にスノーボード市場に押されて、1994年に破産に陥ってしまいました。そこで、アメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に買収されて再建が図られ、現在はサロモンやアルマダと共に、アメアスポーツ・グループの傘下に納まっています。ただし、そのアメアスポーツコーポレーション(フィンランド)も、2019年に中国のスポーツウエアメーカーの安踏体育用品(ANTA)に買収されてしまいました。知らぬ間に、アトミックもサロモンもアルマダも、中国資本の傘の下です…(汗)。

アトミックの2021/22スキーカタログ

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2022年今冬のニューモデル、アトミックスキーの最大の注目点は、革新的と言われた SERVOTEC(サーボテック)システムの登場から5年、更に進化した新機能「REVOSHOCK(レボショック)」システムが REDSTER(レッドスター)シリーズに搭載されたこと!。スキートップに並ぶ、シルバーのプレートがそれです。小さな凹凸があるスプリングスチールのプレートの下には、弾性を持つ振動吸収材のエストラマーを採用。レボショックは、スキー板の振動を極限まで抑え込むだけでなく、その抑え込んだエネルギーを推進力に変えてスキーを加速、雪面に吸い付くような感覚でスピードが増していくとか…。

レッドスターのデモモデルのラインナップは、昨季から特に変更はありません。また、サーボテックからレボショックには変わりましたが、3サイズなどの数値は昨季と同じです。ただし、センター位置が少し後ろとなる新構造により、ラディウスは少し(0.2m程)深くなっています。また、レボショック搭載モデルはサイドウォールを一新し、トップとテールに新デュラキャップを採用、エッジグリップや加速性が向上しているそうです。

REDSTER S9i REVO + X12 GW

Length: 155・160・165・170cm
 ¥153,890(税別)
 (165:R=12.5m、118-68-104、2,940g)

REDSTER iシリーズは、日本の基礎スキーヤーのために開発された”ジャパンDEMOモデル”で、以前の BLUESTERシリーズの後継に当たります。大人気モデルは、小回りベースのオールラウンドモデルと位置づけられる「REDSTER S9i」。レボショックにより、従来モデルよりトップのバタつきが抑えられたことで、トップの下を向くまでのスピードや切れ味が格段に向上。なお、インターナショナルモデルの「REDSTER S9」とは、サイドカットやロッカーは全く同じだが、構成材が異なる。芯材がパワーコアから軽量カルバコアに変更されたことなどにより、軽量化され(▲51g@165)しなやかで、日本の重い雪や不整地でも扱いやすい。両者の乗り味の違いは、スキーヤーの好みにより評価が分かれるところ。

REDSTER X9i REVO + X12 GW

Length: 166・174cm
 ¥153,890(税込)
 (174:R=15.2m、114-65.5-99.5、3,040g)

REDSTER Xシリーズは、ラディウスが15m前後(長さ170cm目安)とオールラウンドタイプのサイドカーブを採用した、一昨年からレッドスターシリーズに加わった新しいカテゴリーの板です。なかでも注目は、REDSTER Sシリーズ同様に、ジャパンDEMOモデルとして日本市場のみに投入されている、「REDSTER X9i」と、センター幅が広めのワイドボディ「REDSTER X9i WB」の2機種。S9iと同様に、レボショックを採用し、芯材がパワーウッドコアから軽量カルバコアに変更され軽量化されています。センター幅がレース用レベルの65.5mmの「REDSTER X9i」は、S9iに比べてオールランド性が高い一方で、ショートターンからロングターンまで高いレベルでこなすことが出来る。ニューモデルでは、従来より2cm短い166cmと174cmの2サイズとなり(180cmはカタログ落ち)、性格付けが明確になった。

REDSTER X9i WB REVO + X12 GW

Length: 152・160・168・176cm
 ¥142,890(税込)
 (168:R=13.5m、125-75-109.5、3,080g)

REDSTER X9i WB」は、ラディウスが15m前後とオールラウンドタイプのサイドカーブで、さらにセンター幅は75mmのワイドボディで、悪雪や不整地などでの安定感が高まり、オールマウンテンタイプのハイスペックスキーという新ジャンルを切り開いた。グルーミングバーンでの、キレのある高速ターンの気持ちよさではスリムボディに軍配も、新雪や悪雪、不整地での安定感はワイドボディが勝る。自分が好むスピード域や滑り、ゲレンデに応じて選ぶと、よりスキーが楽しめそう。

REDSTER S8i REVO + X12 GW

Length: 155・160・165cm
 ¥131,890(税込)
 (160:R=11.9m、116.5-68-102.5、2,900g)

セカンドモデルの「REDSTER S8i」は、S9iの弟分に当たる。サイドウォールのレイヤーをグラスファイバーに変更し、スキーのしなやかさがプラスされた。ステップアップを目指す中級レベルから、肩ひじ張らずスキーを楽しむ上級レベルのスキーヤーにも最適な一台。

 3.Salomon(サロモン)

フランス Salomon(サロモン)
サロモンのロゴサロモン(Salomon Group)は、1947年にフランスで設立されました。当初はビンディングの専業メーカーでしたが、その後、ブーツや板の生産も手掛けるようになりました。一時期、ゴルフ用品メーカーのテーラーメイドと合併して事業を拡大させますが、業績に陰りが出始めると、アディダスに買収され、さらにアディダスから、フィンランドのコングロマリットであるアメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に売却されて、今はアメアポーツ・グループの傘下に納まっています。同じアメアスポーツの傘下には、アトミックも所属しており、サロモンの板は現在、アトミック系の工場でOEM生産されているようです。アメアが、今後もスキー用品を性格を代えて2つのブランドで展開していくのか、アトミックに統合していくのかは、今のところ不明です。ちなみに、アメアスポーツ社は、2019年に中国のスポーツウェアメーカーの安踏体育用品に買収され、今や100%中国資本の会社となってしまいました…(汗)。

サロモンの2020-2021年スキーカタログ

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サロモンには、以前はとても多くのシリーズとモデルが複雑にラインナップしていましたが、最近はシリーズが絞り込まれ、だいぶスッキリとした体系にまとまってきました。現在、サロモンの ON PISTE系には、純競技や技術選などまでエキスパートを対象とした「S/RACE」シリーズと、ショートからロングターンまで思いのままに操作できるオールラウンドモデルの「S/MAX」シリーズ、ワイドなシェイプで様々な雪質・コンディションに対応する「S/FORCE」シリーズの3ラインがあります。

こうしたオンピステ系のサロモンの2022年モデルは、基本的に2021年モデルの継続モデルです。2020年モデルから採用された、横方向への傾きを容易にし、ターン前半での捉えと高いエッジグリップを約束する「エッジアンプリファイア」を継続。2021年モデルで登場した、トゥピースとヒールピース下をセパレートした「SLタイプ」と、従来の「GSタイプ」の2種類をターンサイズに合わせて用意。

S/RACE PRO SL

Length: 157・165cm
 ¥129,800(税込、ビンディング別)
 (165:R=13m、118-65-103、-g)

ワールドカップアスリートが開発した純競技用モデルの「S/RACE FIS」に対して、「S/RACE PRO」は、マスターズや技術選に対応するアスリートモデル。GSには3タイプあるが、SLは1タイプのみ。ビンディングは、X12・X16・X19の何れかをチョイス。ややワイドに設定されたトップがターン始動を容易にし、新型のプレートは少ない動きでしなやかに板を撓ませる事が可能。トップスキーヤーも使用するデモ系コンペティションモデルだが、1級レベルからでも乗れる寛容性を備え、技術向上志向の高い上級スキーヤーに。S/RACE PRO SLは、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『クラウン受験におすすめのスキー No.2』に選ばれました。

S/RACE RUSH SL + X12 TL GW

Length: 155・160・165・170cm
 ¥143,000(税込)
 (165:R=13m、121-68-104、-g)

「S/RACE RUSH」は、レースモデルのキレと操作性を両立したエキスパートモデル。小回り系のSLモデルには、プレート(P80)を搭載した「S/RACE RUSH iSL P80」(+ X12Lab)と、プレート無しの「S/RACE RUSH SL」(+ X12 TL GW)の2タイプがラインナップするが、何れもエッジアンプリファイアSLを搭載。P80プレート搭載板と比べると、プレート無しの「S/RACE RUSH SL」は、セパレートされたエッジアンプリファイアによる撓みがより引き出しやすく、万人に扱いやすい。上級者だけでなく中級者でも扱える寛容性を持ち、ショートターンやコブ攻略のレベルアップにも最適。大回り系のGSも、SLと同じ組み合わせ。

S/MAX BLAST + Z12 GW

Length: 160・165・170cm
 ¥154,000(税込)
 (165:R=14m、121-72-106、-g)

ショートからロングターンまで思いのままに操作できる、オンピステ・オールラウンドモデルの「S/マックス」シリーズ。あらゆるスノーコンディションでも、安定した操作性を発揮する。BLAST、12、10、X9 Ti、8、X7 Ti、6と、幅広いスキーレベルに対応する充実したラインナップが特徴で、何れのモデルも新しいエッジアンプリファイアSLを採用した。フラッグシップモデルの「S/MAX BLAST(ブラスト)」と、シリーズトップモデルの「S/MAX 12」では、芯材は異なるが、同じモールドのフルサインドイッチ構造。1級からプライズテスト合格を目指すスキーヤーには、雪質を選ばず操作性が高い「S/MAX BLAST」をぜひ試してもらいたいが、より幅広いスキーを一日中楽しみたい中上級スキーヤーには「S/MAX 12」がおすすめ。

S/FORCE 11 + X12 GW

Length: 163・170・177・184cm
 ¥132,000(税込)
 (170:R=15m、128-80-112、-g)

一昨年からSシリーズに加わった「S/フォース」シリーズは、センター幅が80mm前後ながら、オールマウンテンではなく、あくまでゲレンデ向けに開発されたオンピステ・スキー。ワイドなシェイプが、様々な雪質やコンディションに幅広く対応するだけでなく、キレの良さでは、エキスパートあるいは上級者向けポテンシャルを有している。

フラッグシップモデルの「BOLD(ボルド)」は、高速滑走時にきわめて高い安定性を発揮するエキスパート向けモデル。セカンドモデルの「S/FORCE 11」は、トップ部分の振動吸収に優れるモデルで、高い走破性を実現。両モデルとも、エッジアンプリファイアGSのフルサンドウィッチ構造。「S/FORCE 9」と「S/FORCE 7」は、エッジアンプリファイアGSでセミサンドウィッチ構造になる。


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 4.ROSSIGNOL(ロシニョール)

フランス ROSSIGNOL(ロシニョール)
ロシニョールのロゴロシニョール(Skis Rossignol SAS)は、フランスの老舗スキーメーカーです。ロシニョール氏が、フランスで創業して初めてスキー板を作ったのは1907年のことですが、1955年に買収されてから、本格的にスキー分野に注力して、事業を拡大させました。1969年には、フランスのスキーメーカーのDynaster(ディナスター)を買収、1990年代にはスキーブーツのLange(ラング)、ビンディングのLook(ルック)やEmeryを買収し、事業の多角化を進めます。しかし、2005年には、サーフィンやスノーボードのブランドで知られる米国のQUIKSILVERに買収されてそのグループ傘下に入りますが、2008年にはオーストラリアのファンドに、その後はスウェーデンのファンドに転売されてしまいます。ただし、Skis Rossignol SAS社の本拠は、今でもフランスです。

ロシニョールのスキーカタログ:2022年モデル

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ロシニョールのスキーのラインナップは、①RACING(レース)、②DEMO(デモ)、③ON PISTE(オンピステ)、④ALL MOUNTAIN(オールマウンテン)と分類されていて、非常に明快です。ただし②のDEMOシリーズだけは、ワールドワイドのカタログには載っていない、日本だけで発売されている”ジャパンモデル”です!。昨年度から、そのデモシリーズは、従来の「デモ・アルファ/ベータ/ガンマ/デルタ」シリーズから名前もデザインも一新。1990年代前半に、その圧倒的なパフォーマンスで日本のスキーシーンを席巻した往年の名機、「スーパーヴィラージュ」の名を冠して復活しました。

昨季からオンピステモデルに加わった「REACT(リアクト)」シリーズは、低価格帯ながらデモ系モデルでも採用されている振動吸収テクノロジーのLCTやGフォースなどの最先端テクノロジーを採用したモデルで、軽量性にも優れ、シニアにもおすすめです。

SUPER VIRAGE VI LTD (R22) + SPX 12 ROCKERACE GREEN LTD

Length: 161・166・171cm
 ¥160,600(税込)
 (166:R=13m、122-68-104、-g)

技術選で勝つための日本限定スキーである「DEMO」シリーズが、昨年度から「スーパーヴィラージュ」としてデザインを一新。今シーズンは、少しレトロな色味が採用されています。ただしトップシート以外に、大きな変更点は無いかと…。

フラッグシップモデルの「SUPER VIRAGE VI リミテッド」(デモ・アルファ Ti LTD 後継)は、レーシング HEROにも搭載されている R22プレートが強いエッジグリップ力を生み出し、硬いバーンでも安定性が高い。KONECTビンディングとの違いは、鮮やかなグリーンカラーのビンディングで一目瞭然。基礎スキーに不可欠となるデリケートな操作からハイスピードパフォーマンスにまで対応し、全日本技術選のトップランカーも使用するアスリートモデルだが、1級レベルのスキーヤーにもその違いと良さが感じられる扱いやすさが魅力。

SUPER VIRAGE VI TECH (KONECT)  + SPX 12 KONECT GW

Length: 161・166・171cm
 ¥150,700(税込)
 (166:R=13m、122-68-104、-g)

デモ・アルファ Tiの後継に当たるのが「VI テック」。チタンバーとヴィスコエストラマーが衝撃を和らげて振動を吸収し、理想的な滑走ラインを生み出すライン・コントロール・テクノロジー(LCT)を搭載した、ショートターン系のオールラウンドモデル。R22プレートを搭載したアスリートモデルの「V リミテッド」と全く同じ板に、フレックスを引き出しやすいレールタイプのコネクトプレートを装着。コネクトシステムにより、足元がよりソフトなフィーリングに仕上がっていて、ズレと切れを自在にコントロールしやすい。SUPER VIRAGE VI TECH (KONECT) は、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『テクニカル受験におすすめのスキー No.1』に選ばれました!。

SUPER VIRAGE V (KONECT)  + NX 12 KONECT GW

Length: 159・167・173cm
 ¥137,500(税込)
 (167:R=14m、123-74-109、-g)

セカンドモデルの デモ・ベータ Ti の後継に当たるのが、「スーパーヴィラージュ 5」。ベータではTiと銘打たれていたが、メタルは薄いものが1枚入っているだけなので、軽快感、安定感、エッジグリップの3拍子がバランスよく優れ、検定合格を目指すステップアップスキーヤーにぜひ履いてもらいたいスキー。軽量でスイングウェイトも軽いため、体重の軽い女性スキーヤーや、体力に自信がないシニアにもおすすめ。SUPER VIRAGE V (KONECT) は、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『1級受験におすすめのスキー No.3』に選ばれました!。

サードモデルの「SUPER VIRAGE IV TECH (XPRESS)」(¥119,900)のほか、「SUPER VIRAGE III TECH (XPRESS)」(¥96,800)まで、幅広いスキーレベルに対応するモデルが揃ったロシニョールのデモ・シリーズ。一昨年度からすべてのモデルにLCTが搭載され、振動吸収と容易なターン導入を実現。何れも軽い操作感で、扱いやすいモデルに仕上がっている。


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 5.HEAD(ヘッド)

米国オランダオーストリア HEAD(ヘッド)
ヘッドのロゴヘッド(HEAD)は、1950年に米国で設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、1960年代後半にはテニスラケットの生産も開始しました。1970年に米AMF社が、HEADスキーのほか、オーストリアのビンディングメーカーであるチロリア(Tyrolia)や、イタリアのダイビング用品のマレス(Mares)を傘下に治め、事業を多角化します。その後も、投資家による何回もの合併や転売が繰り返され(1989年には、スキーブーツのSan Marcoも合流)、1998年にHTMの傘下でオランダに本拠を置くHEAD NV社が設立され、現在に至ります。日本での総代理店となるHEADJapan社は、オーストリアに拠点を持つHEAD Sport GmbHの子会社です。
スキーをしない人には、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手が使うテニスラケットの方が有名になってしまいましたが、2018年のピョンチャン冬季オリンピックでは、アルペンスキー競技のメダリストになった42人が使用していたスキー板のシェアで42.9%を占め、断トツの使用率でした。

ヘッドの2021/22スキーカタログ

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以前のヘッドのラインナップはとても複雑でしたが、今はシリーズが絞り込まれ、とてもシンプルに。オンピステでは、レース系の「WORLDCUP REBELS」シリーズ、パフォーマンス(デモ)系の「SUPERSHAPE E」シリーズ、そして一昨年に登場したオールライド系の「V-SHAPE」シリーズが、その3本柱。ほかに、女性向けの「JYO」シリーズと、フリーライド系のモデルがあります。

ヘッドは昨年度、レーシングスキーをはじめエキスパートモデルに、新テクノロジー「EMC」を搭載して大胆にモデルチェンジ。EMC(エネルギー・マネジメント・サーキット)とは、『ネガティブ振動を減衰させることで完全なる板への信頼を生み出し、自己のパフォーマンスにのみ集中させてくれる機能』???…(汗)。俄かに理解することは出来ませんが、昨シーズンのヘッドは、この振動を瞬時に吸収するというEMC新テクノロジーを引っ提げ、キッツビューエルの男子DH、ガルミッシュの女子SGで表彰台を独占しました!。

EMC搭載の人気主力機種のほとんどは、今年度は継続モデルとなり、ほとんど変更はありませんが、ビンディングなどのマイナーチェンジが行われているそうです。一点、スーパーシェイプのEシリーズに今年度、ニュー機種の「POWERSHAPE」が新登場。「スーパーシェイプ E-SPEED」をベースに、芯材に軽量カルバウッドを採用しメタル構造を変更することで、軽量かつしなやかなモデルに仕上げられている。

WORLDCUP REBELS E-RACE PRO + WCR 14 short + Freeflex ST 14

Length: 160・165・170cm
 ¥165,000(税込)
 (170:R=14.4m、121-68-102、-g)

ロングからショートまでシャープなターンを演出できるオールラウンド・トップエキスパートモデル。「E-RACE PRO」は、ビンディングやプレート、滑走面などが、RD系のトップ機種と同じ仕様で完成度高く仕上げられているのが特徴的。そのプレートやビンディングを変更し、扱いやすく軽量化したのが、オールラウンド・エキスパートモデルの「E-RACE」(¥145,200)。ストレスなく、1台でマルチに対応してくれる。何れを選ぶかは、志向や好みの違い。

SUPERSHAPE E-ORIGINAL + Superflex PR + PRD 12 GW

Length: 156・163・170cm
 ¥140,800(税込)
 (170:R=12.1m、129-66-107、-g)

昨年度フルモデルチェンジしたスーパーシェイプ・Eシリーズの中でも、特に注目されるモデルが、新技術と共に復活した「E オリジナル」。EMC搭載で、高い万能性にキレと走りをプラスした、昨季~今季ヘッドの自信作。

SUPERSHAPE E-SPEED + Superflex PR + PRD 12 GW

Length: 156・163・170・177cm
 ¥140,800(税込)
 (170:R=14.0m、122-68-104、-g)

従来のスーパーシェープ i シリーズで一番人気だったi-スピードの後継が、「E-スピード」。DEMOラインでヘッドらしいスピードとキレ味を求めるならこのモデル。雪面を削り取るような安定感が自慢。操作がしやすくオーラウンド性を求めるなら、「E-MAGNUM」(E-マグナム)がおすすめ。他に、「E-RALLY」(E-ラリー)は、少し太めのシェイプでグリップフルな性能を併せ持つハイブリットモデル。悪路を走破するラリーカーのイメージそのまま。スーパーシェイプの中で一番浮力が高いのが、「E-TITAN」(E-タイタン)。パウダーや悪雪をかっ飛びたいオールラウンダーにおススメ。

POWERSHAPE + Superflex PR + PRD 12 GW

Length: 158・163・168cm
 ¥129,800(税込)
 (168:R=13.9m、122-68-102、-g)

SUPERSHAPEの性能に、操作性と軽さをプラスしたニューモデルが登場。エレガント&アグレッシブを高次元でバランス。世界で唯一のEMC(電子制御・スキーダンプニングシステム)搭載。高性能でも重いスキーはNGというエキスパートにぜひ選んで欲しい1台。軽量でしなやかな中にもしっかりとした作りを感じられるスキーで、お勧めは、SUPERSHAPEはちょっと手強いと感じる2級レベルから1級合格を目指すレベルや、女性やシニア層。

 6.Völkl(フォルクル)

ドイツ Völkl(フォルクル)
フォルクルのロゴフォルクル(Volkl Group)は、1923年にドイツで設立されました。当初は、スキーの専業メーカーでしたが、スノーボードやアウターウェア、テニス用具などに事業を拡大していきました。ボリス・ベッカー選手が、フォルクルのテニスラケットを使っていたことで、一躍名を馳せ、後にベッカー氏は、フォルクル・テニス社のオーナーとなっています。
フォルクルは、同じドイツのビンディングメーカーのマーカー(Marker)や、イタリアのブーツメーカーのテクニカと共同で、スキーシステムの開発を行っていましたが、2004年にフォルクル・スキーとマーカーは、K2に買収されてしまいました。そして、K2は2007年にJarden Corporationに買収されますが、ジャーディンは後にニューウェル・ブランドに買収され、ニューウェルは2017年に米国の投資会社、コールバーグ&カンパニーにK2を売却。そしてフォルクル自体は、2015年にスキーブーツメーカーのダルベッロを買収しました。したがって現在は、K2とMDVスポーツ(マーカー&ダルベロ&フォルクル連合)は、コールバーグ&カンパニーの資本下にあります。

フォルクルの2021/2022スキーカタログ

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フォルクルのスキーのラインナップは近年再構築が進み、オンピステ系では、競技&技術志向の「RACETIGER」シリーズと、オールマウンテン&オールランド志向の「DEACON」シリーズ、そしてレディース向け「FLAIR」シリーズの3系列に絞り込まれました。

ただし、RACETIGERシリーズにも、純競技のトップアスリートに向けた「RACETIGER WC COMP」(ワールドカップ コンプ)シリーズと、様々な世代のアルペンレーサーのための「RACETIGER WC」(ワールドカップ)シリーズ、技術選や検定合格を目指すコンペティション志向のスキーヤーをターゲットにした「RACETIGER」シリーズ(一昨年度の RACETIGER DEMO シリーズ)の、3つのストリームがあります。

今シーズンのフォルクルの最大の話題は、レースタイガーとディーコンブラックの両シリーズに、「MASTER」モデルが新登場したこと!。レースタイガーには、GSとSLの2機種、ディーコンブラックでは、ウエストサイズが76mmと72mmの2機種を投入。新たに、カーボンを編み込んだシートを各モデルの特性に合わせて配置するTFP(テイラード・ファイバー・プレースメント)を開発、トップの振動吸収性がさらに高まり、UVOが不要になりました。ちなみに「DEACON BLACK」シリーズは、オールマウンテンモデルの「DEACON」シリーズから昨年度派生した、センター幅が75mm前後と幅広ながらも、テクニカルな滑りができ、シチュエーションにとらわれずに高いパフォーマンスが発揮できるシリーズです。レースタイガーもディーコンブラックも、もともと上級者向けのラインですが、4機種のマスターモデルは、そこにレーシングプレートを採用。上級者の中でも、トップクラスのアスリートに向けたハイスペックマシンと位置づけられます。

RACETIGER SL MASTER + WC PC INTERFACE 10mm

Length: 165cm
 ¥143,000(税込、ビンディング別)
 (165:R=12.6m、126-67-102、2,200g/板のみ)

2022シーズンの核となるモデルで、技術選を目指すアスリートやエキスパートスキーヤーのために開発された小回りモデル。芯材はレーシングモデルと同じアッシュ材を使用、トップ部分にはりめぐらされたカーボンファイバーとの絶妙なコンビネーションで、滑り出した瞬間から従来のデモモデルとは一線を画した正確無比なラインどりを可能にしました。RACETIGER SL MASTERは、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『テクニカル受験におすすめのスキー No.2』に選ばれました!。しかしスペック的には、テクニカル以上、クラウンを目指す男性スキーヤー向けと感じます…。MARKERプレート(WC PC INTERFACE 10mm)搭載、推奨ビンディング(別売り)は XCOMP 16 GW MASTER。

RACETIGER SL + rMOTION2 12 GW

Length: 150・155・160・165・170cm
 ¥150,700(税込)
 (165:R=12.6m、127-68-103、3,055g)

技術選や検定合格を目指すコンペティションモデルの「RACETIGER SL」は、旧レースタイガー・デモシリーズでも常に絶大な支持を集めた、フォルクル史上最高のショートターンモデル。チップロッカー+3Dグラス構造+UVO.3Dの相乗効果で、回転性能とスウィングウェイトの軽さは多くのスキーヤーが理想と認めるところ。ロッカースキーらしいスムーズなターン導入と、キャンパーのようにトップから切れ込むフィーリングを併せ持つ。

ロングターンモデルの「RACETIGER GS」にも、SL同様に、「RACETIGER GS MASTER」がラインナップされました。

RACETIGER SC CARBON + rMOTION 12 alu GW

Length: 155・160・165cm
 ¥132,000(税込)
 (165:R=13.0m、123-70-103、2,664g)

RACETIGERシリーズは、今年度は新型マスターモデルが追加された以外は、基本的に継続モデル。昨年度新登場し注目された「レースタイガー SC」は、従来のメタルではなく軽さと剛性を兼ね備えたカーボン素材を使用することで、重量を大幅に軽減。超軽量でありながら、優れた高速安定性を発揮し、ショート系のラディウスながら、ロングターンでも高いパフォーマンスを発揮する。

DEACON 74 BLACK + rMOTION2 12 GW

Length: 163・168・173cm
 ¥150,700(税込)
 (168:R=15.0m、125-74-104、3,075g)

ディーコン・ブラックは、ディーコンシリーズに昨シーズン加わった、フォルクルのハイパフォーマンス・オールマウンテンシリーズ。幅広ながら、レースタイガーに匹敵するスペックを持ちつつ、自由度の高い滑りができるのが特徴。

マスター機種を除くレースタイガーは今季は継続モデルですが、ディーコンブラックはすべてリニューアル。「DEACON 74 BLACK」は、ややワイドな74ミリのセンター幅で、安定感のあるオンピステ用エキスパートモデル。コンペティションモデルと同等のスペックを擁していますが、検定用といった専門性の高さよりも汎用性を重視。スキーの面白さをとことん追求したいテクニカル志向のスキーヤーにお勧めです。整地、不整地、コブを縦横無尽に疾走したい方に最適なモデルです。


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 7.FISCHER(フィッシャー)

オーストリア FISCHER(フィッシャー)
フィッシャーのロゴフィッシャー(Fischer Sports GmbH)は、1924年にオーストリアで設立されました。ノルディックスキー、アルペンスキー、アイスホッケー用品などを製造しています。スキー業界は、時代の変化や事業拡大の失敗等により、買収や転売が繰り返された会社が多い中で、フィッシャーは、創業家一族が今でも経営を続けている、世界でも数少ないスキーメーカーのひとつです。日本にはFischer社の支社や支店はなく、スポーツ用品大手のゴールドウィンが、輸入総代理店となっています。
フィッシャーは、日本の競技スキー界では、ノルディックでもアルペンでも、最も人気が高いスキーメーカーのひとつに挙げられます。日本のスキージャンプ界を背負うレジェンド・葛西紀明選手をはじめ、日の丸飛行隊の多くの選手が、フィッシャーの板を使っています。

フィッシャーの2022スキーカタログ

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特にノルディックスキーで名を馳せているフィッシャーですが、アルペンのラインナップも充実しています。以前は複雑な体系でしたが、2018年以降はシリーズが絞り込まれ、かなりシンプルになりました。

フィッシャーのオンピステ系スキーは、①世界で戦うトップレーサーのための「RC4 ワールドカップ GS/SL」シリーズと、②レースデパートメントから直接フィードバックされた性能を誇るレース&デモ系の「RC4 ワールドカップ」シリーズ、③ハイパフォーマンス・オールマウンテン系の「RC4 ザ カーブ」シリーズ、そして④愛好家やレクレーショナルスキーヤーに向けた「RC ONE」シリーズの、4系統です。

人気の RC4 WORLDCUPシリーズは、昨年度にフルモデルチェンジ。今季は、昨年度からの継続モデルと、アップデートされたモデルが混在。「RC4 CT」では、トップホールに透明なカバーが付いた。「RC4 SC」には、女性に向けてM/Oプレートにもピンクカラーを設定。そして、エントリーモデルとして「RC4 RCS」が新登場。ラディウスが少し緩めの設定で、技術向上に適したモデルとなっている。

一方、カービングに特化したオンピステモデル「THE CURV」シリーズは、今年度フルリニューアル。デビューから5年目を迎え、全面的なリニューアルは初めてのこと。一番の変更点は、重量感。新たな素材や構造を取り入れ、性能をおろそかにせずに軽量化を図り、エキスパートの要求に応えるスキーに仕上げている。また、シリーズのセンター幅を70mmに統一、技術レベルやスピードレベルに応じて、3機種から自分に合ったモデルが選べる。

RC4 WORLDCUP CT (M/O-PLATE) + RC4 Z14

Length: 165・170・175・180cm
 ¥179,300(税込)
 (175:R=15.5m、113-65-98、2,350g)

昨シーズン、RC4シリーズのトップモデルとの位置づけで新登場した「RC4 WC CT」は、SC(小回り用)とRC(大回り用)の中間のラディウスで、パラレルスラローム競技のターンサイズをモチーフに、ミドルターン用として開発された注目の新機種。2層のカーボンダイアゴテックスで剛性を強化し、レーシングのSLスキーに限りなく近い乗り味を実現。スキーヤーの意思にダイレクトに反応する優れたレスポンス性で、中高速域での安定性は抜群。これまでにない加速感と切れ味を体感できる。ニューモデルでは、滑走中に雪が飛んでこない様に、トップのホールにカバーが付いた。

RC4 WORLDCUP SC PRO (M/O-PLATE) + RC4 Z13 GW

Length: 155・160・165cm
 ¥159,500(税込)
 (165:R=13m、119-66-104、2,150g)

フィッシャーのレースデパートメントから生み出されたハイレベルの正確性とコントロール性を併せ持つ、RC4。ショートターン用の「SC」では、プレートの違いにより、薄く軽くて扱いやすい M-TRACKの「RC4 WORLDCUP SC」と、より安定性の高い M/O-PLATEの「RC4 WORLDCUP SC PRO」の2モデルがラインナップ。両者は、ソール面(カラー)とビンディングも異なる。ロングターン用の「RC」も基本的には同じ構成だが、SCにはRCには無い”ピンクバージョン”が存在、せっかくSCを選ぶならピンクを狙いたい! w。

RC4 RCS (ALLRIDE) + RC4 Z12 GW

Length: 155・160・165cm
 ¥115,500(税込)
 (165:R=14.5m、116-68-100、1,900g)

今シーズン新登場の「RC4 RCS」は、上級者向けのRC4の入り口として敷居を下げたニューモデルだが、決して初心者用というわけではないのでご注意を(笑)。M/Oプレート搭載で、マイルドな乗り味。小回りから大回りまで幅広く対応できるサイドカットを採用し、安定性と軽快性を両立させ、ステップアップを目指すスキーヤーや、検定用としても最適な一台。

THE CURV (M/O-PLATE) + RC4 Z13

Length: 164・171・178cm
 ¥170,500(税込)
 (178:R=16.5m、118-70-101、2,500g)

今やフィッシャーのDEMOモデルの代名詞ともなった「THE CURV」シリーズが、今年度フルリニューアル。新しいザ・カーブシリーズは、レーシングスキーのパフォーマンスとオールラウンドスキーの多様性を組み合わせ、スピードを楽しむことはもちろん、今まで体験したことのないターンを満喫できる。カーボンブリッジ、ダイアゴラップ、トリプルラディウスなどの革新的なテクノロジーを搭載し、過酷なコンディションで安定したターンコントロール性能を発揮する。

RC4 THE CURV DTX」(¥140,800)は M-TRACKプレートを搭載。ニューモデルのザ・カーブは、すべてセンター幅が70mmに統一された。

 8.その他のメーカー・ブランド

米国 K2(ケーツー)

K2のロゴK2(K2 Corporation)は、1962年に米国で設立されました。1984年のサラエボ冬期オリンピックのスラロームでは、米国のメイヤー兄弟が、K2の板で金メダルと銀メダルに輝き、その名が世界に轟きました。その後、数々の買収と転売が行われつつ事業を多角化、社名もK2 Incと変更されました。2007年に、Jarden Corporationに買収され、ジャーディンは後にニューウェル・ブランドに買収され、ニューウェルは2017年に米国の投資会社、コールバーグ&カンパニーにK2を売却。今では、MDVスポーツ(マーカー&ダルベロ&フォルクル連合)と並んで、コールバーグ&カンパニーの資本下にあります。現在、K2 Sportsのブランドで、スキーやスノーボード用品、インラインスケート、自転車、アパレル等も扱われています。

K2の2021/2022スキーカタログ

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K2のオンピステ系の中心モデルは、従来は CHARGER(チャージャー)シリーズでしたが、昨シーズンからフルモデルチェンジし、「DISRUPTION(ディスラプション)」シリーズとして生まれ変わりました。

ニューモデルの基礎となっている新技術が、振動吸収素材テクノロジーである Dark Matter Damping(ダークマターダンピング)。スキーエッジに沿って戦略的に配置された高弾性カーボンが高周波振動を排除し、スキー全体の重量は軽いのに抜群の高速安定性を発揮します。また、スキー板のウッドコア内にラミネート加工されポケットに入れられた特大のABSサイドパワーウォールによって、スキーヤーの意思を正確にスキーへ伝達。さらにI-BEAMテクノロジーにより、これまでメタルを入れることで得られた恩恵を革新的なテクノロジーで軽量化しつつ、高速時も滑らかでたわみのない安定感と操作感が得られました。

ディスラプション・シリーズの今季ニューモデルとして新登場したのが、「DISRUPTION TI2」。K2ブランドの中で最もダンピングが強く、高速ターンでの安定性に特化したスキー。昨季の最上位モデル、従来の SUPER CHAGERの後継機に当たる「DISRUPTION MTi」の2倍のメタルを使用した新しいTitanal I-Beamと、高弾性カーボンでポリマーの振動吸収材を挟んだDark Matter Dampingを搭載。プライズテストでのロングターンをメインに考えるなら最高だが、ショートターンやコブを滑るにはハイレベルなスキルが必要。これを乗りこなせたら、絶対にカッコイイ!?。

DISRUPTION TI2

Length: 177・182・187cm
(182:R=22.3m、111-71-96)

スロベニア elan(エラン)

エランのロゴエラン(elan)は、1948年にスロベニアで設立されました。スキーやスノーボードのブランドとして知られていますが、他にもヨットやスポーツ用具、アパレルなども生産している、スポーツ用品の総合メーカーです。中央ヨーロッパの、人口が206万人しかない国、スロベニアの会社ですが、エラン・グループの製品は、世界中の46カ国で代理店を通じて販売されています。フィッシャーと同じく、浮き沈みの激しいスキー業界において、大手資本に買収されずに自立経営を続けている数少ないスキーメーカーですが、2013年には、エラン・オーストリアの子会社が破産して、大きな打撃を受けました。

1970年代にアルペンスキー・ワールドカップで3連覇を成し遂げ、「史上最強の天才スラローマー」と呼ばれた、スウェーデンのステンマルク選手が、現役の間ずっとエランの板を使い続けたことで、世界に広く知られるようになりました。最近では、ジャンプの若きエース・高梨沙羅選手が、エランの板で活躍していた記憶がありますが、エランは2016年にスキージャンプ用のスキー板の製造から撤退することとなり、同事業は同じスウェーデンのスラットナー(Slatnar)社に移管されました。2017年シーズン以降、沙羅ちゃんはSlatnarブランドの板で、引き続き世界トップの飛躍を見せてくれています。

エランの2021/2022スキーカタログ

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エランのシリーズ構成は、レース用の「World Cup シリーズ」から、オールマウンテン系で左右非対称が特徴の「AMPHIBIO(アンフィビオ)シリーズ、超軽量の「ULTEALIGHT(ウルトラライト)シリーズ」、フリーライド系の「Ripstick(リップスティック)シリーズ」等、非常に多種多様です。

従来、エランのデモ&レース・カテゴリー(基礎スキーヤー向け)に位置づけられていた「PRECISION(プリシジョン)シリーズ」は、「ACEシリーズ」としてフルモデルチェンジしました。綿密に計算された形状のカーボンとチタンが正確で迅速な応答を実現する「ACE アローテクノロジー」を搭載。スキーセンターに配置されたキャンバーカーボンプレートが生み出すパワーをアローシェイプチタンが余すことなく伝達、優れた安定性と高いコントロール性能を発揮します。

SLX FUSION X」(¥148,500)は、エランの新ACEシリーズにおける小回り系のトップモデル。ハリがしっかりしていてレスポンスも早く、アグレッシブな滑りが得意。SL入門機としては、マイルドな設定の「SL FUSION X」(¥115,500)がおすすめ。一方、「SCX FUSION X」(¥148,500)は、GSXとSLXの中間的なサイドカーブを持ち、ミドルターンが得意なオールラウンド性の高いモデルです。SCXには、レースプレートを搭載した「SCX PLATE」もラインナップします。

SLX FUSION X

Length: 154・159・164・169cm
 (164:R=12.8m、121-68-104)

オーストリア BLIZZARD(ブリザード)

ブリザードのロゴブリザード(Blizzard Sport GmbH)は、オーストリアで1945年に設立されました。その後、オーストリアのスキー界を背負って立つ存在にまで成長し、1996年には世界で最初にカービングスキーを製品化しました。しかし2006年に、テクニカグループ傘下のノルディカSPAに買収され、現在はノルディカと並んで、テクニカグループの傘下にあります。ただし、ブリザード社の本部は、今でもオーストリアです。

テクニカ(Tecnica Group S.p.A.)は、イタリアで1960年に創業した、スキーブーツの老舗メーカーです。1985年にはアウトドアブーツも展開、その後は事業の多角化を図り、1989年にスポーツアパレルのブランド・Think Pinkを買収したのを皮切りに、スキーブーツのドロミテ(DOLOMITE)やノルディカ(NORDICA)、スキー板のブリザード(BLIZZARD)、インラインスケートのローラーブレード(ROLLERBLADE)といった会社を次々に傘下におさめ、今では世界最大のスキーブーツメーカーに成長しました。なお、スキー板メーカーのケスレー(Kastle)や、スキーブーツのノルディカは、一時イタリア最大の衣料品会社のベネトンに買収されていましたが、2003年にベネトンからテクニカグループに売却されました。

テクニカ&ブリザードの2021/2022年スキーカタログ

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ブリザードのレース&ハイパフォーマンス・スキーの代名詞となった「FIREBIRD(ファイアーバード)シリーズ」に加えて、今季新登場したのは、オンピステ用に開発された、「THUNDERBIRD(サンダーバード)シリーズ」です。ブリザード渾身の新型機で、異なる芯材を交互に配置することにより絶妙なフレックスを実現。また、新たにACTIVE-CARBON-ARMORを足元に設置して、ダンピングとリバウンドをうまくコントロールして有害な振動を吸収しつつ、高速安定性を確保している。モデル数は多いが、ラディウスによって R13、R15、R18の3タイプに分かれ、それぞれにLTDモデルやワイドボディタイプのモデルがラインナップ。スタイリッシュでクリーンなデザインも特徴。

THUNDERBIRD R13 LTD」は、安定性とエッジグリップを提供する中心部の硬いフレックスゾーンと、ビンディングの前後にある中程度のフレックスゾーンをもつトゥルーブレンドピステウッドコアを採用。また、振動と減衰とリバウンドをコントロールするアクティブカーボンアーマーはハイポフォーマンスを約束。THUNDERBIRD R13 LTDは、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『1級受験におすすめのスキー No.2』に選ばれました!。

THUNDERBIRD R13 LTD

Length: 155・160・165・170cm
 (165:R=13.0m、121-70-105)

イタリアのメーカー NORDICA(ノルディカ)

ノルディカのロゴノルディカ(NORDICA)は、イタリアで1939年に革靴メーカーとして創業しました。その後、スキーブーツを手掛けるようになり、1970年代には世界のスキーブーツ市場で3割のシェアを占める大手ブランドへと成長しました。しかし1990年に、同じイタリアの衣料ブランドのベネトン社が、F1をはじめとするスポーツ業界への事業拡大を続ける中で、ノルディカもベネトンに買収されてしまいます。ベネトンは、1991年にノルディカを介してスキー板のケスレー(KASTLE)を買収すると、1999年にはスキー用品のブランドをノルディカ(NORDICA)に統一。こうして、ノルディカの名を冠したスキー板が登場し、逆にケスレーの板は姿を消すこととなりました。ただし、ケスレーの商標権はオーストリアの会社や日本のゼビオに転売され、今でもその名を冠した板が売られていますが、往年の名機を生み出したケスレーとは全く別物です。

ノルディカの2021/2022年スキーカタログ

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その後ベネトンは、ケスレーを吸収したノルディカを、2003年にテクニカ・グループ(イタリア)に売却。テクニカは、2006年にノルディカを介してブリザードを買収しており、現在ノルディカとブリザードのスキー板は、親子関係というよりは、同じテクニカ・グループに属す兄弟関係と言った方が近いようです。

ノルディカのレース&オンピステ系カテゴリーには、トップレンジの「DOBERMANN(ドーベルマン)シリーズ」と、セカンドレンジの「DOBERMANN SPITFIRE(スピットファイア)シリーズ」があります。今季は、ドーベルマンシリーズのグラフィックが、シンプルで目立つもにに刷新され、スピットファイアシリーズと類似したデザインに集約されました。逆に、これまでの荒々しい感じのイメージは影を潜め、おしゃれな感じに仕上がっています。

DOBERMANN(ドーベルマン)シリーズの一番人気は、小回り系モデルの「DOBERMANN SLR RB FDT」(¥139,000)。兄弟機の「ブリザード FIREBIRD SRC」とは、僅かにサイドカットは異なるが、設計及びモールドはほぼ同じで、トップシートやプレートの違いで乗り味に違いを出しているとのこと。何れを選ぶかは、コスメの違いと併せて、乗り手のし好次第。

DOBERMANN SLR RB FDT

Length: 155・160・165・170cm
 (165:R=13m、120-69-104)

フランス DYNASTAR(ディナスター)

ディナスターのロゴディナスター(DYNASTAR、日本語読みでダイナスターとも)は、1963年にフランスで設立されました。1969年に、ロシニョールに買収されてしまい、今ではSkis Rossignol社の、一ブランドになっています。

1990年代から2000年代に活躍し、オリンピックと世界選手権で合わせて20個ものメダルを獲得したアンドレ・オモット選手や、1994年のリレハンメル冬期オリンピックで金メダルを獲ったトミー・モー選手などが、ディナスターの板を使っていました。

ディナスターのスキーカタログ:2022年モデル

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ディナスターのレース系およびオンピス系のデモモデルは、「SPEEDZONE」シリーズに集約されますが、ディナスターと言えばブルーのトップが眩しいイメージ!。シャモニーならではの、頭からつま先までディナスターカラーに覆われたフランス人のイメージが、頭から離れませんw。そこで食指が向かうのは、どうしてもレース・マスター系モデルに偏りがちですが、今シーズンはオンピステ系の SPEEDシリーズの4機種(763,563,363,263)がフルモデルチェンジ。デザインやカラーもディナスターらしくなりました!。3層構造のサイドウォール「パワードライブ」がパワー伝達やグリップ性を高め、たわみも出せる。一方、レース・マスターモデルは2021年モデルからほぼ継続(一部のモデルでサイズ変更等があるようです)。

レース・マスターモデルで基礎スキーヤーに人気なのは、マスター用の「SPEED COURSE MASTER GS」と、「SPEED OMEGLASS MASTER SL」。ロシニョールスキーと同じく、R22プレートと KONECTビンディングの2種類のモデルがラインナップされているので、スキルや嗜好に応じてチョイスが可能。

中大回り用のマスターGSと、小回り用のマスターSLの何れにも、R22プレートとコネクトシステムの2種類があり、GS/SLのロゴが付くのはR22プレート。コネクトビンディングのモデルだと、COURSEもしくは OMEGAGLASSのロゴになってしまうので、ちょっと見栄は張れませんが、フレックスを引き出しやすく、スキーの操作性は高まります。強いエッジグリップとより高いスピード域を求めるなら、断然 R22プレートをチョイス。「SPEED OMEGLASS MASTER SL(KONECT)」は、『月刊スキーグラフィック(2021年07月号)』で、テスターが選んだ『1級受験におすすめのスキー No.1』に選ばれました!。

SPEED COURSE MASTER GS(R22/KONECT)

Length: 169・173・179・183cm
 (179:R=19m、115-70-97、4.2kg)

SPEED OMEGLASS MASTER SL(R22/KONECT)

Length: 156・162・168・173cm
 (168:R=13m、122-68-104、3.7kg)

 旧モデル

※ 過去に発売された旧モデルは、「2021NEWモデル」、「2020NEWモデル」、「2019NEWモデル」、「2018NEWモデル」、「2017NEWモデル」の各ページをご覧ください。

【関連ページ】も、是非ご覧ください。

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