フライフィッシングへのご招待

Let's enjoy fly fishing together.

 1.フライ・フィッシングとは

フライ・フィッシングとは?

フライ・フィッシング(Fly fishing)とは、英国発祥の疑似餌(ぎじえ)で魚を釣るスタイルの釣りのことです。

疑似餌でのフィッシングとしては、ルアー・フィッシングと同じスタイルの釣り方になります。ただし、ルアー・フィッシングは主に疑似餌(もしくは付加したオモリ)の重みで疑似餌を飛ばしますが、フライ・フィッシングはライン(釣り糸)の重みを利用して、疑似餌を飛ばします。したがって、疑似餌に重みがいらないので、非常に軽い疑似餌を飛ばすことができます。例えば、水に疑似餌を浮かせ、また水の流れに疑似餌を流して魚を釣ることができます。

フライフィッシングの写真ここまで疑似餌と呼んできましたが、この疑似餌をフライ・フィッシングでは「フライ」と呼び、ルアー・フィッシングでは「ルアー」と呼びます。

疑似餌とは、魚が捕食する対象物に似せて作った偽物の餌(えさ)のことで、フライ・フィッシングで使う疑似餌(フライ)は、主にカゲロウやトビケラといった水生昆虫の幼虫やさなぎ、羽化した成虫を模して、鳥の羽や動物の毛で作ります。また、フライには、大きくは水面下に沈めるタイプの「ウェット・フライ」(wet fly)と、水面上に浮かせるタイプの「ドライ・フライ」(dry fly)があります。私がこだわっているのはドライ・フライの方で、ウェット・フライのことは、実はあまり詳しく知りません・・・(汗)。


何が釣れるのか?

私が釣りに行く主な対象魚は、渓流のイワナやヤマメ(地域によってヤマベやエノハ)、アマゴですが、渓流でも主に湖の対象魚となるニジマスやブラウントラウト、ブルックトラウトが放流されているところがあります。

大物狙いのフライフィッシャーは、北海道のイトウや、主に東北の河川でサクラマス(海や湖に降りて成長して川に戻ってきたヤマメ)を狙う人、さらには海でボラなどを狙う人がいます。また、ブラックバスやブルーギル、ウグイやオイカワ等も対象魚となり得ます。


必用な道具とその予算は?

フライ・フィッシングをするには、最低限、以下の道具が必要です。
  1) フライ
  2) ロッドとリール
  3) フライラインとリーダー、ティペット

これらは、つまりフライ・フィッシングのタックル(釣り具)です。

フライとロッド、リールは、おおよそ想像できますよね。フライラインは、他の釣りではまず使われないような数ミリもあるような太いラインで、その重みでフライを飛ばします。フライを結ぶティペットは、通常の細い釣り糸なのですが、フライ・フィッシングではこう呼びます。そして、太いフライラインと細いティペットの間に、先に行くほど太さが細くなるテーパー構造のリーダーを結びます。実はフライラインもテーパー構造になっていますが、材質がティペットとは全く異なりますし、結び直す度に短くなっていっては困るので、このような緩衝材を間に入れていると思って下さい。

タックルを揃えるのに必用な予算ですが、試しに始めてみる程度なら、入門用の「フライタックル一式セット」が、1万円くらいから売られています。しかし、ちょっとでも趣味として凝り出すと、ロッド(竿)だけで数万円から、一式揃えたら、あっという間に10万円は超えてしまいます…(汗)。もちろん、フライとライン類は消耗品ですし、ロッドやリールは、上を見ればキリのない商品が沢山ありますので、あくまで参考値とご理解ください。

これらのタックル以外にも、水に入るためにはウェーダー(ゴム長靴が腰まであるもの)が必用ですし、小物類を携帯するのにはポケットのいっぱい付いたベストやボックス類、さらには数え上げたらキリの無いほど便利な小道具がいっぱいあります。ウェーダーだけはケチらない方が良いと思いますので2~3万円、その他の小道具でも最低限で同程度の予算が必用です。


何から始めたらいいの?

ところで、フライの話だけでも本が何冊も書ける世界ですので、もっと詳しい情報は、やはり専門書に譲りたいと思います。まずは入門書をご一読あれ!。それからタックルの購入に店に行かないと、ショップの人とも話が通じませんから(笑)。

ショップの人によく聞いて、そしてタックルを揃えて下さい。ただし、いくら良いからといっても高すぎても困りますので、そのあたりの判断基準は、ネットでの情報収集も忘れないように!。

そして、管理釣り場(釣り堀)デビュー、釣り方を覚えたら、いよいよ小河川デビューといった順番が妥当だと思います。

入門書ですが、私が一番最初に買ったのは、山と渓谷社から出版されていた「Outdoor BOOK4 フライフィッシング入門」(1995年4月初版、\1,553税別)という書籍でした。この本は、道具のことから釣り場、専門用語の解説まで、非常に幅広い情報が一冊に凝縮されていて、今でもバイブルとして時々開くことがある、とても便利な一冊です。残念ながら、今では入手困難ですが、ぜひ皆さんも、こうした入門書に巡り合えるといいですね!。


 2.ロッドの選び方、主なブランドと売れ筋ランキング

フライフィッシングに必要な道具(用具)のうち、まずメインとなるのが、ロッド(釣竿)です。

ロッドを前後に振ることで、ラインの重さを利用しながらフライ・ラインを送り出して、フライを遠くに飛ばします。そのフライを、自然な水の流れに乗せて、あたかも生き物(昆虫類)であるかの如く操り、魚を騙します。そして、フライに掛かった魚と、引き合い押し合いの駆け引きをしながら、針外れやライン切れをしないように魚を捕り込む、そのスリリングで興奮する楽しみを存分に味あわせてくれるのが、ロッドです。

良いロッドとは、そのようなフライフィッシングの動作や操作を、容易かつ効率的に釣り人を助け、よりビビッドに、長いラインの先にいる魚の様子を、釣り人に伝えてくれます。

フライロッドの有名メーカー・一流ブランドとしては、米国のセージ(Sage)やオービス(ORVIS)、ウィンストン(Winston)などがありますが、ティムコ(Tiemco)やシマノ(Shimano)など日本の釣り具メーカーも、世界で活躍しています。

詳しくは
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 3.リールの選び方、主なブランドと売れ筋ランキング

フライフィッシングに必要な道具(用具)のうち、ロッドと並んで高価になりがちなのが、リールです。

対象魚が、サクラマスやシーバスなど大型魚になれば、フライフィッシングでもリールの性能が釣果に影響を及ぼしますが、一般的なサイズのヤマメやイワナがターゲットであれば、滅多にリールを巻いて魚を捕り込むことはしません。ラインの出し引きは、リールではなく、ラインを直接握った手で操作し、後はロッドの撓り(シナリ)を利用して、魚の強い引きを受け止めます。

したがって、国内の渓流で#4~5番手以下のロッドを用いてフライ・フィッシングを楽しむ分には、リールは、単にラインを巻いておくための道具でしかないのですが、リールには、アルミの削り出しなど造形美が光る逸品が数多くあり、趣味が高じて道具にお金をかけてしまいがちです…(汗)。道具にお金をかけるくらいなら、釣行にお金をかけて腕を磨く方が先だと分かっていても、お店に行くと、ついつい手が出てしまう悪い癖…(笑)。

詳しくは
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 4.フライとタイイングツール、売れ筋ランキング

フライフィッシングに必要な道具のうち、三種の神器となるのが、ロッドとリール、そして「フライ」(毛針、毛鉤)です。

気温や水温、シーズン(季節や時期)、対象魚、一日の時間帯によって、様々なタイプ(形)やサイズ(大きさ)のフライを用意しておく必要があります。また、何回か使うと、形が崩れたり水に浮かなくなってしまったり、木に引っ掛けて無くしてしまったりするので、さらに数が必要です。

フライは既製品を買うこともできますが、一個あたり2~3百円くらいするので、必要な種類や数を買い揃えるとなると、相当な金額になってしまいます。そのため、通常は自分でフライを巻く(作る)ことになります。フライを巻くことを「フライタイイング」と言いますが、フライタイイングをするには、フライを巻くための専用の道具(ツール)と、鳥や動物の毛、化学繊維などで出来た専用の材料が必要で、これまた結構な金額になります…(汗)。あまりに高価なので、私は一度、落ちていた鳥の羽やペットの猫の毛を材料に使ってみましたが、太かったり硬かったり、巻き難かったりで、結局使い物になりませんでした(笑)。

詳しくは
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 5.その他フライタックルの売れ筋ランキング

ロッドやリール以外にも、フライフィッシングには、様々な道具が必要です。

一般的な釣り糸の代わりとなるのが、ロッドを使ってキャスティングしやすいようにデザインされた、「フライ・ライン」です。水面に浮くフローティングラインと、水中に沈むシンキングラインがあります。また、遠投できるように先端に重みを持たせた WF(ウエイトフォワード)や、両端にテーパーが付いた DT(ダブルテーパー)などがあります。その他に、フライラインの先には、小さなフライを自然の水の流れに乗せるために、細くて軽い「テーパードリーダー」や「ティペット」という専用のラインを結びます。

また、他の渓流釣りでも釣行をするために必要となる一般的な装備用具である、ベストやウェーダー、帽子にサングラス(偏光メガネ)、ベストのポケットには、ハサミやケースなど様々な小道具を買い揃えて入れておく必要があります。

詳しくは
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 6.Fly Fisshingの部屋 コーナー目次

 

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