【スノーボードウェア】 おすすめ人気ブランドはどれ?

今年の流行のスノーボード用ウェア、最新モデルを一堂に集めてみました。

※ ここでは、ネットショップでの流通量が比較的多く、ブランドの情報が得やすい、人気のドメスティックブランドとインポートブランドをピックアップしました。したがって、コアな人気のあるブランドであっても、取扱店が限定されるなどして、ネット市場での流通量が少ないブランドは、拾いきれていないと思いますので、ご容赦ください。

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 ドメスティックブランド(メンズ/レディース)

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 インポートブランド or ライセンスブランド(メンズ/レディース)

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 スノーボードウェアおすすめブランドの一覧

AA HARDWEAR
ダブルエーハードウェア https://www.hasco.co.jp/aahardwear
表現したいことは「リアリティ」。ファッションではなく「姿勢」。独特のスタンスと強烈なインパクトとカウンターの表現力であらわされる、ドメスティックブランド。
→ AA HARDWEAR
adidas
アディダス https://shop.adidas.jp
adidas社は1949年創業のドイツのスポーツ用品メーカー。靴から出発し、今ではNIKEに次ぐ世界第2位のスポーツブランドに。3位のプーマと創業者は兄弟同士。
→ adidas
AIRBLASTER
エアブラスター http://airblaster.jp
2002年に米国オレゴン州で生まれたスノーボード用品のブランド。スノーボードは、個人の表現の自由に囲まれたグループ活動だ。あなたの中にある好みのスタイルで、やりたいようにやって欲しい。表現してみよう!友人も是非一緒に。彼らのサポート、相乗効果と笑いで、友がいればその一日を楽しくしてくれる。
→ AIRBLASTER
ATMYS
アトマイズ https://www.atmys.com
2005年より日本国内で展開が開始されたハイヤー社の高級スノーボードウェアブランド。伝統を主とする旧来の高級ブランドのあり方より、「機能的であり高品質」のプレミアを追求。日本人の体系に合せた国内での企画から、日本人の管理の下での海外生産による品質管理の徹底が信条。
→ ATMYS
BILLABONG
ビラボン https://www.billabong.com
1973年にオーストラリアのゴールドコーストで生まれた、サーフアパレルブランド。 世界中のトップサーファーから支持される、キレ味のいいアグレッシブなデザイン。今やサーフだけにとどまらず、スノー、スケートを網羅する、まさにキングオブアクションスポーツアパレルブランド。サーフィンをしない人にもメリハリのある配色、様々な素材によりオールドスクールとストリート感が融合した明るくナチュラルなサーフスタイルが魅力。
→ BILLABONG
BLUEBLOOD
ブルーブラッド Blue Blood Brand
2002年にオランダのアムステルダムで誕生したブランド。名前の由来は、デニム好きである証としての青い血潮。マスコットは、青い血のロブスター。他のブランドとは一線を画す高級感と雰囲気を漂わす、ヨーロッパ発のハイラインブランド。日本における商標権は、ゴールドウイン社が所有。
→ BLUEBLOOD
Burton
バートン https://www.burton.com
Burton Snowboards社は、1977年に設立されたアメリカのスノーボード用品メーカー。スノーボードが誕生した当初から共に歩んできた、業界を代表する老舗ブランド。最近では、スノーボードだけでなくアウトドア用品でも人気。
→ Burton
DC Shoes
DCシューズ https://www.dcshoes.jp
1994年にスケートボードなどのスポーツ用シューズメーカーとして、カリフォルニア州で誕生したアメリカのブランド。今ではストリート、スケート、レース、スノーなど、様々なアパレル用品やアクセサリーをラインナップ。特にシューズは世界的に高い人気を誇る。ロゴデザインは、シャネルのパロディ。2004年、QUIKSILVER社に買収され傘下に。
→ DC Shoes
HOLDEN
ホールデン https://holdenouterwear.com
プロスノーボーダーで、映像ディレクターでもあるマイキー・レブランと、デザイナーのスコット・ザーゲベルがディレクションを手掛けるアウターウェアブランドとして、2002年にアメリカ・オレゴン州ポートランドで誕生。タイトなシルエットと大人なデザインが特徴。
→ HOLDEN
INHABITANT
インハビタント https://www.inhabitant.jp
2009年に株式会社フェニックスが新たに立ち上げた、スノーボードやスケートボード、サーフィンなどのアクションスポーツからDJにいたるまで、アクティブなユースカルチャーのスタイルを提案する”ニッポン発”のブランド。
→ INHABITANT
JEWEL
ジュエル
日本発のレディースアウターブランド。JEWELを着て過ごす、最高の週末をコンセプトに、「せっかくの休日には、大好きなスノーボードもお洒落もめいっぱい楽しみたい!」そんな女性の想いを形にしたアイテムをリリースする。ストリートで人気のスタイルを、カジュアルなのにどこか上品にアレンジしたアイテムは、いつもよりちょっとボーイッシュなスタイリングがハマる。日本人の体型に合った綺麗なシルエットと、細かいディテールが人気。
→ JEWEL
NEFF
ネフ https://neffheadwear.com
2002年にヘッドウェアブランドとしてスタート。サーフ、スケート、スノーなど、アメリカ西海岸のあらゆるカルチャーをバックボーンにキャッチーなアイテムが話題を呼び、近年ではアパレルラインも充実した展開。有力海外アーティストの着用率も高く、ディズニーやシンプソンズなどのコラボレーションも展開する要注目のブランド。
→ NEFF
Op. Ocean Pacific
オーシャンパシフィック https://www.op-japan.com
1972年にカルフォルニアで誕生したサーファーズブランド。当時珍しかったコーデュロイ素材のウォークショーツが、西海岸を中心に爆発的な人気に。今でも特にサーフポロやアロハシャツなどは、西海岸のスタイリッシュな若者たちに高い支持を集め、カリフォルニアのスタイルや文化を語る上では外せない存在となっている。
→ Op Ocean Pacific
O’NEILL
オニール https://oneill.jp
1952年にカリフォルニア州サンタクルーズにおいて、サーフィン界のイノベーター・J オニールが、 冷たい水温の中で、少しでも長くサーフィンをしたいという思いから、海軍の潜水服からヒントを得て、世界で初めてウエットスーツを開発したのが始まり。今では、ボードショーツやスイムウエアを始め、Tシャツなどのカジュアルウエアやアクセサリー、スノーボードウエアまでアクションスポーツ全般を取り扱う。
→ O’NEILL
QUIKSILVER
クイックシルバー https://www.quiksilver.co.jp
1970年にオーストラリアで創立したサーフブランド。ブランドロゴは、葛飾北斎・富嶽三十六景の「神奈川沖波裏」がモチーフ。間もなくアメリカに進出し、アメリカを本拠地として世界ブランドに成長。1986年にスノー分野に参入、地味なデザインが多かったスノーウェアにネオンや原色を使ったボードショーツ柄を取り入れたことで、一躍注目を浴びる。2004年にDC Shoesを買収。2015年9月に破産申告し再建途上。
→ QUIKSILVER
REW
アールイーダブリュ https://littleb.co.jp
LITTLE Bが扱う、1999年に誕生した日本発信のハイクオリティなプレミアムスノーウェア・ブランド。洗練されたデザインと厳選された高品質素材によって造りだされる、「スタイリシュで機能的」なウェアが特徴。フリースタイルモデルとしてGORE-TEXRを使用する世界でも数少ないブランドのひとつ。
→ rew
RIDE
ライド https://ridesnowboards.com
Ride Snowboards社は、1992年にワシントン州で誕生した、スノーボードギアでは米国でもトップクラスのメーカー。
→ RIDE
SCAPE
エスケープ https://www.hasco.co.jp/scapeouterwear
1997年に日本で誕生したブランド。スノーとタウン、両フィールドで「着たいウェアを作る」というコンセプトのもと、ライダーたちからの膨大なフィードバックを形にしてきた。シルエットなど細部までこだわった作りが人気。
→ SCAPE
SESSIONS
セッションズ http://sessionsmfg.com
1983年にカリフォルニア州にオープンした小さなショップで生まれたブランド。その後、名立たるライダーをサポートすることで、世界中のスノーボーダーが注目するブランドに成長。今や、老舗ブランドと呼ばれるようになっても、アウターウエアのイノベーターとして、ボヘミアンなライフスタイルを提唱し続けている。
→ SESSIONS
SP-design
エスピーデザイン
1988年に、日本で初めてスノーボードウェアを作った男と言われている水野忠俊のエディット社のブランド。第一号のウェアが誕生した当時は、前身の「SPOOF」ブランド。GORE-TEXRをはじめとした機能素材を使用したウェア作りに、根強いファンも多い。
→ SP-design
THIRTYTWO
サーティーツー https://thirtytwo.com
1995年にアメリカで誕生した、スケートボードカルチャーをバックボーンに持つ100%横乗りブーツブランド。最近はアウトウェアにも力を入れ、人気のスーパースターライダーを揃え、アメリカで不動の地位を築く。国内でもシューレースにこだわるコアなユーザーに支持され、ボードブーツでは世界トップクラス。ブランド名は、華氏32度(水が氷に変わる温度≒スノーボーダーのスイッチが入る)に由来する。
→ THIRTYTWO
Volcom
ボルコム https://www.volcom.jp
1991年に南カリフォルニアでスタートした、3S(サーフィン、スケートボード、スノーボード)向けファッションブランド。“Youth Against Establishment”(体制に反抗する若者)をコンセプトに、ファッションを独特なパンキッシュデザインで展開。ボルコムストーンと呼ばれる独自のアイコンは、ボルコムブランドを支持する者達のステイタスシンボルとなっており、サポートライダーのボードに貼られたステッカーは商品として販売されていない。
→ Volcom
YONEX
ヨネックス https://www.yonex.co.jp/snowboards
1995年、「世界初。全身カーボン。」のキャッチコピーを掲げYONEXがスノーボード業界に参入。ゴルフやテニスなどで培われた世界最先端のナノカーボンテクンノロジー技術を採用したオールカーボンボードは、世界を激震させた。MADE IN JAPANにこだわり、高品質で独自の真似のできない革新的なスノーボードを生み出したヨネックスは、今ではウェアからアクセサリーまでライナップする、日本のスノーボーダーに欠かせないブランドに成長した。
→ YONEX
686
シックスエイトシックス http://sixeightsix.com
1992年にカリフォルニア州ロサンゼルスに誕生したブランド。ブランドネームは、オーナーのマイク自身の記念日を組み合わせて出来たもので、自分のファミリーや仲間を大事にする考え方がブランドに根付いている。革新的かつハイクオリティなアウターウェアは、ストリートから山頂まで全てのスノーボーダーのニーズを網羅し、今では全米でトップ3に入るほど多くのユーザーに支持を得ている。
→ 686

※ これ以外のブランドは、「【スキーウェア】 おすすめ人気ブランドはどれ?」のページの、『スキーウェアおすすめブランドの一覧』のコーナーに、たくさん掲載しています。併せてご覧ください。

 スノーボードナショナルチーム公式ウェア(YONEX)

2023/2024 SNOW JAPAN オフィシャルユニフォーム

2023年11月2日、ヨネックス株式会社は、SAJ(公益財団法人 全日本スキー連盟)の 2023-2024シーズンにおけるフリースタイルスキー・スノーボード日本代表 ”SNOW JAPAN”のオフィシャルウェアを昨年に続きサプライすることが決定したとホームページで発表しました。

→ プレスリリース(PDF)
2023-2024 SNOW JAPAN オフィシャルウェア

 スキースノボウェアの好きなブランドは?

トラベルマルシェの「スキー市場情報局」に、男性100人に聞いた『スキースノボウェアの好きなブランドは?』というアンケート結果がありました。調査時期は、2015年2月。調査対象は、全国の男性(年齢不問)の100人ということなので、網羅性や数値の正確性は問えませんが、傾向はつかめるかもしれません。

結果は、1位のバートン(BURTON、35%)と、2位のキスマーク(KISSMARK、34%)が、圧倒的な支持を得て、この2つの人気ブランドで全体の約7割のシェアを占めています。BURTONは、スノーボーダーだったら誰でも知っている最も有名な老舗ブランドで、その安定感が最大の魅力のようです。2位のキスマークは、CMの好印象と認知度の高さが票につながったようです。ちなみに、キスマークは、日本のスポーツ用品大手「アルペングループ」のプライベートブランドです。続いて、クイックシルバー(QUIKSILVER、19%)、ボルコム(Volcom、11%)の人気が高そうです。以下、ビラボン(Billabong)の名前も挙がっていますが、調査数が少ないので、これ以外のブランドを含め、あまり定かなことは分かりません。

スキー市場情報局
(トラベルマルシェ「スキー市場情報局」より)

圧倒的な支持を受け1位に挙がったバートン(Burton Snowboards)は、1977年に設立されたアメリカのスノーボード用品メーカーで、業界を代表する老舗ブランドです。

スノーボードの歴史は、まさにバートンの歴史と言っても、過言でないほどです。雪山を1枚の板で滑ることは、1800年代にはすでに行われていたそうですが(ウィキペディア)、スキーボードとかスノーサーフィンと呼ばれるような専用の板が作られ始めたのは、1960年頃になってからです。しかし、圧雪されたゲレンデを滑るには向かなかったこと、今のバインディングのような簡便なシステムが考案されていなかったことなどから、限られたユーザーだけのものでした。そして、ジェイク・バートン・カーペンターが1977年に設立したバートン・スノーボード社が、1980年代中頃に、世界で初めてゲレンデを滑る事が出来るスノーボードを開発。その後、量産体制を築いて、世界中にスノーボードが広まることとなりました。

バートンのソチUS公式ユニフォーム

バートンは、2014年2月に行われたソチオリンピックでは、USスノーボードチームの公式ユニフォームを提供するなど、スノーボードの発展にも大きく貢献をしてきました。バートンのチームライダーには、若手からレジェンドまで、世界屈指のメンバーが集結。日本人のトップライダーにも、バートンの契約選手が数多くいます。

例えば、先のソチオリンピックでは、スノーボード競技で日本人初となるメダルを獲得した選手が3人、入賞した選手が2人も出ましたが、男子ハーフパイプで銀メダルを取った平野歩夢(バートン所属)は、当時15歳で、フィギュアスケートを含めても冬季五輪で日本人史上最年少メダリストとなりました。同種目で、平岡卓(HOOD所属兼BURTONチームライダー)が銅メダル。男子スロープスタイルでは、角野友基が8位入賞。女子では、4度目となる五輪出場を果たした竹内智香が、女子パラレル大回転で念願の銀メダルを獲得。女子としては、スノーボード種目はもちろん、アルペン種目でも初のメダリストの誕生です。また、女子ハーフパイプでは、岡田良菜(バートン所属)が5位に入賞。いかにバートンが、日本のスノーボード界においても雄として君臨しているか、窺い知ることができます。特に、日本人として五輪スノーボード競技メダル第1号にして冬季五輪最年少という華々しい記録を打ち立てた平野歩夢(ひらの あゆむ)が、BURTONと契約したのは小学校4年生の時というから驚きです。

 スキー用ウェアとスノーボード用ウェアの違いは何?

スポーツ用品店に行くと、スキーとスノーボードのコーナーが分かれていて、それぞれに「スキーウェア」と「スノーボードウェア」が売られているので、その違いが気になる所ですが、結論的には、一般的なレジャーとして楽しむ上において、スキーとスノーボードで、そのウェアの機能に、何ら違いはありません。どちらも、冬山の寒さに耐えうる防寒性と、雪にまみれても濡れない撥水性や防水性がありながら、蒸れにくく動きやすい機能性を有している、「スノーウェア」です。

ただ、日本のスキーウェアで圧倒的なシェアを誇るゴールドウィンやフェニックス、ミズノなどが手掛けてきたウェアは、日本に伝来して100年を超えるスキーを専門に、永きに渡って、スキーの動きや用途に合った機能性とデザイン性を日々探究し続け、現在に至っています。外見的にその最大の特徴と言えば、スキー板のエッジでパンツの裾を切ってしまわないように、裾の内側に「エッジガード」が付いていたり、リフト券を入れる「チケットホルダー」が腕や胸に付いていたり等。

でも、ナイロンの様な薄い生地が使われていた昔ならいざ知らず、今時のスキーウェアの生地は丈夫になって、わざわざエッジガードを付けなくても、滅多に切れるようなことは無くなりました。また今では、大抵のスキー場が、リフト券が非接触式のICカードになっているので、昔の様にリフト券を係員に見せる必要もなく、ポケットに入れておけば済む時代です。実際、歴史が浅いスノーボードブランドのウェアには、大抵がパスケースは付いていないか、あっても、外見的には見えないところあるか、取外し可能な付属物として付けられています。

その他に大きな違いがあるとすれば、それは購入する側の好みの違いでしょうか。(あくまで一般論として)多くのゲレンデ・スキーヤーは、モード系の、スタイリッシュでスマートなカッコよさを求めますが、それに比べるとスノーボーダーは、ストリート系で、比較的ルーズなスタイリングを恰好良しとする傾向があります。そのため、先の日本の大手スキーウェアのメーカーでは、スキーラインとスノーボードラインとで、わざわざ違うブランドを立ち上げ、消費者のニーズに応えようとしています。

そもそもスキーウェアは、多少厚手になっても、それ一枚に高い防寒性が求められがちですが、スノーボードでは、ウェアの下にケツパッド等のプロテクターを付けることがあるので、着やすさや動きやすさを考慮して、薄手で大き目のサイズのウェアが好まれることから、デザイン的にもこうした違いが生じやすくなります。ただし、スキーヤーと言っても、フリースタイル・スキーをする人は、基礎スキーよりはむしろスノーボードのスタイルに近いですし、クロスカントリーやバックカントリーを楽しむスキーヤーでは、また好みが違ってきます。逆に、スノーボードのブランドでも、ガールズラインを中心に、最近ではスリムでタイトなシルエットのデザインで注目を集めるブランドも多くなってきているようです。

また、スマートさを重視するスキーウェアでは、動いてもパンツがずり落ちず、雪も入りにくいように肩ベルト(サスペンダー)が付いているリフトタイプのパンツが主流ですが、逆に腰穿きといったルーズスタイルを好む人が多いボーダー向けのウェアでは、肩ベルトが付いていないタイプが主流です。代わりに、ウェスト部分に巻いて雪の侵入を防ぐ「パウダーガード」が付いているウェアもあります。しかし最近は、つなぎタイプのボード用ウェアも見かけるようになりましたし、海外ブランドでは「スノービブパンツ」と呼ばれるオーバーオールタイプのパンツも流行りだしているようなので、一概に肩ベルト云々とは語れなくなりました。

また、海外ブランドの高価格帯のスノーウェアでは、脇の下に「ピットジップ」と呼ばれるファスナーが付いているものがあります。もともとは高価な冬山登山用のハードシェルジャケットで採用が進んだもので、このファスナーを開けてベンチレーションすることで、ウェアを着たまま体温調整ができるという便利機能です。特にBURTON(バートン)が、ボード用ウェアに積極的にピットジップを採用しているようです。一方、最近のスキーウェアでは、脇の下ではなく胸の正面サイドに、ベンチレーション機能を持たせた目立つ色のファスナーを付けるデザインが流行っているようです。

なぜ、こうした違いがあるのか定かでありませんが、歴史の長いスキーウェアは、国内ブランドかライセンスブランドとして日本でデザインされ開発されたウェアが主流なので、日本人お得意の高機能で高付加価値なウェアに注目が集まりがちですが、歴史の新しいスノーボードウェアは、サーフィンやスケートボードから派生したインポート(海外)ブランドの割合が多いことから、よりボーダースタイル的なファッション性が重視されていることによる違いかもしれません。また、バックカントリーが盛んな海外では、冬山登山やアウトドア衣料から派生した「スノーウェア」として扱うメーカーが数多くあり、わざわざスキーウェアとかスノーボードウェアと、その用途やブランドを使い分けていないことも確かです。

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