ライトアップが始まったとのNHKニュースを見て、冬桜と紅葉のコントラストが美しい桜山公園と城峯公園へハイキングに行ってきました。
2012年11月14日(水)、冬桜と紅葉を見に、首都圏から日帰りで、桜山公園と城峯公園へハイキングに行ってきました。
冬桜(フユザクラ)は、江戸時代後期にヤマザクラとマメザクラとの交配でできた雑種で、葉が小形なことから「小葉桜」(コバザクラ)とも呼ばれています。花は一重中輪の直径2.5cmほどで、10月頃から咲き始め12月に満開となります。また翌春にも小花柄の長い春花を咲かせ、年に2度咲くめずらしい桜です。
冬桜と同じころ咲く桜に十月桜(ジュウガツザクラ)があります。こちらはマメザクラとコヒガンザクラの雑種で、ソメイヨシノを小ぶりにした小輪八重咲きの花を咲かせます。
最近では、春と秋に2度咲く「十月桜」や「四季桜」、「子福桜」なども含めて、広く「冬桜」と呼ばれることが多いようです。
冬桜で有名なのが、群馬県藤岡市にある「桜山公園」です。明治41年に三波川村長が日露戦争の戦勝を記念して1千本の冬桜を植栽したのが始まりとされ、昭和12年に国の名勝及び天然記念物に指定されました。今では7千本もの冬桜が植えられ、12月1日の桜山祭りの頃に満開となります。
一方、神流川を挟んで桜山公園の対岸にある、埼玉県児玉郡神川町の「城峯公園」には、600本の十月桜が植えられいます。いずれも毎年、11月初めから12月初旬までライトアップが催され、多くの観光客でにぎわいます。
大宮駅から群馬県藤岡市の鬼石までは、車で約1時間40分で到着。途中、上武カントリー入口近くにあるフレッセイ鬼石店に立ち寄り、お弁当とビールを調達しました。
国道462号から県道177号で西に折れ、三波川に向かって約2kmほど進むと、「三波川二区コミュニティセンター」が左手にあるので、この駐車場に車を停めます。
桜山公園を目指すハイキングコースは何本かあります。多野藤岡広域市町村圏振興整備組合のホームページ「桜山ハイキング道」を参考にしてください。
出かけたのは2012年の11月20日でしたが、桜山公園の冬桜はまだ満開には少し早く、イマイチぱっとしません・・・。途中ですれ違ったハイカーから、「城峯公園の桜の方が満開だった!」との話を聞き、急きょ城峯公園まで足を伸ばすことにしました。第2コミュニティセンターから城峯公園までは車で約30分ほどです。
城峯公園内には散策ルートと案内矢印の看板も整備され、1時間ほどで園内の桜と紅葉、土産物店などを見て回ることができます。この日は、確かに城峯公園の桜の方が満開で見応えがありました!。