令和8年度の直木三十五賞において、候補作として選考にノミネートされた全小説の一覧です。
※ 2026年上半期の第175回直木賞の候補作品が決定しました!。
※ 2026年度の芥川龍之介賞の候補作・受賞作は、【芥川賞2026】のページへ!
2026年下半期、第176回直木三十五賞(直木賞)の候補作は 2026年11月15日頃に、直木賞受賞作は 2027年1月15日頃に発表される予定です。
第175回(2026年上半期)直木賞にノミネートされたのは、5作品。このうち、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんの「青天」は、アメリカンフットボール部に所属する高校生が主人公の青春物語で、初めて書いた小説が直木賞の候補作となりました。また、蝉谷めぐ実さんと原田ひ香さんも初めての候補で、凪良ゆうさんは2回目、朝倉かすみさんは3回目の候補入りです。
今回の芥川賞・直木賞の選考委員会は、2026年7月17日(水)午後に東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、夜には選考結果が発表される予定です。
「けんぐゎい」(光文社) 朝倉かすみ |
「見えるか保己一(ほきいち)」(KADOKAWA) 蝉谷めぐ実 |
「多類婚姻譚(たるいこんいんたん)」(講談社) 凪良ゆう |
「#台所のあるところ」(文藝春秋) 原田ひ香 |
「青天(あおてん)」(文藝春秋) 若林正恭 |
著者:朝倉 かすみ
利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。 自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、時代小説の新しい扉!(光文社)
著者:蝉谷 めぐ実
全盲の天才学者が感じたのは、絶望か希望か。俊英の新境地にして大本命!【第39回山本周五郎賞受賞】
江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、晴眼者――妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった。 “天才・塙保己一”の胸中にあったのは、絶望か希望か、それとも――。(KADOKAWA)
著者:凪良 ゆう
一番近くにいる他人-こいびと-。どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう。
『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者が描く、今そこにある愛のかたち。
セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境……
あらゆる価値観の対立の中で現代を生きるわたしたちの祈りと叫び。(講談社)
著者:原田 ひ香
2人の子供が巣立ち、定年を迎えた夫は長年望んでいた仕事のため海外へ。広い家にひとり残された主婦は、15年前、越してきた日に購入を諦めたステンレス製の両開き大型冷蔵庫を迎え入れるべく、家電量販店を目指す。今度こそ、自分が本当に欲しい冷蔵庫を手に入れるため……。(ままならないキッチン、ままならない人生)
昔から「内藤」と「鈴木」姓の人間しか住まず、たがいに反目し合い、口すら利かない風習の島に嫁いだ女性を待ち受けていた運命は?(冷凍庫冷蔵庫合わせて五台)
食べ盛りで生意気な4人の子供を育てるシングルマザーの台所には、常に油をなみなみ張った中華鍋が鎮座している。(毎日、揚げもの)
……世代も境遇もバラバラの5人の女性たちの前には、30分の深夜ドラマ「台所のあるところ」があった。(文藝春秋)
著者:若林 正恭
人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる――
総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。
青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。(文藝春秋)