熊本出張のついでに、自作プランで阿蘇山まで観光に行ってきました。
2016年4月に発生しました熊本地震により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地震発生から5年が経ちました。復旧も進み、阿蘇山へ向かう主要道路の通行止めはほぼ解除されたようですが、まだ傷跡はあちこちに残っているようです。特に観光面では震災の痛手が大きいようですが、可能な範囲で旅行に出かけることで、地元の振興にも役立つかと思います。
お出かけの際は、最新の震災関連情報ならびに観光情報を、必ずご確認ください。
2021年5月2日の夜、阿蘇山の噴火警戒レベルは、1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げられました。今後、「中岳第一火口」からおおむね1キロの範囲では、噴火にともなう噴石などに警戒するよう呼びかけています。
2018年4月24日(火)午前8時半、中岳火口の立入自主規制が解除され、阿蘇山中岳の火口見学が再開しました。未だロープウェーは運休中ですが、代行バス「阿蘇山火口シャトル」が運行を開始しました。なお、火口周辺では、有毒な火山ガス(二酸化硫黄・SO2)が流れています。ぜん息、気管支疾患、心臓疾患、体調不良の方は生命に関わりますので、火口周辺は立入禁止です。
2021年5月2日、気象庁より噴火警戒レベルが2に引き上げれ、それに伴い阿蘇山火口シャトルバスは運休しています。現時点で、再開の見込みは不明です。
11月5日(金曜日)、快晴。 熊本市内の最低気温は8.1度、最高気温は21.8度の予報!
前日から熊本出張で、仕事が終わって昨夜は、熊本市内のホテルに泊まりました。今日は土曜日なので、朝からフリーです。そこで、熊本出張のついでに、「世界最大級のカルデラ型活火山」である阿蘇山を観光しようと計画。ところが、10月以降は定期観光バスが無い・・・。
熊本県観光サイトを見ると、7月から11月までの期間には、「阿蘇の定番観光スポットを1日で周遊!阿蘇ハイライトコース」や「サクッと阿蘇をひとまわり!阿蘇火口半日コース」という観光バスがあるようなのですが、再生機構の支援を受けて再建中の九州産業交通のホームページを見ると「10/1より”定期観光バス”を廃止致します」とのこと。えぇぇ・・・、これでも大丈夫なのか熊本の観光は?
仕方ない、公共交通機関を乗り継いで、自力で阿蘇まで出かけて行ってやろうじゃないの!。
観光バスが無いのでは仕方ありません。公共交通機関を使って、熊本市内から阿蘇山まで、出かけて行ってやりましょう!。熊本市内から阿蘇まで、公共交通機関を使って行く場合、バスと電車があります。
定期観光バスは廃止になってしまったようですが、九州産業交通の「九州横断バス」というのがあります。熊本交通センターを11時に出発する「あそ1号」は、阿蘇山を見学しながら黒川温泉(16時)、湯布院(17時)を経由して別府(18時着)まで行きます。熊本駅前を8時50分に出発するあそ2号であれば、ついでに熊本城と水前寺公園も見学できます。しかし私の場合、阿蘇山を見たら夕方には熊本空港に帰って来たいのでこれでは無理。
ちなみに、熊本城(50分)、水前寺公園(30分)、阿蘇山火口(90分)の見学・食事付きのあそ号による熊本駅前から阿蘇駅までのバス料金は大人4,460円です。見学・食事無しだと1,220円。熊本=阿蘇間の所要時間は最短で約90分(見学時間除く)。
あそ号のほかにも、電車が少ない九州では、都市間バスが結構たくさん走っています。高速特急「やまびこ号」(熊本=大分)が日に10往復、快速「かじか号」(熊本=杖立)が日に3往復走っており、いずれも熊本駅前、熊本交通センター、通町筋、県庁前など熊本市内の各バス停と熊本空港、くま牧場、阿蘇駅などを結んでいます。バス料金は横断バスと同じく熊本=阿蘇間が1,220円、所要時間は最短で約90分。
電車は、熊本駅からJR豊肥本線で阿蘇駅まで、特急だと約60分、普通だと約90分かかります。本数はそこそこあります。料金は乗車券が1,080円、特急料金が900円(片道)。
阿蘇駅から阿蘇山頂までは、タクシーかバスになります。
阿蘇駅前発の阿蘇山西駅行きのバスは、日に7本しかありません。発車時間は、8時37分、9時52分、10時30分、12時10分、13時25分、14時15分、15時20分(2004年11月5日現在、平日・土曜・日曜祝日とも)。この区間の所要時間は登りが約40分、下りが約30分。登りは途中の草千里の見晴台で約5分間の休憩?がありました。
さてさて、私の行程プランを、おこがましくも「モデルコース」として、紹介しておきましょう(^_^;)。
「阿蘇山」とは、山の名前ではなく、阿蘇カルデラ内にあって火山活動を続けている、中岳や烏帽子岳、高岳などの総称なんだそうです。
阿蘇山の周囲の窪地である「阿蘇カルデラ」は、南北25キロメートル、東西18キロメートルにおよび、その大きさは世界有数規模。阿蘇駅に降り立つと、遠くをぐるりと囲むカルデラの外輪山が、その大きさを物語ってくれます。
阿蘇山頂に向かう途中に、小さな山が見えます。バスの中で流れていた音声による観光案内ガイドによると、ちょうど山の真ん中に一本の筋が走っていることから、「山分けする」という言葉の語源になった山だと伝えられているそうです。